蔵改修工事

羽曳野市の方で古くからの蔵の改修工事を依頼いただきました。

古い町並みがぽつぽつ残る昔の街道筋に面したお宅です。

立派な土蔵ですがやはり年月と共に漆喰壁や屋根瓦が痛んできてますので、何とかきれいにして残していきたいということです。
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幸いに内部は雨漏りも無くいい状態ですので「今のうちに」と言う感じでしょうか。
しかし、そこはやはり昔ながらの伝統建築、漆喰壁にしても竹を編んだ木舞下地に荒土を塗り中塗りをして仕上げをしてと、どこまでの補修工事で進めるか悩ましいところです。
屋根廻りも古くからの瓦と一部改修した瓦が有り棟の納まりや、鬼瓦の納まり、その周囲の漆喰による「カゲ盛り」という装飾やその前に突き出たこのお宅の家紋をあしらった「ハナブカ」と、なかなか用語一つとっても難しく、協力業者の瓦屋さんの瓦寅工業さんや左官屋さんの左官山本組さんのように古くからの仕事を継承している職人さんとのやりとりも難しいやら、楽しいやらです・・・・・

この現場、担当の監督はナンバ君。
  桜井市・H邸リフォーム工事に引き続き日本の伝統建築担当でどうでしょう。
長く建築に関わっていてもなかなか経験できないことなのでしっかりと

勉強、勉強

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今更ながら昔の職人さんはすごかった。

tomimasubyトミマス

ベランダ改修工事

実は、今週から木村工務店社屋のベランダ改修工事を始めました。

築年数はウン十年という建物ですから前々から不具合は多発しておりました。
その上一部分を花壇にして色々なものを植えてきたのでここらで一度防水の見直しを・・・・となりました。
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枯れてきた植栽を撤去して、土を降ろし、花壇のブロック積みを解体してきれいさっぱりとなりこの後、左官屋さんに下地を調整してもらい防水処置を行いますIMG_3199[1]IMG_3200[1]IMG_3202[1]
いつものことですが、会社の補修や、改装工事は職人さんや業者さんの手の空いたときにとなりますので進捗はボチボチです。

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改修に先立ち年末にベランダからプランターに植え替えた梅の花です。

お正月からよく咲きそろそろ散りかけですが、ほんのり春のにおいがしています。

byトミマス

金物に魅せられて。

こんばんわ。現場監督のトクモトです。
梅雨ですか?ってぐらいに雨が降りすぎていて現場は右往左往しております。

以前弊社で施工させて頂いた物件の建具金物交換工事に伺った際に面白いドアクローザーを見つけました。
ドアクローザー
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取扱説明書
外国製の金物です。もちろん取扱説明書も外国語。
金物フェチの僕は新しい金物カタログが出た時は大体は1度目を通しています。
こんな金物見たことがなかったのでちょっとウキウキしてしまいました。
ちなみに、最近気になる金物メーカーは『BEST』、『JOTO』『キョーワナスタ』です。
最近は『日本住環境』のカタログも好きです。
byトクモト

あちこち

ここ最近現場の合間をぬってメンテの打ち合わせしてます。
バルコニーの手摺の錆の補修
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植木の処分
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十数年前の玄関サッシの鍵の交換依頼
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こちらも十数年前の洗面化粧台のスイッチの交換依頼
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昔の商品のパーツだけ探すのは、メーカーもなかなか大変みたいで
時間がかかっている物件もあります・・・
対応出来てないところもありますが、今後ともよろしくお願いします。
byタツタ

歴史

こんにちは。好きなバンドはレキシであります。現場監督のナンバです。

 

先日、会社の前をわっしょいしていました。

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いわゆるだんじり。

大阪はだんじりとか、お祭りの文化が盛んだなあと感じます。

僕の地元では後発的にイベントは催されているようですが、根付いたものは無いような気がして、ひとつ大阪の好きなところであります。

 

 

さて、ただいま、天王寺区にありますH寺さんにて、土塀の修繕工事をしております。

 

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左官屋さんによる土壁塗り。

見事なコンビネーションにより和気藹々と作業が進められていきます。

 

4工程ほど重ね塗りをして、まっすぐキレイに塗っていく訳なんですが、3工程目にとりかかろうとした日のこと。若い職人さんが発した朝の一言。

あ!ミキサー持って帰ってたんやった、、

 

材料を適量中に放り込んで、かき回す巨大ミキサー。

あらまー。。取りに帰りはるんかな、、と思いきや

 

おもむろに靴を脱ぎ、素足で踏んで土を練り始める、、、

 

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今日日、まれに見る姿かもしれませんが、かっこよすぎて僕はテンション上がってしまいました。しれっと現代文明がなくとも仕事をする職人さん。技術が受け継がれている様を目の当たりにしました。

 

昔は女の人がそのように足で土を練り、男の人が土を塗っていた

とゆうのを聞いたことがあります。確かなことかは分かりませんが、、

そんな話を思い出しながら、土塀に埋まっている鬼瓦にも、歴史の一部を感じるのでした。

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byナンバ

銅板改修

以前から相談を受けていた酸性雨で痛んだ銅板葺きの屋根ですが、色々検討した結果、瓦からの流れが落ちる下流部分を重点的に補修することになりました。

さて、方法ですが、めくって同じようにやり替えるのは大がかりですし、今後また同じようになるのは間違い無いでしょうから、ガルバニウム鋼板で上からのかさね葺きで改修しました。

