窓から、リアルな生活風景を考える

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

本日、現在仕上げ工事中の泉佐野・H邸のお施主さんと

いつもカーテン、ブラインド、ロールスクリーン関係をコーディネートしていただいている

オクトーベルインテリアさんと、中津にあるタチカワブラインドのショールームに見学に行きました。

前面ガラス張りの、ブラインドのための建物だ、、、

遠くの方には、僕が関西圏で一番好きな建築物である、

スカイビルがそびえていました。

 

とにかくわかりやすいように展示されています。

こんなに多種多様なのですね。

あと、しっかり展示の空間として美しいですね。

カーテン単体をがらんどうのハコの中で展示するのではなく、

空間全体で商品を演出しています。

 

カーテン、ブラインド、ロールスクリーン、、、などなど

その部屋の用途や建物全体の雰囲気、外部環境のこと、

色々イメージしながら選んでいかないといけません。

悩みだすと難しいですね。

 

改めて❝窓❞を中心にリアルな生活風景を考える時間でした。

 

あまり行く機会がなかったショールームで、

ご一緒にブラインドを通して、改めて内外の部屋の関係性を検討させていただけて、

とてもうれしく思います。ありがとうございます。

 

微力ながら、少しでも良いものを見つけられるよう、

僕も頑張りたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

入隅に集まるエネルギー

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

花粉ですね。体調はいまいちです。

 

現在工事中の泉佐野の現場ですが、

外部の軒裏の杉板貼が進んでおります。

まだ何も貼っていない、垂木が見えている状態です。

この状態でも美しいです。

 

めちゃキレイです、、

なかなか大変で、杉板の割付など、

繊細な仕事です。

 

入隅部分なんて、もっと難しいです。。

すみません、、大工さんありがとうございます。。

 

しかし、

この繊細でうつくしい部材同士、角度をもって直行にぶつかりあう難しい部分が、

LDKと寝室から❝見える❞のです!

写真では、なかなか伝わりにくいですが、

大変だった分の大工さんの❝エネルギー❞が、

空間を引き締める❝迫力❞となって、

この入隅部分に帯びていると思っております。

 

この入隅が、部屋から見える時を楽しみに、

引き続き大工さん、監督、施主さんと

色々意見を出しながら進めたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

水漏れ

先週末、帰宅すると室内で「チョン・チョン・・・」と水の滴る音がし、音のする方向を見ると、

照明器具から水滴が落ちていました。。。

その日は朝からマンションの排水管洗浄する日で、上階から順に、

浴室・洗面・洗濯・キッチンの排水管を高圧洗浄していたのですが、

どうやら上の階の溜まったゴミが5階でタテ管に詰まり、

4階と5階の間で大量に溢れ、そのおこぼれが3階である我が家にも伝ってきたようです。

管理人さんが持ってきた拭くようのキッチンタオルと、水滴を受けるタテ型のベビーバスが

仮設トイレ感を出して、不快感マシマシでした。

子供が遊んでしまうので、水滴が弱まってからは、ビニール袋におむつを開いて入れ、受けるようにしました。

 

排水管の汚れの中でも多いのが、洗濯の排水口だそうで、

特にドラム式洗濯機が普及し、節水なのは消費者として良いが、排水という観点からは、

汚れを押し流す力が弱く、汚れが溜まりやすいのだそう。

我が家も最近ドラム式洗濯機があまりにも排水エラーになるため、

80kgを超す機器をなんとか傾けて、排水口の掃除をしたのですが。。。

キッチンや浴室と比べものにならないくらい水垢と埃の塊が溜まっていました。

ドラム式洗濯機はタテ型洗濯機よりも頻繁に掃除が必要ということですが、

タテ型よりも大変重いため、動かして掃除するというのは難しく、

かさ上げ台などで据え付け方を工夫する必要があります。

これからの洗面脱衣室(洗濯機まわり)の計画は排水口の清掃のしやすさを考慮し、

洗濯パン(かさ上げ式)や、手前に排水口を設ける等の工夫が必要だと実感しました。

 

