色彩のもつチカラ

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

現在進めている富田林市のO泌尿器科リフォーム工事の解体が始まりました。

前に設計しましたF耳鼻咽喉科クリニックのすぐ近くです。

 

 

 

 

 

こちらがその耳鼻科クリニックです。奥にチラッと見える細長い物体はPLの塔です。

ミチに面した小さな窓から子どもがソトを覗いていて、

“ソトからウチが見えること” ”人の気配がすること”によって、

すごく安心感があり、あの高さのあの位置で窓を計画して良かったなと思いました。

そんなことを思いながら、その耳鼻科を通り過ぎ、

現在進めているO泌尿器科の現場に向かいます。

 

現場に着きました。

プランは決まっていますが、解体してみないと分からないこともあり、

内容によっては変更することも多々あるので、少し緊張です。

今のところ大きな問題はなさそうでしたので、計画していたもので進めていけそうですが、

これから現場で打ち合わせを重ね、さらに細かなことを決定していくので、

頑張っていきたいと思います。

 

 

 

外観です。まだ細かな調整がありますが、現段階のイメージは、こんな感じです。

クリニック=ピカピカの浮いた白が多いですが、

今回は白を使うのと同時に、対比した沈んだ色を使うことで、しっかり大地に根を張るような、

周辺環境に馴染んでいく建物になってほしいと個人的に思っています。

あとは、メリハリのある色を組み合わせると

建物が小さく分節されて、立体感や動きが生まれるように思います。

 

 

本日足場が取れたと聞いたので、僕の担当した案件ではありませんが、

少しだけ外観の色彩検討に関わらせていただいた

天王寺区・H邸リフォーム工事の現場を見に行きました。

良い色ですね。

古さや、長屋、洋風、和風など、意味や要素が消えてモダンだと思いました。

現地に行くと分かりますが、周辺環境に浮かずに馴染んでいます。

現在進めている泌尿器科と似た色彩で、参考になりました。

 

では。

byハヤカワ

GoToキャンプから学ぶ

こんばんは、設計と営業担当の田中です。

GoToの話題が続いておりますが
私も秋キャンプに行ってきました。
中々、連休が取れませんが、急遽休めたので、前日に予約を入れました。

これから冬に向けて、キャンパーさんも
 玄人っぽい方が増えていきます。
今回、訪れた滋賀県のキャンプ場も、そんな感じでした。

フリーサイトですが、ぎっしり詰まってきています。いささか
テント村といった感じです。

 

最近はワンポールテントが目立ちます。
このテントの火付け役になったのが、TENT-MARK DESIGNSというブランドです。
居住性や耐風性にも強く、施工がやりやすいし見た目がおしゃれです。
一番の特徴は、難燃ポリコットン素材で薪ストーブが使えることです。
こちらのブランドもそうですが、この10年ぐらいの間に、たくさんの新ブランドや企業が生まれました。
また、海外ブランドもたくさん流通するようになりました。

 

形もさまざま ドーム型、ツールームタイプ、かまぼこ型、トンネル形、A型、ワンポールタイプ、
シェルタータイプ 
テント村をブラブラと散歩しているだけでも楽しめます。

 


中でも、ヘルスポートというノルウェーのブランドのテント
こちらがすごいです。薪ストーブを入れる場合、ゴツゴツしたコットンとポリエステル融合の難燃幕になりますがこちらの商品は、調べると、ポリエステルだけど難燃性であると説明がありました。すっきりとかっこよく、私も欲しいと思いましたが、特殊素材だからでしょうか、20万近くするので手が出ません。

 


ところで、私も、10年ぶりに本格的に復活したキャンプライフですが
キャンプ用品ほどコストパフォーマンスが求められる商品はないように思います。性能、機能、施工性、価格、+ライフスタイルとファッション性が加わって、みなさん、様々な基準で購入されているのだと思います。家一軒分、家具からベット、寝具に食器、生活に必要なものすべてを揃えないといけないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10年以上前は、キャンプ道具は安ものか高級品しかなかった様に思います。私も、安物を使っていました。キャンプをする人の大半が、夏のレジャーの一貫として楽しむファミリー層であるか
又は、登山や釣りなどに伴うキャンプで、より軽量で高い性能、機能を備えているかを求める趣味層
のいづれかに偏っていたかと思います。

