工務店の仕事(所感)

こんばんは、営業と設計の田中です。
現場の方が、あまり進捗していないので
少し、最近仕事をしていて思うことを書きます。

現場ブログでは、大規模リフォームと新築を中心に掲載していますが
町の工務店としての顔もありますので
建具を付けたり、トイレを入れ替えたり、雨漏れの補修をしたり
部分的な、小さな工事もたくさんしています。

いつもお施主さんに言われるのが
『どこに頼んでいいか分からなかった』
『どの様に頼んでいいか分からなかった』

工務店勤務の私でさえ、どこにどう頼んだらいいか・・・?
といろいろ考えてしまいます。

荷物は片づけないとだめなのか。
ずっと自宅にいないと工事はしてもらえないのか
たいそうな工事にならないか
大工さんでこんな仕事できるのかな?(工事は、何でも大工さんがするものだと思われている)
予算のことかと思いきや、意外とこんなことがハードルになっていたりするのです。

工事を施工する側からすると
さほど重要でないことも、お施主さんにとっては大きな悩みだったりします。

結局、悩んだ末に、長らく諦めてしまっていた方とも、たくさん出会ってきました。

私的には、世の中には潜在的に、たくさんのお施主様の要望が眠っている様に思います。
そして、意外と金銭的な問題でなく
上記のような理由によるものが多いのではないかと実体験から推察しています。

木村工務店では、今年から『まちのえんがわ』をスタートし
すこしずつではありますが、近所の方々が訪ねて来られる様になりました。
頼むことが出来ただけでホッとされている方が多く見受けられます。

衣食住で衣と食に関してはあらゆるニーズに対応できる社会になってきているのに対し
『住』は、まだまだこれから感があります。

ねこ
むずかしいのだニャ?

By タナカ

お引越し後のご訪問と、古き良き照明器具

こんばんは。設計のヤマガタです。
随分前にお引き渡しを完了した、京都・F邸リフォーム工事ですが、
お引っ越し後、ご訪問する機会がありました。家具を置かれ、すごく良い
落ち着いたお宅になりました。

↓ もともと「リビング」として計画していた箇所に、ダイニングテーブルを配置
されていました。これがすごく落ち着いて、いいコーナーになっています。
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お持ちのスタンド照明を置かれる予定でしたので、天井には照明器具は
全く付けていません。
ほの暗い、でもあたたかい光が、すごく落ち着いた部屋に仕立てます。

もともとお持ちの、ガラスの部分が無くなって使えなかった照明器具(たぶん
フランスの古いもの)を、今回の工事を機に復活させることになりました。
お話を伺い、ガラスがあった頃の写真を手掛かりに、寸法や厚さ、フィルムの
柄等の打合せを重ねて、製作してもらいました。   
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↑図面ではイメージしにくいので、「こんな風に光るだろう」というスケッチを描いて
確認してもらい、製作。
当初は柄付きのフィルムを貼る予定でしたが、最終的には磨り硝子調のフィルム
にしました。
 
↓ガラスを乗せて、いざ点灯。
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うまく点いたときは、みんなで「わぁー(拍手)」ってなりました。
ガラスのエッジがキラリと光る、美しい照明器具の復活です。
  
古い照明器具だと思いますが、こんなにさりげなく、キレイに光るランプは
見たことないなぁ。  

LEDも良いけど、こういう古き良きものの継承も大事だなあ、と思います。
 
by ヤマガタ

都島区・Y邸マンションリフォーム工事 その3

こんにちは。設計のヤマガタです。
自宅リフォームの続きです。
ようやく仕上―竣工です。

お風呂は至ってシンプルなユニットバスにしました。
棚も鏡も一切無し。
照明器具だけ船舶照明を無理して付けました。(保証無し。自己責任)
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↓洗面はタイルを貼って、鏡を付けて、壁付けのカウンタ一体型ボウルを付けます。
水跳ね覚悟でシュッとしたボウルを付けましたが、なかなか使いやすいです。
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↓トイレ 靴入れの奥にトイレの扉。
トイレにカウンターを1枚付けました。本とかをならべる予定。
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↓キッチンは、大工さんによる造作キッチン。 天板はステンレス製です。
1.大工さんに収納、形を作ってもらい、
2.ステンレスの天板、バックガードを製作→大工さんに取り付けてもらいます。
3.水道屋さんに水栓を取り付けて、
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4.ガス屋さんにコンロを付けてもらい、
5.住設業者さんにキッチンフードを付けてもらいます。
6.引出は家具屋さんに造ってもらい、→またまた大工さんによる設置
様々な方による工事によって、手作りキッチンは造られます。
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↓天井が低いので、フードを付ける部分のみ折り上げてフードを設置しました。
シンクは深めに設計しました。幅2250mm(少しコンパクト)、奥行700(広め)。
食器をいっぱい溜めて洗い物ができます。
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↓後ろのカウンターです。
食器棚は大きな引出3つのみ。上部に浅い棚を2枚付けて、良く使う食器
とか、絵とかを置く予定。
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次は建具ですが、全部で4枚しかありません。
↓寝室と玄関、廊下を仕切る建具を障子にしました。
寝室が唯一の個室ですが、ほぼ開けっ放しで生活してます。
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↓寝室の収納。
パイプをぶら下げて、カーテンで仕切るのみです。
洋服、プラスチックの既製引出、フトン等、工夫次第でかなり入ります。
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↓キッチンとダイニングの間に、ロールスクリーンを付けました。
「空調の空気止め」でもあり、お客さんが泊まるときの「臨時部屋」をつくる為です。
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大きな個室ですが、何とかここでも落ち着いて寝られそう。

