サッシへ交換

こんにちは、専務です。
10月が見えてきましたが、まだまだ暑い日が続きますね。

さて、泉南郡K邸では木製建具からサッシへの入替えが行われました。↑施工前

↕交換後 古い木製建具は趣もあって交換するかは設計・施主さんともにすごく悩んだのですが
やはり気密性も悪く隙間風の問題など、温熱環境の対策を考えると補助金が充実している今なので
思い切って交換することに。
欄間も取り、梁いっぱいまでのサッシを入れると庭と繋がり明るく開放的なリビングとなりました。

今週は祝日もあり4日しかないのでバタバタですが、なんとか乗り切っていきたいと思います。

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byタカノリ

夏の終わり

こんにちは、専務です。
お盆休みが終わりあっという間に1週間が経ちました。
新しい計画で日々走り回っています。

只今長屋改修の現場が2件程進行中
小路Tハウスは傷んでいた屋根の補修や内装も終えもう一歩。
内装はラワン合板貼りで、白い染色塗装をする予定です。

お盆休み。田中部長は北へ向かった様ですが、私達家族は初の宮古島へ。
どちらかというと山派を気取って生きてきたのですが、綺麗な海の破壊力ってすごいですね。

沖縄に行くこと自体も20年振り2回目だったのですが、
コンクリートの建物しかないなぁとか、ほんまにシーサー飾ってるんやぁとか沖縄建築あるあるに素直に驚いておりました。
なんだかドナルド・ジャッドみたいな橋の構造体が飾ってあったり

ポール・ルドルフみたいな団地があったり
ピースなシーサー住宅があったり
岩穴の向こうに夕日が沈んだり

さて、気持ちを切り替えて励んでまいりたいと思います。

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byタカノリ

空き家の利活用

こんにちは、専務です。
毎日唸る様に暑いですね。先日瓦屋根の現地調査を午後2時に設定したのですが、
空調服も持っていないので、暑さに蒸発しそうになりました。
この時期の12時から2時の屋根の上は危険ですね。
皆様も熱中症にはご注意ください。

少し前ですがKISA2隊事務所(通称キタツランド)の竣工写真を撮影しました。
限られた予算の中大阪市の空家利活用改修補助事業の地域街づくり型補助金を利用し、
長年使われていなかった空き家を耐震診断・設計から始め、
耐震評点1.0をクリアするしっかりとした子供の集まるコミュニティスペースへと改修しました。
↑工事前の玄関


↑広い土間と2階を支える耐震補強壁がアクセントの明るい空間に


↑改修前の玄関側の見返し

耐震壁の裏側は黒板塗料を塗って落書きスペースに
↑玄関横の和室は壁の左官を塗り替え、和室の意匠はそのまま残し、
子供が集まって勉強する寺子屋スペースに。
昔流行した?緑の聚楽壁をベージュに塗り替えることで部屋全体もかなり明るくなりました。

耐震改修の肝は構造用合板による補強+瓦屋根→アスファルトシングル屋根への葺替えによって
建物の重量を軽くしたことでした。
↑改修前
↑葺替え後


アスファルトシングル屋根は柔軟な素材なので、微妙な屋根の湾曲や取り合いの多い
瓦屋根の葺替えに向いています。
2階の和室は床にオークを貼り事務所スペースとしました。

近日施工例としてHPにアップ予定です。

お盆まであと2週間。バタバタしておりますが、暑さに負けず励みます。

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byタカノリ

竣工

こんにちは、専務です。
7月に入り、いよいよ夏感が出てきましたね。
社長ブログにもありましたが
6/30・7/1に長期間に渡る2つのプロジェクトの竣工式がありました。
竣工式は今まであまり経験がなかったのですが
建築が完成した喜びを皆で共有できる機会は滅多にないので
どちらも大いに楽しませて頂き、お施主さまには感謝が尽きません。

一つは冨士灯器株式会社のヘッドライトブランドmilestoneの新社屋のレセプションパーティー。
計画のお話を伺い、初めてプレゼンテーションをお持ちしたのは2021年9月でした。
因みにその頃の外観の案は正面が2層吹き抜けで計画。

デザインの取っ掛かりは冨士灯器会長が入り口を敷地に対して平行ではなく
真南に向けて欲しいというご意見でした。
建築のデザインは自由過ぎるより、少し制約がある方が発展性がある様に感じます。
ここからいく通りも外観の検討を皆で話し合いしながら進めて行きました。

約半年掛けてほぼ今の外観デザインに。
BIMで共有しながら一歩一歩進めて行きました。
パソコンの画面の中から、建築を経ていざ完成し、そこに人が集まってくる。

頑張ってよかったな、と素直に思えるひとときでした。

また心新たにいざ夏へ!

