春風

こんにちは、専務です。
先週は3年ぶりの会社の花見が開催され、
久々に心置きなく桜の季節を満喫できました。
時間が空いたとは言え、準備も片付けも段取り良くいき
遊びこそ段取り良くがモットーの木村工務店としては上手くいったのではないでしょうか。
楽しんでいたら一切写真を撮っていなかったので、
その辺りはシャチョーブログを参照ください。

さて、春風が漂う中、冨士灯器マイルストーン新築工事は本体工事をほぼ終え、
怒涛の店舗工事へと突入しました。
 

鉄の筒がたくさん埋め込まれた壁やら、コンクリートスラブカウンターやら、杉板打ちコンクリート塀やら、なんだらかんだら嵐の様な難しい工事が凝縮されております。
無事オープン出来る様に現場監督と共に一つ一つ乗り越えて行きたいと思います。

takanori

by専務

建て方

こんにちは、専務です。
やっと暖かくなって来ました。
コロナのニュースもいつの間にか少なくなり今年こそはスッキリ春が迎えられそうですね。

先月末に心斎橋筋商店街での木造新築プロジェクトの建て方がありました。
幅4mちょっとの敷地に一杯の幅の高さ8メートルのラーメン構造の木架構を11フレーム建てていく、過去最高難易度と言っても過言ではない建て方。敷地にレッカーが入らないので(この時はそう思ってました)カニクレーンなる小型レッカーを準備し、前回の和歌山での仮組みをイメージしながら、午前6時集合でいざ取り掛かりました。

以前の実験で一フレーム丸々を立ち上げるのはなかなか難しいと判断し、半分ずつ建てていく方法での施工を進めるも、なかなか遅々として進まず、、、。午前中終わって半分のフレームが2つ建って精一杯。おまけに上の段を建てるのは前面しか足場の建てれないこの敷地ではかなりの危険が伴う。
途方に暮れかけていたところにレッカーの操縦士さんが、建て込んだフレームの高さと足場の幅を確認するとでかなりギリギリではあるけども、レッカーを入れられるかもしれないという提案が。

翌朝なんとかレッカーを現場に搬入し作業再開。とはいうものの、レッカーや、フレームを組む場所の確保のために現場にある材料の山を大工・手伝であっちにこっちに動かしながらの作業はまるでパズルの様でなかなか一筋縄にはいきません。

そしていよいよ全長8メートル幅3.4メートルの1フレームを地面で組み、建てることに。立ち上がる瞬間は緊張感もかなり高く心臓のドキドキが止まりません。職人さん達は必死ながらも意外と淡々と進めていて、度胸と経験値に感心しました。

計4日程でなんとか建て方は一段落。建て方とは不思議とアドレナリンが出る一種の祭りの様な感覚があり、建て方の現場で大工さん達を見ていると地車の屋根の上で乗って調子をとる人達が大工方と呼ばれるのがしっくりきます。
緊張感のある現場から一歩外に出ると、賑わいを取り戻している心斎橋筋商店街の喧騒がまるで異世界にワープした気分になり、不思議な感覚でした。
完成まで見届けたいと思います。

takanori

by専務

解体後

現場監督のヤマモトです。

↓写真は(アルファヴィル)京都・平野宮本町の家改修工事の様子です。

↑左が解体前で右側の写真が解体後になります。

 

 

 

↑こちらも左が解体前で右側の写真が解体後になります。

写真でもわかるように、スラブがデッキプレートではなく型枠でコンクリートを打設しています。

解体後にわかった事なのですが、急遽表しとしてコンクリートを活かす事にまりました。

どのようなデザインになるか、楽しみです。

yamamotobyヤマモト

 

 

木造の往古来今

こんにちは、専務のタカノリです。
GWが明けて早1週間ですがなんだかドタバタで、相変わらず目まぐるしく時が過ぎていきます。
それに、今日は年に一回の会社の健康診断日で、35歳を過ぎた今年からは今までの簡易検査から少しランクアップし、人生初胃カメラも経験して大人の階段をまた一歩登った気分です。

今年のGWは少し工事の予定も入っていたこともあって、どこにも出かけることなく過ごしていました。やはりずっと遠出しないとなんだかソワソワしてきて、何か新しい建築を見に行きたい気持ちもフツフツと湧いてきて、5/5の最終日に思い立って丹波篠山の黒豆の老舗、小田垣商店へと行きました。
丹波の黒豆とはよく言うものの、そもそもなんで黒豆が有名なのかも全く理解していなかったのですが、この小田垣商店に到着すると併設して色んな植物の種や苗が売っている種苗店があり、そもそも、そちらが本業でその中から黒大豆が有名になっていったことを知り、なるほど豆も種か、、と妙に納得しました。

