ビールとミルクとリング

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

現場とは全く関係ないブログになりそうです、、

 

久々にお出かけをしました。

南港のATCにて、関西のクラフトビールが集まるイベントでした。

夕方ごろは影が落ちて、快適です。

 

会場の広場がグルっと囲まれており、

ギターの生演奏が舞台で開催されていて、

程よい海風のなか、ビール片手にみなさん楽しそうで、

良い空間でした。

 

クラフトビール、全然詳しくないですが、

いろんな関西の❝場所❞を推した特徴的なビールがあって、

楽しい&おいしいですね。

 

最近赤ちゃんが生まれた友人夫婦に誘われて来たので、

生誕をビールとミルクで乾杯!

 

あと、見ておきたかった、

工事中の大阪万博のリング!

完成したものだけではなく、工事中の万博の姿も見たかったので、

すごく充実した一日になりました。

 

 

では。

byハヤカワ

GWのこと

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

GWはみなさん楽しめましたでしょうか。

 

私は、大学の友人の結婚式に参加しました。

大学1回からの友人で、

研究室の活動から大学院まで、苦楽を共にした友人でしたので、

ワクワクですが、少し緊張もしながら参加しました。

 

場所は奈良ホテルでした。

 

単純な赤では表現できない、美しい色彩の床

そんな床と木部の装飾的な設えが、深い陰影を創り、

窓から見える緑が映えています、、、

バタバタとしていたので、

あんまり良い写真撮れてませんが。。

 

部屋は、明るい方が良いとは、一概には言えませんね。

 

やはり、開口部は、内部と外部の環境から、

オーバーラップしながら慎重に決定されるべきだと、

そう思いました。

 

赤箱

鹿になっていますね。

 

とってもめでたく、

たくさんの友人にも久々に会えて、良い式でした。

 

では。

byハヤカワ

灯りとお花の設え

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

毎年花粉で調子悪くなるのですが、

今回は病院でもらった薬を飲んでいるので、

少しマシな気がしています。

 

東大阪・M邸新築工事では、

上棟式がありました。

現場用の照明は、作業性と明るさを優先して、

LEDの昼白色の色温度が高い(白っぽい光)照明が一般的ですが、

せっかくの人が集まる場ですので、会社から電球色の照明を持参し、

天井から出ている配線にぶら下げてみました。

 

現場の大工さんや職人さんたちからは、

何してるの?って感じでしたが、、、笑

周りが薄暗くて、

食事のする場だけが照らされて、

構造体の陰影が生まれて、

素敵な空間になったと思います。

 

合板を重ねただけの簡易な机に、きれいなお花を添えていただきました。

すごく良かったです。

いつもと違った食事の雰囲気が生まれており、

ワイワイ楽しみながら過ごすことができました。

 

お施主さんには、食事以外にも

色々と準備をしていただき、ありがとうございました!

 

では。

byハヤカワ

細長くて、包まれて、繋がる居場所

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

最近天気も気温もややこしい感じで、

季節の変わり目ですかね。

 

東大阪・M邸新築工事では、

基礎、土台と着々と進んでおります。

 

 

すごく細長い敷地で、

必然的にリニアな間取りになりました。

建物は敷地の奥まで行かずに、

小さなお庭を設けています。

 

大きく4つの部屋に分かれているのですが、

建具はなく、ズドーンと玄関から奥の庭まで抜けています。

一つ一つ繋がりながらも、

壁で包まれていて、異なった機能を持った居場所が点在しています。

 

今回は、内部の仕上げに関して、

施主さんがご自身で作業するところと、

こちらで仕上げるところが混在しておりますので、

施主さん、監督、職人さんと相談しながら進めたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

ボックスとトップライト

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

突然ですが、ここはどこでしょうか?