水漏れの件が落ち着いた翌日は、大正区の千島公園で「大正トンボロマルシェ」というイベントがあり、初めて千島公園に行きましたが、自然が多く、小山があり、子供向けコーナーもあり、食べ物も美味しく、いい時間がすごせました。

千島公園のすぐ横の千島団地、いいな~

 

sasaobyササオ

最小ユニットバスの設置

こんばんは、現場監督の田中です。
この度、会社の近くの現場(ユニットバス交換工事)を受け持つことに
なりました。
弊社では、設備機器に関しましては、TOTO製品をお勧めしております。
私個人と致しましても一押しです。
特にトイレとユニットバスは、
昔も今も、デザイン、開発力について群を抜いてすばらしく
水回り専業メーカーとしての意地の様なものを感じます。

ですが、今回に関しましては、少し異議を申し上げたいと思います。

今回、0.5坪タイプという最小タイプのユニットバスを設置する工事
だったのですが職人さんと搬入業者さんから
なんと『このタイプのユニットバスが施工上、一番嵩張るんです』
という声を、搬入に来た職人さんから聞いたんです。
意外な声でした。

最小タイプのユニットバスですから、当然、設置場所は、小さな家や
集合住宅になります。しかしながら
この商品の浴槽と防水パンは一体型の為、こんなことになっているのです。

普通のユニットバスは浴槽と洗濯パンが分かれているので
全体として大きくても、まだ搬入はしやすいのですが
以外にも、小さいけれど、パーツは大きかったという話です。

現場は、こんな感じでした↓


無駄を省いた梱包技術には定評があるそうです。
テレビで見ました。

こんな感じの、一体成型
一体にすることで、強度やコスパに貢献しているのでしょうが
搬入はたいへん。搬入口の開口が800以下では入らないので
今回は、扉を外してなんとか入りましたが
本来、要望の多い、文化住宅などの場合、入らないことが
多々あると聞きました。
2階なんかだと室内から持ってあげるのは不可能かと思います。
※写真では見えませんが製品下にリン木(養生)を敷いています。
ご安心ください。

キッチンに浴槽があるという、ユニークなプランで最初は少し驚きましたが
よくよく考えると、動線に無駄がなく合理的で、使い勝手は良さそうです。
そもそも、ユニットバスって、どこにでも設置できるというのが
当初のコンセプトで
この0.5坪サイズのお風呂は、今もUBのパイオニア商品だと思うんです。
その昔、大阪万博の頃ですから50年以上前に、公団住宅のベランダに
設置されていた映像を見ました。
弊社の界隈には長屋が多く、お風呂がなかったので
ちょうどこのユニットバスを、裏庭に設置するというニーズが生まれました。
お風呂がない時代には、画期的な商品で
今なお、そういう目的で使われています。

一体だからこそ、自由に、ベランダにでも設置できるという特徴は
わかるのですが、もう一工夫、できるといいように思いました。


やっぱり、現場ニーズに沿った設計というのは大事なのではないでしょうか。
TOTOさんには、是非とも頑張って欲しいと思います!
確かに、一体型だから組み立てが楽で、防水性も担保しやすいのですが。

短期間で、何とか、電気、水道、ガス工事すべてを解決して
無事、うまく納まりました。
職人さんのご尽力のおかげです!

お施主様にも、たいへん喜んで頂けたことも嬉しく思います。

UB施工は、当然、その間お風呂が入れませんし
工事で、普段の生活がたいへんになるので
お客さんの協力なくしては実現しないのです。

誠にありがとうございました!!

