熱気

こんにちは、専務です。
もう一月も終わりに近づいておりますが、2025年初ブログ。

新年は毎年妻の実家の福島県喜多方市へのロングドライブから始まります。ルートは北陸道経由。
途中石川県は加賀温泉郷の片山津温泉で去年お亡くなりになった谷口吉生設計の温泉に入って個人的追悼からスタートしました。

朝から営業していて高速降り場からも近く、サクッと入れる温泉としてオススメです。お風呂は露天風呂ではないにも関わらず、潟と連続する様なインフィニティ風呂に設計されていて、泉質は塩分強めの塩化物泉。浸透圧でぐいぐい来ます。心做しかすぐ喉が乾く気も。

そういえば先週本屋さんに行くと、建築家設計の温泉施設を纏めた本が発売されていて、意外と体系的に纏めた本っていうのも見たことなかったので思わず購入してしまいました。
隠れ温泉ファンとして長年活動しており、温泉好きとしてはキレイな施設というよりは、浴槽の周りが温泉成分で染まり、湯と向き合うしかない様なひなびた系温泉を好きであれ!というラディカルな思考が頭をよぎるのですが、建築に携わっている以上やっぱり建築家の関わっている温泉も気になってしまい、キレイに設計された温泉はそれはそれで泉質関係なく気持ちよかったりします。この本があれば、旅先で行きそびれた、、、なんてことが無くなりそうで捗ること間違いなし。

ちなみに帰り道にも、富山で ofa設計の宇奈月温泉総湯へ。
朝早くに到着したので、1番風呂で入浴したのですが、風呂場でその後いらっしゃった数名の日に焼けた男性が皆さん体感的にかなり長く体を洗っており、なんだろうと不思議に思っていると女性風呂でも同じ状況だったそうで、ふとここが立山連峰の麓で黒部への登山ルートの入り口だということに思い当たり、冬はトロッコ列車も動いてないので、正月早々から過酷な雪山に篭って数日過ごしていたんだろうなと、色んな冬休みの過ごし方に思いを馳せました。

さて、先日の早川氏や社長ブログにもあったように、先週末に開催されたお餅つきワークショップは大変盛況で、約200名にのぼるたくさんのご来場、本当にありがとうございました。久々にお顔を合わせることのできたお施主様や古い友人、近所の方々が入り乱れて熱気があるってこういうことだな、と。最近関西に越してきた、大学時代の友人が来てくれて、開口一番「もうフェスじゃん!」って言っていたので、社長ブログでも言っていた通り、来年からはお餅つきワークショップじゃなくてお餅つきフェスでいいかもしれません。毎年正月に福島に帰るのは餅つきの為のもち米を取りに行くという裏テーマもあって、また来年も喜多方まで取りに行ってまいりますので、ご来場お待ちしております。

さて、今年は建築の法改正や色んな変革もあり、住宅業界も過渡期という感じですが、良い建築をつくっていけるよう皆で力を合わせて励んでいきたいと思いますので、本年もよろしくお願いします!春頃までには新たな試みも準備しておりますので乞うご期待。

takanori

byタカノリ