道路と水路

こんばんは、設計担当の田中です。

昨年からスタートしました、尼崎市・M邸新築工事の方が
設計契約をさせて頂き、基本設計から実施設計に移り
川本の方にバトンタッチして進めています。
今日も、二人で水路の深さを調査に行ってきたところです。

今回の設計で、まず難しかったのが、敷地の問題でした。
四方を水路と三方道路に囲まれている為
いろいろと法規的条件をクリアしないといけませんでした。
※最初、私一人で現地調査した際には、気づかないことも多く
敷地を当たり直すなど、プランが変更になるなど、お施主さんにも
ご迷惑おかけしました。
でも、四方を隣家に隣接していないというのは気兼ねが無くいいものだと思いました。

・南側道路
正面

・西側道路
 側道
・東側水路
水路側
・北側道路
裏

◎道路について
今回の道路については、昔の区画で
一間道路と言うそうですが、一間(1.8m巾)※畳の長辺の巾
が現状なのですが、3方囲まれています。
今は、4m必要ですので後退が必要になります。
この時、昔の水道メーターなどが道路側に残ってしまう場合
は、敷地内に移設しないといけないとか
道路からの排水を拾う側溝を設けないといけない場合があるなど
敷地を道路として提供して狭くなって、さらに給排水などのインフラ整備まで
個人負担しないといけないという、納得いかない面が多々あります。
でも、新築の場合は、そうしないと建てれないのです。
お施主さんの立場からするとぼやきたくなる内容です。

実際、大阪市内などでは狭い道(狭あい道路)について
防災の面で、建て込んでいて、消防車が入れないなど
問題があるので、
狭あい道路整備等促進事業などがあって
道を後退して広げたら、アスファルト舗装や
下水会所を無償で入れますといった行政の政策があるのですが
いっこうに進んでないように見うけられます。
部分的に後退する家があって、デコボコ道になっています。

◎水路について
水路については、安息角といって
もし水路側に土地が崩れることがあっても
水路側に支障が起きない様に、基礎を深く入れる様なことが
必要になります。
今日は、水路深さを測って、基礎がどのくらい必要か調べました。
ほとんどの部分は、安息ラインに当たりませんでしたが、一角だけ
今より20センチほど深基礎にする必要が出てきました。

建物の方は、四方、空きがある分、光がたっぷり入り
旧村で周辺地域のまちなみもいいので、イイ家になっていきそうな気がします。
楽しみです・・・。

by タナカ

本日、事務所で・・・・

こんばんわ、工事部長のトミマスです。

先日は社長のブログ等でご紹介しています通り、当社で初午祭を盛大に執り行いました。
今日は、朝からその後片付をし、午後にはデスクワークをかたづけていたので現場ブログの【ネタ】に困っておりましたところ、夕方になり設計部が社長の指示のもと、なにやらゴソゴソやっていたのでのぞいてみると・・・

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先日から発注していた写真撮影用のミニスタジオキットを組み立てていました。

 03 02

仮組立で、1枚撮らせてもらったのですが、どうでしょうか。

04

これから設計部は模型と共に、模型写真にも力を入れお客様にますます良いものを提案できることでしょう。

byトミマス

お引渡しから5年目の訪問

こんばんわ。
設計部 カワモトです。
4年半前にお引渡しした八尾・K邸の現場にメンテナンス確認の為にお伺いしました。
IMG_2262 ←1階リビング
IMG_2264 ←中2階のフリールーム
IMG_2268 ←中2階から撮影
中2階のスペースがあり、感じはとても良かったです。
お子さんも増え現在のL・Dでは狭くなりなりそうなので、
リビングを広げる計画の検討中です。
家族構成の変化に伴って建物も変化して、
住み心地の良い空間に出来ればと思います。

