この❝場所❞に建つ

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

現場の方ですが、泉佐野市・H邸新築工事が進んでおります。

 

※外観イメージです。

L型の平屋で、切妻と片流れが周辺環境に合わせて混在する屋根形状。

美しくなりそうです。

関西空港が近くにある場所のためか、なんとなく飛行機の主翼のような、、、

 

敷地内だけで完結するのではなく、

道路や周辺建物、周辺の環境に対して、重心が低く、

この❝場所❞に建つ、落ち着いた雰囲気を纏った、良い建物になると思っております。

 

※内部パース

内部は、ズドーンと登梁がリズムよく見えており、

外部と内部の抜け、繋がりが気持ち良く感じる空間に。。

 

また施主さんと一緒に、製材所に構造材の見学&検品に行きます。

楽しみですね。

 

現在は、基礎の型枠が取れ、

なんとなく空間の位置関係や、スケール感がイメージしやすくなってきております。

 

これから現場が進み、

大工さん、監督、施主さんといろいろ話し合い、相談しながら

良い空間にしていきたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

小屋を建て替える

こんばんは。設計営業担当の田中です。
堺市、鳳の方で、小屋を建築中です。
こちらで、基礎と建て方まで行って
そこから先は、施主施工という現場です。
小屋であっても、基礎工事は
堀方、配筋、型枠と普通住宅と同じ工程を踏みます。



建て方の様子は、次回UPしたいと思います。

ちなみに、私は、テントばかり建ててます。

tanaka

by.タナカ

居場所

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

暑かったり、急に涼しくなったりですね。

 

少し前に竣工しました、御幸森小学校音楽室の改修工事ですが、

開所式にご招待いただいたので、参加してきました。

各方面から事務所の開設に向けてサポートしてきた方々や企業やなどが集まる、

小規模の開所式でした。

 

人が集まり、居心地がよかったら居場所となっていく、、

お家や学校?、公園?、仕事場?など個人の”居場所”と呼べるは様々だと思います。

この場所は、”第三の居場所”として生活をサポートしていく空間を目指していきます。

 

みなさんは、居場所と呼べる場所はいくつありますか?

居場所はあればあるほど、幸せで豊かな生活だと思いました。

 

とにかく、人が集まる空間では、

今後、老若男女、多種多様な活動やモノが集まってくることを想像し、

複雑な環境の背景として、しっかり支えていく骨格になるような、、

そんな気持ちで設計しました。

 

大学時代、男山団地という広大な団地群で、

だんだんテラスという、人が集まり、居場所になるような空間の運営に

寝泊まりしながら濃密に関わらせていただいたので、

今回の音楽室改修工事は、かなり僕にとってイメージしやすい計画でした。

 

改修した音楽室で感謝状贈呈式

色んな方に、色んな用途で使ってもらえる空間って良いですね。

 

開所式では、元音楽室の日々の活動の様子を動画で見せていただきました。

ワンルームの空間に

緩く曖昧に区切った事務所スペース(写真右側の黒板の方です)にも

時々子どもたちがなだれ込み、

事務所なのか、勉強スペースなのか、遊び場なのか、

なんとなく想像していた、多様で混ざり合った

孤立しない、風通しの良い、賑やかで楽しそうな雰囲気を感じました。

 

僕自身、共感できる環境に

空間の設計として関わらせていただき、嬉しく思いました。

またふらっと遊びに行きたいですね。

 

では。

byハヤカワ

木とガラスの玄関

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

前回のブログで書きました、御幸森小学校音楽室の改修工事ですが、

玄関となる透明ガラスの木製建具が設置されました。

 

↑外の廊下から内部の活動の雰囲気をなんとなく感じることができますね。

オープンで、ウェルカムな空間。

 

↑逆に内部からは、誰が来たのか、すぐに分かります。

ズドーンと廊下の奥の突き当りまで視界が抜けて、広々と開放的です。

 