外観は、こんな感じです。

 

場所は西早稲田にあり、早稲田大学の近くです。

個人住宅なのですが、アートギャラリーに用途が変更になり、

東京まで見学に行きました。

 

 

 

この建物は、

宮脇檀さんの❝松川ボックス❞という小さな住宅で、

まだ一般公開されていない頃、外観だけでもと思い、見に行きましたが、

念願の内部に入ることができました。

 

71年竣工の建物ですが、

この建てられた時代は、公害や劣悪な都市環境など、

外部環境に対する意識は、今とは違い、かなりネガティブな状況でした。

なので、外部からは守りに徹するかのような閉じた様相です。

 

ただ内部は、こんなにも開放的で、

狭さや、外観の閉鎖的な雰囲気は全くありません。

 

建てられた時代の劣悪な都市環境下の中で、

適切な位置に、限られた環境の中で、

居心地の良さを最大限感じることができます。

 

敷地を超えた外と、内部の住空間の関係性の中で導かれた、

効果的な開口部のサイズや位置の選択がされていますね。。

 

決して閉じたいわけでなく、

社会情勢のなかで仕方なく閉じることを前提に、

どうやって開くか、、、そんな葛藤を

宮脇さんの建物を見るたびにすごく感じます。

そんな時代、その場所の影響が色濃く反映された住宅です。

今の時代では、また違った様相の建物になっていたのだろうなと思います。

 

 

トップライトは、熱環境や防水的な観点、

日々のメンテナンスなどなど、

かなりリスクのある存在ですが、

この場所にトップライトがないと、まったく成立しないと思わされる存在。

 

トップライト、、、

いつかそんなリスクから解放されたモノが生まれたら、

日々変化する多様で豊かな自然光の下で、

想像を超えた気持ちの良い居場所がたくさん生まれそうです。

 

2階の廊下です。

頭上の美しいトップライトがどんどん近づきます。

素敵ですね、、

 

廊下もただの廊下ではなく、

少し入組んだ廊下や、梁で少しだけ囲まれた場所。

さりげなく、小さな居場所がちりばめられています。

 

1階のリビングが見えます。

 

小さな腰掛

特等席ですね。

 

そんなことをぼーっとしながら感じつつ、

のんびり特等席で過ごしておりました。

 

では。

byハヤカワ

見えない工事

こんにちは。

設計部にハヤカワです。

総務部のコジマさんのブログで紹介がありました、

餅つき大会が明日にありますね。

もし時間がありましたら。

 

現在は、東大阪にて小さな平屋の工事を進めております。

地盤調査の結果から、鋼管杭による、

地盤改良が必要との結果がでましたので、

着々と建築を支える、見えない部分の工事をしております。

 

更地の状態でしたが、

ちょっとした障害物が地中にありましたので、

その部分から丁寧に解体開始です。

 

障害物がある部分の土を少し掘り起こし、

先を付け替えて、障害物を砕きます。

 

構造設計をしていただいている方にも、

現状を確認しに来ていただき、

構造的に問題がない解体方法を相談しました。

 

思ったより解体は静かで、繊細に慎重に細かく砕き、

一つ一つ撤去していきました。

 

撤去完了。

見た目からは、なにも変わりませんが、

清々しくすっきりした気分です。

 

これから、建物本体の工事が始まります。

施主さんと監督、職人さんと

細々と打合せや相談をしながら

気持ちの良い空間になればなと思います。

 

では。

byハヤカワ

小さな広がりと円錐

こんにちは。

ハヤカワです。

さむいですね。

 

少し前に竣工しました、

尼崎市・本田歯科医院に少し用事があり、

行ってきました。

クリスマスの装い!

かわいいですし、

温かめの内装にぴったりでした。

素敵です。

 

中待合室です。

ベンチ以外の用途として、

モノを置いたり飾ったり、

景色を眺めたり、

影が映ったり、、、

好きな場所を選べる中待合室です。

複雑多様で、気持ち良さげな空間になったと思います。

 

特にうれしかったことは、

飾り物が❝ソト❞を向いているということです。

 

内部だけの居心地の良さで自己完結するのではなく、

❝ソト❞で歩いている人や車、環境に向かって、

楽し気な雰囲気(季節の変化など)を提供している。

そういった広がりを感じれたことです。

 

店舗や施設だからと言えばそうなのかもしれませんが、

プライベートな住宅でも、

その場所を選んで住んでいる方が、

日々楽しく、幸せに、快適に暮らすことができれば、

その喜びは、周辺環境にじんわりとでも、

小さく広がるはずだと。

大きな話に聞こえますが、そう思っております。

 

 

