石は石屋
こんばんは現場監督のシノダです。最近生駒づいていて先日とある集いで出会った人に現場の近くにあるパワースポット?を教えてもらった。その名も「石切夢観音」。ゆるめの観音様が鎮座されているそうで今度参拝してみようかなと思っております。
さて、前々回のブログで少しだけ記載したもうひとつの生駒山の現場(石川友博建築設計事務所)石切・K邸新築工事でまさに石切と云われる由縁の生駒石と奮闘しておりました。基礎工事に着手し重機で土を掘削し始めると「ゴリっ!?」 「ん?」 そこからはでるはでるはの岩石祭り。その数と大きさたるや基礎屋さんにも全くもって手も足もでません… 諸先輩に相談して石屋さんに依頼することに。
通常コンクリート塊は斫りと云われる作業で徐々に破砕していきますが石はそうはいきません。石屋さんの作業手順はこうです。まず石と対話するかの様に石目(職人さんは傷と言っていました。)を見つけます。次にその目に沿ってドリルで穴を空けくさびを順繰りに打ち込んでいきます。(ただひたすらに!)そして待つ!暫くして又打つ!!すると石御自ら「ピキッ!ピキピキッキッ!!ドーーン」と割れるのでした。このようにして細切れ(といってもウンt級)にして搬出しました。
職方さんの話しでは「昔はこうして出てきた石を利用して石垣にし斜面の土地を平坦にして家を建てていたんだよ」と教えてくれました。そうやって周りを見渡すとそこかしこにあります!石垣が!正真正銘の地産地消!理にかなった先人の詮術。また御施主さんの話しでは「やっぱりここも石出たんや!」ってご近所の方に言われたそうで… 恐るべし石切!と痛感。 ここから気持ちを改めて工事の段取り頑張ます! byシノダ