畳職人の世代交代と「まちのえんがわ」

DSC09876木村工務店の現場で納入する全ての畳が前川畳店で製作された畳で、木村工務店から歩いて3分ほどの所に製作するお店があって、このブログにも紹介したことがある。木村工務店の協力会社の中で、最も取引の古い会社だそうで、何でも初代、木村精一の初期の時代から畳を納入してもらっていたらしい。

その前川さんには跡継ぎがなく、年齢的にも畳を搬入することがつらい歳になってきて、今年いっぱいで仕事を辞めると言い出したのが1ヶ月前の出来事。

一年前に「まちのえんがわ」をオープンし、通りがかりにふらりと立ち寄ってくれた橋本くんという青年がいて、聞くと、畳の専門学校に行って、畳職人になり、独立するのだという。数ヶ月して、独立しました。といってやってきて、ついでに、ワークショップにも参加してくれて、うちには、前川畳店という取引があるのでねぇ・・・。なんて話ながら、「まちのえんがわ」繋がりで、いつも四方山話をしながら1年間、親しく付き合っていた。

アトリエ・マ設計の天王寺の家新築工事のお引き渡しの当日に畳の搬入があって、橋本くんに「目積の琉球畳」を発注し、その監修と指導と検査とお目付役に前川さんが担当してくれるコトになって、全く見ず知らずの二人にも関わらず、「まちのえんがわ」と私ことシャチョウ繋がりを頼りに、短期間だが、師弟関係になってもらうコトになった。

↓畳を搬入する橋本くんDSC09866
↓ 橋本くんの畳とその畳を納める仕事ぶりを職人の目で見つめる前川さん
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↓ 畳の微調整について微妙なテクニックを教える様子。それをチェックする冨桝部長
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↓ あーだこーだと、プロどおしだけが理解できる、ちょっとしたテクニックを伝える。
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↓ 微調整とチエック。
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↓ うん、これなら大丈夫。もう暫く何回か一緒にやってみるコトに・・・。
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建築業界も戦後といわれるひとつのタームの中で一線で活躍していた「職人」さんの世代交代の時期が、現実としてあちらこちらで差し迫っている。幸いにも、20代30代40代の大工が10人ほど、板金職人も30代で、左官職人は40代、塗装職人も40代と、若手が代替わりを目指して懸命に努力してくれているのは、木村工務店にとって、ほんとうに有難いことだとおもう。

そんな時節の畳職人の世代交代劇。その縁を結んでくれたのが「まちのえんがわ」だというのも嬉しい出来事だなぁ・・・・。by シャチョウ

タグチハウス新築工事大工工事進行中!

こんばんわ。現場監督のトクモトです。
今、会社の加工場ではワークショップの試作真っ只中です。
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さて、西宮の林敬一建築設計事務所によるタグチハウスでは大工工事が着々と進んで行っています。
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↑外部の構造用合板貼りからの
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↑透湿防水シート貼りからの
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↑外部下地組み
外部工事はこの後、断熱材入れ、PB貼り、仕上げ工事へと進んで行きます。
ちなみに中では
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天井に断熱材が敷き詰められています。
内部の工事はこの後、仕上げ工事へと移っていきます。

現場では段々と寒くなってきて休憩の時の飲み物がアイスからホットに変わっていっています。
職人さんは体を動かしている時はアイスな気分ですが、休憩中はホットな気分みたいです。
これから寒くなっていくので、病気にならないように気をつけてほしいです。
byトクモト

天王寺の家 ついに完成

先日アトリエマ設計による天王寺の家が完成し無事お引渡しをしました
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外観は黒のガルバでスッキリ!!———–中庭から光を取り込みます
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3階キッチンです(扉材タモです)———–2階キッチンです(扉材ウォルナットです)
どちらがおこのみでしょうか?
右に写っているのは大工谷岡です 最後の確認を行っています
ここで終わりでなくこれからが本当のお付き合いがはじまります
今後ともよろしくお願いします

byモリタ

無事引き渡し

どうも現場監督のフルカワです。
(タカヤマ設計)奈良市・M邸リフォームが無事引き渡しを迎えました。
リフォームした家で結婚パーティーをすることが決まっていたので、
無事引き渡せてホッとしています。遅れたらシャレになりませんでした・・・。
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オーディオルームもあって、先週日曜にオープンハウスをした際には、
弊社コバヤシと聞き入ってました。
こんなスペース欲しいなあ・・・。

 

最近嫁さんが息子の散髪をしました。
ちなみに僕の散髪も嫁さん担当です。
我が家では、「バーバー嫁」と名付けています。
そんな散髪された息子ですが、もみあげが・・・

テクノカット。

絶対失敗されてるやん・・・。

息子のもみあげを見る度に涙が出ます。
それでも笑顔の息子。
父ちゃん励まされます。

byフルカワ

ザ・手伝いST編

こんにちわ現場監督のツジモトです。
今日は木村工務店勤務の手伝い5人衆のうちのSTことスーパータナカ氏を紹介
石川友博建築設計事務所による東大阪・N邸新築工事で玄関入り口の敷居設置工事です。