 
ビフォー

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アフター

銅板は緑青(ろくしょう)という独特の緑色のさびがきれいなのですが街中では酸性雨やいろいろな粉塵などのせいで、最近はあまりきれいに発色しないそうです。
このお宅はきれいな方なのでちょっともったいないようには思いますがところどころに穴があいているので仕方ありません。

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遠目に見るとこれはこれでなかなかいけるかな?

byトミマス

サビキ

どうも現場監督のフルカワです。

さて、今晩から思いっきし寒くなるみたいで・・・。
冬は苦手です。

 

最近色んなタイミングもあって細かいメンテナンスなどに走り回っています。

これが意外と大変なのです。

日程調整、職人の手配、材料の段取り等々大きい現場だったら工程の中で融通をきかせながら段取りしていけるのですが、そうはいきません。

短期勝負です。

外の工事など、雨が降ったらまた段取りのし直し。

現場にも顔を出さなければならないので、自分の振り回しも重要。

やはり体ひとつなので、限界があり・・・事前打ち合わせが肝です。

当日段取りなんて御法度。

大阪、奈良に堺に京都。そして神戸。

色んな景色を見られてラッキーてなもんです。

どこでもドアがあればなぁ・・・。ドラえもん・・・。

 

この間、家族で初めて釣りに行きました。

もちろんサビキ。

中指程度の鰯が釣れて家族4人で大興奮。

息子にいたっては、

息子「もうオレ釣り完璧!!」

 

釣り人の皆様、大変申し訳ありませんでした。

 

byフルカワ

どないかセレナーデ

こんばんは、現場監督のオオムラです。
時にはこんな仕事を。八尾で古い建物の雨漏り修繕工事です。
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どっしり落ち着いた建物に見えるのは、この屋根形状と瓦の印象でしょうか。
銅板葺きの屋根と樋は、色沢変化した緑青色。時間仕上げ。美しいです。
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谷の部分が怪しいと睨み、瓦をめくり、谷樋の板金を交換。瓦も部分交換。雨漏りが止まるか、散水試験。いつも雨漏りの原因は難題です。
古くて新しく、懐かしくて新鮮な経験となりました。

今日もていねいに。byオオムラ

ぼちぼち・・・

今日は、ここ大阪も冷え込んでいよいよ【冬に向かってます】みたいな気候になってきました。
とはいえ、会社の前のエゴノキは落葉どころか紅葉もまだで、えんがわに植えた琉球朝顔がまだ花を咲かせ枝に絡みついているようなしだいです。

いつもなら、そろそろ恒例のイルミネーションの準備にかかる頃ですが、今年は朝顔とイルミネーションみたいなことになるのでしょうか?

仕事の方は年末にむけて気忙しい上に、来年の消費税率アップや早くも東京オリンピック?に向けて資材の品薄や値上がりが予想されそうです。

こんな状況ではよく「最近は忙しいですか」と設計事務所さんやお施主さんに聞かれますが、「ぼちぼちです、バタバタはしてますけど。」みたいな返事をしています、これで以外と通じるところが大阪らしいところですが。。。。

この前、当社で30年以上前に施工させていただいたお得意様の、お宅の玄関扉を改修したいということでお伺いしてきました。
木製の引き戸でなかなかよい作りだと思いますがさすがに30年以上たつと木部のすりへりや、鍵の調子がよくなく新しく作り直すか、アルミサッシに変えるかの検討中です。
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一通り、採寸して写真を撮ってうちあわさせていただいてるときに、「久しぶりですが皆さんお元気ですか?会長は?社長は?」と昔からのお得意様だけにいろいろお気遣いいただきました、その中で「最近はどうですか?忙しいですか?」の問いに、「ぼちぼちです・・・」と。

やっぱり言ってました、便利な言葉です・・・・・

byトミマス

晩秋の候

こんばんは、現場監督のオオムラです。
最近の季節・気温・天候の変化が激しく、ちょっとついて行けない状態。変化に対応するのには、先回りするのがいいのか、どっちも行ける中間がいいのか、動かないのがいいのか・・・パイセンの監督はダウン着てるけど中は半袖のポロシャツやし、さすがです。僕もコートの下は裸にします。

さて、10月に始まった八尾亀井・H邸外壁補修工事が終盤です。
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工事の内容は、立派な旧家の塀と母屋の外壁、倉の外壁の補修です。
細かい内容は焼杉の板の交換と塀のペンキ塗替え、倉の漆喰塗替え。P4190021 P4190018
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古くなった部分を撤去し、新しく貼り替え。
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IMG_3146IMG_3155 家の中もゴソゴソと仕事があるので、見せてもらいましたが、柱梁の材料が大きくて立派なこと。あと玄関土間の広さ。そこが目につくということは、今の住宅にない部分がそこで、立派さを感じるのは建物の大きさよりそこなのでしょうか。

残るは倉の漆喰塗り。乾き待ちという左官独特の工程・・・これが時間がかかること。

今日もていねいに。byオオムラ   

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