外構工事

こんばんは、設計のササオです。
先週、建物を引渡し、引っ越しも終わった堺市・F邸ですが、外構工事が残っておりますので、梅雨の晴れ間に急ぎで進めております。

海平造園さんが五葉松を移設してくださいました。
ゴヨウマツ
半年間、海平さんのご自宅で丁寧に手入れされ、土も入れ替え、御影石で足元を整えられ、新しい居場所に「ドン」と構えております。
新築のご自宅に、彩りと重厚感と、懐かしさを与えてくれました。

海平さん図面
海平造園さんのお庭の提案です。この図面の中に、緑、石、雨水の流れ、建物、たくさんの知識と知恵、こだわりと、住まわれる家族への優しさが詰まっております。

外構は造園屋さん以外にも多くの職人が関わり、仕上げられております。

アプローチ
大工さんによるの板塀(ウッドロングエコ塗装)
アプローチは山本左官さんによる洗い出しになります。

カーポート
既製品のカーポート。

手伝さん
カーポート足元の仕上げの作業です。手伝さんによる土間コンの目地仕込み。目地は左官による洗い出しです。

擁壁は、山本塗装さんによるリシン吹き付けです。

工事が遅れないよう、雨が降りませんように!
女性が夜、裸で踊ると降らないという迷信があるようですが、ちょっとやってみようと思います。もちろん風呂場で。

byササオ

わの現場、日々の事

こんばんは、設計の笹尾です。
堺市・F邸新築工事の内装がほぼ仕上がってきました。

シナ建具1 ピアノ室建具
幅1,500mm、高さ2,400mmのシナ合板フラッシュ片引き戸、取っ手部分はニヤトーです。建具というより、シナの壁です。

収納設置キッチン背面収納2
メローウッドワークさん製作のキッチン背面収納も完成し、監督のオオムラさん、大工のフクダさん、大工手伝いの田中さんにより現場に設置されました。
こちらもシナをメインに、天板はタモの集成材、トール収納(家電収納)部分の木口は、タモのファンシーロールで仕上げでおります。
製作家具だからこそ、何を、どこに、どのように入れ、使う頻度は、等々、お施主様に合わせた仕様になっております。


ところで先々週の県民ショーで津軽弁特集がありまして、 青森県出身の私にしゃべってほしいというご要望が多数あったため、 ここで少しだけ津軽弁を楽しんでいただこうと思います。

きなよ、工事現場で青いまなぐの、たげちっちぇくてめごいちゃぺこ、見つかったんず。
壁の間さ落ぢでったはんで、かっちゃ(猫)も助けらいねくって、弱ってらべなってわも思ったんだばって、さしぅねぐ鳴いで、あずましぐしてらじゃ。すぐ里親も見つかったはんで、今日がらだば、めーまんまど、ぬげぇ寝床であずましぐおがるびょん。
とっつぱれ

(以下、翻訳)
黒猫昨日、工事現場で青い目の、とても小さくてかわいい猫が見つかりました。
壁の間に落ちていたので、お母さん(猫)も助けられず、弱ってしまってるだろうなと私も思っていましたが、騒がしく鳴いて、元気にしております。
すぐに里親も見つかったので、今日からは、おいしいご飯と、暖かい寝床で健やかに成長するでしょう。
めでたしめでたし

だばって、こった津軽弁しゃっべってれば、「じゃいごくせ」とか「がふぇ」って言わいるはんで、おなごはあんましゃべんねーんず。
(だけど、こんな津軽弁をしゃべっていると、「田舎くさい」とか「かっこ悪い」って言われるので、女性はあまりしゃべりません。)

※わ=私

へばだばの(それでは、また)」
byササオ

暑さ対策

こんばんは、設計のササオです。
ゴールデンウィーク、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?
大阪は観光客が多く、日常生活の延長ですら観光地に足を踏み入れなければならず、街に出ると人疲れします。
田舎が恋しい。。。
明日から、弊社も連休に入るため、主人の本籍地である曽爾村に帰り、奈良の山に癒してもらいます。

そんなゴールデンウィーク中の本日は、最高気温30度近くまで気温が上がり、現場にいても蚊がフラフラと飛んでいて、夏目前という感じの一日でした。

大阪の夏は、昼間の気温の高さはもちろん、夜も暑く、期間も長く、しつこく、東北生まれの私にとっては本当に辛い季節。
冷房に頼るだけではなく、どのように無理せずお金もエネルギーもかけず夏と付き合うか、毎年の課題です。