建築は増改築が繰り返されて形が変わってしまった江戸時代の建物を元の形に戻すというコンセプトで作られた杉本博司さんの新素材研究所の設計で、年月を重ねた建物の力強さが凛と漂う渋い空間。
四條畷市・T邸リフォームをさせて頂いた時も、大正時代に建てられた田の字形プランの古民家が、時を経て小さな部屋に分節されてしまっていた空間をなるべく元の姿に戻しながら新しい生活様式に合う設備を整えていくことを大切にしていたので、凄く共感できました。
圧巻だったのは庭の設計。併設されたカフェから眺めることの出来る枯山水ですが、庭の構成もさることながら5月という新緑の季節柄苔も青々しく、見応えがありました。
ちなみにこちらのカフェのティラミスとモンブランもとんでもなく美味しかったので是非。
庭に感動しておかわりしたくなったので帰り道に近くの重森三玲作の住之江の庭をちらっと。
正面からは見ることが出来なかったので背後の借景との関わり方はわからなかったですが、蛇の様なウネウネに息子が乗りたそうにするのを必死に止めながら拝観しました。

週末の日曜日には堺市の原池公園に新たに出来た畑友洋さん設計のバーベキュー広場matoiへ。

木立が林立した広場を囲うように、高さの違う屋根がいくつも重なった大小の空間に色んなグループのバーベキューの賑わいが演出されており、壁がなく屋根の連なりによって緩やかな一体感はありつつも適度に分節されていて、集うことと距離を保つことが同時に兼ね備えているコロナ時代にフィットしたよく考えられた建築だなと感じました。
こちらは今月号の新建築に掲載中で、特集は木造。昨今、木造の可能性は様々な場所で見直されており、大規模建築でも木造の割合が少しずつ増えて来ました。
そんな中、心斎橋筋のど真ん中、おそらくこの商店街の中では初めての木造商業建築を建てる計画が水面下で進行中。間口が狭く大規模とは言えませんが、木村工務店は施工として基本設計段階から関わっているプロジェクト。まだまだ前途多難でクリアしなければいけない事項も多いですが、少しずつ前へ前へと進めていければと思います。

takanori

byタカノリ

お引き渡し

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

お引渡しが一旦終わり、少しほっとしています。

今回は最近お引渡しいたしました、3つの案件の紹介です。

 

吹田市・K邸リフォーム工事は、ラワン合板に着色し、

クリア塗装を重ね、細かく目地を入れて、

ラワンらしくない、タイル貼りのように使って、落ち着いた空間を演出しました。

鈍く光沢があり、飴色で重心が低い、美しい空間になりました。

分かりにくくてすみませんが、

施主さん、監督などなど、みんなでかなり悩んで選択したので、

ばっちりの仕上がりです。

 

高槻市・S邸リフォーム工事では、

単純明快な空間構成でありながら、

天井高さや素材を切り替えて、人やモノの居場所をつくりました。

 

 

枚方市・IU邸リフォーム工事では、

外壁をダークグレーで塗装し、しっかり周辺環境に馴染ませながら、

内部は、小さなお花屋さんを併設した住宅になりました。

 

また細かな部分は、次のブログに書こうと思います。

 

どの住宅も施主さん、監督、職人さんとしっかり協働できて、

すごく美しく、気持ちの良い空間になりました。

ありがとうございました。

 

では。

byハヤカワ

えんがわ計画

こんばんは。
現場監督のタツタです。
天王寺・I社まちのえんがわ計画です。
着工前

解体っと言っても天井の撤去だけですが、完了。

今回は協力業者のイナバさんに協力いただき、造作工事をしております。
途中、ベニヤ材が欠品するというアクシデントがありましたが、
なんとか順調に進んでいます。

tatsuta

byタツタ

えんがわ

こんにちは、タカノリです。
祝日のない10月も半ば、今の所台風の影響も少なく、気候的にもすごく過ごしやすいですね。これを過ぎればいよいよ年末を意識する季節がやってきそうです。