PA260003施工前
PA260004基礎コンクリートアンカー鉄筋
PA260007鉄筋を配筋後 型枠
PA260010手練り製コンクリートを打設
一連の作業一人でこなします。手伝いとはいえ作業内容はとても幅広いです。
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帰りに来週Y邸新築工事の地鎮祭が行われる現場の草刈りをして今日の作業は終了です。
お疲れ様でした。STさん

byツジモト

左官屋さんがんばってます

アトリエ・マ設計の天王寺の家新築工事は内装工事に入っています
壁は珪藻土。 ということで左官屋さんががんばっています
__ __ (3)
ここも珪藻土———————こちらも珪藻土です
__ (4) __ (1)
たまには三人仲良く—————-外壁も左官屋さんがんばってます
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クロスもありますよ。 
器具付けして完成にむかいます・・・その前に細かいチェックを隅々おこなうのも忘れてはいけません。ここからが正念場です

byモリタ

見えない大工の苦労

どうも現場監督のフルカワです。
今日は(上町研究所)奈良・S邸新築工事について。
現場では、屋根工事が進んできました。
今回は、ガルバリウム鋼板一文字葺きという工法です。
現在の現場はというと、
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こんな感じです。
これを見ると板金屋さん凄いなぁという所ですが、(確かに
大変ではあります・・・。)この中には、大工達の凄まじい苦労が
あるのです。
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まずは化粧垂木を150ミリピッチで入れていきます。
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IMG_3093 P9063394 
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化粧ラワンベニヤ、構造用合板、内樋加工、断熱材、透湿防水
シート、通気桟と続き、最後に野地合板を貼ります。
大工の仕事って以外と見えなくなることが多かったりします。
でも、そこには涙ぐましい努力があるのです。
見えない大工の苦労を受け継いで、板金屋にバトンタッチ。
頼むでぇ。頑張ってやー。

最近の息子の口癖は、
「父ちゃん何してるのー?」
「父ちゃんこれなぁーに?」
です。
色んなことに興味を持ち始めたのだろうと嬉しいのですが、
ただ・・・
息子「父ちゃん何しるのー?」
父ちゃん「お仕事!」
息子「へぇー・・・。」

へぇーて・・・父ちゃん、お仕事頑張ってるんですけど・・・。

byフルカワ

高野山ゲストハウスへお泊まりにいらっしゃいませ。

アルファヴィル一級建築事務所による高野山簡易宿泊所計画新築工事のお引き渡しも終わり、いよいよ仮オープンだそうです。私は暖炉の火入れ式をさせてもらいました。
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↑ 施主の高井さんと設計者の竹口さんが写真撮影のアングルをあれこれ。
↓ 宿泊室です。カプセルホテルのようなひとり部屋と個室があります。
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↓入ってすぐ右にリビングがあります。
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↑ 火入れ式をした日本製の薪ストーブ。とっても燃焼効率が良さそうでした。
↓ 入って左にキッチンとカウンターです。
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DSC08866← 写真撮影は設計者の竹口さん自ら。
モデルは所員の女性。

いよいよオープンです。
高野山ゲストハウスへお泊まりにいらっしゃいませ。

by シャチョウ

ザ・高野山 外装&完成&お引き渡し

こんばんわ現場監督のツジモトです。
高野山の朝夕の冷え込みはハンパないです。
アルファヴィル一級建築事務所による高野山簡易宿泊所計画新築工事は無事に引き渡しを終えました。 
 P9150006 細かいピッチで入っている垂木を切り欠きながら丁寧に波板を施工中の
松倉商店親子
PA110001  外観
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内部の塗装吹きつけ前下地
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内観

高野山にお立ち寄りの際はぜひ寄って見て下さい。

byツジモト

タグチハウス新築工事上棟!

こんばんわ。現場監督のトクモトです。
10月に入り一気に秋になってきましたね。
現場では長袖で汗をかきながら仕事をしていた職人さんも仕事がしやすい季候になってきました。
ただ、もう10月だというのに現場には蚊がめちゃくちゃ多くいて大変です。

さて、西宮の林敬一建築設計事務所によるタグチハウスでは先日は上棟をしました。
今回は敷地の状況でレッカー車が使えず、職人による手上げでの上棟となりました。
ブログの写真は定点観測にしようか、それともまた違った物にしようかと考えていたのですが・・・
この写真を撮ろうかと考えていると
『トクチャーン!!金物取って!』
ここで写真を撮ろうかと考えていると
『トクチャーン!!ここ持って!』
次こそはここで・・・!
『トクチャーン!!こっち持って!』
・・・これこそはっ!!
『トクチャーン!!・・・』
などなどあり、全然写真が撮れませんでした。
レッカー車を使うときは材料の段取りをしている間に写真を撮るタイミングが結構あるのですが
今回は僕もフルで職人さんの手伝いをしていました。
なので上棟後の写真を撮るのが精一杯でした。
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上棟後
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上棟前
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今回はササキ大工が刻んだ屋根が使われています。
ちなみに、上棟の間に中々写真が撮れなかったのは構造金物の写真を撮るため奔走していたためでもあります。
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将来は隠れてしまう構造金物
これから大工工事が進んで行きます。
完成は12月の中頃、どんな家になっていくかが楽しみです。

byトクモト

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