サインの力

こんにちは、タカノリです。
いよいよ年の瀬。23日は祝日な気がまだしていますが、令和になって早3年そろそろ慣れないといけないですね。

天王寺区・I社まちのえんがわ計画はお引渡しを迎えました。

そもそもは印刷の会社さんなので、自社でデザイン・製作したサインが色んな所に。そのピクトグラムがとてもクオリティが高く素敵でした!綺麗なサインが入るといい意味で空間が和らぐ感じがします。

 

巽東・A邸リフォーム工事もLDKが完成。
TOTOキッチンと製作の背面収納キレイに納まりました。メーカー製のキッチンは年々充実度があがっており、このスリム対面型のアイランドキッチンも収納力の充実もさることながら、手元を隠すガードのところにコンセントを潜ませていたりと、至れり尽くせりな内容でした。

 

さて、今年も一年お世話になりました。来年になってもまだまだ手放しでは世の中の動向に気を抜けない状況が続くとは思いますが、それでも少しずつ良くなっていくこと信じて、今年のあと数日を乗り切りたいと思います。

Merry Christmas!

takanori

byタカノリ

過程の美学

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

堅苦しいタイトルになりました。。

 

吹田で進めておりました、

吹田市・K邸リフォーム工事ですが、

無事引渡しを行いました。

 

最近よく見かけるラフな印象のラワン合板を

あえて横貼りで、タイルを貼るかのように細かく目地を入れ、

染色+光沢を出すためクリア塗装を重ねてみました。

とにかく、写真では伝わりにくい!!

 

既存のサッシの高さに合わせて連続する、

横貼りのラワン合板の壁には、規則正しく目地が入り、

べちゃっと貼っただけではない、繊細な雰囲気を演出。

アップするとこんな感じです。

造作家具も全てラワンで横貼り。

同じく染色し、クリア塗装で鈍く光沢を出しました。

 

ラワンは、塗装すると劇的に色や雰囲気が変わるので、

最後の仕上げまでハラハラでした。

 

高槻市・S邸リフォーム工事も着々と。

LDKです。

 

照明が素晴らしい。。。

 

↑実は、実際の照明のサイズの模型を作成し、

位置とコードの長さを、現場でみんなで検討しました。

こういう、”過程”が美しいのだと。

そう思っております。

 

 

では。

byハヤカワ

NASLUCKさんが凄い

こんにちは、設計と営業担当の田中です。
今回は、NASLUCKの商談会なるものに行って参りましたのでお伝えします。

ところで商談会?って何。
木村工務店ほど、そういった設備機器販売営業から遠のいてる工務店って少ないんじゃないでしょうか。

商品への興味はありますが、設備機器を前面に出した営業というスタイルがないということでしょうか。
ということで、今回は、純粋にナスラックさんの器具説明を聞きにショールームに向かいました。

↓今回、弊社を担当して頂いてる前原さんに商品紹介して頂きました。


特徴その1:はい。言わずと知れたミーレです。
ナスラックさんではミーレを全機種でプランすることができる。
これが、以外と他社メーカーにはないポイントなんです。
ちなみに、ミーレはドイツの食洗器メーカーで
ガバッと開く、大容量食洗器で有名です。
弊社のお客さんには、大人気の商品です。
このミーレ、TOTOさんやLIXILさんのキッチンでは上位機種でないと入れれないんです。

特徴その2:実は、元祖オールステンレス・・・。
オールステンレスを最初に開発したのがナスラックさん
詳しくは知りませんが、その特許をクリナップさんとオールステンレスの普及のため共有したとか。


特徴その3:こちらも地味に、初代、入り隅排水口シンク
今でこそ、どこのメーカーも排水が中央になく隅に設置されるようになり
非常に使いやすいシンクしなりましたが、これもずっと昔からやっていると言っておられました。


特徴その4:鏡面セラミックカウンター
セラミックカウンターって、LIXILさんが最初に発売して、一躍人気カウンター素材となりましたが
以外と大理石みたいに鏡面仕上げのものってないですよね。
セラミックカウンターは、非常に強度が高く傷がつきにくい。
値段はお高いですが、キッチンカウンターには最強の素材かと思います。


これは、特に特徴ではないですが、下駄箱収納
下駄箱に引き出しって必須アイテムですよね。
うちもそうですが、結局カウンターに小さな引き出し置いてます。
家具工事で下駄箱作る時は、一つだけ引き出し仕様にしておくのは、いいアイデアですね。
勉強になりました。
面白いことに、この発見、既製メーカーではNASLUCKさんだけが採用しているそうです。
地味ですが、今回、一番共感できたポイントでした。

以上、簡単にご紹介させて頂きましたがNASLUCKさん、かなりお勧めです!

