創立記念日

こんにちは。タカノリです。

本日、4月2日は会社の創立記念日。会社組織として設立後、73年目となります。
協力業者の中には100年企業もいらっしゃったりするので、そう思うとまだまだこれからですが
故きを温めて新しきを知るスタンスでこれからも持続可能な企業として存続していきたいと思います。

工事は昨年末なのですが、四條畷市T邸にトップライトを増設しました。
改修していない大屋根からの雨漏りの調査のついでに、奥様のたっての希望からキッチン上のトップライトを増やすことに。
それまでの暗さのある雰囲気もかっこよかったのですが、いざ付けてみると明るくてとても心地よい空間となりました。このトップライトは北側に面しているので光も強すぎず、やんわりとした明るさだけがキッチンを照らしてくれます。

会社の3階では、現場の合間で、サンプル室という新たなスペースを準備中、、、。
お披露目まで今しばらくお待ち下さい。

73年目の木村工務店もよろしくお願いします!

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by タカノリ

機械

設計部のタカノリです。

やっと暖かくなってきました。春までもうすぐといったところでしょうか。

前回のブログからちょうど1ヶ月。加工場での手刻みもいよいよ終盤戦になってきました。

↑梁と梁を接合するホゾ穴を加工しています。手刻みとはいいますが、ノコギリやノミ、カンナばかりを使っている訳では勿論なく、色んな機械を巧みに使いながら加工していく様は見ていて面白いです。

先日吉野の材木屋さんに行くと、かなりハイテクな加工機が置いてありました。

調べてみると、NCルータと呼ばれる木材をくり抜く機械のかなり大型のもの。かつこれはCNCというコンピューターによる数値制御ができる機械らしく、加工軸が6軸ということで、縦横斜め以外に3つの傾きで刃を設定して加工できるので、かなり複雑なくり抜き加工が出来るとのこと。

わりと新しいもの好きなので、何か使えることがないか考え中。

世の中の進化になんとかくらいついていきたいものです。

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手刻み

設計部のタカノリです。

看板板ってご存知でしょうか?
建築に携わり、工務店で務めて5年目になる私も、恥ずかしながら実物は初めてみました。

現在の在来木造住宅はプレカット工場による材料加工されたものが現場に搬入され、大工によって組み上げられていくことが殆どですが、嘗てはプレカットというものはなく、棟梁が設計図を元に大工が加工のための図を書き、1本1本材料に墨を付け、刻んでいました。

今、加工場では若手社員大工2人が別處棟梁のもと、墨付けに励んでいます。

粛々と進めていく姿は、少し緊張感もあって見ていてワクワクします。まだ序盤戦、手刻みが始まると加工場にも一気に活気が出てくるので楽しみです。
またとない機会、建て方まで見守っていきたいと思います。

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デジタルとアナログの狭間

設計部のタカノリです。
新年初めてのブログとなりました。
年明け早々から緊急事態宣言も発令され、前回ほどの動揺はないものの気配りは忘れず粛々と始めて行きたいと思います。

昨年末になりますが、幾度か雑誌やテレビで紹介されている四條畷市T邸リフォームが、
チルチンびと」に掲載されました。

絵本作家である谷口さんのセンスが光りまくっている素敵な住宅です。設計部のハヤカワ氏が色付けをしてくれた上空から見たサンタが特徴のPOPな図面も見所となっております。

雑誌掲載紹介がもう一つ。
タナカ部長とタツタ監督が担当した東大阪H邸リフォームが今月発売のSUUMOリフォーム全国版の巻頭特集で取材頂き、紹介されています。
なんと、このSUUMOリフォームの雑誌はこの号が最終号となるそうです。関西版のSUUMOリフォームは、定期的に掲載して頂き、かなり前から弊社もお世話になっていたのですが、23年間続いた雑誌がついに廃刊となって今後は全てネットへ移行するとのことで、時代の流れを感じます。電子書籍やネットの台頭で雑誌がなくなると言われだしたのは10年程前からだと思いますが、10年経ちその頃はまだ整備されていなかった色んなプラットフォームが整い、どんどん淘汰が激しくなっていっているのでしょうか。
雑誌というモノになる良さもあるのになぁと少し寂しい気持ちになりますが、かく言う自分も半分以上は楽天ブックスなどのアプリで雑誌を読んでしまっております。
今回は保存版とのことなので、是非書店でお手に取りください。