あと少し、仕上げ頑張ります。

tanaka

by.タナカ

写真のこと

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

少し前に竣工して、撮影させていただきました

竣工写真ができましたので、少しだけ紹介です。

 

 

吹田市・K邸リフォーム工事

重心が低くて、なかなかかっこ良い空間だと思っております。

もともと、キッチン前に垂れ壁があったり、

一部廊下などをリビングに取り込んで、

大きなワンルーム化にし、

小さな居場所になりうる空間を

素材や家具、既存の窓など、小さな要素を駆使して創りました。

 

 

東大阪・M邸ガレージ改修工事

住宅1階部分の駐車場の改修工事です。

小さな個人の住宅であっても、

❝マチ❞とポジティブに、積極的につながろうとすることは、

施主さんにとっても、周りの環境にとっても良いことが生まれていくと思っております。

開放的にオープンな雰囲気が良いということではなく、

個人と公共の関係性を丁寧に、

オーバーラップしながら考えていくことが、双方の幸せにつながっていくと思っています。

 

 

東大阪市・Y邸リフォーム工事

細々と複雑に分かれていた空間を、

床という要素でワンルームのような広々とした連続感を持たせ、

さらに、既存の窓から見える美しいお庭と室内空間の関係性を

改めてポジティブに築いていきました。

 

 

個人的な話ですが、写真絡みなので。

ずっと探していた山田脩二さんの

『日本村 1966-1979』が手に入りました。

 

1960〜70年代、高度経済成長下の日本を記録した写真集。

昔ながらの庶民の生活風景と、急成長していく都市。

そのズレを、否定的でもなく、肯定的でもなく、

ありのままに記録した写真集です。

表紙だけですみません。。

検索してもらえると、写真がちらちら載っていますね。

みなさんも古本屋さんで見つけたら、ご覧になってはどうでしょうか。

 

 

では。

byハヤカワ

この❝場所❞に建つ

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

現場の方ですが、泉佐野市・H邸新築工事が進んでおります。

 

※外観イメージです。

L型の平屋で、切妻と片流れが周辺環境に合わせて混在する屋根形状。

美しくなりそうです。

関西空港が近くにある場所のためか、なんとなく飛行機の主翼のような、、、

 

敷地内だけで完結するのではなく、

道路や周辺建物、周辺の環境に対して、重心が低く、

この❝場所❞に建つ、落ち着いた雰囲気を纏った、良い建物になると思っております。

 

※内部パース

内部は、ズドーンと登梁がリズムよく見えており、

外部と内部の抜け、繋がりが気持ち良く感じる空間に。。

 

また施主さんと一緒に、製材所に構造材の見学&検品に行きます。

楽しみですね。

 

現在は、基礎の型枠が取れ、

なんとなく空間の位置関係や、スケール感がイメージしやすくなってきております。

 

これから現場が進み、

大工さん、監督、施主さんといろいろ話し合い、相談しながら

良い空間にしていきたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

小屋を建て替える

こんばんは。設計営業担当の田中です。
堺市、鳳の方で、小屋を建築中です。
こちらで、基礎と建て方まで行って
そこから先は、施主施工という現場です。
小屋であっても、基礎工事は
堀方、配筋、型枠と普通住宅と同じ工程を踏みます。



建て方の様子は、次回UPしたいと思います。

ちなみに、私は、テントばかり建ててます。

tanaka

by.タナカ

居場所

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

暑かったり、急に涼しくなったりですね。

 

少し前に竣工しました、御幸森小学校音楽室の改修工事ですが、

開所式にご招待いただいたので、参加してきました。

各方面から事務所の開設に向けてサポートしてきた方々や企業やなどが集まる、

小規模の開所式でした。

 

人が集まり、居心地がよかったら居場所となっていく、、

お家や学校?、公園?、仕事場?など個人の”居場所”と呼べるは様々だと思います。

この場所は、”第三の居場所”として生活をサポートしていく空間を目指していきます。

 

みなさんは、居場所と呼べる場所はいくつありますか?