色々、ご丁寧に説明して頂きありがとうございました。
物作りの部分でも共感できました。

 

tanaka

by.タナカ

 

 

現場報告

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

枚方市・IU邸リフォーム工事、

着々と進んでおります。

小さなお花屋さんを併設した住宅です。

閉まっている時でも、

お花屋さんという美しい空間が暮らしの背景になるように、

外引きの木製建具によって、

一体的につなげれるような空間を目指しました。

 

パースはこんな感じです。

奥に見えるお花屋さんスペース。

木製の框戸によって間仕切られます。

 

仕事場と暮らしを、

分けたり、混ぜたり、、

既存建物のしっかりとした骨格を利用して、

自由自在で多様な場所になると思います。

とても楽しみです。

 

吹田市・K邸リフォームでは、

ラワン合板という普遍的な木材を

貼り方や、目地の切り方を変えて、

石のタイルのようなシックな雰囲気を目指してみました。

まだ塗装前ですので、白っぽい感じですが、

もっと渋く、沈んだ濃い色になります。

最近よく見かける、ラワン合板のラフさを

解消するべく、だいぶ悩みました。。

こちらも完成が楽しみです。

 

では。

byハヤカワ

えんがわ

こんにちは、タカノリです。
祝日のない10月も半ば、今の所台風の影響も少なく、気候的にもすごく過ごしやすいですね。これを過ぎればいよいよ年末を意識する季節がやってきそうです。

さて、天王寺区で倉庫と車庫になっていた部分を改修するI社まちのえんがわ計画が着工しました。

解体前イメージパース

まずは天井を解体してデッキスラブを表しにして塗装工事

木村工務店にあるまちのえんがわも、元はガレージになっていた会社の一部を利用して作られたスペース。今年で10年目を迎えましたが、会社の一部をオープンスペースとして街に開放していく試みが広がっていくのは楽しみです。所謂カフェや店舗を持たなくても、企業が閉じたオフィスとしてだけではなく「まちなみ」を作っていけると面白いですね。
来週は緊急事態宣言が開けてまちのえんがわも久々のワークショップ。今回はドローンのワークショップということで、昨年末12月30日にドン・キホーテで購入した微妙な値段のドローンが年越しを迎えることなく紛失させてしまったワタクシとしては是非とも参加してドローンの技術を身に着けたいと思っています。子供から大人まで楽しめそうなワークショップなのでお時間ある方はぜひ。

takanori

byタカノリ

着々と

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

前回ブログで紹介しました、会社近くの新築住宅ですが、

無事引渡しました。ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします!

 

3方建物に囲まれた、とても小さな場所でしたが、

色んな制約に埋もれず、施主さんのこれまでの生き方とシンクロするかのように

しっかりと、堂々とこの場所に建つことができて、

良い住宅になったと思っております。

 

高槻のリフォーム工事では、サッシがつきました。

ソトとナカがつながります。良いです、、、

 

黒いサッシは、空間を引き締めて、外部を縁取るので、

内部が白だったとしても黒色のサッシが個人的にはおすすめです!

目立つかもと思われるかもしれないですが、そんなことありません。

 

膨張色である白は、細い物体に使うと何だかアンバランスで、

収縮色の黒は、さらに細く見え、シャープな印象になります。

またサッシから光が入り、影とサッシの色が一体化するので、

要素が減るのも理由の一つだと思っております。

 

大工さんが絶賛作業中にお邪魔して撮影したため

クリエイティブな雰囲気の現場写真ですが、ご了承ください。。

BIMのおかげで、リアルとバーチャルが複雑に入り混じっておりますが、

これからの建築設計に必要なツールですね。。

 

 

では。

byハヤカワ

みんなで。

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

生野区SH邸のLDKを横断する

造作家具ができました。

 

↑キッチン前から眺める

シナ合板を基調としておりますが、

作業台や、炊飯器周辺などは、水に強い白のメラミンになりました。

これが、良いアクセントになり、意匠的だけなく機能的になったと思います。

 

TOTOのキッチンに造作の3方のパネルと

それに連続するコンセント付き小さな収納&テーブル

 

天井に穴を開けるダウンライトを必要な場所に必要な分だけにまとめ、

造作家具に仕込んだ、間接のライン照明で全体を照らします。

 

調光可能なので、暮らしのシーンに合わせて、

自由自在に雰囲気を変えることができます。

 

初めからすべて決まりきった緊張感のある空間よりも、

時間や季節、行事、暮らし方、あらゆる変化に対応できるような、

そんな空間になればなと思っております。

 

施主さんと大工さんと監督と協力業者の職人さんと

みんなで協働することができました。

 

“協働すること”は、

良い空間をつくることができる、最も効果的な方法なのだと、

改めて認識しました。

みなさんありがとうございました。

引渡しまで、もう少し!

