まちのえんがわ は「生野区持続可能なまちづくり活動支援事業」に認定されました。

包丁研ぎワークショップ

包丁研ぎワークショップ2022

お待たせしました。今年の『包丁研ぎワークショップ』は10月開催予定です。

講師の村上さんは生野区で【 研ぎ屋むらかみ 】を営む天然砥石での手研ぎを専門とする刃物研ぎ職人さんです。食堂を営むお父様から初めて「研ぎ」を習ったのはなんと10歳前後だったそうです。それから現在に至るまでずっと研ぎの人生を歩んでこられた村上さんは言います。

”研ぎは単に刃物の性能を上げる技術であるに止まらず、美観をも満足させるに足る日本特有の文化だと考えています。大量生産・使い捨ての時代ですが、世の中 から、研ぎの技術や素晴らしい天然砥石、そして研ぎながら長期に亘って使い続けるに相応しい高品質な刃物が無くならないよう、微力ではありますが尽力した いと思います。” 研ぎ屋むらかみHPより

まちのえんがわではワークショップを始める前にまちのえんがわレクチャーを行います。その中でも特に大切にしているのは「ものづくり」は「道具」という通訳者を使って「材料」と対話をしながら「モノを創る」ということです。『包丁研ぎワークショップ』では砥石が道具で包丁が材料になるのでしょうか・・ちょっと混乱してきましたが(笑)、村上さんのレクチャーを受けていただければいつもの料理が見違えるほど美味しくなると思いますよ。

さらに今回は包丁、ハサミなどの研ぎ直しも同時開催予定です。買ったときのような切れ味を取り戻したいと思っている刃物があれば持参ください。研ぎ直し代は刃渡り1cm当たり百円~三百円(状態次第)+税だそうです。参考までに、こちらの剪定ばさみ(スタッフ私物)の場合は3cm✕2✕百円+税で済むかもしれないとのこと。実際に見て頂いた状況次第で変わる可能性もあります。また刃物の種類によっては対応できない場合もありますが、切れ味が気になっている刃物があれば一度見てもらってみてはいかがでしょうか?

 

包丁研ぎワークショップ特別編

平日の昼下がり

包丁研ぎ職人の村上さんを再びお招きして「包丁研ぎワークショップ特別編」を開催させていただきました。場所は木村家本舗、シャチョウの自邸です。

前回参加出来なかったあるお二人のための「特別編」だったのですが、内々に伝わり気がつけば6名に増えていました笑

平日なのでキムコーは通常営業。よって、シャチョウ不在のままいきなりスタートです。講師の村上さんは慣れたようすで淡々と進行してくれて助かりました。村上さんは京都亀岡にある天然砥石館で講師もされています。

持参のパソコンとモバイル顕微鏡で刃先のチェックやbefore →afterまで見せてくれるので、とても分かりやすいし説得力があります。

シャチョウも戻ってきたところでみんなでおやつタイム。スイーツを食べながらも、包丁と砥石への思いはとまりません笑

前回一番盛り上がった野菜の味比べをふたたび。包丁と研いだ砥石の種類の違いで、切った野菜の味が変わるんです。嘘みたいな本当の話です。

このあと実際に研ぎたての自分の包丁で、かぼちゃやとうもろこしを切ってもらいました。「先生、こうですか?」「だから、そうじゃなくてこう!」「分かりました。フンッ(気張る)」「だから、力任せにしないの。トウモロコシに負けています。」

まるで漫才の掛け合いのような先生と生徒さんのやりとりがとてもおもしろかったです笑

木村家本舗でのイベントは久しぶりで、加工場とここのそれぞれの魅力が再発見できて感慨深い一日になりました。参加頂いたみなさま、村上さん、ありがとうございました。

包丁研ぎワークショップ

先週は本当に待ちに待った「包丁研ぎワークショップ」でした。もともと大人数には対応しきれない内容だったので、コロナ関係なく2部制にさせてもらって、朝は9時から夕方6時までの過去最長(たぶん)のワークショップとなりました。

午前の部は4名さま。せっかくなのでシャチョウとワタシも参加させていただくことに♡


たまたまソーシャルディスタンス

 


みなさん食い入るように・・

 


「梅沢富美男」と彫られた包丁持参

 