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byタカノリ

解放

こんにちは、専務です。
前回のブログ時には左手首の骨折で拘束されていた左腕が、昨日やっと外れました。
1ヶ月半長かった、、、。昨日から逆三角形に手を拘束してコロコロするリハビリに励んでおります。
無茶はいけないなという反省とともに、自由の素晴らしさを満喫中。

さて、大型物件2つが引渡しです。
冨士灯器新築工事は最後のサイン工事やら、什器や小物の製作中です。



↑扉は全開口します。

帽子掛やら小さな金物の製作図を描いたり、玄関取手も製作したりと細部に渡って手作りなので大変ですがやり甲斐はあります。
オープンの7月1日が楽しみです。

心斎橋の案件も商店街の雑踏の中に木造空間がビシッっと埋め込まれました。

最近は本当に外国人の方も増え、コロナ前より欧米の方が増えた様に感じ、心斎橋のリーシングを担当している不動産の方に聞くと実際に数字としてコロナ前より欧米やオーストラリアの方が増えているとのこと。円安の影響もあって日本は今とても旅行しやすい国なんでしょうね。商店街の中の木造建築に現代的な日本の感覚が響けばいいのですが。

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byタカノリ

オープンに向けて

こんにちは、専務です。

GW突入直前に子供と遊んでいて転倒し、左手首を骨折してしまいました。
子供と遊んでいてというとなんだか子供を庇ってみたいな、いい親感出ていますが、
子供の横で一人で勝手にコケただけです。
思い返せば27年ぶりくらいの骨折。もう若くないんだなぁ、多分。
遊びも仕事も安全第一をモットーに切り替えていきます。

さて、大きな店舗工事が2つ。完成間近を迎えています。

冨士灯器新社屋新築工事はいよいよ店舗部分の塗装も終わり、壁には不気味な穴がたくさん。
什器の設置が楽しみです。

milestoneのロゴの入った暖簾も仮設置。透け感が渋いです。

心斎橋プロジェクトもいよいよ佳境。
足場が外れ、心斎橋筋商店街に木造空間が出現するのが楽しみです。

次のブログに時には完治してますように。

 

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byタカノリ

登る

こんにちは、専務です。
世間はゴールデンウィーク真っ只中でしょうか。
木村工務店は5/1・2は暦通り仕事しておりますが3日から週末まではお休み致します。
近頃は春の陽気に誘われてフラフラと建築巡りも兼ねた小旅行に。週末に雨が多いのがなかなか曲者ですが、土曜の夜に出発する車中泊スタイルで雨の合間を縫うように、香川やら京都福井方面やらに出掛けています。ゴールデンウィークも後半はどうやら雨予報ですが、予報に負けず少し羽を伸ばせればと計画中。

それと、最近設計部の早川氏のご家族の御縁で京都国際会館の見学に行かせて頂きました。圧倒的モダニズム建築を浴びてなんだか浄化された心地に。あの『京都議定書』が採択された国際会議場の壇上に上がれることは恐らく二度となさそうなので、目の前に座っている国際連合の各国の代表者を想像して打ち震えました。席はゆったりしていて座り心地が良かったです。

さて、冨士灯器新築工事の店舗工事も大詰めに。
厚みのある等高線の壁という見たことのないものを作るために、NCルーターという自由曲線をCADで書いた曲線通りカットする機械を駆使すると決まったものの、あーでもないこーでもないと言いながら発注に至り、遂に現場に材料が搬入。


そして進め方を模索しながら壁に貼り出しました。主曲線が20メートルだとすると13段で2600m、浅間山級の山登り。和田大工、立田さん、大上くんと四苦八苦しながらなんとか登頂できました。 

あとは完成、引き渡しに向けて着実にコマを進めてまいりたいと思います。

takanori

byタカノリ

春風

こんにちは、専務です。
先週は3年ぶりの会社の花見が開催され、
久々に心置きなく桜の季節を満喫できました。
時間が空いたとは言え、準備も片付けも段取り良くいき
遊びこそ段取り良くがモットーの木村工務店としては上手くいったのではないでしょうか。
楽しんでいたら一切写真を撮っていなかったので、
その辺りはシャチョーブログを参照ください。

