気分新たに

こんにちは、専務です。

今年最初のブログとなりました。

昨年末にかけて2件ほど外壁塗装の工事をさせて頂きました。
一つはマンションの塗り替え工事。

【BEFORE】
【AFTER】

パースでシミュレーションしながら施主と相談し、濃いグレーと軒天井の少し明るいグレーに紺色の差し色を入れたデザインに。建物が引き締まった雰囲気になりました。

もう一件は森小路教会の塗り替えと木部美装。
【BEFORE】

【AFTER】

塗装もさることながら、洗い屋さんに15年の月日で黒くなった木部を洗ってもらうと本来の木の色に戻り、見違える様に綺麗になりました。照明もLEDに交換し、 建物がまた息を吹き返した感じがします。

外装リフォームは内部と違って、直接的に使いやすさだったり暮らしやすさには直結しないですが、10年~15年に一度はメンテナンスすることによって、建物の長寿命化にも繋がりますし、わかりやすく気分が一新されるような爽快感は外装の持つ力強さですね。

気分新たに新年を迎えることが出来て一安心でした。

それでは、本年も一年よろしくお願いします!

takanori

byタカノリ

年末に向けて

こんにちは、専務です。

はやくも年内最後の現場ブログの模様。
まだ年の瀬とまではいかないですが、いよいよ年末に向けてバタバタして来ました。

冨士灯器新社屋新築工事はALC工事が着々と進んでおります。

サッシも入り空間の形がだいぶ明らかになってきました。
鉄骨造で少し変形した形状なので木造とは違うダイナミクスがあり、面白い空間になりそうです。
正面のファサードはKMEWのSOLIDOを施工予定。年内に外部の雨仕舞まで乗り切ります!

心斎橋PJは配筋とアンカーセットに奮闘中。
かなりシビアな納まりなのでアンカーセットにも緊張感があります。

年末まで残りわずか。気持ちよくお正月を迎えられる様に励みたいと思います。

takanori

byタカノリ

 

終わりと始まり

こんにちは、専務です。

段々と寒さが増してきました。

冬眠出来ればいいのですが、年末に向けて現場は目まぐるしく動いています。

先週は、都島区S邸マンションリフォーム工事の引き渡しがありました。

分節されていたニ部屋とキッチンをひと繋ぎにしたことで、開放的なLDKとなりました。
引き渡しではTOTOの営業さんからの念入りな器具説明などをしてもらったのですが、
最近はホームページでのお手入れの仕方が丁寧に書かれてあり、わかりやすくて便利です。
工事はひと段落ですが、家は住んでからが始まり。心地よく住んで貰えると嬉しいです。

冨士灯器新社屋新築工事はいよいよ鉄骨が立ち上がりました。

木造住宅がメインの木村工務店ですが、年に数件は鉄骨の新築工事も建築しています。個人的には4年ぶりの設計施工の鉄骨新築。躯体が立ち上がると一気に現実感が湧いてきます。完成に向けて、年末年始と皆で協力し、作り上げていきます。

そして、心斎橋でも木造新築がついに着工。

おそらく大阪で1番人が多い商店街で一筋縄ではいかない敷地なので、入念に計画を立てて来年の完成に向けて邁進したいと思います。

 

byタカノリ

 

第4コーナー

こんにちは。専務です。

見ての通り本日は阿波座BA邸の写真撮影でした。
収納を担当した無印良品さんも来て頂き和気あいあいといい雰囲気の撮影となりました。

木村工務店の撮影は基本的にお住まいになられてからの撮影をお願いしているので、
ライフスタイルが徐々に家にも染み付いてきていて、
竣工直後よりも家がいきいきとしているように感じます。
お施主様には掃除等ご負担おかけして本当に感謝です。