ブログの「その1」が、何かの手違いで消えてしまったので、
リフォーム前、後の写真をもう一度ならべてみます。(左がリフォーム前)
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ということで、9月の初めに引っ越しも済ませてしまいました。
荷物もだいたい片付いて、 微調整しながら
おかげさまですごく快適に暮らしております。

引っ越し後全然写真撮ってないので、ちゃんと撮ります。

by ヤマガタ

都島区・Y邸マンションリフォーム工事  その2

こんばんは、設計のヤマガタです。 
自宅リフォームの続きです

このマンションは傾斜屋根になっているため、いくらでも天井を上げることが
できたのですが、傾斜天井はリビング・ダイニング部分だけとし、その他は
できるだけ低く計画しました。

床も要所で上げ下げしています。
配管スペースとしては十分すぎるくらい床を上げて、玄関に段差を付けました。
バリアフリーとは逆行していますが、約30cmの段差を付けて、座って靴を履く
ことができます。
断面 
キッチンの天井高さは2.1mです。できるだけ天井を下げて、そこを通って
高い天井のリビング・ダイニングにつながります。
「体積を減らすこと」も、省エネのひとつと考えました。
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↑上げ床工事 遮音仕様の上げ床で、専門業者さんの施工となります。
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↑上げ床工事完了 床の上げ下げが見えて、形状がだんだん見えてきます。
ここから、大工工事が本格的にスタート
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↑天井ボード、フローリング貼り
床材は「鬼胡桃(オニクルミ)」を選びました。広葉樹ですが、素朴な柔らかい質感です
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↑床の次は、造作家具です。ノブヤマ大工は「ねじり手拭い」がとても良く似合います。
奥の部屋では助っ人のハラ大工がボードを貼っています。
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↑パソコン、書き物スペース 天板、本棚を取り付けてから、ボードを貼ります  DSC07384_sDSC07388_s
↑ダイニングの壁面収納 ねじり手拭い、良く似合います。
右の写真は天井の照明器具の為の穴。
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↑玄関入って正面の「下駄箱」、その奥にトイレがあります。
下駄箱とトイレの間の廊下は、2段の階段になっています。
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↑大工工事がようやく終わり、塗装工事に入ります
家具の天板と、扉をナナメにおさめてみました。天板が薄くシャープに見えます。
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↑玄関扉の横に、カサ収納+ちょっとした飾り棚
  右の写真は下駄箱の裏側、本棚を造りました。
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↑家具の素材もいろいろ検討しましたが、最終的には白塗装で統一しました。
ゆくゆく飽きたら、その時また考えようかな、と。
今回はキッチンも大工さんによる造作工事です。
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↑壁、天井仕上はクロスとしました。塗装も検討しましたが、いろいろあってクロス。
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↑玄関土間はタイル貼りです。いつもの「おしゃべりなタイル屋さん」ですが、今回は
ひとりなので、僕が様子を見に行ったときに一気にしゃべるパターンです。
玄関土間も広めに設計。ベビーカーとか自転車とか、そのまま置けるように。
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↑これでようやく内装工事が終了です。
目の回るような思いで一気にここまで来て、お盆休みをいただきました。
休み明けから取り付ける器具類が、写真左側にスタンバイしています。

いつもあまり体を動かさないので、この夏は5年分くらいの汗をかきました。
よく「やつれてる」と心配されたなぁ。

次はいよいよ仕上げ、竣工です。

byヤマガタ

模型ワークショップ★開催

こんばんは。設計の田中です。
昨日、弊社3階会議室の方で、模型ワークショップを開催しました。
普段は、15名程度で会議をする場所に、総勢40名ぐらいの方々に入って頂き
模型製作をして頂きました。

今回は、ちょっと難しいかなと思いつつ
思い切って、普段製作している1/50スケールの模型に挑戦して頂きました。

結果は、意外や意外
小さいお子様から大きな大人の方々まで、全員無事完成することができたのです。
ビックリ!
すごい集中力に驚かされました。

準備段階では。
試作つくり2 
準備として、我々設計スタッフの方で、
どんな感じになるか
シュミレーションしてみました。
ちょっと、時間が足らへんかな・・・。

いよいよ本番です。

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全体風景3

出だしの会場の雰囲気はこんな感じ。みなさんの熱気で暑い!
慣れないから、川ちゃん(弊社設計)の説明もうまくいかへん。どうなることやら???