さて、天王寺区で倉庫と車庫になっていた部分を改修するI社まちのえんがわ計画が着工しました。

解体前イメージパース

まずは天井を解体してデッキスラブを表しにして塗装工事

木村工務店にあるまちのえんがわも、元はガレージになっていた会社の一部を利用して作られたスペース。今年で10年目を迎えましたが、会社の一部をオープンスペースとして街に開放していく試みが広がっていくのは楽しみです。所謂カフェや店舗を持たなくても、企業が閉じたオフィスとしてだけではなく「まちなみ」を作っていけると面白いですね。
来週は緊急事態宣言が開けてまちのえんがわも久々のワークショップ。今回はドローンのワークショップということで、昨年末12月30日にドン・キホーテで購入した微妙な値段のドローンが年越しを迎えることなく紛失させてしまったワタクシとしては是非とも参加してドローンの技術を身に着けたいと思っています。子供から大人まで楽しめそうなワークショップなのでお時間ある方はぜひ。

takanori

byタカノリ

後半戦

こんにちは、タカノリです。
いよいよ今日から7月で2021年下半期が始まりました。
ワクチン接種が本格化してきたり、賛否両論ありますが7月後半はいよいよオリンピックが開催されるなど、徐々にコロナ以前の活気を取り戻す下半期になれればいいなと願っています。
あっ、この場を借りて謝罪、訂正させて頂くと、
去年末各所にお配りさせて頂いた木村工務店のカレンダーはオリンピックが正式決定前に作られたカレンダーですので、7月19日が祝日となってしまっております!
正しくは、7月22日・23日が祝日なのでお持ちの方はお間違えのないようご注意ください。

さて、会社のサンプルルームの完成が近づいてきました。
従来あった床材などのサンプルを並べ、今回新たに建具やスイッチのサンプルも作りました。

設計の打ち合わせの中で、よりわかりやすく完成の姿をイメージする助けになればと考えています。

そういえば、前回のブログで書いていた、協力業者の会のオンライン総会がついに実施されました。
精親会という協力業者の会員全員とまではいきませんでしたが、社員及び各協力業者合わせて40名を超える人数でのオンラインミーティング。一人一人簡単な挨拶も含めて喋る機会も設けたのですが、協力業者同士でも以前は数ヶ月に一度は必ず顔を合わせていたのですが、もう1年以上会っていない方々もいらっしゃったとのことで、オンラインという形でも今回開催出来てよかったと改めて感じ、同時に定期的な集まる場の大切さも痛感しました。

このオンラインという力を業者間の打ち合わせなどにどんどん活用していきたいですが、
来年の総会はできれば研修旅行というざっくばらんな打ち解けた場で開催したいですね。

takanori

byタカノリ

富田林の泌尿器科クリニック

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

富田林市で進めている泌尿器科クリニックのリフォーム工事の足場がとれました。

めでたい!!

コントラスト!!

 

従前の外観

既存のファサードの一部を利用して、プロポーションを整えました。

建築のファサードは、まちや周辺環境に対しての”顔”であるので、

しっかり考えなくてはなりませんね。

 

できるだけこの場所に浮くことなく、馴染ませるために、

消炭色というダークグレーを下部に使って沈ませ、

上部の白は、”クリニック”としてしっかり主張し、目立たせるようなバランスを考えました。

クリニックのロゴが入ると、引き締まりそうで楽しみです。

 

内部の待合室です。

真っ白のピカピカではなく、グレーやベーシュなど、

中間色を使って、優しい雰囲気を演出しています。

窓ガラスは透明です。

閉じるのではなく、人のいる気配をソトに感じさせることが重要だと思っています。

 

検査準備室という作業部屋のような空間です。

シンクや収納、間接照明など、うまくまとまって嬉しいです。

 

まだ外構など、検討しなければならないことがあるので、

最後まで頑張りたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

店舗設計

暖冬で過ごしやすいものの、やはりキリッと寒くないと冬らしくなくて気持ち悪いな~と思っていたら、会社の紅白の梅が咲いておりました。

冬を感じないまま、春到来でしょうか。

 

さて、現在住宅の一部を改修し、パン屋開業の計画に携わっておりますが、

店頭受け渡しのイメージに「2017年社員趣味の会」の際に訪れたカフェが頭を過りました。

「禅と庭のミュージアム」内にある「洸庭(こうてい)」というインスタレーションを体感するところのカフェです。

https://szmg.jp/explore/kohtei/

 この木製建具とカウンターのイメージを参考に、カウンター下はガラスケースにして計画していきたいと思います。

この2017年の尾道ツアーは内容も充実していて、食べ物も美味しく、楽しかったな~と写真を振り返りながら懐かしく思いました。

 

sasaobyササオ

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