今は、キャンプそのものを楽しむ層が大多数で中心となって盛り上がってきています。
ヒロシさんのソロキャンプスタイルなんかがいい例かと思います。
そういえば、劇的ビフォーアフターで全面改修のリフォームが広がったのと似ています。
こんな過ごし方もあるのかと世に広めた方だと思います。
弊社も2回、社長を匠として出演させて頂きました。(余談ですが)
みなさん焚き火をしたり、こだわり料理を作ったり、テントやタープの下に一日中いる感じです。

 

そしてキャンプ道具は、よりコストパフォーマンスの高い商品が求められる様になってきたと思います。

私も、改めてコストパフォーマスの意味そのものを勉強している感じです。 そして、その意味が
「安くていいもの」ではないことに気づかされてきた感じがしています。
10年前の安くていい物で選択して使ってきたキャンプ道具は今は全く手元にありません。
使えなくはないのですが、今のスタイルにしっくりこないので処分してしまいました。

すごくしっかり頑丈にできていても重かったり、かさばったり頑丈でも、風雨には強くなかったり、デザインも重要です。色とか形とかオシャレでないと自分なりのキャンプライフができてきた以上、それにあてはまるかが最も重要です。そして最後に金額
安くていい物の選択肢でないので、金額についてはめちゃくちゃ悩みます。

住宅の仕事をしていても、かぶる感覚がずいぶんあります。キャンプそのものを楽しむ層と同じく、住むことそのものを楽しむみたいな感じのお施主さんが増えてきている感じがするからです。となると住宅設計も単純に間取りや仕様を考えるだけでは、ちょっと違う様に思います。コスパ感についてもキャンプ道具と同じく安くていい物というのでもないし、こだわりぬいて高い金額でもだめだと思いますし
注文住宅=こだわりの家づくりとうよりは
お施主さんのイメージする家造りや暮らしに対する気持ちみたいなものに答えていかないといけないと感じます。
それは、単に色や形だけの話ではなく、目に見えない部分でもあるので
非常に難しいことだと感じています。

 


コロナ禍の中でも、この時期、ただの週末で300サイト以上がすべてが埋まることは
10年前ではあり得なかったと思いますので、ビックリでしたしキャンプ道具の大半は、ネットでしか購入できないものばかりですので、ある意味ではIT時代が生み出したライフスタイルのたまものとも言えます。

今回の光景は、非常に興味深いものがありました。


私も負けてられませんので冬キャンの支度を、家族には内緒で
こっそり進めていきたいと思います。

もちろん仕事もしっかりがんばります!

tanaka

by.タナカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建物探訪

こんにちは。

設計のハヤカワです。

中之島に新しくできました、こども本の森 中之島 に行ってきました。

安藤忠雄さん設計です。

 

現在は、コロナ感染予防のため入場制限があり、事前予約が必要です。

半月ごとに予約ができるのですが、かなり人気なので、すぐに埋まってしまします。

予約取るのが難しい状況でしたが、友人と人海戦術で取ることができました。

 

図書館に行く前に、淀屋橋駅から北浜駅方面の川沿いに並ぶ、

川に開かれた気持ちの良いテラス席があるカフェで中央公会堂を眺めながらコーヒーを飲みました。

中之島はこれからどんどん開発されていくようです。

中之島を横断していた、車のための黒くどんよりしたアスファルトの道がなくなり、

人間のための街路になるようです。

姫路駅前の広場の再開発や神戸・三宮周辺の再開発など、

中之島も含めて、人と公共交通の関わり方が問われているようです。

 

内部です。

時間制限があるので、本を見たり、建物を見たり、情報量が多すぎて全然追いつかなかったです。。。

 

