設計者として、来客者として

こんにちは。

ハヤカワです。

前回のブログの続きですが、

泉佐野市・H邸新築工事の内容です。

 

お引渡ししましたが、現在は外構関係を進めております。

ダイニング、キッチン廻りです。

奥に見える木製建具の奥は、玄関土間です。

ということは、玄関土間を抜けると目の前がキッチンという

あまりない構成です。

 

カフェや小さなお店のような構成ですね。

買い物から帰ってきて、重たい荷物を

目の前にキッチンにドンと置いたり、

お客さんが来たら、立食形式でコーヒーなどなど。

 

私や監督、職人さんとお邪魔したときは、

手作りのキッチンを囲んで、お施主さんとおしゃべりしました。

良い距離感と位置関係です。

 

キッチンをぐるっと囲むって良いですね。

 

↑キッチンからリビングを眺める

位置関係としては、

ソト→玄関土間→キッチンダイニング→リビングという位置関係です。

 

また別の日に外構関係打合せでお邪魔しました。

造園屋さんとお施主さんと外部をぐるぐる見ながら打合せ後、

休憩を兼ねた落ち着いた打合せは、

ダイニングで椅子に座りながら資料を広げて行いました。

 

LDKは、間仕切りはなく、ワンルームな空間です。

しかし、コミュニケーションの質というか

その時の状況や環境に合わせて、

居場所を移動する感じを、

設計者としてではなく、

来客者として体感できて、(おもてなししていただいて)

うれしかったです。

ありがとうございました。

 

↑ダイニングキッチンの開放的な雰囲気から変化しますが、

こちらはフリールーム。

赤の壁と、モリスの壁紙。

切り抜かれたグレーの箱にベットを設置する予定です。

 

一人の時間、、時にはシェルターとして。

そういう環境を必要とする状況や気分はあると思います。

こういう場所がお家の中にあるって良いですよね。

 

寝室や水廻など、まだまだありますが、

今回はこのあたりで。。

では。

 

byハヤカワ

軽天工事

お疲れ様です。田中です。

5月から事務所の改修工事がスタートして以来、解体工事、土間レベリング工事
鉄骨階段設置が終わり、いよいよ
軽天工事(軽量鉄骨を素材とした天井、壁下地材による工事)
が始まりました。


長く建築工事に携わってきましたが、意外と軽天工事を一部始終見る機会が無かった様に思います。
木造住宅を主体にやってきたということもあります。
木の間柱、胴縁を使って、天井や壁を立ち上げていく作業と違い
デッキからのボルトで吊り下げる軽天下地は、施工が効率的で、ボルトの吊長さを後で調整できたり
非常に合理的にできていると改めて感じました。
あと、木下地の場合、どうしても自然の素材なので反りやねじれなどがあってそれを大工さんは
技術的に調整しながら扱っていますが、軽天下地の場合、そういったことも少ないのがメリットでは
ないでしょうか。
後、設計者としては、一気に天井下地ができるのと素材が無機質一様であることで
空間把握(確認)が非常にしやすいことも改めて思いました。

ようやく、軌道に乗ってきた感じですが
軽天は施工性が良い分、木造に慣れてきた私としては
すごいペースで進むので、決め事を追っかけていくのが、大変です。

tanaka

by.タナカ

透明と半透明の選択

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

泉佐野市・H邸のお引渡しをしました。

お施主さん、大工さん、職人さんたち、監督、

みなさんのおかげで、すごく良い空間になったと思います。

 

内容盛りだくさんなので、

今回は少し紹介だけ。

 

改めて詳しく報告できたらと思います!

