ブラケットライトをつくる。
追加工事も終盤に差し掛かった八尾市・H邸リフォーム工事。
工事中にお施主様から廃材で貰ってきたカタガラスを使って、
ブラケットライトを製作できないかとのご依頼がありました。
パースや模型を使って部屋に合い、製作可能なブラケットを模索。
検討の結果三面に硝子を入れたシンプルな立方体を
薄い鉄のフレームで作ることに。
鉄の加工業者さんにも相談にのってもらいながら図面化し、
製作をお願いしました。
そしてついに完成。
職人技が集積された薄く細いフレームの仕上がり。
建具屋さんに硝子をフレームに合わせて丁寧にカットして頂き、
最後はオオムラ監督と電気屋さんと取り付けに。
小さなものづくりですが、
まずお施主さんのアイデア=力があり、
知恵を出し合って実現可能なカタを考え、
作り手と最終的なカタチを綿密に打ち合わせし、
そうやって様々な人々の関わりあいの末、
やっとそのタチ姿を見る事ができる。
建築はその大きな集合体であり、こうして一連の流れを考えると
実に大変ですが面白く奥が深いものだとしみじみ感じました。
by タカノリ