とりあえず、写真はいっぱい撮りましたのでお見せします。。

 

 

個人的に久々に感動したのは、円柱の空間です。

用途や機能は何もない空間だと思いました。

それがよかったですね。

住宅だと基本的に機能が優先されることが多いので、

何もない“余白”が新鮮で、無限の可能性を感じました。

住宅という機能的なハコに小さな“余白”があると、

どんな生活になるのでしょう。

想像が広がります。

 

ちなみに図書館を出た後は、たくさんの人で賑わう中之島公園でレジャーシートを敷いて、

近くのお店でテイクアウトしたお弁当を食べました。

いつ、どこで、だれと一緒にご飯を食べるかで、美味しさが変わってきますね。

 

 

では。

byハヤカワ

終の棲家

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

休日に京都の一乗寺にある詩仙堂に行ってきました。

 

詩仙堂とは、石川丈山という詩人が隠居のために建てられた住宅で、終の住家でもあります。

 

詩仙堂=凹凸窠(おうとつか)とも呼ばれています。

凹凸窠とは、でこぼこの土地に建てられた住居の意味で、

不思議な場所に建っております。

 

↑アプローチは、ほの暗い竹林を抜けていきます。

 

↑門をくぐると住宅が見えます。

 

↑何度か過去に訪れていますが、いつも感動するのが、

住宅を貫通して、奥の庭園が見えることです。

住宅を挟んで、奥のソトが見えるのが不思議ですごく素敵です。

 

ウチとソトが連続している。

視線が抜け、風が抜け、行き止まりがなく、

呼吸をしているようです。

これは、良い空間の条件だと思っております。

 

↑内部は低くて暗い。

現代は、明るく天井が高いのが良いという流れがあると思いますが、そうとは限らないですね。

建物が建つ場所、環境がどうしてほしいのか丁寧に聞き取ることも大切だなと改めて思いました。

 

↑庭園の美しいグラデーション

良い休日でした。

 

 

では。

byハヤカワ

キャンプと住宅設計

こんばんは、設計担当の田中です。

コロナウィルス感染の問題は以前残ったままですが
この連休を利用してキャンプに行ってきました。
後で聞きますと、今年は例年以上のサイト数であった様で
みなさん、GW,お盆と自粛されていた人が、ようやく外に
出られる様になってきたのかと思います。
また、今年のお盆は、強烈に暑かったということもあるかもしれません。

キャンプは、テントの配置を考え、ライフスタイルに合ったテント、タープ、調理機材を揃え
まさに建築そのものかと思います。
特に、最近のキャンパーの方は、ただ単にバーベキューをしに行く様な方ではなく
自分好みの空間づくりに徹底的こだわってられる様に思います。
スタイルとしてはタープを貼るということが完全に定番化して
その張り方も様々です。
最近はソロキャンパーさんでも小型タープを必ず設置しています。
テントの個性よりいかにタープを配置しその下で快適な生活を楽しむかが
重要になってきている様に感じます。
タープは住宅でいうリビングの様なもの
どう自分らしく過ごすか、
ストーブの設定からテーブル、収納ラック、キッチンレイアウトまで
みなさん思いのままに便利に格好良く設計されていて
周囲のサイトを見渡して勉強させられることが多いです。

◎仕事柄考えるのが、キャンプでの体験が普段の設計に活かせれるのではないかということです。
私は家キャンもするのですが
キャンプライフから快適性について学んでみたいと思っています。

私のサイトを紹介します↓
今シーズンより、
小川テントさんのトリアングロというテントを使い出しました。
このテントは、私がズバリ思い描いていた形状だったので
思わず、衝動買いしてしまいました。A型タイプテントにタープがドッキングしたモデルです。
やはり欧米型のドーム形状より合掌造りの方が私は好みです。



◎タープの下はLDk
キャンプでも、キッチン、ダイニング、リビングの
配置は重要です。使いやすい動線
我が家の場合は、座りながらすべての作業ができる配置を目指しています。
1人住まいの快適ダイニングキッチンを想像しながら計画しました。