省エネ住宅を考える上で、冬の寒さ対策はもちろん、夏の暑さ対策も重要です。
そこで今回、堺市・F邸では「外付けスクリーン」というすだれの様な役割のものを設置しました。

F邸外観
2F(南側)引違窓の左側がBOXに納まっている状態。右側がスクリーンを降ろした状態です。

2Fサングッド越し
室内からスクリーン越しに見た景色です。
遮光カーテンと違い、程よく光を通すため、景色も見え、暗くなりません。
今回は「遮熱外付けスクリーン」ライトグレイを使用しており、カタログの情報ですと日射熱を88%カットしてくれるそうです。

夏は日差しを抑え、冷房効率を高め、冬は南側から日射熱を取り入れ暖かく。
省エネ対策に最適な商品です。
デザインもすっきりし、後付け商品ですので、夏の窓からの日射熱にお困りの方には、おすすめしていきたいと思います。

byササオ

手摺の検討と収納空間

こんにちは、設計のササオです。
昨日は弊社の花見も終わり、昼間は窓を開け、アイスコーヒーを欲するようになって、春が過ぎ去ろうとしている切なさを感じる今日この頃。
堺市・F邸新築工事の内装工事も着々と進んでおります。

手スリ検討1手スリ検討2

こちらは玄関の手すりを検討するための原寸模型です。

F邸玄関手スリ1F邸玄関手スリ2

タモの無垢材。既製品と違い、温かみが感じられます。

F邸WICF邸納戸

ウォークインクローゼットは杉の集成材。
納戸は杉のフリーリング材。
施主様のご希望により、空気が籠りがちな部屋を、調湿性を期待して木で仕上げております。
納戸がログハウスっぽくて、収納部屋にするにはもったいない仕上がりです。

大工さんの手から、左官や塗装の職人へとバトンタッチ。
今週には第2回目の気密検査も行われます。
住みよい住宅になりますように。

byササオ

暖涼な住まいへ

こんばんは、設計のササオです。
1週間前は半袖で歩く人を見るくらい暖かい日が続いていたのに、すっかり冬に逆戻りですね。
少し前になりますが、現在、担当させていただいてる堺市・F邸において、気密検査が行われました。
弊社の住宅の中では高断熱・高気密の最高レベルを目指し、初めての樹脂サッシ(エクセルシャノン)、気密シートも湿気をコントロールするザバーンを、基本床下断熱ですが、土間部分は基礎断熱を、という具合に試行錯誤で挑戦させていただいております。

第一の目標は気密測定をし、C値を1.0切ることです。
(C値というのは隙間相当面積で、省エネで高性能住宅の基準として、C値1.0以下と言われています。)

気密検査

↑気密測定機です。
住宅内の空気を抜き、圧力を高め、外の空気がどれだけ入ってくるかを測定します。

ドキドキの検査結果は、C値0.4!ササキ棟梁も喜んでおりました!

高気密高断熱を希望され、ご自身でも勉強し、弊社へ工事を任せていただいた施主様、細かくご指導してくださった(株)キムラの佐藤さん、経験からご指導してくださった弊社先輩社員、そして何より隙間と戦ってくれた大工さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

まだまだ高品質の住宅を作るためには途中段階ですので、気を引き締めて努めていきます。

ところで、札幌で高気密高断熱を学んできた社長が最新機器を購入しました。
FLIR0008FLIR0006
サーモグラフィーです。
ただの白い壁の中に、埋めてしまった窓がはっきり見えます。
カーペットタイルの一部にも穴が開いているのが分かります。
これから、現地調査の隠れた鉄骨部分や雨漏れ部分を探すために、または断熱工事の際の熱橋を見つけるために、気密工事の隙間を見つけるのに大活躍するでしょう。
冬は暖かく、夏はエアコンが良く聞く涼しい住宅を、より多くの方に提供できるように精進してまいります。