現場とは関係ない話ですが、

好きな建物の一つの

梅田スカイビルの下に設置されたクリスマスツリーが、

装飾ゼロでオールLED照明のデジタル制御に全振りの

LEDマッピングツリー。

昼間はツリーっぽくない緑の円錐の物体で

原広司のスカイビルと黒川紀章的な円錐のコラボが

個人的に気になっていたので、

見てきました。

 

円錐の物体は、上空の空中庭園を刺し、

天空に消えていく幾何学

夜も光り輝くツリーとなって、

すごくきれいみたいです。(寒くてすぐに移動しました。)

 

 

では。

byハヤカワ

❝仕上げない❞仕上げ

こんにちは。
設計のハヤカワです。
バタバタした雰囲気が年末感ありますね。

タイトルとは関係ないですが、
阪神タイガースとオリックスの御堂筋のパレードすごかったですね。

ちょうどパレードの日に、用事で御堂筋付近を歩いていたので、

遠くの方から眺めていました。

飛び回るヘリコプターと

すごい数の人と車が規制がされていました。

 


地上の道路から地下鉄の張り巡らされた地下道もひとつひとつ統制する、

こんな人力で計画的な都市の規制って、

やってしまえば何気ないですが、

改めて計画や作業量を想像すると、ものすごいことですよね。

色んな問題があったと思いますが、
都市スケールのイベントってなかなか体験できないですし、

今後も万博もありますし、楽しみにしております。

 

・・・

話が変わりますが、

現在東大阪にて、新築の小さな平屋の住宅を計画をしております。

平屋って良いですよね。

大きすぎず、必要な分だけ。

すべての部屋が見渡せるような自分の居場所。

これからはそんな家も良いかもしれません。

 

場所は工場がたくさんある場所で、

施主さんも今回の敷地の横の小さな工場の上で暮らしており、

❝工場❞という街並みの雰囲気を踏襲しております。

内外、これから施主さんの方でもご自身で仕上げていくことを想定して、

今は❝仕上げない❞仕上げです。

面白いですね。

四角の外観だと、あまりにも素っ気なさすぎるので、

片流れ屋根で、内外共に少し変化をつけております。

 

現在申請から構造計算諸々進めており、

引き続き、良い空間ができるように頑張ります。。

 

では。

byハヤカワ

金沢散策

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

会社で日帰り旅行がありました。

特急サンダーバードが金沢までの運転を取り止めになることと、

個人的に久々に金沢に行きたいと思っていたので、楽しみにしておりました。

 

今回のルートは、

金沢駅→

北國銀行(村野藤吾)→

近江市場食べ歩き→

中島商店(村野藤吾)→

車レンタル→

金沢工業大学1号館(大谷幸夫)→

金沢工業大学PMC(ポピュラーミュージック・コレクション)→

福光屋SAKE SHOP→割烹春甚(お昼ご飯)→

旧金沢貯蓄銀行→

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館→

金沢21世紀美術館→

主計町茶屋町→

金沢近くで晩御飯

 

という流れです。

目的地の間は、散策して寄り道しながらという感じです。

 

北國銀行(村野藤吾)

耐震改修工事がなされ、

曳家工事で、20Mほど移動されて、現在の分岐点のシンボリックな場所に建っているそうです。

 

 

近江市場

我々旅行班は、一刻の猶予もなく、立ち止まっている時間がないので、

歩きながら、食べながら近江市場の雰囲気を堪能。

(ふらふら寄り道して、しっかり堪能しました。)

 

 

中島商店(村野藤吾)

外観だけと思っていたら、大きなバスのディフェンスに遭う。

 

 

 

金沢工業大学1号館(大谷幸夫)

突撃訪問で警備員さんにお願いして、見学させてもらいました。

ありがとうございます。

複雑で、力強い造形ですが、しっかり大学の中枢として使われており、

現役の建築物で素敵でした。

保存だけでなく、

しっかり使われている空間ってよいですね。

 

 

金沢工業大学PMC

宇宙服のようなワクワクするヘッドカバーをセットして、

数あるレコードコレクションの中から好きなものを選んで視聴。

もうすでに1日分楽しく過ごす内容を午前中で網羅できました。

 

 

福光屋SAKE SHOP

酒蔵や湧き水をわざわざスタッフの方が案内してくれることに。

近所の方など、自由に湧き水を使ってよいようで、

地域に根差した酒蔵でした。

 

 

福光屋のすぐ隣にある割烹春甚(お昼ご飯)