さて、森小路教会では外壁塗装が着工。

クリスマスに向けて化粧直しです。
いよいよ年末が見えてきて今年も終盤戦に差し掛かったところでしょうか。

この冬は弊社が施工として設計初期段階から関わっている
心斎橋筋商店街で恐らく初めての木造店舗のプロジェクトもいよいよ着工に。

息切れせず走り抜けたいと思います。

takanori

byタカノリ

経過と変化

こんにちは。
10月も始まり、今年も残り四分の一となりました。

先日、木村工務店が15年前に新築した森小路教会さんへ

メンテナンスのご依頼を受け訪問しました。

思い返せば大学生になりたての頃、たまたま大阪へ帰ってきた時に

どういう経緯でそうなったかは記憶にないのですが、

社長に連れられて竣工直後の教会を見学に訪れたのをふと思い出しました。

あの頃はまだ仕事をする立場で訪問する未来は全く想像していなかったので

時が経つと色々と変わるものだとしみじみ思ったり思わなかったり、、。

しかし、訪れた森小路教会さんは外壁などの経年による変化や劣化はあるものの

内部の空間はとてもキレイに使われており、15年の歳月をまるで感じませんでした。

教会は祈りの空間であるだけに、

そこに変わらない空間があるということはとても大切なことかもしれません。

人の立場や環境は時間の経過と共にどんどん変わって行きますが、

いつもの居場所をこれからも維持していける様にメンテナンスしていきたいと思います。

 

takanori

byタカノリ

まずは土を

こんにちは、専務です。

お盆も終わったと思ったらもう9月。これから年末へ向けて時間の流れが加速していきそうです。

先日、冨士灯器新社屋新築工事が本格着工しました。

まずは図面を元に敷地に糸を貼り、建物位置、形状を把握する為の遣り方から。

今回は敷地形状に合わせた斜めの多い建物形状だった為、なかなか一筋縄では行かず少し苦労しましたが、無事形に出来ました。現場監督の立田さん、松本組の皆さま、暑い中ご苦労様でした。

そしていよいよ地盤改良工事へ。土をいじり始めるといよいよ始まったという感覚が湧いてきます。

粘土質の地盤を柱状改良という方法で補強していきます。約9m程掘る柱状の地盤改良が100本超!
かなりの量になります。いざ堀りだすと粘土質の土は水分を含んでいるのでみるみる膨れ上がり、気がつけば平らだった地面がちょっとした山のように。

地盤改良が終わればいよいよ、基礎、そして鉄骨の建て方へと進んでいきます。

来年の竣工まで無事はしりきり、良い建築が完成するように現場監督と共に頑張りたいと思います。

takanori

byタカノリ

 

マンションリフォーム

こんにちは、専務です。
暑さ際立ち、コロナがまた大流行りで右往左往しております。
もうすぐお盆休みですが皆さん体調管理にはお気をつけください。

都島区でまた新たにマンションリフォーム工事が着工します。

現況

久々に再会した旧友の自邸。
ライフスタイルを反映した良い住まいになるようあれこれ計画中です。

takanori

byタカノリ

由来

こんにちは、専務です。
梅雨が終わり、6月末とは思えないくらいの暑さが続いておりましたが
一変して今週は雨。自然の心変わりは激しいですね。

先日、冨士灯器㈱新社屋建築の為の地鎮祭が滞りなく行われました。

かれこれ10ヶ月程設計してきた新社屋のプロジェクト。カーバイトランプや集魚灯など灯に関する商品を展開される100年を超える老舗企業さんの、8年前から展開されているアウトドア用ヘッドランプmilesotoneの店舗も併設する予定です。いよいよ着工ということで自ずと緊張感も高まってきます。

計画中の灯がともった夜のイメージパース。
まさにこれからですが、完成に向けて一歩ずつ歩んで行きたいと思います。

さて、工事の前に土地の解体前路地に鎮座していた石柱を、お預かりして頂いているお寺さんに見に行くことに。

石には白光瀧王の文字が刻まれています。かなり昔からこの土地の路地に鎮座されていたとのことで、なんとか新築後もう一度同じ土地にお祀りすることを計画しています。
地元の方でも由来は全くしらず、どうしてこの場所にあったかも定かではありません。
白光瀧王で検索すると藤井寺の道明寺のことが良く出てくるので、菅原道真公に関係しているのかなとその場で話は一頻り盛り上がりました。お施主様は道明寺まで由来を探しに行ってくるとのこと。
この石柱だけでなく、道端にある小さな祠や神様も何か理由があってその場所に祀られている訳で、そのルーツを探るのは冒険心を擽ります。由来があって、今はここにあって、そしてまた未来へ繋がっていくように丁寧に工事を進めていければと思います。

