複雑さと骨格のアイダ
アツいですね。
設計部のハヤカワです。
東大阪のM邸新築工事は、
順調に施主さんの施工部分の仕事が進んでおります。
ここのお家は、
かなり細長い敷地で、
縦に4つ部屋が並んでいる間取りです。
各部屋同士、端から端まで、
ズドーーンと建具無しで繋がっております。
まずお家に入ったら木と黒タイルの食事室があります。
建具無しなので、
開口部から、敷地の奥にある小さなお庭が見えますね。
木と黒タイルの食事室から進んでいくと
洗面、お風呂、トイレ、脱衣室が一体となった白い空間があります。
カーテンを使って、緩やかに間仕切られる予定です。
白い空間の先に進むと、
色鮮やかな趣味室があります。
楽しそうですよね。
色彩って、もっと積極的に暮らしに取り入れるべきだと思っているので、
こういう空間は個人的にうれしいですね。
色鮮やかな趣味室の先には、
落ち着いた渋い雰囲気の寝室があります。
奥の小さな庭と良い関係性で連続していて、
部屋にいても、庭に出ても、
囲まれた雰囲気があって、
安心感があり、気持ちが良いです。
❝デザイン❞って、何かと一体感のあるものを提案しがちですが、
ズレたり、混ざったり、
そういう『複雑多様な部分』と、
『骨格になりうる部分』の葛藤のアイダに存在するものだと思っているので、
そういう葛藤も含めて、良い空間になっているなと思っております。
もう少しですので、楽しみです。
では。