玉垣

こんにちは、専務です。

今年は4年ぶりに1月の餅つき大会も開催し、祭りの前の慌ただしさも含めて正月からあっという間に時間が経過しているように感じます。久しぶりだったので餅つき大会の人入りも心配だったのですが、120名を超えるご来場で無事盛況で終わり、来てくださった皆様には本当に感謝を申し上げるとともに、あらためて本年も宜しくお願いします。

さて、以前お稲荷様の修繕工事をさせて頂いた地元の氏神様である清見原神社で、玉垣の設置工事が始まり、現場監督の日高くんがビシッと遣り方をキメてくれました。

前回修繕工事をしたのは2020年4月頃。根継ぎした柱もかなり馴染んできました。↑工事中↑現在

入れ替えた土台のとめ加工もピッタリくっついており、大工さんの精度に驚きます。

さて今回は周囲を囲う玉垣工事。
イメージは↓こんな感じです。

玉垣自体も板張りではなく、貫工法で計画しているのがミソです。
まずは基礎工事。

1月のイベントは終わったばかりですが2月は弊社の協力業者と職人さんが集まってのお稲荷様に安全祈願をする初午祭というイベントがあります。なんだか慌ただしいですがそういえばコロナ前はこんな感じだったなと思い出しつつあります。よく考えれば一年前はまだコロナ禍なんですよね。

さて、重ねてになりますが
今年も一年励んでまいりますので、よろしくお願いします。

takanori

byタカノリ

年の瀬

こんにちは、専務です。

いよいよ年の瀬。先週より寒波到来で急に寒くなり、年末感に拍車がかかってきました。
もう今年も残すところ1週間。弊社は通常業務は27日までとなっております。

最近は仏間に軸回しの扉を取り付けたり、
玄関建具のメンテナンスに訪れたりと住宅のお手入れに奔走中。
今月、来月で新築工事の着工が相次いでいますが、来年着工の案件がもうひとつ。
木村工務店名作REMIXシリーズで、以前は前川國男自邸Remixなど、計画案も含め色々とチャレンジしてきておりますが、今回は谷口吉郎游心亭Remix。
無事竣工出来るように一歩ずつ進めてまいりたいと思います。

さて、今年も一年お世話になりました。
至らぬところや反省点も色々とありますが、今年の経験も糧として
また来年新たに気持ちを切り替えて頑張っていきたいと思いますので
来年もよろしくお願いします。

良いお年を!

takanori

byタカノリ

窓リノベ

こんにちは、専務です。

今年も残すところ後1ヶ月。いよいよ年の瀬感が出てきました。寒さに負けずに頑張っていきたいと思います。

寒さ対策と言えばやはり窓の断熱工事。

今年は先進窓リノベ事業も始まり、窓の断熱改修に対する世間の認知度もかなりアップした様に思います。来年度も補助金は継続する様なので活用していけると良いですね。

先日、その補助金を利用した工事をして参りました。以前改修させて頂いた時に、そのままにしていた古民家の縁側の木製建具部分。

こういった縁側の木製建具は、なかなか思い切ってサッシに変えてしまうのも外からの見た目のことを考えると躊躇してしまいますが、特に冬の隙間風の問題を考えると寒さ対策は死活問題。

今回は既存の枠が見込み70以上あったので、そのまま内窓サッシが取り付けれることが調査でわかり、内窓工事をすることになりました。

内窓は製作には少し時間がかかりますが、取り付けはあっという間。搬入後1時間ちょっとほどで二つとも取り付きました。外観を損なわないように内窓の大きさも木製建具に合わせて少しずつ微調整し、框同士が同じ位置に来るようにしました。

さて本日よりまた別の場所で次はサッシの交換工事が。寒い冬に差し掛かりつつある今の内に素早く交換して暖かい冬を過ごしてもらえる様に頑張りたいと思います。

takanori

byタカノリ

NEW OPEN

こんにちは、専務です。
今年も残すところあと2ヶ月。少しずつ年末感が出て参りました。

天王寺区の四天王寺の近くで店舗のファサードの工事が先月末無事竣工しました。
元々アルミ建材で組まれていた場所を骨組みを木造で再構築。

外壁の板張りは吉野のヒノキ材

お施主様の要望でかなり難しい開き方の建具となりました。

ハンバーガーやサンドイッチがメインのお店とのこと。コーヒーもかなり拘っているそうです。


店舗工事は工期もタイトでバタバタしましたが、無事オープンすることが出来て安心しました。
OMNiBUSという名前のお店ですのでお近くに立ち寄られた際は是非!