研ぐ角度が大事なんです・・

 


家族が見守る中がんばるお母さん

 


オピネルナイフ+マイ砥石

 


オピネルナイフ+砥石購入

 


3年ぶりに研ぐ(スタッフ青木)

 

研ぎ師村上さんのするどい突っ込みやマニアックな話がおもしろく時間はどんどん過ぎていきました。そして実際に研いだ後の切れ味をいろんな野菜で試してみなさん驚きと喜びで大盛り上がりでした。

 


「梅沢富美男」が驚きの切れ味に笑

 


片手で横からトマトが切れます

 


村上さんの切った野菜の食べ比べ

 

「ステンレスの包丁」と「鋼の包丁」、そして「人造砥石」と「天然砥石」では野菜の味が変わることを体感させてもらいました。

午後の部は倍の8名さま。


広い加工場なのでまだまだ余裕です。

 


みなさんが注目しているのは・・

 


村上さん愛用のモバイル顕微鏡

これでみなさんの刃先をチェック。肉眼では分からない刃こぼれが露わになります。感動的なのは角度を2段階に変えて研いだ包丁はしっかりその痕跡が層となって表れるのです。村上さんは一見同じように研いでいるようにしか見えないのに、実は2段階に角度を変えて研いでいたことが驚きでした。

 


研ぎ方がとてもお上手でした

 


奥さんが参加予定だったのですが、急きょ交代で笑

 


こちらも旦那さま

 


家族で参加(お母さん)

 


家族で参加(娘さん①)

 


家族で参加(娘さん②)

 


飛び込み参加ありがとうございます

 


飛び込み参加ありがとうございます

 


野菜の切り方にも厳しいです笑

 

というわけで、午前と午後の部は無事に終わりました。お越し頂いたみなさま本当に本当にありがとうございました。そして研ぎ師村上さん、最後まで全く変わらない軽快なトークをありがとうございました!また来年もぜひぜひお願いします!!

包丁研ぎという仕事

4月26日(日)開催予定の「包丁研ぎワークショップ」に向けて打合せを行いました。講師の村上さんは生野区で研ぎ屋むらかみという天然砥石での手研ぎを専門とする刃物研ぎ職人会社を経営されています。遠くは北海道から依頼があるそうですが、残念ながら大阪では需要が少ないそうです。依頼方法は包丁を送って見積を出してもらってお願いするという流れ。これも敷居を高くしている理由のひとつなのかなと思います。かと言ってお店として経営するには割が合わないそうで・・それなら、まずは村上さんのこのすごい技を知ってもらって、包丁という毎日つかう道具を見つめ直してもらう機会をワークショップを通して設けてみようということで、えんがわ初の「包丁研ぎワークショップ」を開催させていただくことになりました。加工場ではちょうどベッショ大工とヒラボシ大工(大ちゃん)が墨付けと刻みを行っていたので、休憩中の二人を呼んでいっしょに見学しました。

村上さんの研いだ包丁は分厚く丸めた新聞紙もすぱーんと切れちゃいます。ふつうはこの後は切れにくくなるものですが、切れ味はそのまま。

大ちゃんも試しにすぱーんと笑

砥石は村上さん自身が発掘されています。砥石を見るときの村上さんはまるで我が子を見るような笑

いよいよ研ぎのデモンストレーション!刃の位置によって砥石との角度を変えながら研ぐのだそうです。難しいのは両刃の反対側を研ぐとき。右手と同じように左手で研ぐのは至難の業です。聞いているだけで頭が混乱しました笑

そしてシャチョウも挑戦!動画はおもしろかったのですが、静止画は職人のようです笑

開催はまだまだ先ですが、すでに仮申し込みして下さっている方がいらっしゃいます。下記ご覧頂き、もし興味のある方はご連絡ください。当日はさまざまな食材を切って食べ比べを行う予定です。ふぐの薄造りも候補に上がっているので楽しみで仕方ありません!

\   ワークショップ参加ご希望の方へ   /

・和包丁か洋包丁でレクチャーの内容が異なります。確認のため、お持ちいただく包丁の画像をお送り下さい。

・砥石をお持ちの方は持参ください。ご希望の方はこちらで準備させていただきます。参加費に別途かかりますので、詳細決まりましたらお知らせ致します。