由来

こんにちは、専務です。
梅雨が終わり、6月末とは思えないくらいの暑さが続いておりましたが
一変して今週は雨。自然の心変わりは激しいですね。

先日、冨士灯器㈱新社屋建築の為の地鎮祭が滞りなく行われました。

かれこれ10ヶ月程設計してきた新社屋のプロジェクト。カーバイトランプや集魚灯など灯に関する商品を展開される100年を超える老舗企業さんの、8年前から展開されているアウトドア用ヘッドランプmilesotoneの店舗も併設する予定です。いよいよ着工ということで自ずと緊張感も高まってきます。

計画中の灯がともった夜のイメージパース。
まさにこれからですが、完成に向けて一歩ずつ歩んで行きたいと思います。

さて、工事の前に土地の解体前路地に鎮座していた石柱を、お預かりして頂いているお寺さんに見に行くことに。

石には白光瀧王の文字が刻まれています。かなり昔からこの土地の路地に鎮座されていたとのことで、なんとか新築後もう一度同じ土地にお祀りすることを計画しています。
地元の方でも由来は全くしらず、どうしてこの場所にあったかも定かではありません。
白光瀧王で検索すると藤井寺の道明寺のことが良く出てくるので、菅原道真公に関係しているのかなとその場で話は一頻り盛り上がりました。お施主様は道明寺まで由来を探しに行ってくるとのこと。
この石柱だけでなく、道端にある小さな祠や神様も何か理由があってその場所に祀られている訳で、そのルーツを探るのは冒険心を擽ります。由来があって、今はここにあって、そしてまた未来へ繋がっていくように丁寧に工事を進めていければと思います。

 

by タカノリ