そういえば、先日心斎橋の案件も店舗工事が終わりオープンしたということで、少し覗きに行ってまいりました。こちらはHOMEGAMEという東京から関西初出店の帽子屋さん。プレオープンから賑わっており、盛況な様子でした。

店舗にとって建築はハコであり、ある意味では裏方ですが、盛況な様子を見るのは手塩に掛けて育てたサナギが孵った瞬間に手元から離れて飛び立って行く姿をみる様で、嬉しい気持ちと少しの”エモさ”があり、不思議な気持ちになります。まずは商売繁盛することを心より祈っております!

takanori

byタカノリ

ディティール

こんにちは、専務です。
なんだか突然寒くなって参りました。
世間的な三連休は生憎の雨でしたが、
最終日の体育の日だけ休めたのでギリギリの雨を避けてケーブルカーに乗って六甲山へ。
丁度、六甲ミーツアートなる芸術祭が開催中で、無料の展示がある1時間程のトレッキングルートがあったので、秋の散歩がてらに歩いてきました。日本最古のゴルフ場らしい神戸ゴルフ倶楽部の強烈なアップダウンのコースに驚きながらも、間を抜けて散策しているとヴォーリス六甲山荘があり、丁度開館時間だったため寄り道してみることに。ヴォーリズ建築っていうと関西のキリスト教系大学とか、大丸とか所謂洋風な装飾的イメージが強くてすごく興味があった訳ではなかったのですが、ふと立ち寄ってみると意外と素朴なデザインで夏の別荘としての生活感が細かく考えられていて驚きました。
ある意味装飾的なのは梁や柱が全て名栗仕上げになっていたこと。
他にも、女中部屋に壁仕込みのアイロン台があったり、
このギミックを作るための溝つきのディテールも凝っており、他にもクローゼット収納やキッチンなども細部まで機能が考えられているデザインで、改めて住宅設計における造り付け家具の大事さに気付かされました。

さて、長屋の改修がいよいよ竣工間近。建具の完成待ちです。

借家として貸し出す予定なので、うまく住み手が決まるように祈っております。

takanori

byタカノリ

サッシへ交換

こんにちは、専務です。
10月が見えてきましたが、まだまだ暑い日が続きますね。

さて、泉南郡K邸では木製建具からサッシへの入替えが行われました。↑施工前

↕交換後 古い木製建具は趣もあって交換するかは設計・施主さんともにすごく悩んだのですが
やはり気密性も悪く隙間風の問題など、温熱環境の対策を考えると補助金が充実している今なので
思い切って交換することに。
欄間も取り、梁いっぱいまでのサッシを入れると庭と繋がり明るく開放的なリビングとなりました。

今週は祝日もあり4日しかないのでバタバタですが、なんとか乗り切っていきたいと思います。

takanori

byタカノリ

夏の終わり

こんにちは、専務です。
お盆休みが終わりあっという間に1週間が経ちました。
新しい計画で日々走り回っています。

只今長屋改修の現場が2件程進行中
小路Tハウスは傷んでいた屋根の補修や内装も終えもう一歩。
内装はラワン合板貼りで、白い染色塗装をする予定です。

お盆休み。田中部長は北へ向かった様ですが、私達家族は初の宮古島へ。
どちらかというと山派を気取って生きてきたのですが、綺麗な海の破壊力ってすごいですね。

沖縄に行くこと自体も20年振り2回目だったのですが、
コンクリートの建物しかないなぁとか、ほんまにシーサー飾ってるんやぁとか沖縄建築あるあるに素直に驚いておりました。
なんだかドナルド・ジャッドみたいな橋の構造体が飾ってあったり

