マチの顔

こんにちは。設計部のハヤカワです。

ようやく涼しくなってきて、冬が好きな僕にとっては嬉しいです。

先日の休日に京都にある『顔の家』に行ってきました。

『顔の家』。。。その名の通りそのままで目は景色を眺める窓、鼻は換気、耳はベランダ、口は出入口になっており、なかなかのインパクト。その『顔』が周辺環境やマチに対してどんな存在でどんな影響があるのか気になり、見学に行きました。

さっそく今住んでいる兵庫ののせ電鉄から阪急電車、地下鉄と乗り継ぎ、京都に向かい散策していると突然現れました。

マチのなかの顔
『顔の家』

ほんと顔だけど、建ってから40年経っているとは思えないモダンな雰囲気で、前を通る方々はそんなに気にしていないのが不思議でした。『口』は現在小さなお店とスタジオが入っていおり、その口の中に入ってみるととても個性豊かな雑貨が並び、おしゃべりで面白いお店の方がいました。話を聞いてみると、そのお店の方が主催で隣のスタジオではワークショップやイベントを定期的にしており、スタンプラリーなど周辺のお店と協働したりして『口』がマチと人とのつながりを生んでいました。木村工務店の『まちのえんがわ』と同じような地域の子供の遊び場だったり、ふらっと立ち寄るような場所だったり、だれかの居場所だったり、多世代の方が集まれ、つながり生まれる、とても良い空間でびっくりしました。

会社の“口”でもある、まちのえんがわ

『顔の家』や『まちのえんがわ』、以前に行かせていただいた『コトバノイエ』などなど、こういう特定の機能をもたないというか、オープンな空間だけど誰かにとっては大切な場所であり、人と人を結びつけそこから何かが生まれるかもしれない空間がマチに増えていけば嬉しいですし、これからの時代には必要だと思います。いつか設計者としてそんな空間を創るお手伝いができれば幸せだなと思いました。

では!

byハヤカワ