byカワモト

大工工事から仕上げまで

生野区田島T邸リフォーム工事です。
急ピッチで進む現場。大工工事から仕上げの工事まで一気にご報告します。

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↑壁、天井下地 外壁側は断熱材+防湿シートの仕様です
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↑一部サッシを新設します。このハキダシ窓より、車椅子を出入りさせる計画
コーナーの新しいサッシの部分は、もともと玄関でした。
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↑日が短くなり、1日の終わりはもう真っ暗。
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↑キッチンの後ろの家具は、家具工場で製作し、取り付けます
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↑階段・造作棚などの施工
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↑新しく玄関を設けます。 左の写真の位置にスロープをつくる計画です
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↑大工さんの造作が終わり、内装仕上に入っています。
屋根は既存の上に塗装し、保護します
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↑スロープの形が見えてきました。踊場にはスチールの手摺を取り付けました
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↑玄関ポーチにもスチール手摺。土間はタイルで仕上げ
ます
  玄関入って正面の壁に、もともとお使いだったレトロなブラケットを設置。
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↑床の養生を取って、照明器具も設置完了
コーナーに床材を使って造作ベンチを造りました。

工期が非常に厳しい中、監督(モリタ)、職人の皆様に頑張っていただきました。
あとは細かい微調整を行い、いよいよお引き渡しです。

by ヤマガタ

都島区・Y邸マンションリフォーム工事 その4

こんばんは。設計のヤマガタです。
自宅の工事が終わって、引っ越しして、子どもが産まれて、あっという間に
早3ヶ月です。大きく環境が変わって、本当にめまぐるしい3ヶ月でした。

ようやくちゃんと写真を撮ることができました。
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↑ダイニングから寝室方向

  テーブルは、「マイスター」という、東京の家具セレクトショップの商品です。
  ナラ板目の無垢材で、サイズはオーダーできて、結構お値打ちでした。
  椅子は宮崎椅子製作所。肘掛けが下がっているので、テーブルの下に納まります。
 
↓リビングのパソコン机(左) 、玄関土間(右)
  カウンターの下に、モデムなどを置く棚を付けるべきでした。
  休みの日に棚の増設をコツコツしようと思っています。
  マンションとはいえ、玄関土間は広いと便利です。
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↓寝室
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↓寝室からダイニング方向
  2段の階段は、特に色を変えずに作ったので、来られた方がよく踏み外されます・・・。
  公共の場では、しっかり色を変えるべきですね。ここは、まあ良し。
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↓子どもができて、オープンキッチンの良さを、今さらながら痛感しています。
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ほぼワンルームなので、連日息子の泣き声が響き渡っています。
それもまあ良し。

by ヤマガタ

工務店の仕事(所感)

こんばんは、営業と設計の田中です。
現場の方が、あまり進捗していないので
少し、最近仕事をしていて思うことを書きます。

現場ブログでは、大規模リフォームと新築を中心に掲載していますが
町の工務店としての顔もありますので
建具を付けたり、トイレを入れ替えたり、雨漏れの補修をしたり
部分的な、小さな工事もたくさんしています。

いつもお施主さんに言われるのが
『どこに頼んでいいか分からなかった』
『どの様に頼んでいいか分からなかった』

工務店勤務の私でさえ、どこにどう頼んだらいいか・・・?
といろいろ考えてしまいます。

荷物は片づけないとだめなのか。
ずっと自宅にいないと工事はしてもらえないのか
たいそうな工事にならないか
大工さんでこんな仕事できるのかな?(工事は、何でも大工さんがするものだと思われている)
予算のことかと思いきや、意外とこんなことがハードルになっていたりするのです。

工事を施工する側からすると
さほど重要でないことも、お施主さんにとっては大きな悩みだったりします。

結局、悩んだ末に、長らく諦めてしまっていた方とも、たくさん出会ってきました。

私的には、世の中には潜在的に、たくさんのお施主様の要望が眠っている様に思います。
そして、意外と金銭的な問題でなく
上記のような理由によるものが多いのではないかと実体験から推察しています。

木村工務店では、今年から『まちのえんがわ』をスタートし
すこしずつではありますが、近所の方々が訪ねて来られる様になりました。
頼むことが出来ただけでホッとされている方が多く見受けられます。

衣食住で衣と食に関してはあらゆるニーズに対応できる社会になってきているのに対し
『住』は、まだまだこれから感があります。

ねこ
むずかしいのだニャ?

