透明と半透明の選択

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

泉佐野市・H邸のお引渡しをしました。

お施主さん、大工さん、職人さんたち、監督、

みなさんのおかげで、すごく良い空間になったと思います。

 

内容盛りだくさんなので、

今回は少し紹介だけ。

 

改めて詳しく報告できたらと思います!

 

リビング

エアボレーという、床下の空間を利用して、

床全体と室内を同時に空調する冷暖房システムを採用しました。

窓際のガラリから、冷暖房の快適な風がゆっくりと押し出されるようにでます。

 

コンロ側キッチン

窓のサイズとタイルの割付、

吊り戸棚やコンセント、さまざまな寸法関係の調整、

ものすごくいろんな方々と検討しましたが、

完成したら何事もなかったかのように、、あっさりと、、

 

洗面脱衣室と浴室

洗面、浴室廻りで透明ガラスのハイサイド窓は悩みました。

隣のお家との関係で不安もありましたが、、

 

透明と半透明の選択は、同じガラスでも、

ものすごく大きな違いです。

一生、外が見えるか、見えないか

言い過ぎですが、、

 

外が見えることで、

雲の動きや空の色、光の入り方など、

いろんな日常の変化を楽しめる可能性が生まれるはず。

 

そんな若干不安だった洗面のハイサイド窓から

お引渡しの日に、

美しい夕日が少しの時間だけ寝室に差し込みました。

 

変化を楽しめる透明にしてよかったなと、

改めて思いました。

 

また次回のブログでご紹介できたらと思います。

では。

 

byハヤカワ

 

 

現場報告

こんにちは。

ハヤカワです。

 

泉佐野・H邸新築工事が仕上がりつつあります。

バタバタとしており、荒めの写真ですが、ご了承ください。。

 

玄関土間と造作の靴箱兼ベンチです。

隣に見える固定棚は、自転車をかけるため。

ブラケットで支えを入れて完成予定です。

 

造作のシンク側のキッチンと、

こちらも造作のコンロ側のキッチン。

タイル貼りや窓位置、設備機器の配管や高さ関係などなど、、、

あらゆる要素を一体感を持って、まとめていきました。

 

イタリア製のオーブンがすぽんと収まります。

設置の仕方を確認して、不燃化粧板で囲んでおります。

 

シンク側のキッチン。

キッチン側面には、黒色のコンセントを仕込んでいます。

馴染んで見えませんね。

 

シンクもオーダーで、

一つ一つサイズや深さ関係、スポンジを置くスペースなど、

寸法を施主さんと確認しながら決めました。

 

浴室から洗面台もすべて造作

水栓はハンスグローエで、洗面台はセラトレーディングです。

こちらも、もちろん面材から高さ関係、収納位置、

すべてお施主さんとひとつずつ検討しながら決めていきました。

 

少しずつ、話し合って、ショールームで確認しながら決めたものが、

カタチになるとうれしいですね。

まだまだご紹介できる部分が盛りだくさんですが、

今回はここまでで。。

 

もう少しですが、引き続き頑張りたいと思います。

 

byハヤカワ

窓から、リアルな生活風景を考える

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

本日、現在仕上げ工事中の泉佐野・H邸のお施主さんと

いつもカーテン、ブラインド、ロールスクリーン関係をコーディネートしていただいている

オクトーベルインテリアさんと、中津にあるタチカワブラインドのショールームに見学に行きました。

前面ガラス張りの、ブラインドのための建物だ、、、

遠くの方には、僕が関西圏で一番好きな建築物である、

スカイビルがそびえていました。

 

とにかくわかりやすいように展示されています。

こんなに多種多様なのですね。

あと、しっかり展示の空間として美しいですね。

カーテン単体をがらんどうのハコの中で展示するのではなく、

空間全体で商品を演出しています。

 

カーテン、ブラインド、ロールスクリーン、、、などなど

その部屋の用途や建物全体の雰囲気、外部環境のこと、

色々イメージしながら選んでいかないといけません。

悩みだすと難しいですね。

 

改めて❝窓❞を中心にリアルな生活風景を考える時間でした。

 

あまり行く機会がなかったショールームで、

ご一緒にブラインドを通して、改めて内外の部屋の関係性を検討させていただけて、

とてもうれしく思います。ありがとうございます。

 

微力ながら、少しでも良いものを見つけられるよう、

僕も頑張りたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

耐えうる、小さな住宅

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

花粉ですね。。

体調不良が続きます。

 

