心地いい天井の高さ。

こんばんは、設計を担当しております田中です。
堺市西区・H邸新築工事の方、天井下地工程に入りました。

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天井下地の施工
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開口は天井いっぱいにしてスカッと通したい

さて、天井高さについてですが
往年の「建築家」の方々は、勾配天井や
吹き抜けなどの高めの天井と、
低めの天井とを対比させ空間に魅力を作ろうと心がけられます。
名作の天井高は確かに225cmというケースが多いです。

お手本になったのは、ル・コルビジェというフランスの建築家で
モジュロールという最も美しい寸法を編み出しました。
「人はぴったりする大きさの家に住み、文字通り
身の丈に合った暮らしをすることが大切」
と考え、建築物の基準尺度に、人の寸法を取り入れたそうです。
具体的には身長182cmの人を基準とし、手を挙げた時の高さを2.26m
に定め、それを黄金比で分割して尺度として設計されました。
そのモジュロールと呼ばれる原基が天井高であればH=226cm
となるそうです。

このモジュロールが設計の教科書になっていて
私も新婚旅行でフランスに行った時に、コルビジェさんの建築巡りをしたの
ですが公共建築であってもすべてこの寸法になっており
難しい理屈は分かりませんが
しっくりした覚えがあります。

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1.8mの人が手を上げて届く高さだそうです。

弊社設計施工でも、少し低い目の天井高を好み
特に、天井いっぱいの建具を使う時は、2200から2250
天井高がベストです。
tennjyou 
吹き抜けの天井勾配を決めるのに、だいぶ悩みました。
こちらも、低く押さえた方がいいかと思いましたが
3階への廻り階段の部分が、結構圧迫するので
高い方にすることにしました。
図面上でいったん決定しても
現場でもう一度検討しないといけない部分が
やはり出てきます。

何とか心地いい空間を目指してがんばります!

よろしくお願いします。

BY タナカ

瓦のメンテナンス

こんばんは。営業と設計担当の田中です。

最近、2軒ほど瓦屋根メンテナンスの相談を受けました。

瓦は、平場(普通に葺いている面)からは、めったに漏水
はしません。瓦葺きは、ルーフィング(防水シート)の上に、
土を載せて、瓦を載せているだけのシンプルな構造なので
すが、勾配さえちゃんととっていれば雨水は流れ込まず、
50年?100年と持ちこたえています。

問題となるのは、壁との取り合い、隅、屋根の頂上(棟)の
部分となります。この部分は、ジョイント部分となり
土と漆喰などで押さえて止めているので、この部分は、
どうしても弱く表面の漆喰が割れたり、流れ落ちたりして
隙間を作り内部の土が、崩れ落ちて熨斗瓦が変形したりして、
ここから、雨が廻って、雨漏りの原因になったりします。
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常に雨水が当たる場所は劣化が早い、定期的なメンテナンス
をすれば漆喰の塗り替えだけで間に合います。
もし内部の土まで流れると、熨斗瓦の積み替えが必要と
なります。
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瓦 は割れても入れ替えは簡単です。
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以外に知らなかったのが、樋の影響です。
樋は、鳥が巣を作ったり、周辺の葉っぱなどで詰まります。
そうすると樋から雨水が溢れ出し、本来あまり水がかか
らない場所にずっと水が当たり続けやがて漆喰が
溶け出します。樋のメンテナンスは、重要だと
気づきました。

瓦の全面葺き替えとなると結構な金額になります。
捲り降ろしと新規に葺く瓦の費用が同じくらいかかり
ます。つまりリフォームの場合は、新築の倍の
費用がかかることになります。
今までに、何度か、屋根に上って瓦屋さんの話を聞いて
いると、上記のメンテナンスを定期的に行うことが、
何十年も長持ちさせていくコツである様に思います。

日本瓦は、良くできた素材だと思います。

また、日本瓦は、何十年たっても、汚れた感じにはなら
ない美しさも魅力です!