 

今後、どんどん雑誌や本が淘汰されていくと、数十年後には本棚がある家は骨董マニア的な立ち位置になってしまうのでしょうか。たしかに本には背表紙が放つ魅力みたいなものもあり、棚に並べることも一つの価値だったりもします。時折アナログレコードを買うのですが、中古ではなく最新リリースのレコードを買うと、レコード盤と一緒に音源のダウンロードコードが付いてきたりします。アナログは少し流行ではあるのですが、とは言えレコードプレーヤーを持っているもはや大多数ではない人向けのもので、かと言ってデジタルの便利さは必要で、、、、。
今は電子書籍と本は別々に販売されていますが、本を買う人がどんどん減っていくとそのうちデジタルコピーのQRコードが背表紙の裏に付くようになるかもしれません。想像するとそれはそれで便利そうなので実現して欲しいですが。モノの有り様が変わると、住まいの有り様も変化していくのかもしれません。

それでは、今年もよろしくお願いします!

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温故知新

冬生まれですが、寒いのは本当に苦手な設計部のタカノリです。

今週月曜日から一気に寒さが本格化してきた気がします。
いよいよ年末、今年は例年のように忘年することもできず一生の中でも本当に特殊な一年なんだと感じますが、それでもまた新しい年が来るので、この師走の忙しさを乗り切り、迎える準備をしたいと思います。

三宅町M邸がいよいよお引渡し間近です。

古民家リフォームは元の建築のもつ力強さと新しい価値観の生活様式をいかに融合できるかというのが肝なんだと近頃深々と考えています。古さに馴染ませることと、新しさを挿入することの選択は本当に紙一重で、いつも悩みながら進めています。
古民家は本当に勉強になることも多く、建具に囲まれた高天井の玄関は現代の住宅建築の発想の中ではなかなか実現も体験も出来ない空間で、恐らくその時は必然性を持って作られたんだと思いますが、昔の人は豊かな発想を持っていたんだなと感心しました。

おそらくこれが今年最後のブログ。
来年は明るい一年になりますように。
よいお年を!

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墨出し

こんにちは。設計部のタカノリです。

富田林市O泌尿器科リフォーム工事が着工し、本日は墨出しの確認をしました。

既存のコンクリートの床に、施工会社のみとハウジングさんが丁寧に間仕切りの位置を出してくれていました。ちなみにこちらは木村工務店が設計事務所として携わっている案件で、施工は地元の業者さんに依頼しております。

診療所の計画は、医療機器や設備関係が特に複雑で、建築の人間だけではわからないことが多いため、お施主様の他に色んな機器メーカーの方も立ち会い、大人が沢山いる墨出し現場でした。使いやすさを考えた若干の変更はあったものの、大きな変更はなく無事終了。まずは一安心です。

既存の外観を剥がすと元は焼肉屋さんだった看板の後が現れました。解体はこの建物の履歴が顕になっていく瞬間です。次の外観は↓こんな形に。

来年の開院を目指して一歩ずつ進んでいきたいと思います。

 

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こんにちは。設計部のタカノリです。

奈良県M邸リフォーム工事が着々と進んでおります。

本日も現場監督のY元くんからあそこの納まりどうしますか?ここはどうしますか?
と、現場で日々問い詰められています。

古民家のリフォームは取り合いなど現場でしかわからないことも多く、うーん、、むー、、と歯切れの悪い返事をしながら、監督と大工の助けを借りて着々と各部の納まりが決まっていきます。
引き渡し予定日まであと1ヶ月半。気を引き締めて頑張ります。

ワークショップの告知を。
企画段階から関わっている、水圧転写のワークショップが来月11月15日に開催されます。水圧転写はフィルムに印刷された柄を立体物に転写出来る技術です。車のパーツや玩具などに使われている技術で、普通は大きい工場でかなりのロット数がないと出来ないのですが、今回ワークショップを主催して頂くBIGONESさんはそれを小ロットで出来る特許技術を開発した生野区の凄腕ものづくり企業です。
今回はラワン合板に柄を転写してキャンプにも持っていける小さいテーブルを作ります。