 

リビング

エアボレーという、床下の空間を利用して、

床全体と室内を同時に空調する冷暖房システムを採用しました。

窓際のガラリから、冷暖房の快適な風がゆっくりと押し出されるようにでます。

 

コンロ側キッチン

窓のサイズとタイルの割付、

吊り戸棚やコンセント、さまざまな寸法関係の調整、

ものすごくいろんな方々と検討しましたが、

完成したら何事もなかったかのように、、あっさりと、、

 

洗面脱衣室と浴室

洗面、浴室廻りで透明ガラスのハイサイド窓は悩みました。

隣のお家との関係で不安もありましたが、、

 

透明と半透明の選択は、同じガラスでも、

ものすごく大きな違いです。

一生、外が見えるか、見えないか

言い過ぎですが、、

 

外が見えることで、

雲の動きや空の色、光の入り方など、

いろんな日常の変化を楽しめる可能性が生まれるはず。

 

そんな若干不安だった洗面のハイサイド窓から

お引渡しの日に、

美しい夕日が少しの時間だけ寝室に差し込みました。

 

変化を楽しめる透明にしてよかったなと、

改めて思いました。

 

また次回のブログでご紹介できたらと思います。

では。

 

byハヤカワ

 

 

鉄骨階段

こんばんは、設計のツジムラです。

シマ金物本社改修工事は解体も終わり、スケルトンになりました。

新設の鉄骨階段を搬入設置しています。

安全第一で進めております。

 

竣工まで現場がスムーズに進められるよう打合せしていきたいと思います。

 

先週末、大工さんや協力業さんと堺のmatoiでBBQしました。

天気も良く久しぶりに集まれて、楽しい一時を過ごせました。

お肉をカットするトミマス部長。

 

 

byツジムラ

 

旅の想い出。大分編

こんばんは、田中です。
今回は、GWの旅行編になります。

20年ぐらい前に、訪れた湯布院駅
今も新しいというか、自然への馴染みがすごくいい感じでした。
ホーム内に足湯があるなんていう磯崎先生の遊びこころも、地域にちなんだベストアイデアですね。

特急ゆふいんの森と特急ゆふ
JR九州には、観光列車がたくさん存在します。
特に列車の色がいいんですよね。インダストリアルデザイナーの巨匠、水戸岡先生の世界です。

アフリカンサファリで、檻から猛獣と触れ合う。
ライオンさんもお腹が満たされていると、おそいかかることはないそうです。
かわいいものです!

新造船サンフラワー(むらさき)
昨年、宮崎カーフェリーの新造船を経験して船旅の楽しさを知ってしまったので
またまた、乗ってしまいました。部屋は、プライベートベッド(相部屋)※一番安い部屋
昔でいう、いわゆる2等寝台(一番安いクラス)ですが、
TVもブースごとに1台づつあって、十分、快適に寝れました。いい設計でした。

別府温泉の中でも有名な竹瓦温泉と地獄
いわゆる、町の人が利用する銭湯の様な温泉を巡ったのですが
湯舟際に腰かけて、湯舟のお湯を利用して体を洗うのが作法。周囲の縁石には腰かけるのはNG!
色々、学ぶところがありました。

レンタカーを借りてのベースキャンプ生活。

今回の旅で感じたのは、すごい数の海外からの観光客。
湯布院の満員のカフェに入ったら、日本人は私たちだけでした。

 

tanaka

by.タナカ

 

窓から、リアルな生活風景を考える

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

本日、現在仕上げ工事中の泉佐野・H邸のお施主さんと

いつもカーテン、ブラインド、ロールスクリーン関係をコーディネートしていただいている

オクトーベルインテリアさんと、中津にあるタチカワブラインドのショールームに見学に行きました。

前面ガラス張りの、ブラインドのための建物だ、、、

遠くの方には、僕が関西圏で一番好きな建築物である、

スカイビルがそびえていました。

 

とにかくわかりやすいように展示されています。

こんなに多種多様なのですね。

あと、しっかり展示の空間として美しいですね。

カーテン単体をがらんどうのハコの中で展示するのではなく、

空間全体で商品を演出しています。

 

カーテン、ブラインド、ロールスクリーン、、、などなど

その部屋の用途や建物全体の雰囲気、外部環境のこと、

色々イメージしながら選んでいかないといけません。

悩みだすと難しいですね。

 

改めて❝窓❞を中心にリアルな生活風景を考える時間でした。

 

あまり行く機会がなかったショールームで、

ご一緒にブラインドを通して、改めて内外の部屋の関係性を検討させていただけて、

とてもうれしく思います。ありがとうございます。

 

