都島区・Y邸マンションリフォーム工事 その2
こんばんは、設計のヤマガタです。
自宅リフォームの続きです。
このマンションは傾斜屋根になっているため、いくらでも天井を上げることが
できたのですが、傾斜天井はリビング・ダイニング部分だけとし、その他は
できるだけ低く計画しました。
床も要所で上げ下げしています。
配管スペースとしては十分すぎるくらい床を上げて、玄関に段差を付けました。
バリアフリーとは逆行していますが、約30cmの段差を付けて、座って靴を履く
ことができます。
キッチンの天井高さは2.1mです。できるだけ天井を下げて、そこを通って
高い天井のリビング・ダイニングにつながります。
「体積を減らすこと」も、省エネのひとつと考えました。
↑上げ床工事 遮音仕様の上げ床で、専門業者さんの施工となります。
↑上げ床工事完了 床の上げ下げが見えて、形状がだんだん見えてきます。
ここから、大工工事が本格的にスタート
↑天井ボード、フローリング貼り
床材は「鬼胡桃(オニクルミ)」を選びました。広葉樹ですが、素朴な柔らかい質感です
↑床の次は、造作家具です。ノブヤマ大工は「ねじり手拭い」がとても良く似合います。
奥の部屋では助っ人のハラ大工がボードを貼っています。
↑パソコン、書き物スペース 天板、本棚を取り付けてから、ボードを貼ります
↑ダイニングの壁面収納 ねじり手拭い、良く似合います。
右の写真は天井の照明器具の為の穴。
↑玄関入って正面の「下駄箱」、その奥にトイレがあります。
下駄箱とトイレの間の廊下は、2段の階段になっています。
↑大工工事がようやく終わり、塗装工事に入ります
家具の天板と、扉をナナメにおさめてみました。天板が薄くシャープに見えます。
↑玄関扉の横に、カサ収納+ちょっとした飾り棚
右の写真は下駄箱の裏側、本棚を造りました。
↑家具の素材もいろいろ検討しましたが、最終的には白塗装で統一しました。
ゆくゆく飽きたら、その時また考えようかな、と。
今回はキッチンも大工さんによる造作工事です。
↑壁、天井仕上はクロスとしました。塗装も検討しましたが、いろいろあってクロス。
↑玄関土間はタイル貼りです。いつもの「おしゃべりなタイル屋さん」ですが、今回は
ひとりなので、僕が様子を見に行ったときに一気にしゃべるパターンです。
玄関土間も広めに設計。ベビーカーとか自転車とか、そのまま置けるように。
↑これでようやく内装工事が終了です。
目の回るような思いで一気にここまで来て、お盆休みをいただきました。
休み明けから取り付ける器具類が、写真左側にスタンバイしています。
いつもあまり体を動かさないので、この夏は5年分くらいの汗をかきました。
よく「やつれてる」と心配されたなぁ。
次はいよいよ仕上げ、竣工です。
byヤマガタ