By タナカ

お引越し後のご訪問と、古き良き照明器具

こんばんは。設計のヤマガタです。
随分前にお引き渡しを完了した、京都・F邸リフォーム工事ですが、
お引っ越し後、ご訪問する機会がありました。家具を置かれ、すごく良い
落ち着いたお宅になりました。

↓ もともと「リビング」として計画していた箇所に、ダイニングテーブルを配置
されていました。これがすごく落ち着いて、いいコーナーになっています。
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お持ちのスタンド照明を置かれる予定でしたので、天井には照明器具は
全く付けていません。
ほの暗い、でもあたたかい光が、すごく落ち着いた部屋に仕立てます。

もともとお持ちの、ガラスの部分が無くなって使えなかった照明器具(たぶん
フランスの古いもの)を、今回の工事を機に復活させることになりました。
お話を伺い、ガラスがあった頃の写真を手掛かりに、寸法や厚さ、フィルムの
柄等の打合せを重ねて、製作してもらいました。   
名称未設定 1 名称未設定 1のコピー
↑図面ではイメージしにくいので、「こんな風に光るだろう」というスケッチを描いて
確認してもらい、製作。
当初は柄付きのフィルムを貼る予定でしたが、最終的には磨り硝子調のフィルム
にしました。
 
↓ガラスを乗せて、いざ点灯。
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うまく点いたときは、みんなで「わぁー(拍手)」ってなりました。
ガラスのエッジがキラリと光る、美しい照明器具の復活です。
  
古い照明器具だと思いますが、こんなにさりげなく、キレイに光るランプは
見たことないなぁ。  

LEDも良いけど、こういう古き良きものの継承も大事だなあ、と思います。
 
by ヤマガタ

都島区・Y邸マンションリフォーム工事 その3

こんにちは。設計のヤマガタです。
自宅リフォームの続きです。
ようやく仕上―竣工です。

お風呂は至ってシンプルなユニットバスにしました。
棚も鏡も一切無し。
照明器具だけ船舶照明を無理して付けました。(保証無し。自己責任)
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↓洗面はタイルを貼って、鏡を付けて、壁付けのカウンタ一体型ボウルを付けます。
水跳ね覚悟でシュッとしたボウルを付けましたが、なかなか使いやすいです。
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↓トイレ 靴入れの奥にトイレの扉。
トイレにカウンターを1枚付けました。本とかをならべる予定。
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↓キッチンは、大工さんによる造作キッチン。 天板はステンレス製です。
1.大工さんに収納、形を作ってもらい、
2.ステンレスの天板、バックガードを製作→大工さんに取り付けてもらいます。
3.水道屋さんに水栓を取り付けて、
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4.ガス屋さんにコンロを付けてもらい、
5.住設業者さんにキッチンフードを付けてもらいます。
6.引出は家具屋さんに造ってもらい、→またまた大工さんによる設置
様々な方による工事によって、手作りキッチンは造られます。
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↓天井が低いので、フードを付ける部分のみ折り上げてフードを設置しました。
シンクは深めに設計しました。幅2250mm(少しコンパクト)、奥行700(広め)。
食器をいっぱい溜めて洗い物ができます。
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↓後ろのカウンターです。
食器棚は大きな引出3つのみ。上部に浅い棚を2枚付けて、良く使う食器
とか、絵とかを置く予定。
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次は建具ですが、全部で4枚しかありません。
↓寝室と玄関、廊下を仕切る建具を障子にしました。
寝室が唯一の個室ですが、ほぼ開けっ放しで生活してます。
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↓寝室の収納。
パイプをぶら下げて、カーテンで仕切るのみです。
洋服、プラスチックの既製引出、フトン等、工夫次第でかなり入ります。
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↓キッチンとダイニングの間に、ロールスクリーンを付けました。
「空調の空気止め」でもあり、お客さんが泊まるときの「臨時部屋」をつくる為です。
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大きな個室ですが、何とかここでも落ち着いて寝られそう。

ブログの「その1」が、何かの手違いで消えてしまったので、
リフォーム前、後の写真をもう一度ならべてみます。(左がリフォーム前)
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DSC06875_s DSC07705_s

ということで、9月の初めに引っ越しも済ませてしまいました。
荷物もだいたい片付いて、 微調整しながら
おかげさまですごく快適に暮らしております。

引っ越し後全然写真撮ってないので、ちゃんと撮ります。

by ヤマガタ

都島区・Y邸マンションリフォーム工事  その2

こんばんは、設計のヤマガタです。 
自宅リフォームの続きです

このマンションは傾斜屋根になっているため、いくらでも天井を上げることが
できたのですが、傾斜天井はリビング・ダイニング部分だけとし、その他は
できるだけ低く計画しました。