泉佐野の現場では、

あらゆるモノが手作りで、

モノとモノ同士が精密で複雑な立体パズルのように

少しずつ積み重ねて、カタチになってきております。

 

LDK

壁のシナ貼りの目地の位置や

キッチンや吊戸棚、造作家具

造作家具には照明も組み込まれており、

電気屋さんとの調整も必要です。

 

どの線一つにしても、何かと関係しており、

大工さんには、申し訳ないぐらいです、、

ありがとうございます。

 

入隅の木製枠と木製建具、

こちらも一つ一つ丁寧に手作りです。

めちゃくちゃ難しい、、、こちらもありがとうございます。。

 

グラフィックな軒天が見え、

和風ではない、何か特別な雰囲気を感じます。

 

屋根の縦ハゼも一つ一つ人力で挟んで折っていきます。

こちらも既製品であるキャップのようなものでカチッと接合部をはめるのではなく、

一つ一つ板金屋さんの手作業です。

今回は平屋で、屋根が周りの環境から見える場所でしたので、

ひと手間お願いしました。

 

完成後も流行りに左右されない、

これからも続いていく、日々の時間の経過に耐えうる、

美しい住宅になってもらいたいです。

 

 

では。

byハヤカワ

入隅に集まるエネルギー

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

花粉ですね。体調はいまいちです。

 

現在工事中の泉佐野の現場ですが、

外部の軒裏の杉板貼が進んでおります。

まだ何も貼っていない、垂木が見えている状態です。

この状態でも美しいです。

 

めちゃキレイです、、

なかなか大変で、杉板の割付など、

繊細な仕事です。

 

入隅部分なんて、もっと難しいです。。

すみません、、大工さんありがとうございます。。

 

しかし、

この繊細でうつくしい部材同士、角度をもって直行にぶつかりあう難しい部分が、

LDKと寝室から❝見える❞のです!

写真では、なかなか伝わりにくいですが、

大変だった分の大工さんの❝エネルギー❞が、

空間を引き締める❝迫力❞となって、

この入隅部分に帯びていると思っております。

 

この入隅が、部屋から見える時を楽しみに、

引き続き大工さん、監督、施主さんと

色々意見を出しながら進めたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

進化するツール

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

現在工事中の泉佐野・H邸新築工事では、

着々と現場が進んでおります。

 

今回はL型の平屋ですが、

木製の開口部からキッチン、洗面、浴室などなど、

造作していく部分が多く、

少しずつですが、

施主さんと大工さん、監督と相談しながら進めております。

 

パースと現場の写真です。

どうでしょうか。

私が使っているソフトは、2D(図面)と3D(立体)が連動するもので、

2D⇔3Dと、複雑に行ったり来たりしながら作成していきます。

現在は、2D⇔3D⇔リアルな現場と

行ったり来たりしている状況です。

なかなかややこしいですね。

 

3Dソフトと現場のスケール感など

空間のイメージの差があまりなく、

内部空間に関しては、

3Dの検討は効果的だなと思っております。

外部の建物の❝カタチ❞は、やっぱり模型がわかりやすそうですね。

 

作ってもらう大工さんや職人さんにも伝わりやすく、

パースだけでなく、図面も準備して現場に向かいます。

 

施主さんや大工さんとの現場打合せも

できるだけスムーズに進めるように、

いろんなツールを駆使して頑張っていきたいと思います。

常に進化していくツールたちに

私自身が使われないよう、気をつけねば、、ですね。

 

では。

byハヤカワ

自分の家

設計部のハヤカワです。

結構すぎてしまいましたが、

明けまして、おめでとうございます。

今年初のブログです。

よろしくおねがいします。

 

年末年始は、コロナのこともあり、

あまり出かけることなく、

のんびり自宅で過ごしておりました。

自宅は小高い丘の角のような、少し変わった場所で、

設計事務所さんに設計してもらいました。(僕は学生でした)

 

ちなみに自宅の外灯は、通りに面した小さな窓に内蔵されており、

店舗的なショーウィンドウのような感じです。

クリスマスや、ハロウィンなど、

季節に合わせてカーテンを変えて、過酷な急な坂道をささやかに飾り付けしています。

 

少し前の写真ですが、手前は姉の子どもです。

よく遊びに来て、いつも大暴れして帰ります。

そのまま泊まることもあり、一緒に遊んだりしてます。

楽しいですね。

 

祖母と両親と姉、子供3人たちと、

いつも通りワイワイしながら休みを過ごしました。

 

リビングからの夜景です。

どこまでも広がるリビングのような感じ。

 