◎外とのつながりを大切に
外とのつながり住宅で言うところの開口
椅子に座って景色がどう見えるか
又は、周囲からどうかくれるか
四方開口が開いていて開放感があるパターンも気持ちいいのですが
私個人の好みとしては、1方向に視界が開けて
その他は囲まれている方が好きです。

 


◎キャンプ道具の収納
ファミリーキャンプで、うちほど積載量の少ない方は
いらっしゃらないかと思います。
家も車も最小です。
それでも、玄関収納には、靴箱以外にクローゼットを設け
車には、無理くりキャリアを設置し納めております。

玄関収納は、部屋の面積を削ってでも必ず必要かと
感じています。
マンションリフォームで玄関収納を大きくしたいという
要望をよく耳にします。

◎最後に
キャンプ自体は、小学校から行っているのでキャンプ歴は40年
とかになるのですが、これまで、一向に上達しませんでした。
これまでのキャンプは技術的なことばかり注視されてきました
火をいこせるか、テントを設置できるか、寒さ、暑さ、虫対策など
そういう意味では、私はずっとダメキャンパーです。

しかしながら、今のキャンプに求めるものは
いかに好みの過ごし方ができるか
炭で焼き肉をしないといけないというような概念的なものは
全くなくなりました。

設計者としての言い方でいいますと
キャンプの中で、実はみなさん工夫しながら設計作業をしているのです。

その内容は、はっきり言って、私のプランなど全く及びもしない
高度なプランによるものばかりです。

また、キャンプに行って新しい形を試してみることが楽しみです。

ありがとうございました。

tanaka

by.タナカ

長屋の建て替えと夏の断熱性能

こんにちは、設計のササオです。

やっと今晩あたりからエアコン無しで寝られそうで、ホッとしております。

この酷暑の中、新築を計画しておりますと、冬の断熱だけではなく、最上階の暑さ問題や、

エアコンの風を感じずに、心地良い温度を保つためにどうするかと、夏の断熱を重点的に考えてしまいます。

現在計画中の新築物件は、屋根の断熱材は、高性能硬質ウレタンフォームに遮熱性能の高いアルミ箔面材を合わせてキューワンボードを使用し、厚さも100mmにしました。

窓もアルミ樹脂複合でエアー部分はアルゴンガスです。

この酷暑になりますとエアコンに頼らないのは無理ですので、

緩い設定で心地良く、熱が入らない・逃げないということを考えるのが重要なのではないでしょうか。

 

また、現在計画中の新築工事は生野区の長屋の建て替えであるため、

間口が狭く、3方向の住宅が近接しているため、道路面である南面は大きな開口にし、両サイドは開口を小さく等々、模型でそのバランスを検討いたしました。

先日、現在住まわれている賃貸のメゾンタイプのご自宅を訪問し、

住まい方を確認いたしましたので、新築の計画にしっかり活かしていきたいと思います。

母・娘2人の女性の家です。細やかな趣味嗜好を汲み取り、お気に入りの空間になるよう、かつ冬は冷え込まないのはもちろん、夏もエアコンの風を感じなくても心地良い温度が保てる住宅を設計していきたいと思います。


sasaobyササオ

着色すること

こんにちは。

設計のハヤカワです。

 

今回はまだ計画段階の案件の紹介です。

古く立派な蔵と、その隣に接続している平屋のリフォームです。

 

プランの計画段階では、いくつか検討した案を作成し、

最後に“着色”します。

 

着色は、パソコンでも可能ですが、手書きでじっくり着色していきます。

この手書きで着色する作業が、僕は好きです。

↑着色の様子

 

着色すると、色ムラや濃淡が出て、

平面図という無機質で二次元の世界が、

有機的で立体的に平面図が動き出すような気がするからです。

難しい言い回しになりましたが、簡単に言うと

施主さんや僕自身、生活のイメージがしやすくなると思っているからです。

↑着色平面図

 

単純に、図面が図柄としてきれいなのもプレゼンテーションとしては重要だなと思います。。

 