何より、水面に浮いた柄に向かって板を沈め転写する瞬間は、素人には独特の緊張感もあり楽しいので是非体験してみてください。
↓まちのえんがわスタッフ青木女史の水圧転写風景

詳細はまちのえんがわのブログにて。

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古民家を再生する

こんにちは、タカノリです。

奈良で古民家のリフォーム工事が始まりました。
今までも幾度か古民家の改修に携わらせていただきましたが、
こちらも今では手に入らない様なケヤキの大きな大黒柱の入った立派な古民家です。

まずは解体から。
地面と近くシロアリの被害がある框も交換するために解体し、構造的に弱くならない様に基礎を柱間に新設してしっかりと構造を接続します。

今回のリフォームは傷んでいる部分のメンテナンスと同時に、高齢の夫婦が安心して暮らせるバリアフリー化、家族・親戚が集うことの出来る居心地のいいLDKを作ることで、次の世代へ引き継いでいける家を作ることが命題です。
大きい古民家は勿論その建物としての価値は素晴らしいですが、それを引き継いでいくことを考えると、メンテナンス的にも、現代における住宅性能としても課題は多く、悩んでおられる方は沢山いらっしゃると思います。全てを抜本的に解決することは難しいですが、一つ一つ問題点を改善し、その建物の価値を活かした住まいになる様、設計的にも施工的にも工夫していきたいですね。

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白の力

こんにちは。設計部のタカノリです。台風一過。九州は台風被害大丈夫でしょうか。私達も2年前の台風を経験してから台風のたびに身構える様になりました。まだまだシーズンはこれからなので今はただ無事を祈るしかないですね。

さて、東成区でご近所である金型製作会社と連動する、ギャラリーアンドショップをビルの空き部屋に作りました。とはいっても、木村工務店がしたことは、少しの間仕切りと床を白く塗っただけ。
まずはBEFORE

ギャラリーやショップとして、モノが映える空間にと話し合い、床にモルタルを塗る案や、グレー塗装する案など様々な意見が出ましたが、天井に見えるコンクリートスラブや鉄骨梁の荒々しさをそのままに、床を白塗装することに。

すると見違える様にビルの空き室がコンテンポラリーな空間へと変貌を遂げました。
お施主さんのセンスが光る家具も素敵で、壁にはDANESEのポスターなどを飾る予定とのこと。
コロナの具合もありますが、様子を見ながら色んなイベントと連動して動いていくとのことで、東成区東小橋に面白いスペースが出来上がりつつあります。向かいの部屋はオリジナルブランドのショップになっています。
ブランド名は Bavardeというショップとギャラリースペースであるmolmena
続報はリンク先のinstagramで要チェックです!

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再生

お盆シーズン真っ只中。とてつもない暑さですね。こんにちは設計部のタカノリです。
弊社は13日から完全休業になるので、明日まで暑さに負けず乗り切りたいと思います。
とは言っても手放しには浮かれられない昨今の世間の状況。1日でも良い方向に進んでいくことを願うばかりです。

先日トミマス部長の記事にも上がっておりました、小路の蔵改修工事の写真撮影してきました。
思い返せば、解体すると、土壁の厚みが30センチ以上あるずっしりとした蔵が10センチ以上傾いていることが発覚し、建物を持ち上げる、「揚げ屋」をするところから始まったリフォーム計画でした。

普通の住宅より難しい部分は多々ありましたが、完成しほっと一息です。

約100年前の大工技術で作られた木組みの力強さがこの蔵の良さの大部分を占めており、振り返って考えるとそれを如何に良く魅せるかということだけに一生懸命でした。古い寺社仏閣もそうですが、しっかりとした材料と技術に裏付けられた建築は、一度ボロボロになってしまっても、また力を入れれば息を吹き返すんだなと染み染み感じます。

新築でもリフォームでも、何度でも再生出来るような家造りを心がけていきたいですね。

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