メンテナンス工事、たくさんたまっておりますが
早めに対処していきたいと思います。

申し訳ありません。

By タナカ

日々模型。

こんばんは、設計のササオです。

本日は、S邸の50分の1の模型を作成しました。
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外観をわかりやすく表現するため、メーカーのHPからタイル画像を取り、フォトショップでコピー&ペースト、
色加工して用紙を作り、貼っていきます。

打合せ時は設計のタナカさんが作成する3Dと、この模型を使って、
設計の意図を伝えたり、お施主様のご要望などをわかりやすく引き出していきます。

今週はあと2つ作成、、、頑張ります!

せっかくの気持ちの良い季節なのに、雨ばかり。。。
自転車通勤の私にとっては、不便でしかたありません。
とくに、自転車で風を切って走ると、運動不足が解消されるだけでなく、
デスクワークで血液が滞る下半身がほぐれるので、疲れが取れるのです。
早く晴れて欲しいです。

あ?した、天気にな?れ。

byササオ

北の国から2015 断熱の旅

こんばんは、設計担当の田中です。
先週末、北海道まで、断熱をテーマにした研修及び視察に行ってきました。
すでに、社長ブログでもかかれてると思ったら、私の方が先でした。

この旅は
北海道=寒い → 断熱 みたいな一辺倒な研修ではありません!

道の快適な暮らしとは何かを体験する旅なのであります。

大阪は、夏熱く、冬はそこそこ寒い
日本列島で、中間的な気候と言えるので
快適性に関する感じ方は、人それぞれかと思います。

北海道の冬は、めちゃくちゃ寒い
『北の国から』で純と蛍が、寒さをしのぐ為
ビニールシートを小屋に貼り付けてすきま風を必死に止めていた
あの光景こそ、厳しい北海道の暮らし

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あの頃は、寒かったけど、人のぬくもりがあった・・・。 

時代か変わって、今の北海道の住宅は、内外に断熱、足元の基礎まで
途切れることなく全面に断熱材が張り巡らされているのです。
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施工中の現場

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ハウスメーカー新築、リノベーション、建築家住宅 外観と内観 

そんな空間に
温水ヒーターを空気の流れを計算して設計し配置します。

結果
1階、2階 どこにいても均質な暖かさを
手に入れることが可能となっているのです。

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こちらは、温水ヒーターを製造販売されているピーエス工業さんの社屋及び、
研修センターです。
あまりの快適さに眠くなりました。窓際ベンチ下が温水パネルです。

さてさて、恒例になりつつある、北海道断熱の旅
これは、一番寒さの厳しい時期の北海道に行き
実体験から、快適性を学ぶのが趣旨の旅なのであります。

こんなイイ体験をさせて頂きまして
ありがとうございました!!

BY タナカ

火災保険と固定資産税について

こんばんは。設計と営業担当の田中です。
最近、引っ越したこともあり、
火災保険の情報と固定資産税のことを、少ししゃべります。
◎火災保険について
最近、多くのOBのお施主様から、火災保険の見直しに関して
問い合わせがあり、どういうことか、弊社が、いつも相談しております
(株)ビジネスアスリートの後藤さんに伺いました。
火災保険の加入期間が、今年の10月頃に改正され、10年以上の
火災保険が組めない。これにより20年、30年の長期で組んだときの
20%から30%の値引き摘要がなくなる?
こんなことが原因で、火災保険会社から継続、変更手続きの依頼のはがき
が届いている様です。
同時に、耐火建築物、準耐火建築物、その他と建築の区分をかかなければ
ならない。
弊社への問い合わせは、主にこの区分の所なのですが
保険会社によっては、施工会社から証明が必要とのこと。
長期で入るときは、一括払いなので予算的にしんどいですが、できれば
がんばって入っておきたいところです。

