木造の構造補強
八尾市・YT邸リフォーム工事の現場に行くと、
ノブヤマ大工が、雨仕舞と構造補強に関して、
あれやこれやと方針を説明してくれました。
↑ 雨仕舞の打ち合わせ。
垂木をあーやってこーやって入れようと思うのです・・・とか。
↓ 構造補強はこのほうがエエのとちゃう・・・と、二人で談義。
技術者にとって、木造の構造をどうやって補強をするのかを考える事は、
リフォーム工事の醍醐味のひとつなんですね・・・。
by シャチョウ
八尾市・YT邸リフォーム工事の現場に行くと、
ノブヤマ大工が、雨仕舞と構造補強に関して、
あれやこれやと方針を説明してくれました。
↑ 雨仕舞の打ち合わせ。
垂木をあーやってこーやって入れようと思うのです・・・とか。
↓ 構造補強はこのほうがエエのとちゃう・・・と、二人で談義。
技術者にとって、木造の構造をどうやって補強をするのかを考える事は、
リフォーム工事の醍醐味のひとつなんですね・・・。
by シャチョウ
木造3階建ての東大阪IW邸新築工事の現場に行くと、タニオカ棟梁と設計担当のヤマガタが打ち合わせ中でした。
↑ 設計のヤマガタとタニオカ棟梁と笑顔のヨシカワ大工
↑ 3階では棟梁と設計が納まりの打ち合わせ中にフローリングを貼る
ヨシカワ大工
↑ 2階では タニオカ棟梁と設計のヤマガタとの打ち合わせの横で仕事をする
ハマモト大工
↑ 1階では大工のいない場所で水道の配管工事をするデグチくん
↑ タニオカ棟梁を応援するために1階の大工仕事をするベッショ大工とプラスターボードを加工する新人のヒラボシ大工。彼は専門学校の大工技能科を卒業して、2級建築士を取得し、今年から木村工務店の大工として修行中です。
若い大工が一生懸命働く姿には清々しさがあって素敵ですね・・・。
by シャチョウ
URBAN RESEARCH DOORS ららぽーと横浜店が無事に引き渡しを終えて、店がオープンした後、今度は千里大丸ピーコック店の工事中です。
今までの店舗と同じように、森田建築設計事務所の設計で、スチール、古材、無垢床材、漆喰、大谷石をうちのレギュラーメンバーの職人さんたちで施工します。
これから、いよいよ現場が佳境に入ります・・・・
by シャチョウ
(上町研究所)奈良・S邸新築工事の現場の進捗状況を見に行くと・・・
↓現場監督のフルカワくんが手伝いのタナカさんと2階浴室の墨出し中でした。
(上左端) → 大工の文野棟梁が和田大工の作業を見守っています。
(上左中) → 和田大工が胴縁の作業中。
(上右中) → 1階浴室に手伝いの浅田さんが肩にモルタル載せてを運んでいます。
(上右端) → MK電気の石井くんが、配線中です。
(ninkipen! 一級建築士事務所)生駒・N邸新築工事の進捗状況を見に行くと・・・・
↓ 山本左官が土間のモルタルを打設したところで、中に入ることは出来ませんでした。
どちらの現場もこれからが仕上げで、職人さんも現場監督も気を引き締めて
丁寧な仕事を心がけながら引き渡しに向けて精進して欲しいとおもいます。
by シャチョウ
木村工務店の現場を施工する専門工事会社のレギュラーメンバーは36社ほどあって、そのメンバーは精親会という名前の「ものづくり」の「チーム」に所属している。その一社ずつを紹介するパンフレットをヤマサキミノリさんというイラストレーターに依頼して只今製作中なのです。
▼その精親会の会長の役目を担当してくれているのが、木材やプレカットに携わる岡房商店の岡本伸一さんで、岡房商店さんとはかれこれ50年以上のお付き合いになる。兄弟で経営していて、ちなみに通称シンちゃんは次男で、「木」のプロフェッショナル。先代や先々代にも子供の頃からお世話になった。
▼その精親会の副会長を担当してもらっているのが、鉄骨工事と製作金物の横井金物の横井健次さん。小さな規模の鉄骨造の建物とか、鉄骨階段や手摺りなどなど。通称ケンちゃんは、日本拳法の有段者であり審判でもありその道では有名らしい。ちなみに横井金物さんも兄弟で経営していて、ケンちゃんは次男。