遠くまで見える⇔遠くから見える

ナカからソトが見える⇔ソトからナカが見える

そういった風景の一つのような

コミュニケーションの取れる関係性が、すごく素敵だと思っております。

また、改修が進む御幸森小学校という場所や人が集まる居場所には

必要な要素ではないかと感じております。

 

↑日々の活動をしながら、引っ越し、片付けの作業もあり、大変そうです。。

ペッパー君もぐったり、、、

 

竣工してから、施主さんである、多文化ふらっとさんに色々お話を聞きましたが、

たくさんの子どもたちや親御さんも訪れているそうです。

 

不特定多数、老若男女の方々が集まることができる空間。

できるだけ空間は背景になるように、、

様々な活動を支えれる存在になることを意識してきました。

今後、誰かの居場所になれれば、僕も嬉しく思います。

 

 

では。

byハヤカワ

鍋とお酒とベンチ

こんにちは。

設計のハヤカワです。

 

タナカ部長のブログに続き、

引渡し間近の西区・K邸リフォーム工事の内容を

書こうかなと思います。

 

解体中の2階の様子

解体して、いろいろな問題も見つかり、

施主さんとみんなで相談しながら、

ひとつずつ解決していきました。

 

過程がかなり飛びましたが、良い空間になりました。。

重心が低く、リニアで曖昧な居場所がたくさん。

 

窓際の奥に見える

1200角の少し低めの大きなテーブルが中心となり、

その周りを、

座り心地の良い収納付き畳ベンチと、

風と光と視界が抜ける既存窓と、

塗装して落ち着いた雰囲気のラワンでグルっと囲います。

 

テーブル足元に用意したガスコックに繋いで、みんなで鍋とお酒。

お腹いっぱいで眠くなり、

テーブル近くにある調光スイッチで照明を暗くする。

そのまま横になって、いつの間にか畳ベンチでおやすみなさい、、、

どうですかね??僕は、そんな時間も幸せだなと思います。。

 

L型の畳ベンチからの景色

4方向大きなマンションに囲まれ、

人や車が駆け抜ける環境に建つ、

小さな居場所です。

 

今後の暮らしが楽しみです。

 

 

では。

byハヤカワ

囲まれ、開かれたL型

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

色々と現場が進んでおりますので、

今回は

西区・K邸リフォーム工事と

東大阪市・M邸リフォーム工事現場報告です。

 

西区・K邸リフォーム工事では、

現場監督の日高氏と大工さんと手伝いさんのおかげで

狭小住宅に造作家具が入り、

計画していた、小さな居場所が見えてきました。

↑正面の窓際に、造作家具のL型の畳ベンチ。

窓とベンチの関係がすごく良い感じになりました。

 

その素敵な窓際を囲う1200角の大きな机は、

広々として贅沢で、

お友達をたくさん呼んで、ご飯を食べたいなと。

私の家ではないのですが、

しばらく窓際でのんびり座りながら、想像を膨らませていました。

 

↑窓際のL型畳ベンチと、大きな机。

そのベンチと机の高さ関係の寸法は、通常より低めで設定しており、

重心が低い居場所に、ラワン合板の壁でぐるっと包んでおります。

 

↑キッチン前のL型に並ぶ、ワークスペースと作業台。

西区・K邸リフォーム工事では、ワンルームの空間に、

いくつかのL型で緩やかに囲まれ、開かれた居場所が点在します。

空間を完全に間仕切ることなく、曖昧に、大らかに。

曖昧に混ざり合う居場所は、今後の生活でも色んな発見や可能性があると思います。

 

 

↑こちらは東大阪市・M邸リフォーム工事です。

こちらもL型です。

元々住宅の駐車場だった場所を、施主さんの御親戚が一部整体院に改修し、

その整体院までのアプローチを設計しました。

 

↑奥に見える開口部が整体への入口です。

L型に道路まで伸びる板塀には、棚板がいくつか設けてあり、

施主さんの趣味である植栽を飾る予定です。

 