◎固定資産税について
私の家にも先日、固定資産税課の方が来られました。
まず、家屋調査のお願いということではがきが届きます。
登記して、ほぼ1ヶ月経ってからです。
これが届くと、こちらから、市税事務所に立会希望日を連絡しない
といけません。1/20に着いて、2/4に立ち会いとなりました。
男女2名で来られました。1分1秒前後することなく
予定の10時ぴったりにチャイムが鳴りました。さすがです。
最初は、玄関先でとのことでしたが
かなり、上がりたい様子でしたので
3階リビングまで上がってもらいました。
確認申請の図面を丁寧に書き写しされていました。
図面のコピーなどは、恐らく個人情報の問題で受け取らない様です。
駐車場は、対象面積に入らないと思っていましたが、
3方壁に囲まれた駐車場は、面積に入ることが分かりました。
高付加価値のある設備器機(床暖房、カワック)も課税の対象になります。
あくまでも聞き取りによるものですが、なかなか嘘はつけないものです。
また、狭小住宅の場合、単純に固定資産税は安いですが、課税?単価では、
割高になります。
市税事務所の方からは、誠実で真摯な対応の反面、
少しでも対象面積を増やそうというギラギラとした熱い想いが伝わってきました。
私のように気の弱い人間には、なかなか苦手な相手かもしれません。

結論:この調査で一番重要なのは
市税事務所は、はっきりと『玄関先で図面を見せてもらえば5分で済みます』
と言っているところです。
でも、実際は、家の中まで招いてしまう愚かさです。
結果的に査定は、万人平等には行われないことになるのです。

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こういう書面が届きます。

BY タナカ

竣工写真 2物件

こんばんは、設計のヤマガタです。
去年の11月と、年末にお引き渡しさせていただきました
リフォームの、竣工写真を撮影させていただきました。
何度か現場ブログで登場していますが、ここで改めて。

[生野西・K邸リフォーム工事]

元酒屋さんの、1F店舗部分を居住スペースに改修。
外観も合わせて改修しました。
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介護目的でのリフォームでもある為、トイレの扉は1.2mの大きな引き戸。
内装はシンプルに。

[生野区・(株)生田 工房改修工事]
手作りランドセルの生田さんの、工房移設に伴う改装工事。
工房の見学ができるよう、お客さんが入りやすい設えにしています。
 
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入口横にはベンチを設けています。
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ガランとした、できたての時より、機械や材料が入った今の方が
魅力的です。今が追い込み時期だそうで、活気にあふれています。
ミシンや金槌の音が心地よく響きます。

どちらもお忙しいところ、撮影にご協力いただき
ありがとうございました。

byヤマガタ

サラ飯(木村工務店 事務所編)

今年もよろしくお願い致します。
設計と営業担当の田中です。

今年から、交渉の末、お弁当というものを作って頂ける
ことになり、たいへん喜んでいる次第であります。
小学校依頼30年ぶり(※公立でしたが地元河内長野市では、
給食が普及していない地域8%に入っており・・・)
とまあ、そんなことはさておきです。

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こんな感じです!

そもそもきっかけは、弊社の近所に、第一食堂という大衆食堂
があったのですが、昨年の10月頃、事情により突如閉店したことが
始まりでした。
どんぶりからうどん、そば麺類、一品まで何でも揃う
最近少なくなった、街の食堂で
社員だけでなく、職人まで、いつも木村工務店が店内の半数を埋め尽くす
ほどの木村食堂とも言えるお店だったのです。
閉店後、我々、非弁当組は、給食難民となって
食料求めて、コンビニを中心にさまよい歩くこととなったのです。
毎日、何を食べるか考えないといけない
コンビニ弁当は、飽きるし、時間がかかる
一番かわいそうなのは、大先輩のMさんです。
昼寝の時間15分が奪われ、体調を崩されています。

弁当になって、何が変わるか
1番は、たくさんの時間が生まれたことです。
移動前のたった10分でも、食べて現場に行ける。
それと、以外にも感ずるのは
別に、そこまで貧乏ではありませんが
お茶や珈琲を、毎日コンビニで買うという
煩わしさからの解放です。
コンビニは便利ですが、実は、非常に煩わしい存在でもあったのです
脱コンビニ!
これは、12年前にたばこを止めた時の感覚に似ています。