さて、春風が漂う中、冨士灯器マイルストーン新築工事は本体工事をほぼ終え、
怒涛の店舗工事へと突入しました。
 

鉄の筒がたくさん埋め込まれた壁やら、コンクリートスラブカウンターやら、杉板打ちコンクリート塀やら、なんだらかんだら嵐の様な難しい工事が凝縮されております。
無事オープン出来る様に現場監督と共に一つ一つ乗り越えて行きたいと思います。

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by専務

建て方

こんにちは、専務です。
やっと暖かくなって来ました。
コロナのニュースもいつの間にか少なくなり今年こそはスッキリ春が迎えられそうですね。

先月末に心斎橋筋商店街での木造新築プロジェクトの建て方がありました。
幅4mちょっとの敷地に一杯の幅の高さ8メートルのラーメン構造の木架構を11フレーム建てていく、過去最高難易度と言っても過言ではない建て方。敷地にレッカーが入らないので(この時はそう思ってました)カニクレーンなる小型レッカーを準備し、前回の和歌山での仮組みをイメージしながら、午前6時集合でいざ取り掛かりました。

以前の実験で一フレーム丸々を立ち上げるのはなかなか難しいと判断し、半分ずつ建てていく方法での施工を進めるも、なかなか遅々として進まず、、、。午前中終わって半分のフレームが2つ建って精一杯。おまけに上の段を建てるのは前面しか足場の建てれないこの敷地ではかなりの危険が伴う。
途方に暮れかけていたところにレッカーの操縦士さんが、建て込んだフレームの高さと足場の幅を確認するとでかなりギリギリではあるけども、レッカーを入れられるかもしれないという提案が。

翌朝なんとかレッカーを現場に搬入し作業再開。とはいうものの、レッカーや、フレームを組む場所の確保のために現場にある材料の山を大工・手伝であっちにこっちに動かしながらの作業はまるでパズルの様でなかなか一筋縄にはいきません。

そしていよいよ全長8メートル幅3.4メートルの1フレームを地面で組み、建てることに。立ち上がる瞬間は緊張感もかなり高く心臓のドキドキが止まりません。職人さん達は必死ながらも意外と淡々と進めていて、度胸と経験値に感心しました。

計4日程でなんとか建て方は一段落。建て方とは不思議とアドレナリンが出る一種の祭りの様な感覚があり、建て方の現場で大工さん達を見ていると地車の屋根の上で乗って調子をとる人達が大工方と呼ばれるのがしっくりきます。
緊張感のある現場から一歩外に出ると、賑わいを取り戻している心斎橋筋商店街の喧騒がまるで異世界にワープした気分になり、不思議な感覚でした。
完成まで見届けたいと思います。

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by専務

緊張と緩和

こんにちは、専務です。

コロナ前は木村工務店の恒例行事として初午祭なるものがあり、3階会議室に祀られているお稲荷様の神棚にお祈りしたのち、少しのレクチャーがあって、協力会社職人さんを交えた大宴会が催されていました。安全祈願と商売繁盛を願い、職人さんを木村工務店の社員が労うというテーマで社員で屋台を出す文化祭的な要素も含めたお祭り事だったのですが、やはりこの3年間はオンライン開催など世間のコロナ旋風に右往左往しながら、細々と続けておりました。
先日2月10日、宴会こそないものの、4年ぶりの協力業者が大勢集まった会を開催。
会社に数十名が会することは本当に久々で、3月13日からはマスクも緩和と政府から発表されていますが、少しずつ日常に戻っていることを実感しました。

 今回は宴会の代わりに安全衛生のレクチャー等でみっちり3時間。緊張のあとの緩和で笑いが生まれるとはよく言いますが、少し緊張多めでした。いやかなりか、、。来年こそは良い緩和した時間を復活させたいものです。

さて、冨士灯器新築工事では外壁工事が着々と進行中。
足場が取れるのもあともうすぐ。現場も緊張の瞬間です。

心斎橋PJは狭い敷地での建て方を検証する為、一路和歌山へ。ウルトラE級の木架構の建て方に設計、監督、製材屋、大工が大勢で寄ってたかってあーでもないこーでもないとやってなんとか方針を決定。
来週にはいよいよ本番。

無事完成しほっと安堵出来るように、そして折角の安全祈願を無駄にしないよう、事故のない安全な体制で工事で進めていければと思います。

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