まだまだ計画段階なので、

地道に進めて行きたいと思います。

 

 

 

では。

byハヤカワ

アプローチ工事

こんにちは。営業設計担当の田中です。
猛暑が続く中、お盆明けから2週間に渡って、東大阪市・Y邸新築工事の
外構工事を行いました。
その中で、杉板型枠で跳ね出しになっているアプローチ階段がかなりの
難工事となりました。
お施主さんは設計の仕事をされており、すべての外構プランをして頂きました。
下の写真が、今回の仕事の流れです。

◎跳ね出し部分の型枠

◎生コン打ち

◎左官屋さんによる杉板押さえ

◎仕上がり

思いの外、杉板型枠の加工に時間がかかってしまいましたが
持ち出しの部分にも何とかコンクリートが流れ込み
形状はうまく作れたのですが、杉の表情が、少しぼやけてしまいました。
少し粗い感じですがいい感じの表情です。
平板が浮いた感じの軽やかでかっこいいアプローチになりました。

現場は暑くて大変でしたが、いい経験をさせて頂きました。

この夏は、最強の猛暑だったと記憶に残りそうです。

この後、無事お引き渡しをさせて頂きました。
長らくの間、色々とお付き合い頂きましてありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します。

tanaka

by.タナカ

再生

お盆シーズン真っ只中。とてつもない暑さですね。こんにちは設計部のタカノリです。
弊社は13日から完全休業になるので、明日まで暑さに負けず乗り切りたいと思います。
とは言っても手放しには浮かれられない昨今の世間の状況。1日でも良い方向に進んでいくことを願うばかりです。

先日トミマス部長の記事にも上がっておりました、小路の蔵改修工事の写真撮影してきました。
思い返せば、解体すると、土壁の厚みが30センチ以上あるずっしりとした蔵が10センチ以上傾いていることが発覚し、建物を持ち上げる、「揚げ屋」をするところから始まったリフォーム計画でした。

普通の住宅より難しい部分は多々ありましたが、完成しほっと一息です。

約100年前の大工技術で作られた木組みの力強さがこの蔵の良さの大部分を占めており、振り返って考えるとそれを如何に良く魅せるかということだけに一生懸命でした。古い寺社仏閣もそうですが、しっかりとした材料と技術に裏付けられた建築は、一度ボロボロになってしまっても、また力を入れれば息を吹き返すんだなと染み染み感じます。

新築でもリフォームでも、何度でも再生出来るような家造りを心がけていきたいですね。

takanori

by タカノリ

敷地をこえて

設計部のハヤカワです。

今回は、現在進めている現場の報告です。

 

八尾市・T邸新築工事ですが、

かなり空間が見えてきました。

外観は、まだ隠れていますので、内部の紹介です。

リビング中央に吹抜けと階段があります。

1つの大きな空間ですが、階段と小上りで、細かく分節されて、

小さな居場所がたくさんできました。

1つの大きな空間に、小さな居場所が曖昧にたくさんある方が、

多様で、選択できて、楽しいような気がしています。

 

玄関の靴箱は、大工さんに作ってもらいました。

上から下まで、端から端まで。そういうの良いです。

靴箱という雰囲気ではなく、木の壁の中に靴が収納できるような。

〇〇風とか、〇〇っぽいではなく、

極力意味を感じさせないものが、モダンで素敵です。

 

2Fベランダです。

角地で景色が抜ける場所なので、気持ちが良いです。

 

閉じたプライベートな空間だけで、敷地内で完結するのは、もったいない気がします。

八尾市・T邸は、敷地内で完結せず、

意識的に敷地をこえて、

積極的に周辺環境やマチにまで広がっているような気がします。

住宅の社会性とでも言うのでしょうか。

 

小さな住宅でも、マチのスケールで暮らすこと、

ソトと関係性を持っていることで、

その場所での今後の暮らしに、

多様で彩っていく余白(楽しみ)を残しているのでは思います。

 

では。

byハヤカワ

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