さてさて、木村工務店(事務所編)サラ飯のご紹介です!!!
何はさておき、お昼休みは、もっとも大切な現場なのであります。
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みなさん、こんな感じ、
あまり、和気あいあいとではなく、プライベートな時間を
楽しむ感じです。そして食べたら昼寝。
長時間勤務の為、体を休めることは重要です。
ところで、弁当化率は、私が加わったことで、約87%になりました
実際は92%のはずっだったのですが
TOKU本氏が、年末より、一人暮らしを始められ
数字を下げてしまっているのが残念です。

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今年より、正式に、配属になりましたS氏の弁当です。
女性陣二人のみが
弁当を作って、毎朝会社に、8時に出社しております。
本当に凄いと思います。
私の嫁さんもそうなのですが・・・。

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土曜日用のメニューです。
土曜は、作り手の方も、会社がお休みということで
私が、ご飯だけ詰めて出社致します。
こちらは、それに対応した備蓄食材ということになります。

最後に、今年の私の現場ブログでは、私自身、引っ越したこともあり
『家の使い方、それぞれ』ということで
我が家も含めて
どうやって、収納やリビングを使ってらっしゃるか
家の楽しみ方などを
お施主さん宅訪問の度に、お聞きして、掲載していこうと考えています。

それでは、重ね重ねになりますが
今年もよろしくお願い致します。
By タナカ

1年越しの竣工写真

あけましておめでとうございます。
設計のヤマガタです。
昨日は年始の行事等のみで、本日より本格始動です。
今年もどうぞ宜しくお願いします。

やはり話題は年末の話になるのですが、
2013年12月にお引き渡しをしました西宮・I邸マンションリフォーム工事
竣工写真を、昨年の年末(1年越し)に撮影させていただきました。
これからHPに掲載していくことになるのですが、先に一部ご紹介します。

ish_01[玄関]ほぼ タイル貼りの床
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[LDK]もともとはリビング+和室でした。
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[キッチン]背面収納も含めて、モーリショップの造作キッチン
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[リビング]TVの壁は一部収納になっています。
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[ワークスペース] [水廻り]トイレは脱衣室内に設置。

1年経ってもできたて同様にお使いで、ショールームみたい。
Iさんだからこそ使いこなせる、という部分もあります。

年末のお忙しい中、撮影にご協力いただきありがとうございました。

byヤマガタ

年末にむけて

こんばんは、設計の田中です。
職人さん不足で、最後のダメ工事、残工事がなかなか締めくくれず
ご迷惑をおかけしています。
私も、朝型でいこうと決め、朝6時半には出社する生活を
2ヶ月続けましたが、結局、なかなか帰れず
勤務時間ばかり増えて、段取が悪い状況が続いています。
反省しないといけませんね。
ただ、年のせいか、朝型に変えたこと自体は、あまり苦に
なっていません。
一番乗りで30分くらい、静かな事務所で働けるので
効率はいいです。

夙川・N邸リフォーム工事の?期工事を引き渡しました。
アルミサッシを木製建具に変えました。
雰囲気はぐっと良くなり、お施主さんは、もう片側も木製建具に変えたい
とおっしゃっています。
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いろいろ、ご迷惑をかけますが
もうひとがんばりしますので、よろしくお願い致します。

by タナカ

長い道のり

こんばんは、設計のヤマガタです。
東大阪市俊徳町・H邸新築工事の地鎮祭を行いました。

思い起こせば、ここまで長い道のりでした。
スタートは2013年の5月。一時中断を経て再度2014年の
5月に計画を再開。ようやくの地鎮祭です。
本当におめでとうございます。

Hさんご夫妻、お姉さんのご家族、お母さんの3世帯住宅となります。
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設計期間も長かったですが、まだまだ現場でも確認、決定事項が出てきます。
ひといき入れて、再度Hさん、Mさん、監督のタツタと頑張って造っていきます。

by ヤマガタ

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