整体に通うお客さんだけでなく、

道を歩く人たちにも、少しでも楽しんでもらえるようにと、、、

素敵です。

L型に囲まれ、開かれた小さな居場所がまちなかに。

こういった小さな公共といえる居場所が

増えていけばなと思っております。

 

 

では。

byハヤカワ

社内検査~施主検査

こんばんは。設計営業担当の田中です。
中央区・F邸リフォーム工事が、間もなく引き渡しということで
社内検査と施主検査を連日させて頂きました。

谷町の街道沿いの歴史ある街、その中の長屋の一角になるのですが
古き良き、素敵な場所です。

コンパクトですが、密度の濃い全面改修工事をさせて頂きました。

当初、少し暗いイメージの空間でしたが
吹き抜けを設け、明るく、街ともいい感じで繋がりました。
既存にあるお地蔵さんとの溶け合いがポイントです!

ありがとうございました!

tanaka

by.タナカ

 

複雑多様な環境

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

今回は、仕事の内容ではないのですが、

個人的な活動で、大学の頃から関わっている

京都府八幡市にあるUR男山団地の活動報告です。

ちなみに、その男山団地にある

“だんだんテラス”と”だんだんラボ”という関西大学の地域拠点は、

木村工務店の施工です。

 

周辺地域の方が、団地内の小さな広場で開催しているイベントの

出し物の配置やベンチの作成&設置など、

会場の設えの計画(お手伝い)をしました。

スロープがあり、バス停があり、ゆるやかに勾配や階段がある

ポテンシャルを感じる小さな広場です。

人やモノの小さな居場所が混在して、人が集まる空間を創っていきました。

 

特徴的な階段も単に階段としてではなく、

色んな居場所になるように、簡易にベンチを創ったり、

色々と工夫してみました。

 

↑写真左下

なかなか良い画集を持ってきている方がいたので、

階段に画集をレイアウトしてみました。

ちょっとしたギャラリーのような感じ、、

レイアウトを変えると色んな方が見て、触って、

何冊か売れたようで、良かったです。(僕も買いました)

 

小さな広場にある特徴的な階段を有効活用するべく、

端材を使って、簡単に移動式階段ベンチをつくりました。

 

時間による日当たりやその時の景色、

使い方に合わせて、自由に移動や連結できます。

このベンチの足元の支えは、黒く塗装したので、

少しだけ浮いて見えます。

 

イベント時だけでなく、常設にできたらなと思っており、

実験的に日常的に置いているのですが、

結構色んな方が座って、くつろいでいるらしい、、

 

ちょっとした工夫ですが、

なかなか居場所として良いのではと思っています。

 

今回の団地内のイベントの設えを考えてみて、

改めて、単一的な風景ではなく、

色んな人やモノ、居場所が混在し、

複雑多様な環境が美しいと、

そう思いました。

 

人と人との関係性も

空間も建物も街並みも、

何を揃えて、何を揃えないのか、

その見極めが大切だと思いました。

 

では。

byハヤカワ

カーフェリーに学ぶ、建築デザイン

こんばんは。設計営業担当の田中です。

GW明け、建築業界も色々な問題を抱えながら仕事を再スタートしました。
円安によって、輸入材の原価が15%程度上がってしまったり。
そもそも、輸入材自体色々な世界情勢のバランスの崩れから、流通が滞り。
設備機器の納期も、トイレで3か月、給湯器やガスコンロで商品によっては半年以上
納期が遅れている理由が分からないだけにお客さんに対しても説明がつかず苦戦しております。
建築は、新築にしてもリフォームにしても設備機器をはじめすべてが揃って初めて完成品なので
非常に厳しい状況になっております。

そんな中、というのも話のつながりがおかしいですが
今年のGWはコロナに伴う外出規制がようやく取れたので
九州に、カーフェリーでツーリングキャンプに行ってきました。