真剣勝負!
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黙々とひたすらに造る! すっごい集中力・・・

きれいに出来てますやん。
片山さん 記念写真 川端さん

社長による、記念撮影です。

みなさん、暑い中一日、ほんとうにお疲れ様でした!!
今後とも、よろしくお願い致します。

by タナカ

模型とものづくり心とワークショップ

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木村工務店では新築を検討されている
お施主さんとの打ち合わせの際に、
模型を使用する事が多々あります。

応接室にはその時に使われた歴代の
模型たちの陳列スーペースが。。。
ご自分のプランニングとは違う模型でも
イメージを共有するのに重宝するようです。


なので基本的には竣工までに返して頂くのですが、 お施主さんの中では新しいお家に模型をプラモデルのように飾られているお施主さまも☆

2・3ヶ月の打ち合わせの間に愛着が湧くようですね。
模型をつくった設計担当者にとっても嬉しい出来事です。
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FaceBook

建築模型製作と「建築設計ワークショップ」と題して8/26(日) に吉村順三さん設計の別荘建築を1/50サイズで製作してみようというワークショップを開催いたします。

お子さまにも楽しんでいただけるよう工夫をこらして準備しておりますので、
ご都合よろしければ是非お越しください。

詳細は決定次第まちのえんがわブログに更新いたしますのでお見逃しなく!
by.みかわ

箕面市・O邸新築工事 基本計画中

現在基本計画中の物件で、建物どうしの関係や、建物の形状を
模型を用いて検討します。 ↓できたての模型です。
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↓だいたい同じアングルの現地写真
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今ある建物を解体し、新たに新築する計画です。
L字の道路の突き当たりになるので、道路からの視線はどうか?
また、隣家が接近しているので、日当たりはどうか?
隣家との窓の関係はどうか?いろいろ検討要素があります。
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このような模型を元に、打合せを重ねて重ねて計画を詰めていきます。

まだまだ先は長い。

by ヤマガタ

補助金のご案内 耐震改修補助金に関して

こんばんは。設計担当の田中です。
最近は、補助金に関する、国の政策がたくさんあります。
お馴染みのエコポイントについては、次回お伝えするとして
今回は、耐震に関する補助金。

耐震診断については、多数申し込みがあるそうですが
昨年までは、実際に耐震計画をして耐震施工をして補助金申請に至る方は、まだ少なかったそうです。
しかし、最近の自然災害を受けて、本年度からは、申込者が多数出ているそうです。
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現状建物の耐震診断を行います。
すると、計算の最後に評点が算出されます。この評点を自治体の求める評点まで
耐震補強をすれば助成の対象となります。
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京都市の場合は0.7以上で補助金がでます。
この物件では、評点が0.7未満ですので
0.7以上になるように補強案を立てます。

↓ ↓ ↓

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→「倒壊する可能性がある」の判定ですが、
0.7以上になり、補助金が出る判定に変わりました。

こちらは、京都市の場合ですが
自治体ごとに、予算や判定基準が異なりますので注意が必要です。
※一番、注意が必要なのは、予算がいっぱいになれば、年度に関係なく
打ち切りになってしまうことです。

ちなみに、大阪市、堺市、京都市は 審査が易しく
八尾市、松原市などは、厳しく、助成金も少ないです。

せっかくの助成金ですので、是非利用したいものです。

by タナカ

クリニックのサイン計画

神戸市東灘区御影・N邸新築工事の、サイン(看板)のデザインを現在検討中です。
プロのグラフィックデザイナーさんもおられますが、今回は社内で計画することと
なりました。
文字だけではやはり目にとまりにくいので、「何かロゴマーク的なものがあった方
がいいのでは」ということになり、「葉っぱ」をモチーフにしたロゴマークを作る
ことにしました。
・性別、年代を意識させない、抽象的なもの (あまりモダンにしない)
・それでいて、何かストーリーのあるもの
ロゴマークを作ることって、深く考えるとすごくむずかしいです。

まず診療所なので、落葉しない葉っぱ→常緑樹
さらに、薬用の効果のある葉っぱ、というふうに、条件を作り、「ヤマモモ」という
1本の木を選びました。
ヤマモモ写真_2 
↑ヤマモモの木 
120217_ヤマモモイラスト  
↑葉っぱを抽象的に描いてみる

サイン_ブログアップ用.jpg
↑手描きの葉っぱをデータ化して、いろんなパターンを検討

現在まだ打合せ、検討中なので、最終案はできていませんが、どのような仕上がりに
なるのか、楽しみです。

by ヤマガタ

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