輝く舞台
新年明けましておめでとうございます。
設計部のハヤカワです。
緊急事態宣言が出る前ですが、
改修工事が終わった京都の清水寺の舞台を見に行きました。
会社のお昼休憩中、テレビのニュースで工事が終わったことを知りました。
映像で見ると張り替えた床材が、
節のたくさんある床材だったのを見かけ、
少しだけ会社内で話題になっていました。
ということでソーシャルディスタンスを保ちながら見に行きました。
本堂入口から改修した真新しい舞台がチラッと見えてきました。
やはり節はたくさんありましたが、
わかりにくいですが本堂内部の床も節だらけで、
個人的にはそこまで気になりませんでした。
新しい舞台の色は、
大嘗祭で見た、黄色でもベージュでもない美しく輝く不思議な色でした。
真南向きの新しい舞台に反射して、薄暗い本堂を照らしている、
美しい状況、空間。
新旧が混在するこの状況に
改めて”時間の流れ”を感じました。
そもそも清水寺ができた時は、
すべてこの輝く舞台の色だったわけで、
そのことを考えると昔の人は、
結構現代的だし、
派手なものが好きだったのではないかなとも。
とにかく、マッシブな物体に水平ラインが強調されて、カッコいい。。。
歴史的建造物という枠を超えた現代建築物だ、、
日が当たり、雨ざらしの舞台はすぐに色が変わっていくと思います。
大変な時期ですが、貴重なタイミングに運良く出会うことができました。
社会的にみると、現在はすごく暗い雰囲気だと思いますが、
いたるところにこういった舞台のように、
刹那に美しく輝き、薄暗い場所を照らしている状況がたくさんあるのですね。
では。