協働を継続する
こんにちは!
暖かくなったり、寒くなったりで、雨が多くなってきました。
もうすぐ春ですね。
設計部のハヤカワです。
僕が大学の研究室にいた頃に関わっていた団地再編の研究の一環で、今も継続して活動している京都府八幡市にある男山団地の住戸改修の内覧会に行ってきました。団地内にたくさんある空き住戸を選び、設計し、実際に一般の方に募集をかけて住んでもらうという、単なる設計提案だけで終わりではない、しっかり社会に接続した取り組みです。
ちなみにその男山団地内にある研究拠点を施工したのが木村工務店です。
↑木村工務店施工による男山団地の研究拠点 だんだんテラス
↑京都府八幡市にある男山団地
今年は数人1チームで3つのチームをつくり、3つの住戸を改修をしていました。
まず一人ではなく『チーム』というのが大切で、言い換えれば『協働』ですね。学年もばらばら、研究室OBや先生、外部の専門家にも意見をもらえる環境が用意されていて、そういった『協働』できる環境で活動を進めて行くプロセスがとても良い。。
建築、空間の設計は、どうしても『できたもの』だけに注目されがちですが、『プロセス』が重要だと思います。プロセスを遡っていくと、一見関係がないように思える小さなものごとの積み重ねを『継続』することによって、今という環境があります。それはとっても時間がかかり、エネルギーのいることだと思いますが、協働を継続することでしか生まれない環境であり、改めて『協働』と『継続』のチカラを内覧会に訪れて再確認できました。
今年の団地住戸改修の様子です。
改修前の写真がないのでどう変わったか分かりにくいかと思いますが、、
↑できるだけ仕切りをなくし、キッチンは対面に。壁は塗装なので質感があってシャキッとしていました。やはり“色”による影響力は計り知れないなあ。
↑こちらもワンルーム化で対面キッチンや土間など、緩やかに空間をつくっています。冷蔵庫をどこに置くのか気になります笑
↑水回り以外仕切りのないワンルーム。何もないワンルームなので、団地ならではの採光や通風、景色の抜けなど環境の良さを感じました。
どれも団地の住戸とは思えないし、元々のプランが想像できなかったです。
後輩や先輩、みんな頑張っているので、僕も引き続き頑張りたいと思います!
では!