めちゃおいしくて、色とりどりの定食でしたが、

なんと800円でした。

 

 

旧金沢貯蓄銀行

古いものがしっかり大切に整備されて、

新旧が入り混じる美しい街並みに貢献しています。

 

 

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館

美しい建物ですね。

新しいけど、違和感なく馴染んでいました。

整いすぎて緊張感すら感じます。

見どころたくさんで、またの機会で。

 

散策途中で見かけて色とりどりの石垣

 

 

金沢21世紀美術館

何度か訪れていますが、ほんとに良い空間です。

表裏がなく、内部と外部、用途が混ざり合い、

いろんな方が、思い思いに過ごす、公園のような空間です。

❝公園❞というキーワードを意識して訪れてみると、

この21世紀美術館の見え方が変わって見えると思いますので、

おすすめです。

 

主計町茶屋町

川沿いの茶屋町で、しっとりとした雰囲気です。

気軽にふらっと入れるようなお店は少なく、

大人な雰囲気が流れておりました。

夜になると、繊細な木格子の隙間から内部の雰囲気が漏れ出す風景は、

お昼間と違ってきらびやかな雰囲気なんだろうな、、と想像しながら金沢駅に向かいました。

 

今回はこんなところで。

 

では。

byハヤカワ

能登半島周回旅行

こんにちは。ハヤカワです。

 

定期的に関東、関西から集まっている大学の友人たちと

旅行に行ってきました。

おそらく今回は、ざっくりとこんな感じのルートだったはず。

 

富山現地集合で、グルっと能登半島を回る旅ですが、

毎度、❝質より量❞な旅行で、

一つの場所に長時間留まらず、

目的地到着→ぱっと見てさっと次の目的地へ移動を繰り返す感じです。

一つ一つは紹介できないのですが、いくつか。

 

七尾市にある室木家住宅

一か所突然現れる曲線のふすま。

カチカチの水平垂直の構成に緩いカーブは、

もはやアートですね。

 

特に美しいなと思った空間は、お手伝いさんたちの部屋だったところです。

長年囲炉裏で燻されて、黒く沈む空間。

奥行が消失していて不明で、どこまでも続いていくかのような天井。

窓際に並べられた食器や古道具が美しいシルエットとして浮かび上がり、

なにか切り絵の中に入ったかのような気になりました。

 

上部のモダンな照明は、不思議な赤色でした。

なぜ赤色なのか、管理している方聞いてみたら、

なんと長年燻されていつの間にか赤色に変わったとのこと。

すごいですね。

赤がすごく似合うなと思ったら、赤く変色したとは。

似合わないはずがないですよね。

 

移動しまして、能登半島の端っこの方にある、垂水の滝。

ちょうど太陽が岩肌の背後に回っていて、

影が覆いかぶさる、迫力ある景色でした。

もはや滝がかわいらしいです。

 

白米千枚田。

刈られている場所もありましたが、

稲刈りギリギリのタイミングで、海風でなびく稲穂が見れました。

 

砺波の散居村。

土砂降りでしたが、一か八かで展望台へ。

展望台に無事着いたときに見事美しく晴れました。

こういうときは大体晴れますね。

 

 

見たかった、内藤廣氏の富山県美術館。

ピロティがあって、白くて、ガラスを多用して、

屋上庭園まである。

あえて近代建築の5原則ど真ん中をやって見せている気がしてならないなと思っていました。

 

いつもと色彩やボリューム感など違っていて、

こんなのもできるんだぜ的な、、、

勝手な想像ですが、、、

 

屋上は、タイミング的に暑くて死にそうでしたが、

子供たちはフワフワ浮いていました。

それを優しく眺める警備員さん。

 

遠くからも子どもたちがフワフワ飛んでいる姿がちらっと見えていて、

近代建築の5原則の屋上庭園どうこうという堅苦しい話は置いといて、

子どもたちの溢れるエネルギーを建物の一番上に乗せているんだ。

と、思いました。

 

昔にあった百貨店の屋上遊園地のような、

キラキラした夢とか希望という言葉が似合う、美しい美術館です。

富山の風景に囲まれた屋上庭園が、特に素敵な空間でした。

 

まだまだありますが、一旦このあたりで。。

 

 

では。

byハヤカワ

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