最近 気づいたこと

こんばんは、設計と営業担当の田中です。

今週は、着工中の現場打ち合わせより、
メンテナンスや計画中の物件の現地調査や役所への協議に追われました。

◎最近気づいたこと
新築の際、用途地域と防火地域・給水、下水調査などを行います。

◎用途地域について
用途地域は、住居系地域、工業系地域、商業系地域におおまかに分かれます。
大阪市は、住居系地域のうち中高層住居専用地域以外は、建坪率が80%まで
緩和されています。
ちなみに、東京都内では、全域で緩和がないので敷地に対して60%まで
しか建てれません。
大阪市内では15坪の土地に対して、12坪まで建てれるのに対して
東京都内では、9坪の家しか建てれない計算です。
大阪市の緩和は、10年前ぐらいからだと思いますが
狭小の東京の方で、未だ緩和がないことに驚きました。

◎防火地域について
大阪府下の多くの地域で、準防火地域化が進んでいます。
四条畷市で計画があり、調べていて気づきました。
家などほとんどない山林の方でも、通り一辺倒に準防火地域指定となっており
びっくりしました。
2013年度からの実施です。

気になって、東大阪市等も調べましたが
この2.3年以内に切り替わっていくようです。

準防火地域に切り替わって何がつらいかといいますと
建物を防火構造等にしないといけないことです。

特に、最近では、木造の防火サッシが新しい基準のものに更新されており
旧来の商品の2倍以上の金額となっています。

無指定の法22条地域に比べ、建築コストは10%程度は上がってしまうと
思われます。

準防火地域では、建築確認申請なしで、リフォームにおける増築行為は、一切できません。

◎上水・下水について
こちらは、共に、今月ぐらいから、大阪市内及び、府下において
上下水共に、インターネットで閲覧できる様になりました。
下水や水道の引き込みについて、無ければ有償で道路から引き込まない
といけません。下水については、無償で引き込んでくれます。

余談ですが、下水の引き込みは、管轄の水道工営所が管理していますが
業者が問い合わせても、あまりいい対応をしてくれませんが
施主と名乗って工営所に交渉に行きますと、手のひらを返した様に
親切な対応をしてくれます。
それでも、役所の方々は、昔にくらべると、非常に対応が真摯になってきた
ように感じます。公僕という言い方は失礼ですが、ほんとうに、
よく、働かれていると思います。

いろいろ、長々とすいません。

◎最後に
現場写真があまりないので
例年、行っております、東大阪市枚岡のあじさい園で、見つけました
カタツムリの写真を掲載させて頂きます。

子供の頃、梅雨の時期必ず、見かけたカタツムリを
ここ10年以上、見ていなかったので、驚いて撮影しました。

身近なところでも生態系が確実に変化しています。
我々、工務員は少なからず、環境に傷を残す仕事ですので
自然を労りながら活動を続けたいものです。
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BY タナカ