床も要所で上げ下げしています。
配管スペースとしては十分すぎるくらい床を上げて、玄関に段差を付けました。
バリアフリーとは逆行していますが、約30cmの段差を付けて、座って靴を履く
ことができます。
断面 
キッチンの天井高さは2.1mです。できるだけ天井を下げて、そこを通って
高い天井のリビング・ダイニングにつながります。
「体積を減らすこと」も、省エネのひとつと考えました。
DSC07196  
↑上げ床工事 遮音仕様の上げ床で、専門業者さんの施工となります。
 DSC07202 
↑上げ床工事完了 床の上げ下げが見えて、形状がだんだん見えてきます。
ここから、大工工事が本格的にスタート
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↑天井ボード、フローリング貼り
床材は「鬼胡桃(オニクルミ)」を選びました。広葉樹ですが、素朴な柔らかい質感です
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↑床の次は、造作家具です。ノブヤマ大工は「ねじり手拭い」がとても良く似合います。
奥の部屋では助っ人のハラ大工がボードを貼っています。
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↑パソコン、書き物スペース 天板、本棚を取り付けてから、ボードを貼ります  DSC07384_sDSC07388_s
↑ダイニングの壁面収納 ねじり手拭い、良く似合います。
右の写真は天井の照明器具の為の穴。
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↑玄関入って正面の「下駄箱」、その奥にトイレがあります。
下駄箱とトイレの間の廊下は、2段の階段になっています。
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↑大工工事がようやく終わり、塗装工事に入ります
家具の天板と、扉をナナメにおさめてみました。天板が薄くシャープに見えます。
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↑玄関扉の横に、カサ収納+ちょっとした飾り棚
  右の写真は下駄箱の裏側、本棚を造りました。
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↑家具の素材もいろいろ検討しましたが、最終的には白塗装で統一しました。
ゆくゆく飽きたら、その時また考えようかな、と。
今回はキッチンも大工さんによる造作工事です。
DSC07528_s
↑壁、天井仕上はクロスとしました。塗装も検討しましたが、いろいろあってクロス。
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↑玄関土間はタイル貼りです。いつもの「おしゃべりなタイル屋さん」ですが、今回は
ひとりなので、僕が様子を見に行ったときに一気にしゃべるパターンです。
玄関土間も広めに設計。ベビーカーとか自転車とか、そのまま置けるように。
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↑これでようやく内装工事が終了です。
目の回るような思いで一気にここまで来て、お盆休みをいただきました。
休み明けから取り付ける器具類が、写真左側にスタンバイしています。

いつもあまり体を動かさないので、この夏は5年分くらいの汗をかきました。
よく「やつれてる」と心配されたなぁ。

次はいよいよ仕上げ、竣工です。

byヤマガタ

模型ワークショップ★開催

こんばんは。設計の田中です。
昨日、弊社3階会議室の方で、模型ワークショップを開催しました。
普段は、15名程度で会議をする場所に、総勢40名ぐらいの方々に入って頂き
模型製作をして頂きました。

今回は、ちょっと難しいかなと思いつつ
思い切って、普段製作している1/50スケールの模型に挑戦して頂きました。

結果は、意外や意外
小さいお子様から大きな大人の方々まで、全員無事完成することができたのです。
ビックリ!
すごい集中力に驚かされました。

準備段階では。
試作つくり2 
準備として、我々設計スタッフの方で、
どんな感じになるか
シュミレーションしてみました。
ちょっと、時間が足らへんかな・・・。

いよいよ本番です。

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全体風景3

出だしの会場の雰囲気はこんな感じ。みなさんの熱気で暑い!
慣れないから、川ちゃん(弊社設計)の説明もうまくいかへん。どうなることやら???

真剣勝負!
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黙々とひたすらに造る! すっごい集中力・・・

きれいに出来てますやん。
片山さん 記念写真 川端さん

社長による、記念撮影です。

みなさん、暑い中一日、ほんとうにお疲れ様でした!!
今後とも、よろしくお願い致します。

by タナカ

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