ポール・ルドルフみたいな団地があったり
ピースなシーサー住宅があったり
岩穴の向こうに夕日が沈んだり

さて、気持ちを切り替えて励んでまいりたいと思います。

takanori

byタカノリ

空き家の利活用

こんにちは、専務です。
毎日唸る様に暑いですね。先日瓦屋根の現地調査を午後2時に設定したのですが、
空調服も持っていないので、暑さに蒸発しそうになりました。
この時期の12時から2時の屋根の上は危険ですね。
皆様も熱中症にはご注意ください。

少し前ですがKISA2隊事務所(通称キタツランド)の竣工写真を撮影しました。
限られた予算の中大阪市の空家利活用改修補助事業の地域街づくり型補助金を利用し、
長年使われていなかった空き家を耐震診断・設計から始め、
耐震評点1.0をクリアするしっかりとした子供の集まるコミュニティスペースへと改修しました。
↑工事前の玄関


↑広い土間と2階を支える耐震補強壁がアクセントの明るい空間に


↑改修前の玄関側の見返し

耐震壁の裏側は黒板塗料を塗って落書きスペースに
↑玄関横の和室は壁の左官を塗り替え、和室の意匠はそのまま残し、
子供が集まって勉強する寺子屋スペースに。
昔流行した?緑の聚楽壁をベージュに塗り替えることで部屋全体もかなり明るくなりました。

耐震改修の肝は構造用合板による補強+瓦屋根→アスファルトシングル屋根への葺替えによって
建物の重量を軽くしたことでした。
↑改修前
↑葺替え後


アスファルトシングル屋根は柔軟な素材なので、微妙な屋根の湾曲や取り合いの多い
瓦屋根の葺替えに向いています。
2階の和室は床にオークを貼り事務所スペースとしました。

近日施工例としてHPにアップ予定です。

お盆まであと2週間。バタバタしておりますが、暑さに負けず励みます。

takanori

byタカノリ

竣工

こんにちは、専務です。
7月に入り、いよいよ夏感が出てきましたね。
社長ブログにもありましたが
6/30・7/1に長期間に渡る2つのプロジェクトの竣工式がありました。
竣工式は今まであまり経験がなかったのですが
建築が完成した喜びを皆で共有できる機会は滅多にないので
どちらも大いに楽しませて頂き、お施主さまには感謝が尽きません。

一つは冨士灯器株式会社のヘッドライトブランドmilestoneの新社屋のレセプションパーティー。
計画のお話を伺い、初めてプレゼンテーションをお持ちしたのは2021年9月でした。
因みにその頃の外観の案は正面が2層吹き抜けで計画。

デザインの取っ掛かりは冨士灯器会長が入り口を敷地に対して平行ではなく
真南に向けて欲しいというご意見でした。
建築のデザインは自由過ぎるより、少し制約がある方が発展性がある様に感じます。
ここからいく通りも外観の検討を皆で話し合いしながら進めて行きました。

約半年掛けてほぼ今の外観デザインに。
BIMで共有しながら一歩一歩進めて行きました。
パソコンの画面の中から、建築を経ていざ完成し、そこに人が集まってくる。

頑張ってよかったな、と素直に思えるひとときでした。

また心新たにいざ夏へ!

takanori

byタカノリ

解放

こんにちは、専務です。
前回のブログ時には左手首の骨折で拘束されていた左腕が、昨日やっと外れました。
1ヶ月半長かった、、、。昨日から逆三角形に手を拘束してコロコロするリハビリに励んでおります。
無茶はいけないなという反省とともに、自由の素晴らしさを満喫中。

さて、大型物件2つが引渡しです。
冨士灯器新築工事は最後のサイン工事やら、什器や小物の製作中です。



↑扉は全開口します。

帽子掛やら小さな金物の製作図を描いたり、玄関取手も製作したりと細部に渡って手作りなので大変ですがやり甲斐はあります。
オープンの7月1日が楽しみです。

心斎橋の案件も商店街の雑踏の中に木造空間がビシッっと埋め込まれました。

最近は本当に外国人の方も増え、コロナ前より欧米の方が増えた様に感じ、心斎橋のリーシングを担当している不動産の方に聞くと実際に数字としてコロナ前より欧米やオーストラリアの方が増えているとのこと。円安の影響もあって日本は今とても旅行しやすい国なんでしょうね。商店街の中の木造建築に現代的な日本の感覚が響けばいいのですが。

takanori

byタカノリ

1 2 3 4 14