まちのえんがわ は「生野区持続可能なまちづくり活動支援事業」に認定されました。

◆2018年ワークショップ

板金ワークショップ2018

今年は第1回目と同じ「板金レリーフ製作」でした。ネタが尽きたわけではなく(笑)、職人さんからの「ぜひもう一度やらせてほしい」という熱い思いを受けての開催でした。これまでは実用的なもの、ちりとり、ゴミ箱、傘立て、照明などを製作してきました。それらは本格的な道具を使って、ほとんど地ベタで作業しなければならず、必然的に大人向けとなってしまいます。職人さんからすれば、もっと小さなお子さんにも楽しみながら板金の世界にふれてほしいという思いがずっとあったのでしょうね・・でも蓋を開けてみると参加者7組のうち子どもさんはたった1組でした。同じことをするなら、同じことを言ってもダメなんだと反省しています・・とはいえ、参加頂いたみなさんのおかげで有意義な時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました!そして「参加者が何人でも僕らは精一杯頑張りますので」と逆に励ましてくれた東成ブリキ職人さんたちに心から感謝します!

そしてこちらは参加者の方の投稿写真を拝借

銅板レリーフワークショップで作った『耳』。壁に耳あり。近所の井戸端会議で陰口叩かれてないか聞き耳立てております。

だそうです(笑)

建築家 石井良平ワークショップ「ドミノワゴン01」

木村工務店とは長いお付き合いの建築家 石井良平さん。約2年越しの思いが実りワークショップ開催となりました。参加者はちょっと少なめでしたけど、だからこそ生まれる連帯感。最近めっきりワークショップの参加者が減ってきて10組超えないことのほうが多くなってきました。でも終わってみると、これくらいの人数がちょうどいいよねと実感しています。ほんとに笑

建築家ル・コルビュジエは言いました。”住宅は住むための機械である”と。船、飛行機、車など工業製品と同じように建築も量産されるものであると。そして安価な住宅を大量に生産するアイデアとして、鉄筋コンクリートによるスラブ(床構造)、柱、階段を基本とする「ドミノ・システム」が誕生しました。重厚な壁に囲まれたこれまでの建築とは異なり、開放的で明るく自由な住まいの象徴となりました。

このワゴンは良平さんによるコルビュジエの「ドミノシステム」住宅へのオマージュ作品です。一体どんなレクチャーが始まるんだろう・・プロジェクターに映し出されたタイトルは【建築から家具へ、家具から建築へ】

過去の施工事例(特に豊中文化幼稚園は印象的でした)をもとに、建築そして家具について丁寧に説明して下さいました(おそらく最長記録更新です笑)

後日、参加者の方がすてきな写真を投稿されていたのでお借りします。

”コーナーが開いてて通れるのでサンローラン君はえらく気に入っているみたいです” とのこと笑

ワークショップが終わると、良平さんが一夜限りのバーのマスターになってお客さまをおもてなし。こちらも参加者は少なめでしたけど、これはこれでよかったのかな・・でも来年はもうちょっと来てほしいですね、良平さん。遅くなりましたが、参加者のみなさま、そして良平さん、ありがとうございました。

お餅つきワークショプ2018

大変お待たせしました。もうひと月以上経ってしまいましたが、この日は梅の花も咲いてちょっとほっとする土曜日でした。

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加工場では「てったい」の松本さんと堂西さんたち始め、キムコ-社員が準備の真っ最中。とここで「てったい」さんのことを少しだけ・・IMG_8626IMG_8643IMG_8641

古くから建築の職業のひとつに「手傳(伝)い職」というものがあります。大工さんでもなく左官屋さんでもなく、庭師さんでもないのですが解体工事、専門職の助手、竹下地編み、土壁塗り、土木工事、祀りごとの準備など「ちょっとした」事をオールマイティーにこなし現場を助けるなんでも屋さんです。昔ながらの木と土の家ならば、大工の親方と手伝いさんがいれば出来てしまいました。といっても誰にでも出来る仕事ではなく、材料の手配や工程の段取なども行い、現場を円滑に進めるための経験やセンスはもちろん、現場を和ませる人柄も大事。職人さん達は、敬意と親しみを込めて「てったいさん」と呼びました。「日暮手傳舎」より

↓先日はまちのえんがわの看板を取り付けてくれました!(ホースが松本さん 脚立が堂西さん)

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話は戻りまして・・準備が整ったら、まずはお持ち帰り用のお餅を社員でついていきます。毎年現場監督や大工さんの奥さんが手伝ってくれるので大助かりです。今年は大工の森君の彼女も参加してくれたので、男臭い加工場がさらに華やかになりました(あ、総務のとんちゃんの昭和のコスプレも味わいがありました笑)。

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お昼12時前には参加者の方がちらほら来られ始め、1時間もしないうちに加工場は大賑わいとなりました。「こどもが大好きなんで(仕方なく・・)」とお餅が苦手だと言うお母さんから「お餅おいしく食べられました!」とうれしい声もいただきました。材料もこだわっていますが、この場のチカラがおいしくさせているのかもしれませんね。

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イッケイ君もお父さんと初餅つき。夢でもお餅を食べてそうですね笑

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寒い中お越し頂いたみなさま、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いします!