微力ながら、少しでも良いものを見つけられるよう、

僕も頑張りたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

入隅に集まるエネルギー

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

花粉ですね。体調はいまいちです。

 

現在工事中の泉佐野の現場ですが、

外部の軒裏の杉板貼が進んでおります。

まだ何も貼っていない、垂木が見えている状態です。

この状態でも美しいです。

 

めちゃキレイです、、

なかなか大変で、杉板の割付など、

繊細な仕事です。

 

入隅部分なんて、もっと難しいです。。

すみません、、大工さんありがとうございます。。

 

しかし、

この繊細でうつくしい部材同士、角度をもって直行にぶつかりあう難しい部分が、

LDKと寝室から❝見える❞のです!

写真では、なかなか伝わりにくいですが、

大変だった分の大工さんの❝エネルギー❞が、

空間を引き締める❝迫力❞となって、

この入隅部分に帯びていると思っております。

 

この入隅が、部屋から見える時を楽しみに、

引き続き大工さん、監督、施主さんと

色々意見を出しながら進めたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

水漏れ

先週末、帰宅すると室内で「チョン・チョン・・・」と水の滴る音がし、音のする方向を見ると、

照明器具から水滴が落ちていました。。。

その日は朝からマンションの排水管洗浄する日で、上階から順に、

浴室・洗面・洗濯・キッチンの排水管を高圧洗浄していたのですが、

どうやら上の階の溜まったゴミが5階でタテ管に詰まり、

4階と5階の間で大量に溢れ、そのおこぼれが3階である我が家にも伝ってきたようです。

管理人さんが持ってきた拭くようのキッチンタオルと、水滴を受けるタテ型のベビーバスが

仮設トイレ感を出して、不快感マシマシでした。

子供が遊んでしまうので、水滴が弱まってからは、ビニール袋におむつを開いて入れ、受けるようにしました。

 

排水管の汚れの中でも多いのが、洗濯の排水口だそうで、

特にドラム式洗濯機が普及し、節水なのは消費者として良いが、排水という観点からは、

汚れを押し流す力が弱く、汚れが溜まりやすいのだそう。

我が家も最近ドラム式洗濯機があまりにも排水エラーになるため、

80kgを超す機器をなんとか傾けて、排水口の掃除をしたのですが。。。

キッチンや浴室と比べものにならないくらい水垢と埃の塊が溜まっていました。

ドラム式洗濯機はタテ型洗濯機よりも頻繁に掃除が必要ということですが、

タテ型よりも大変重いため、動かして掃除するというのは難しく、

かさ上げ台などで据え付け方を工夫する必要があります。

これからの洗面脱衣室(洗濯機まわり)の計画は排水口の清掃のしやすさを考慮し、

洗濯パン(かさ上げ式)や、手前に排水口を設ける等の工夫が必要だと実感しました。

 

水漏れの件が落ち着いた翌日は、大正区の千島公園で「大正トンボロマルシェ」というイベントがあり、初めて千島公園に行きましたが、自然が多く、小山があり、子供向けコーナーもあり、食べ物も美味しく、いい時間がすごせました。

千島公園のすぐ横の千島団地、いいな~

 

sasaobyササオ

最小ユニットバスの設置

こんばんは、現場監督の田中です。
この度、会社の近くの現場(ユニットバス交換工事)を受け持つことに
なりました。
弊社では、設備機器に関しましては、TOTO製品をお勧めしております。
私個人と致しましても一押しです。
特にトイレとユニットバスは、
昔も今も、デザイン、開発力について群を抜いてすばらしく
水回り専業メーカーとしての意地の様なものを感じます。

ですが、今回に関しましては、少し異議を申し上げたいと思います。

今回、0.5坪タイプという最小タイプのユニットバスを設置する工事
だったのですが職人さんと搬入業者さんから
なんと『このタイプのユニットバスが施工上、一番嵩張るんです』
という声を、搬入に来た職人さんから聞いたんです。
意外な声でした。

最小タイプのユニットバスですから、当然、設置場所は、小さな家や
集合住宅になります。しかしながら
この商品の浴槽と防水パンは一体型の為、こんなことになっているのです。