最後まで頑張りましょう。

 

では。

byハヤカワ

もうすぐ完成!

泉南郡・S邸新築住宅が間もなく完成します。
設計は辻村、現場監督は庄谷、大工は平星が担当してやってきました。
開発申請期間を含めて足掛け2年ちょっとの歳月がかかりました。
足場の取れた、建物全景を見るにつけ、非常に感慨深い思いにかられました。

S邸は、江戸東京たてもの園にある、前川國男邸を模したプランで
設計を行いました。
この案は、お施主さんが、実際に園に実在する前川國男邸を見学して
非常に感じが良かったことから、
自分たちの家は、こんな家がいいな。
という所からスタートしました。

私も、10年以上前に、前川邸を見学していて、
吹き抜け感や木組みの感じがモダンで感動したのを覚えています。

有名建築の良さを素直に取り入れて、今の建築の性能(耐震・断熱)で建てるということ。
意外とこういった設計は初めての試みで
今のライフスタイルには当てはまらないのではないかと思いましたが
さすがに名建築、何時の時代にも通用するポテンシャルがあると感じました。

今思うと、自負するわけではないのですが、この建物は設計事務所でも難しいと思いますし
設計を真似ているわけではないので、
意外とどこの工務店でも出来るというわけではない様な気はします。



結構な存在感があります!

tanaka

by.タナカ

後半戦

こんにちは、タカノリです。
いよいよ今日から7月で2021年下半期が始まりました。
ワクチン接種が本格化してきたり、賛否両論ありますが7月後半はいよいよオリンピックが開催されるなど、徐々にコロナ以前の活気を取り戻す下半期になれればいいなと願っています。
あっ、この場を借りて謝罪、訂正させて頂くと、
去年末各所にお配りさせて頂いた木村工務店のカレンダーはオリンピックが正式決定前に作られたカレンダーですので、7月19日が祝日となってしまっております!
正しくは、7月22日・23日が祝日なのでお持ちの方はお間違えのないようご注意ください。

さて、会社のサンプルルームの完成が近づいてきました。
従来あった床材などのサンプルを並べ、今回新たに建具やスイッチのサンプルも作りました。

設計の打ち合わせの中で、よりわかりやすく完成の姿をイメージする助けになればと考えています。

そういえば、前回のブログで書いていた、協力業者の会のオンライン総会がついに実施されました。
精親会という協力業者の会員全員とまではいきませんでしたが、社員及び各協力業者合わせて40名を超える人数でのオンラインミーティング。一人一人簡単な挨拶も含めて喋る機会も設けたのですが、協力業者同士でも以前は数ヶ月に一度は必ず顔を合わせていたのですが、もう1年以上会っていない方々もいらっしゃったとのことで、オンラインという形でも今回開催出来てよかったと改めて感じ、同時に定期的な集まる場の大切さも痛感しました。

このオンラインという力を業者間の打ち合わせなどにどんどん活用していきたいですが、
来年の総会はできれば研修旅行というざっくばらんな打ち解けた場で開催したいですね。

takanori

byタカノリ

篠山の今田町の家と集落

ずっと行ってみたいと思っていた、

篠山の今田町の山の中にある住宅を見学させていただきました。

設計は、現代計画研究所という大学でお世話になった先生の設計事務所で

施工は木村工務店です。

竣工して約25年?ぐらい経っている小さな住宅です。

 

山を登ります。これがこの住宅の玄関です。

今回は、このアプロ―チに手すりを新設するための検討で行きました。

 

設計と施工と施主さんと場所が協働し、

建築物という“モノ”に奇跡的に結実した、

大変美しい空間で、貴重な時間を過ごすことができました。

 

お互いに協働し合い、専門的な知識をもって、

みんなでつくっていくという意識。。。

これが一番大事なのだと改めて実感しました。

目指すべき住宅の一つです。

 

帰りに近くの集落に行きました。

 

集落は美しいです。

何が美しいか一言では言えませんが、

1つ言えることは、揃っていないけど、複雑多様で、

全体として、どこか統一感があるということでしょうか。

 

道の先に見える、きれいな屋根とかすごいとおもいませんか。

ニュータウンのように、道がまっすぐではなく、

建物もそろっておらず、複雑多様だけど統一感のある風景。

 

建物も道に対してあまりセットバックせず、

しっかり生活感が街並みとして参加している。

 

長い時間の中で生まれた、

複雑な場所性、多種多様に人が集まる環境を

簡単に言葉やルールで表すのは、不可能なのかもしれません。

 

その場所、その時間での小さな暮らしの最適解の集まりが、

集落という集まって暮らす環境なのかなと

と、改めて思いました。

 

では。

byハヤカワ

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