始まりと終わりと始まりと

こんにちは、専務です。
いよいよ春、先日次男の入学式も終えて季節の移り変わりをしっかり感じています。
今年は小学校の桜もほぼ満開の本当に気持ちの良い入学式でした。しかし、季節の変わり目といえばの風邪を見事にくらってしまい、少し重い体を引きずりながら過ごしております。

近頃は新規案件のお問い合わせも多く頂いており、新築の計画やリフォームの現調などに赴いております。天王寺区では新築の計画に。木造で車を二台停めるには構造的にも土地の間口の問題など様々考慮する必要があり、敷地に簡易的な遣り方をして計画が本当に成立するか確かめることに。

前面道路との関係や、向かいの電信柱の位置など、やっぱり一度現場で実験してみないとわからないことって あります。図面に反映して良い計画を進めて行きたいと思います。

週末は以前リフォームさせて頂いた中央区I邸マンションへ。お子様の成長に伴って新たな計画が持ち上がりました。以前はローコストでの改修でしたがやはりマンションは無垢材の床に張り替えると一気に雰囲気が変わります。この頃はまだあった無垢のミャンマーチークがいい味を出していました。制作家具で作ったオークのテレビボードもピッタリ収まっています。
名残惜しい空間ではありますが新たな計画に向けていざっ!

 土曜の午後は現場監督の山元が担当した京都・Project Mの内覧会へ。
設計は今回、初めてお仕事させて頂いた設計事務所kvalitoの水上さん。基本設計から竣工までの初期設定スケジュールがものすごくタイトな中、以前ご相談頂いたことがあった縁で特命で弊社に概算見積からお声がけ頂き、初期のS造での計画からコストコントロールの為の木造への方向転換や、様々な難所を切り抜け無事先日竣工いたしました。
この建物は、京都の大山崎に昨年オープンしたATVK(Art and Technology Village Kyoto)の中の企業サイトにある、マクセル株式会社さんによる平屋建ての展示空間「クセがあるスタジオ」です。シルバーの内外装に、大きな庇を支える構造ワイヤーとストリングアートの様な緑化ワイヤーがとてもインパクトがあり、木造でありながら木造とは思えない軽やかさがあります。緑が育つとまた印象が変わっていきそう。内部のオリジナル什器が無機質さの中に自由に漂っているようで可愛らしいです。
夏に向けてU-35向けのアート&テクノロジーコンペが開催されるみたいなので、今後の展開が楽しみです。内覧会は沢山の建築関係者がいらっしゃっており、水上さんは同年代でもあるので、その設計者としての立ち振舞に本当に刺激を沢山うけました。

さて、明日は木村工務店恒例の花見。今日の雨で桜が散りすぎませんように。

 

takanori

byタカノリ