改装の階層の回想
こんばんは現場監督のシノダです。
初夏に差し掛かり気候も良く車窓を開けて移動していると
ミツバチやらテントウ虫が同乗してきて和まされております。
昨日のタカノリ氏のブログでも登場しました八尾・茶吉庵プロジェクトで
内部の改装の回想をしております。
人が集まる場所となるべく御施主様のご希望に耳を傾けながら解体を進めると
御施主様のご先祖さん達の改装の履歴の階層にも対面するのです。
仕上がり材や下地材、仕口の補修などあらゆる痕跡が語りかけてくると云いますか、
歴史や生活の変容など様々な状況に対応して幾度となく建物が変わってきた事実が押し寄せてきます。
施主・設計・管理・施工の皆で相談して時間軸を遡り、ああしよう、こうしようとかやっている時が
この改修プロジェクトの肝なのではと錯覚する瞬間なのでありました。