普通のユニットバスは浴槽と洗濯パンが分かれているので
全体として大きくても、まだ搬入はしやすいのですが
以外にも、小さいけれど、パーツは大きかったという話です。

現場は、こんな感じでした↓


無駄を省いた梱包技術には定評があるそうです。
テレビで見ました。

こんな感じの、一体成型
一体にすることで、強度やコスパに貢献しているのでしょうが
搬入はたいへん。搬入口の開口が800以下では入らないので
今回は、扉を外してなんとか入りましたが
本来、要望の多い、文化住宅などの場合、入らないことが
多々あると聞きました。
2階なんかだと室内から持ってあげるのは不可能かと思います。
※写真では見えませんが製品下にリン木(養生)を敷いています。
ご安心ください。

キッチンに浴槽があるという、ユニークなプランで最初は少し驚きましたが
よくよく考えると、動線に無駄がなく合理的で、使い勝手は良さそうです。
そもそも、ユニットバスって、どこにでも設置できるというのが
当初のコンセプトで
この0.5坪サイズのお風呂は、今もUBのパイオニア商品だと思うんです。
その昔、大阪万博の頃ですから50年以上前に、公団住宅のベランダに
設置されていた映像を見ました。
弊社の界隈には長屋が多く、お風呂がなかったので
ちょうどこのユニットバスを、裏庭に設置するというニーズが生まれました。
お風呂がない時代には、画期的な商品で
今なお、そういう目的で使われています。

一体だからこそ、自由に、ベランダにでも設置できるという特徴は
わかるのですが、もう一工夫、できるといいように思いました。


やっぱり、現場ニーズに沿った設計というのは大事なのではないでしょうか。
TOTOさんには、是非とも頑張って欲しいと思います!
確かに、一体型だから組み立てが楽で、防水性も担保しやすいのですが。

短期間で、何とか、電気、水道、ガス工事すべてを解決して
無事、うまく納まりました。
職人さんのご尽力のおかげです!

お施主様にも、たいへん喜んで頂けたことも嬉しく思います。

UB施工は、当然、その間お風呂が入れませんし
工事で、普段の生活がたいへんになるので
お客さんの協力なくしては実現しないのです。

誠にありがとうございました!!

あと少し、仕上げ頑張ります。

tanaka

by.タナカ

写真のこと

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

少し前に竣工して、撮影させていただきました

竣工写真ができましたので、少しだけ紹介です。

 

 

吹田市・K邸リフォーム工事

重心が低くて、なかなかかっこ良い空間だと思っております。

もともと、キッチン前に垂れ壁があったり、

一部廊下などをリビングに取り込んで、

大きなワンルーム化にし、

小さな居場所になりうる空間を

素材や家具、既存の窓など、小さな要素を駆使して創りました。

 

 

東大阪・M邸ガレージ改修工事

住宅1階部分の駐車場の改修工事です。

小さな個人の住宅であっても、

❝マチ❞とポジティブに、積極的につながろうとすることは、

施主さんにとっても、周りの環境にとっても良いことが生まれていくと思っております。

開放的にオープンな雰囲気が良いということではなく、

個人と公共の関係性を丁寧に、

オーバーラップしながら考えていくことが、双方の幸せにつながっていくと思っています。

 

 

東大阪市・Y邸リフォーム工事

細々と複雑に分かれていた空間を、

床という要素でワンルームのような広々とした連続感を持たせ、

さらに、既存の窓から見える美しいお庭と室内空間の関係性を

改めてポジティブに築いていきました。

 

 

個人的な話ですが、写真絡みなので。

ずっと探していた山田脩二さんの

『日本村 1966-1979』が手に入りました。

 

1960〜70年代、高度経済成長下の日本を記録した写真集。

昔ながらの庶民の生活風景と、急成長していく都市。

そのズレを、否定的でもなく、肯定的でもなく、

ありのままに記録した写真集です。

表紙だけですみません。。

検索してもらえると、写真がちらちら載っていますね。

みなさんも古本屋さんで見つけたら、ご覧になってはどうでしょうか。

 

 

では。

byハヤカワ

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