和室の改修と仮設工事

こんばんは。設計担当の田中です。

6年前に施工させて頂いた、八尾市O邸リフォーム工事の第二期工事をさせて頂いております。
元々、設計事務所さんで設計して建築された物件なので、各所、綺麗に納まっているので
特に、和室のリフォームになりますと非常に気を遣います。

◎左がビフォー、右が今回の改修です。
垂壁、床柱、鴨居、長押、床框等、すべての造作物を解体撤去し
押入収納にする工事です。
また畳床も下げてリビングとバリアフリーにするため
床組みから変更しています。
元々の真壁納まりの化粧部分を残しながら造作していくのは、結構たいへんな工事なのです。


◎左がビフォー、右が仮設養生後です。
和室の周囲を養生して、作業スペースを確保しました。
住みながらの改修の場合、一番重要なのが、養生です。
和室の扉を閉め切って作業すれば、いけそうなものですが
道具を置いたり、建具廻りの作業をするのに余分スペースが必要なのです。
これのおかげで、お施主さんは音やホコリの問題を受けずに済みます。
こういった工事を仮設工事といいます。
余分な費用に思えるかもしれませんが
いい仕事をするためには必要な項目なのです。

元々の、和室の設えを壊さない様に、うまく改修したいところです。

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