byササオ

高さ問題

こんにちは、設計のササオです。
本日は斑鳩町N邸リフォーム工事の打ち合わせがあり、キッチンの背面収納について、施主様(奥様)の身長と家電の高さと、収納の容量などを検討してきました。
キッチン背面収納検討
現場にはホワイトボードがあり、そこに実際の高さとよく使う家電(オーブンレンジ)を原寸で描き、使う動作をしてもらって検討いたしました。
計画では家電が使いやすい位置へ納まるように寸法を設定しておりましたが、女性の平均(158cm)より身長の高い私(168cm)が動作をするのと、私よりも15cmは身長の低いお施主様とが動作するのとでは、使いやすさ、体への負担が全く違うことを実感します。
キッチンは意外と長い時間を過ごす場所、動作も多く、日々の積み重ねで体へも影響があるため、改めて重要性を感じました。

ちなみに私の賃貸マンションのキッチンの高さは75cm。
キッチンの使いやすい高さは「身長(cm)/2+5cm」と言われています。
私の身長から計算すると89cm、キッチンは高い方が良いということから適正は90cm、現状は15cmも低いのです。
5cm低いと腰痛の原因になるそうですが、どうりで。。。結婚してから腰痛がひどい。
主人の身長から計算するとキッチンの適正高さは97cm。主人の洗い物をする姿は本当に辛そうだなと見ておりましたが、数字でみると限界かなと思います。

主人の生活で考えると、184cmの身長で、生まれ育った家も、今住んでいるマンションも開口部は180cm以下。猫背で屈む姿勢が定着しており、いつも肩こりと、腰痛に悩まされております。
改善しやすい食生活は気を使っておりますが、そろそろ私生活の住環境(高さ問題)も改善するべきかなと。陽の入り方、風通しはとても良くて気に入っているのだけど。。。

大寒に陽のぬくもり

こんにちは、設計のササオです。
本日は東大阪市・T邸リフォーム工事の引渡し前の施主検査が行われました。
ビルの2F部分が会社事務所と住宅です。
リフォームして真新しい感じではなく、こなれた空間にしたいというご要望から、島村葦商店さんの古材や古建具を各所に使用しております。

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階段室から住居部分への入口は格子戸、その先には古材を面台にした飾り棚。
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飾り棚にはご主人のご友人が描いた素敵な絵画が飾られます。
玄関戸は重厚感のある蔵戸。柱は古材のケヤキです。

T邸トイレトイレの腰壁、手洗いのカウンター、奥の飾り棚も古材です。
こちらにはアイアンのペーパーホルダーとタオル掛けが付く予定です。
落ち着いた雰囲気のトイレになりました。

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LDKの様子(モーリーショップ制作のキッチンより)。障子の向こうは寝室です。大きな框戸の向こうはインナーバルコニーとして洗濯ものを干す空間になります。
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障子を開けて寝室とつなげた様子。南側の窓から心地よい光が入ってきます。
大寒の日ですが、陽の光が入り、心地よい明るさと柔らかい暖かさが感じられました。
ざまざまな木材の表情のある空間をまとめてくれたのが、チークの床と珪藻土(エコクイーン)の壁です。

まずは住居部分の引渡しを明日迎えますが、手直しや、エントランスや階段室の工事も残っておりますので、引き続き気を引き締めて頑張ります。

今日の職人。大きなはめ殺しガラスを設置の様子。
image (1)
男三人が全身を使って、声を掛け合い、作業しておりました。
ありがとうございます。

byササオ

現場のいろいろ

こんばんは、設計のササオです。
竣工直前の豊中市・F邸新築工事の現場の様子です。

F邸壁紙F邸壁紙2

 

カタログで選んでいただいたデザインを大判でサンプルと取り寄せ、現場に貼って確認していただきました。
カタログのチップと、サンプルの手触り、テクスチャー・デザインの雰囲気が違うことが多いので、お施主様も選ぶのが大変な作業です。

M君
こちらは大工見習のモリ君です。
お昼休みに早々とお弁当を食べ終わり、玄翁の柄を自作しておりました。
小さな鉋で少しずつ削って調整するのですね、私も初めて知りました。

F邸外構

手伝い職人のみなさんが、外構の下地を施しておりました。

3週間ほど前ですが、電気の業者さんがメンバーで参加しているバンド「グラサンズ」のライブが会社近くの居酒屋さん「あそび菜」さんで行われていたので、見に行きました。
12月20日「ピザ作りワークショップ」講師の素敵なお店です)
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分かり辛いですが、奥でバイオリンを担当しているのが電気の業者さんです。
とっても素敵な音楽で、CDを買って、サインをいただきました。