自宅のことで、あまり内容がありませんが、、

今年もよろしくお願いします。

では。

byハヤカワ

新しい家

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

今年もいろいろありましたね。

 

現在工事中の泉佐野市・H邸新築工事ですが、

棟上げがあり、美しい骨格が現れました。

 

周辺環境に合わせて、建物のボリューム感を調整した、

片流れと切妻の屋根が、合理的な角度と高さでビジッと接続します。

 

その後、金物の取り付けや屋根仕舞など、

ある程度構造体が安定した段階で、上棟式を行いました。

構造体と、手伝いさんによる上棟式のセッティングの様子

 

建物として、初めて❝空間❞として使われる上棟式なので、

机の位置や、仮設の照明の位置など、

みなで調整しながら、準備しました。

 

たくさんの用意してくださったお荷物を持って、

お施主さんが❝新しい家❞に到着しました。

 

ほんとにたくさんのおいしい料理や飲み物などを準備してくださいまして、

幸せな時間を過ごすことができました。

カセットコンロも持ってきていただき、

吉野杉の構造体の下で、熱々のおでんをいただきました。。。

 

このにぎやかで明るく、おいしいごはんがズラリと並ぶ幸せな雰囲気が、

工事中の現場に染みついてくれそうです。

 

養生のブルーシートから光が漏れる、❝新しい家❞

肌寒かった夜道を照らす光が美しいです。

 

内部の紅白の暖簾が、人が出入りするたびにブルーシートの隙間からチラチラ見え、

何か生き物のような雰囲気を感じました。

上棟式は、建物という❝モノ❞に、目には見えない❝何か❞を宿す場なのかもしれませんね。

 

では。

byハヤカワ

写真のこと

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

少し前に竣工して、撮影させていただきました

竣工写真ができましたので、少しだけ紹介です。

 

 

吹田市・K邸リフォーム工事

重心が低くて、なかなかかっこ良い空間だと思っております。

もともと、キッチン前に垂れ壁があったり、

一部廊下などをリビングに取り込んで、

大きなワンルーム化にし、

小さな居場所になりうる空間を

素材や家具、既存の窓など、小さな要素を駆使して創りました。

 

 

東大阪・M邸ガレージ改修工事

住宅1階部分の駐車場の改修工事です。

小さな個人の住宅であっても、

❝マチ❞とポジティブに、積極的につながろうとすることは、

施主さんにとっても、周りの環境にとっても良いことが生まれていくと思っております。

開放的にオープンな雰囲気が良いということではなく、

個人と公共の関係性を丁寧に、

オーバーラップしながら考えていくことが、双方の幸せにつながっていくと思っています。

 

 

東大阪市・Y邸リフォーム工事

細々と複雑に分かれていた空間を、

床という要素でワンルームのような広々とした連続感を持たせ、

さらに、既存の窓から見える美しいお庭と室内空間の関係性を

改めてポジティブに築いていきました。

 

 

個人的な話ですが、写真絡みなので。

ずっと探していた山田脩二さんの

『日本村 1966-1979』が手に入りました。

 

1960〜70年代、高度経済成長下の日本を記録した写真集。

昔ながらの庶民の生活風景と、急成長していく都市。

そのズレを、否定的でもなく、肯定的でもなく、

ありのままに記録した写真集です。

表紙だけですみません。。

検索してもらえると、写真がちらちら載っていますね。

みなさんも古本屋さんで見つけたら、ご覧になってはどうでしょうか。

 

 

では。

byハヤカワ

この❝場所❞に建つ

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

現場の方ですが、泉佐野市・H邸新築工事が進んでおります。

 

※外観イメージです。

L型の平屋で、切妻と片流れが周辺環境に合わせて混在する屋根形状。

美しくなりそうです。

関西空港が近くにある場所のためか、なんとなく飛行機の主翼のような、、、

 

敷地内だけで完結するのではなく、

道路や周辺建物、周辺の環境に対して、重心が低く、

この❝場所❞に建つ、落ち着いた雰囲気を纏った、良い建物になると思っております。

 

※内部パース

内部は、ズドーンと登梁がリズムよく見えており、

外部と内部の抜け、繋がりが気持ち良く感じる空間に。。

 

また施主さんと一緒に、製材所に構造材の見学&検品に行きます。

楽しみですね。

 

現在は、基礎の型枠が取れ、

なんとなく空間の位置関係や、スケール感がイメージしやすくなってきております。

 

これから現場が進み、

大工さん、監督、施主さんといろいろ話し合い、相談しながら

良い空間にしていきたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

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