▼建築金物と板金の松倉商店さんにも精親会の副会長を担当してもらっている。すべりまくるダジャレばっかりを堂々と言う典型的な大阪のオッサンですが、建築金物に関してはメチャクチャ詳しい。親子で経営していて、4代目の息子さんが板金担当で、「まちのえんがわ」の板金ワークショップのリーダー。
▼増田タイルの増田さんは精親会の会計監査を担当してもらっていて、やっぱり30年以上のお付き合い、かなりのメタボなのだが、四国吉野川ラフティングツアーでの迫力の飛び込みシーンは未だに精親会旅行での語りぐさなのでした。
こんな感じで、イラストが完成次第、随時掲載していく予定です・・・。
by シャチョウ
東大阪IW邸新築工事は木造3階建ての2世帯住居ですが、法22条地域なので、燃えしろ設計をしなくても柱と梁を見せる事が出来るので、2階子供世帯LDKの梁は、吉野阪口製材所の杉化粧材で梁をみせることになりました。
吉野まで、お施主さんと一緒に「木配り」に行きました。「木配り」とは木材のどの面をどちら側に向けてどの場所に使うかを決める作業です。
この時の様子は阪口製材所さんのホームページにも掲載されました。 →
↑ ↓ 図面と模型を持参して一本ずつ決めていきます。
↑↓ 木村工務店からは設計のヤマガタと現場監督のタツタが参加しました。
↓ 「いの一番」という番付を書き込まれた梁です。
吉野まで木配りに来たついでに、吉野杉の床材を製材する丸岡木材店へ180mm幅で厚み30mmの杉板の検品に行きました。
↓ 丸岡製材の息子さんが含水率計で計りながら床材の説明をしてくれました。
↑ 杉材の抜け節の補修作業の説明をうけました。
↓ 4面モルダー加工機械の説明があったのですが、下の写真の赤い日本製の機械より上の写真のドイツ製機械の方が優秀だとか・・・。
杉板の製造工程はこちら →
冬のとっても寒い日でしたが、これから建てる家に使われる「杉の木」を「吉野」で見ると、「自然の恵み」をなんとなく肌で感じられて、じわっと心が暖まるおもいがしました。
山にある木が材料としての木になるまでは、こちら →
by シャチョウ
木村工務店では12月29日から1月7日までお正月休暇を頂戴します。それで、今年の仕事納めは、28日の午前中に現場の戸締まりをして、午後から大掃除です。
↓ 事務所の自分の机の回りを掃除する木村工務店の現場監督たち。
↓ 今年は加工場でワークショップを開いた事もあって、トラス組の梁の埃を念入りに落としました。掃除をして加工場を労る・・・・って感覚でしょうか。
↓ ビスや釘や金物を大工さんたちと整理しました。
↓ 職人事務所の金物置き場を整理するために急遽、棚を製作しました。新人現場監督のオオムラくんが製作し、新人大工のフクダくんが手助けして仕上げました。
↓ 材料倉庫を整理する手伝いさんたち、薪もたっぷり。
↓ 大工さんたちが自分の車の道具置き場を整理整頓しました。
↓ 大掃除が終わった後は、社員、大工、手伝いの総勢33名で、納会をしました。今年は加工場にカマドを設置したので、皆で、カマド納会を催しました。
↓カマドで ピザと囲炉裏を囲んでの酒宴。
↓ 近くの寿司屋さんからの舟盛りのお寿司を食べる大工さんたち。
↓「馬」をテーブルにして食べて飲む大工さんと手伝いさんたち。
今年一年間、現場ブログをお読み頂き有り難う御座いました。
木村工務店では、設計者、現場監督、大工、手伝い、その他の専門工事会社が、ひとつの「チーム」として力を合わせて、建築という「ものづくり」を一緒に造って行く所存ですので、来年も現場ブログ共々木村工務店をご愛顧賜りますようよろしくお願い致します。
by シャチョウ
タカヤマ建築事務所による東大阪・Y邸新築工事の上棟式がありました。Yさんことヤマモトさんは、うちの協力会社の塗装屋さんでもあって、ものづくりの仲間であり、きっちりと丁寧な塗装工事をするエエ職人さんでもあります。