木村工務店はもちろん、「あそび菜」さん、「グラサンズ」さんも、ぜひ御ひいきに!
どうぞ、よろしくお願いします。

byササオ

吹田市・K邸リフォーム工事 引渡し

こんばんは、設計のササオです。
本日は関大前にあるK邸リフォーム工事の引渡しでした。

パン屋さんのご夫妻と、やんちゃ盛りの男の子2人のお住まいです。
奥様のご友人であるグラフィックデザイナーの方がコーディネートで入りながら、極力解体せず、片付け易さを重視しながら計画して参りました。

メインはステンレスのキッチン一体のダイニングテーブルです。
リビングの収納は、両サイドのトール収納は、お子様のロッカーとして、ランドセルや制服、学校道具が入れられるようになっております。

K邸リビング収納K邸キッチン

こちらはダイニングから玄関ホールを見た写真です。
奥様の気に入ったメタル調のクロスがアクセントになっております。

K邸ホール_ダイニング

洗面脱衣室は敷地の関係で台形なため、洗面台もメラミンとポリ合板で台形に制作しました。こちらにも、奥様お気に入りのクロスを貼りこみました。

K邸洗面脱衣室

計画段階の打ち合わせは、パン屋さんの一角でやらせていただき、
現場打ち合わせもパン屋から自転車で、時にはお子様のお迎えしてから2人乗せて、本当にお忙しい中時間を作っていただきました。
お施主様と、大工さんと、現場監督と、そして今回はご友人のデザイナーさんと、みんなで作り上げた空間です。
喜んでいただけて、心から嬉しく思います。
本当に皆さま、ありがとうございました。

残りもありますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

byササオ

琵琶湖ツアー

こんにちは、設計のササオです。
秋晴れの先週土曜日、秋の社員旅行(趣味の会)がありました。
ゴルフ組と釣り組、そして観光組に分かれるのですが、ゴルフはできない、船酔いがひどい私は、必然的に観光組へ。
みんなで悩みに悩んで案を練り、竹生島+長浜+近江八幡(たねや施設「ラコリーナ」)を回る琵琶湖ツアーに決定しました。

まずは「神の棲む島」と呼ばれるパワースポット竹生島へ。
「近江今津」から船で渡ります。
とんちゃんコスプレ 竹生島
「とんちゃん船長」 のご案内で、竹生島へ到着。

竹生島の沈影 船廊下
一番楽しみにしていた宝厳寺の唐門(豊臣秀吉時代の大坂城唯一の遺構と言われて要る)が修復中で見れなかったのは残念ですが、秀吉の朝鮮出兵の際の船で作られた船廊下や、国宝の都久夫須麻神社など、見応えも十分あり、神秘的な島を堪能しました。

竹生島からまた船に乗り込み、長浜へ。
近江牛ランチを堪能した後に、男性陣が「長浜浪漫ビール」で酒に飲まれている間、私ととんちゃんはレンタサイクルでヤンマーミュージアムへ。
  とんちゃん自転車 ヤンマーミュージアム

ショベルカー体験ができ、屋上にはビオトープと、太陽光発電を利用した足湯があり、しばし旅の疲れを癒しました。
image (22)ヤンマービオトープ 
ここは子供も楽しめる施設でおすすめです!

そしてこの旅のメイン、藤森照信氏設計のたねやグループ施設「ラコリーナ」へ。
ラコリーナ1 
ラコリーナ2
芝生の屋根が小山の様です。

  ラコリーナ内部
漆喰塗りに炭を埋め込んだ内装。

ラコリーナ家具
可愛くて座り心地も良い家具にみんな興味津々。
閉店後、お客様が居なくなってから、椅子をひっくり返したりしてどう作られているか観察。おいしい限定スイーツと、特別な空間、美味しいお土産も買って、みんな大満足の様子でした!

来年になったら、栗百本という建物等も続々と完成する予定で、またぜひ行きたい場所です。

月もきれいで、充実した素敵なツアーの締めくくりとなりました。
 ラコリーナ夜 ラコリーナ月
byササオ

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