今回は、宮崎カーフェリーに乗船しました。
まだ2.3回しか航海していない新造船でしたので非常に綺麗な状態で利用できました。
思えば、幼少の頃、まだ橋がかかっていなかった当時
よく旅行好きのおばあちゃんに、
フェリーで九州や四国に大部屋雑魚寝で旅行に連れていってもらった記憶があります。
今は、路線もかなり減ってしまいましたが
それでも、カーフェリーは今もトラック運送のかなめ、重要な交通手段です。

神戸港から乗り込みました。➾➾➾

今回は、行きが新造船【たかちほ】、帰りが旧船【神戸エキスプレス】と
新旧両方体験できましたので、その比較と
まだ竣工して間もないこともあり、まだ、全くWEB上に写真が上がっていないので
せっかくですので掲載致します。

■外観の比較


左が新造船たかちほ、右が旧船神戸エキスプレス
外観の違いはあまりなし。

ロビーホールの比較

新造船は吹抜け、LED間接照明、旧船は器具のデザインで豪華さを強調
休めるスペースがたっぷりあるのが、新船の特徴
みんな、ここでスマホを見たり、お酒を飲んだりしてくつろいでいる。
他のブースもそうなんですが、いろんな居場所がいっぱいあるのが
プラン的な大きな変化かと思いました。

■通路部分比較

間接照明が綺麗でした。
内装に使われている素材は、スチールや樹脂
車や鉄道の内装と同じですね。
木調を多用したデザインでした。

■新造船 たかちほ の色々なブースの紹介


キッズコーナー、ラウンジ、スナックコーナー?
色んな所で過ごせるので、部屋では寝るだけといった感じ。
すべてのブースに椅子とテーブルが設置されていました。

また、洗面室が、数か所、広く設置されているのが大きな違い
旧船には、トイレの中しか洗面がありませんでした。
コロナ渦の影響も多少、設計に影響した感じです。
写真を載せれませんでしたが、大浴場が良かったですね。
3回入浴してしまいました。

20年を経て、ライフスタイルの違いが大きく船内デザインに反映されました。
スマホ中心の過ごし方の変化が、ここでも大きく表れていました。

■寝室の比較

左が新造船、右が旧船、共に同じ2等寝台(ドミトリー)グレード
寝室に関しては、旧船の方が広くて、窓もあって個室感があって快適でした。
新造船は、最近のカプセルホテルのイメージ
旧船は、ブルートレインのイメージ


IQキャンパー、タナカがお伝え致しました。

 

 

 

 

今とこれからの暮らし

少し前に竣工しました、

生野区・SH邸新築工事の竣工写真を撮りました。

写真は、いつもお願いしている多田ユウコさんです。

 

3方住宅に囲まれた、木造の3階建てです。

単純な真っ白の箱で簡単に解くのではなく、

色んな素材を複雑に混ぜながら、白系統でまとめました。

 

シンプルながら複雑で、

多様な雰囲気をまとった住宅になったと思います。

 

ちなみにポストも白で、外灯も白で、車も白です。

同じ白ではなく、少しずつ違う白。

 

内部は白ではなく、一定の高さで壁にシナを貼り、

温かい雰囲気に。

上部には調光できるライン照明を思い切って部屋の端から端まで設置し、

生活の色んなシーンに合わせて光を調整できるようにしています。

 

造り付けの机は、一部折り畳みができて、

大きくしたり、小さくしたり、、

最低限の決め事だけ決めておいて、

あとは、色んな状況に対応できるようにしとくのが、

気持ちの良い空間を保ち続けるコツなのかもしれません。。

 

先の暮らしの想像には、限界があると思いますし、

決めすぎない寛容さも、場所によっては、ある程度必要だと思います。

 

キッチンからダイニング、リビングを眺める

 

バタバタとしましたが、

竣工から少し時間の経った暮らしの話も色々とお聞きできて、

楽しい撮影のお時間をありがとうございました。

 

“今”の暮らしを撮影しましたが、

これからも豊かな暮らしが続いていけば、

私もうれしく思います!

 

では。

byハヤカワ

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