謎謎
こんばんは現場監督のシノダです。
季節は春の土用に入り晩春となり新緑の候の真っ只中となりましたね。
今日はよ(4)い風(2)呂(6)の日だそうです。お風呂ってめんどくさくて気持ちよいの相反するなぞなぞな感じありませんか?
さてさて昨日、(水野純也建築設計事務所)箕面の家新築工事では工場製作の木製サッシの取付が漸くと完了しました。

【北側の開口よりは箕面山の様子が見受けられます】

【南側の開口よりは近所の公園の緑が映ります】
漸くと云うのもこの東側二角の大開口は更地の時にお施主さん自らが長い自撮り棒で想定高さで撮影をして設計さんと景色を共有して決定されたとお聞きしました。そこに大きな二面開口を持ってくるところは設計の采配もお見事なところと感心せざるを得ません。
ですがそれはそれ、現場的にはこの大きな開口部を構成する4枚のFIX窓は1枚あたりの幅が平均して1.7mあり高さは2.2mとビッグ!サァーイズ…. 且つ重さは大凡100㎏と超重量級…そして全て2階におわす…となんなんなん?(難難難=三重苦)と云う次第でして…(なんて~
で噺しは少し前に戻りますが当初の予定では製作工場の山形より納入された製品を現場近郊で荷受けして現場へ搬入、荷揚げてから設置場所への間配りを4人がかりで想定しておりました。

【小運搬時の荷受けの様子/こうみるとやはり大きい】
小運搬はそれなりに上手くいき、いざ2階の各窓へと移送を試みますが… ん?揚がらん? あれこれと試行錯誤するも人力では如何しても上に揚がらん…とその日は断念することになりました。(何と無しにセメント袋4個分程度と見縊っておりました
想定の甘さに若干打ちひしがれましたが、リベンジするべく方々への相談やリサーチの末、思案し再計画して漸くと昨日リトライした次第でございます。
その方法とは安全無事に取付位置へ各パーツを運び込み取り付けるですが、先ずは窓廻りの仮設足場の組み替え(安定した足元の確保)、各窓を取付高さへ重機にて揚上(レッカーを手配して製品を傷がつかないように配慮)、そして人力により移送してえいやあと取付(大人数を召集して怪我のないように安全第一にと)の三段構えでの実施となりました。

【秘技全員集合の図】
実のところ個人的な今回の奥の手は現場監督の全員招集だったんです、当然ですが銘々の担当現場があるので普段はひとつの現場に一同が会することは皆無に等しく、苦渋の上LINEにて「助けて~」と救難信号をぽちりと半ば強制的にお集まり頂いただいちゃいました。(激レアなり

【ここはざっつ!チームワークの図】

【取り付けられたてホヤホヤの大窓の外観の様子】
現場監督一同にあわせて手伝さんのドウニシ+ナカモトとそして棟梁タバタ大工の計9名とレッカーの名手ナカムラ氏にてミッション完了、あ~大変爽快な一日となりました。
あらためまして皆アリガト様々!
でも取り付けてふと疑問もひとつ「余所の方々はこの場合どうしてんの?」と国宝”投入堂”までとは云わないがコレはコレでなぞなぞ。
今宵はこの辺りで
皆さま良きGWをお過ごし下さいませ
ではでは又又

byシノダ