 

by タカノリ

 

コラボ

こんにちは、専務です。
梅雨入りなるかならないか、絶妙な天気が続いてますね。

本日は西区B邸マンションリフォーム工事の社内検査でした。
収納計画を無印良品さんとコラボした新たな試みの企画です。

リフォーム前

計画中のパース

打ち合わせや現場で、シナ合板の家具の形を、無印良品の収納がピッタリ収まっていくように調整したり、入り口横の壁は白よりシナの方がキレイに収まることに気づいて修正したりと、現場でのアドリブも交えながらあと一歩のところまでたどり着きました。

施工途中の無印さんとのスケッチのやり取り

完成した収納

最後の一息を乗り越え、いざお引渡しへ。
現場監督の難波くん、もう一息よろしくお願いします!

takanori

byタカノリ

 

木造の往古来今

こんにちは、専務のタカノリです。
GWが明けて早1週間ですがなんだかドタバタで、相変わらず目まぐるしく時が過ぎていきます。
それに、今日は年に一回の会社の健康診断日で、35歳を過ぎた今年からは今までの簡易検査から少しランクアップし、人生初胃カメラも経験して大人の階段をまた一歩登った気分です。

今年のGWは少し工事の予定も入っていたこともあって、どこにも出かけることなく過ごしていました。やはりずっと遠出しないとなんだかソワソワしてきて、何か新しい建築を見に行きたい気持ちもフツフツと湧いてきて、5/5の最終日に思い立って丹波篠山の黒豆の老舗、小田垣商店へと行きました。
丹波の黒豆とはよく言うものの、そもそもなんで黒豆が有名なのかも全く理解していなかったのですが、この小田垣商店に到着すると併設して色んな植物の種や苗が売っている種苗店があり、そもそも、そちらが本業でその中から黒大豆が有名になっていったことを知り、なるほど豆も種か、、と妙に納得しました。

建築は増改築が繰り返されて形が変わってしまった江戸時代の建物を元の形に戻すというコンセプトで作られた杉本博司さんの新素材研究所の設計で、年月を重ねた建物の力強さが凛と漂う渋い空間。
四條畷市・T邸リフォームをさせて頂いた時も、大正時代に建てられた田の字形プランの古民家が、時を経て小さな部屋に分節されてしまっていた空間をなるべく元の姿に戻しながら新しい生活様式に合う設備を整えていくことを大切にしていたので、凄く共感できました。
圧巻だったのは庭の設計。併設されたカフェから眺めることの出来る枯山水ですが、庭の構成もさることながら5月という新緑の季節柄苔も青々しく、見応えがありました。
ちなみにこちらのカフェのティラミスとモンブランもとんでもなく美味しかったので是非。
庭に感動しておかわりしたくなったので帰り道に近くの重森三玲作の住之江の庭をちらっと。
正面からは見ることが出来なかったので背後の借景との関わり方はわからなかったですが、蛇の様なウネウネに息子が乗りたそうにするのを必死に止めながら拝観しました。

週末の日曜日には堺市の原池公園に新たに出来た畑友洋さん設計のバーベキュー広場matoiへ。

木立が林立した広場を囲うように、高さの違う屋根がいくつも重なった大小の空間に色んなグループのバーベキューの賑わいが演出されており、壁がなく屋根の連なりによって緩やかな一体感はありつつも適度に分節されていて、集うことと距離を保つことが同時に兼ね備えているコロナ時代にフィットしたよく考えられた建築だなと感じました。
こちらは今月号の新建築に掲載中で、特集は木造。昨今、木造の可能性は様々な場所で見直されており、大規模建築でも木造の割合が少しずつ増えて来ました。
そんな中、心斎橋筋のど真ん中、おそらくこの商店街の中では初めての木造商業建築を建てる計画が水面下で進行中。間口が狭く大規模とは言えませんが、木村工務店は施工として基本設計段階から関わっているプロジェクト。まだまだ前途多難でクリアしなければいけない事項も多いですが、少しずつ前へ前へと進めていければと思います。

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byタカノリ

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