長屋の建て替えと夏の断熱性能
こんにちは、設計のササオです。
やっと今晩あたりからエアコン無しで寝られそうで、ホッとしております。
この酷暑の中、新築を計画しておりますと、冬の断熱だけではなく、最上階の暑さ問題や、
エアコンの風を感じずに、心地良い温度を保つためにどうするかと、夏の断熱を重点的に考えてしまいます。
現在計画中の新築物件は、屋根の断熱材は、高性能硬質ウレタンフォームに遮熱性能の高いアルミ箔面材を合わせてキューワンボードを使用し、厚さも100mmにしました。
窓もアルミ樹脂複合でエアー部分はアルゴンガスです。
この酷暑になりますとエアコンに頼らないのは無理ですので、
緩い設定で心地良く、熱が入らない・逃げないということを考えるのが重要なのではないでしょうか。
また、現在計画中の新築工事は生野区の長屋の建て替えであるため、
間口が狭く、3方向の住宅が近接しているため、道路面である南面は大きな開口にし、両サイドは開口を小さく等々、模型でそのバランスを検討いたしました。
先日、現在住まわれている賃貸のメゾンタイプのご自宅を訪問し、
住まい方を確認いたしましたので、新築の計画にしっかり活かしていきたいと思います。
母・娘2人の女性の家です。細やかな趣味嗜好を汲み取り、お気に入りの空間になるよう、かつ冬は冷え込まないのはもちろん、夏もエアコンの風を感じなくても心地良い温度が保てる住宅を設計していきたいと思います。