現場監督はツジモトくんで、とある現場では、設計のタカヤマさんと監督のツジモトくんが塗装職人のヤマモトさんに、こんなふうに塗装をして欲しいと要望を出すのですが、この現場では施主ヤマモトさんが設計のタカヤマさんと現場監督のツジモトくんに要望を出す関係となり、現場ごとに主従の関係が入れ替わるのは、まるでコントさながらです。
上棟の御神酒と塩とお米を四隅に蒔いています。↑
↑ 上棟後はブルーシートで包みました。120角の筋交いが格好良く、ムーディーです。
↓ 上棟式は紅白の幕を張って準備中です。
ものづくりの仲間として、設計、監督、職人の良き関係を築いてきた3者なのですが、この現場では、親しき仲にも礼儀ありと云う諺を守りながら、皆で力を合わせて、エエ家になる事を祈願しました。
by シャチョウ
11月26日月曜日に東大阪で石川友博建築設計事務所による東大阪・N邸新築工事のお引き渡しがありました。オープンハウスを終えて1週間後のお引き渡しでした。すでにお施主さんの家具も入っていて、お二人の娘さんは、じーじから2段ベットを買ってもらったとはしゃいでいる姿がとても印象的でした。
11月27日火曜日は京都で、木村工務店設計の京都東山区・K邸リフォーム工事のお引き渡しがありました、耐震と断熱とともに、北山杉を使った都杣木供給事業という補助を使ったリフォーム工事で、北山杉の柱を使う事で、杉の床板が無償で提供されました。これから外構工事が始まります。
by シャチョウ
木村工務店の現場で納入する全ての畳が前川畳店で製作された畳で、木村工務店から歩いて3分ほどの所に製作するお店があって、このブログにも紹介したことがある。木村工務店の協力会社の中で、最も取引の古い会社だそうで、何でも初代、木村精一の初期の時代から畳を納入してもらっていたらしい。
その前川さんには跡継ぎがなく、年齢的にも畳を搬入することがつらい歳になってきて、今年いっぱいで仕事を辞めると言い出したのが1ヶ月前の出来事。
一年前に「まちのえんがわ」をオープンし、通りがかりにふらりと立ち寄ってくれた橋本くんという青年がいて、聞くと、畳の専門学校に行って、畳職人になり、独立するのだという。数ヶ月して、独立しました。といってやってきて、ついでに、ワークショップにも参加してくれて、うちには、前川畳店という取引があるのでねぇ・・・。なんて話ながら、「まちのえんがわ」繋がりで、いつも四方山話をしながら1年間、親しく付き合っていた。
アトリエ・マ設計の天王寺の家新築工事のお引き渡しの当日に畳の搬入があって、橋本くんに「目積の琉球畳」を発注し、その監修と指導と検査とお目付役に前川さんが担当してくれるコトになって、全く見ず知らずの二人にも関わらず、「まちのえんがわ」と私ことシャチョウ繋がりを頼りに、短期間だが、師弟関係になってもらうコトになった。
↓畳を搬入する橋本くん
↓ 橋本くんの畳とその畳を納める仕事ぶりを職人の目で見つめる前川さん
↓ 畳の微調整について微妙なテクニックを教える様子。それをチェックする冨桝部長
↓ あーだこーだと、プロどおしだけが理解できる、ちょっとしたテクニックを伝える。
↓ 微調整とチエック。
↓ うん、これなら大丈夫。もう暫く何回か一緒にやってみるコトに・・・。
建築業界も戦後といわれるひとつのタームの中で一線で活躍していた「職人」さんの世代交代の時期が、現実としてあちらこちらで差し迫っている。幸いにも、20代30代40代の大工が10人ほど、板金職人も30代で、左官職人は40代、塗装職人も40代と、若手が代替わりを目指して懸命に努力してくれているのは、木村工務店にとって、ほんとうに有難いことだとおもう。
そんな時節の畳職人の世代交代劇。その縁を結んでくれたのが「まちのえんがわ」だというのも嬉しい出来事だなぁ・・・・。by シャチョウ