居場所はあればあるほど、幸せで豊かな生活だと思いました。

 

とにかく、人が集まる空間では、

今後、老若男女、多種多様な活動やモノが集まってくることを想像し、

複雑な環境の背景として、しっかり支えていく骨格になるような、、

そんな気持ちで設計しました。

 

大学時代、男山団地という広大な団地群で、

だんだんテラスという、人が集まり、居場所になるような空間の運営に

寝泊まりしながら濃密に関わらせていただいたので、

今回の音楽室改修工事は、かなり僕にとってイメージしやすい計画でした。

 

改修した音楽室で感謝状贈呈式

色んな方に、色んな用途で使ってもらえる空間って良いですね。

 

開所式では、元音楽室の日々の活動の様子を動画で見せていただきました。

ワンルームの空間に

緩く曖昧に区切った事務所スペース(写真右側の黒板の方です)にも

時々子どもたちがなだれ込み、

事務所なのか、勉強スペースなのか、遊び場なのか、

なんとなく想像していた、多様で混ざり合った

孤立しない、風通しの良い、賑やかで楽しそうな雰囲気を感じました。

 

僕自身、共感できる環境に

空間の設計として関わらせていただき、嬉しく思いました。

またふらっと遊びに行きたいですね。

 

では。

byハヤカワ

木とガラスの玄関

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

前回のブログで書きました、御幸森小学校音楽室の改修工事ですが、

玄関となる透明ガラスの木製建具が設置されました。

 

↑外の廊下から内部の活動の雰囲気をなんとなく感じることができますね。

オープンで、ウェルカムな空間。

 

↑逆に内部からは、誰が来たのか、すぐに分かります。

ズドーンと廊下の奥の突き当りまで視界が抜けて、広々と開放的です。

 

遠くまで見える⇔遠くから見える

ナカからソトが見える⇔ソトからナカが見える

そういった風景の一つのような

コミュニケーションの取れる関係性が、すごく素敵だと思っております。

また、改修が進む御幸森小学校という場所や人が集まる居場所には

必要な要素ではないかと感じております。

 

↑日々の活動をしながら、引っ越し、片付けの作業もあり、大変そうです。。

ペッパー君もぐったり、、、

 

竣工してから、施主さんである、多文化ふらっとさんに色々お話を聞きましたが、

たくさんの子どもたちや親御さんも訪れているそうです。

 

不特定多数、老若男女の方々が集まることができる空間。

できるだけ空間は背景になるように、、

様々な活動を支えれる存在になることを意識してきました。

今後、誰かの居場所になれれば、僕も嬉しく思います。

 

 

では。

byハヤカワ

鍋とお酒とベンチ

こんにちは。

設計のハヤカワです。

 

タナカ部長のブログに続き、

引渡し間近の西区・K邸リフォーム工事の内容を

書こうかなと思います。

 

解体中の2階の様子

解体して、いろいろな問題も見つかり、

施主さんとみんなで相談しながら、

ひとつずつ解決していきました。

 

過程がかなり飛びましたが、良い空間になりました。。

重心が低く、リニアで曖昧な居場所がたくさん。

 

窓際の奥に見える

1200角の少し低めの大きなテーブルが中心となり、

その周りを、

座り心地の良い収納付き畳ベンチと、

風と光と視界が抜ける既存窓と、

塗装して落ち着いた雰囲気のラワンでグルっと囲います。

 

テーブル足元に用意したガスコックに繋いで、みんなで鍋とお酒。

お腹いっぱいで眠くなり、

テーブル近くにある調光スイッチで照明を暗くする。

そのまま横になって、いつの間にか畳ベンチでおやすみなさい、、、

どうですかね??僕は、そんな時間も幸せだなと思います。。

 

L型の畳ベンチからの景色

4方向大きなマンションに囲まれ、

人や車が駆け抜ける環境に建つ、

小さな居場所です。

 

今後の暮らしが楽しみです。

 

 

では。

byハヤカワ

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