偏愛と承継
こんばんは現場監督のシノダです。
最近の家について考えることがアリ、リル感銘というか若しくはなるなると云うかコレ。
家族やコミュニティは、あらゆる人間社会の基本構成要素であり続けた(産業革命以前は、ほとんどの人の日常生活は、古来三つの枠組み、すなわち、核家族、私大家族、親密な地域コミュニティの中で営まれてきた)。ところが産業革命は、わずか二世紀余りの間に、この基本構成要素をばらばらに分解してのけた。そして、伝統的に家族やコミュニティが果たしてきた役割の大部分は、国家と市場の手に移った。「……」
ところが当初、市場や国家は自らの力を行使しようとすると、外部の介入を快く思わない伝統的な家族やコミュニティに行く手を阻まれることに気が付いた。「……」
そこで国家と市場は、けっして拒絶できない申し出を人々に持ちかけた。「個人になるのだ」と提唱したのだ。「……」
このように、コミュニティと家族が破綻を来し、しだいに孤独感の深まる世界に、私たちは暮らしているのだ。「……」
ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史文明の構造と人類の幸福」
▲「第18章 国家と市場経済がもたらした世界平和」「第19章 文明は人間を幸福にしたのか」
(ハラリ2016)
ダメじゃん、サピエンス… も少し頑張ろ。(おいらも
さて本日、(おうちソムリエ一級建築士事務所)瓜破母屋プロジェクトでは塗装工事の後半戦を実施しておりました。
今回のおうちソムリエさんの空間への印象としましてはマテリアルへの偏愛が凄め45°と云う感じでしょうか、写真右手の壁には英国製の塗料「Farrow&Ball」が指定され私は初めて知る材料ですが色目激渋です。
(質感もモチモチな気がします←あくまで個人的見解です。)
【足場完了且つ秋晴れの図】
そして遂に足場を落としました。
ハイブリッド瓦の「ROOGA」で葺き替えとてもすっきりしました、軽量・耐久・割れにくいなど新しい時代に対応した製品で躯体も肩の荷が下りたりしてるのですかね。
個人的には屋根の起りが無くなってしまい少し淋しい気持ちが否めませんが…
外装は漆喰の塗り替えや焼き杉材(素焼き)が使われとてもBASICな改修になっております。
(離れも漆喰塗装でお召し替えでございます。)
春先はこんなお姿でした。
【清めの儀時の着工前の姿】
承継されるものとの折中作業がもう少し続きます。
ここからずいずいとおうちソムリエさんの真骨頂が顕わになってまいります。
こちらもかまけずきぃしめてまいりますわ(町田康風
【TVが設置された公園で夕涼みの図】
私、良くも悪くも連休が続くとなぜだかリズムが乱れる未だ未だザ昭和なひとです。
皆さんはもう小さい秋をみつけましたか?
今宵はこの辺りで
ではでは又又