まちのえんがわ は「生野区持続可能なまちづくり活動支援事業」に認定されました。

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絵本作家 谷口智則ワークショップ2018

先々週の日曜日は今年で7回目の絵本作家谷口智則さんのワークショップでした。この日は初夏のような陽気で、水まきをを始めるとちょうちょも水分補給にやってきました。

今回作るのは木のパズルです。しかも板を切るところから始めます。これは谷口さんの”ものづくりの過程も含めて楽しんでほしい”という思いから。まちのえんがわならではのワークショップとなりました。

糸ノコ持ち込みで応援に来てくれたのは、木工作家の矢倉さん。一人一人にやさしくていねいに教えて下さって、みなさんとても楽しんで製作されているようでした。材料が天然木のため、絵の具で膨張してしまって額に入らなくなるというアクシデントにも、大切な絵をできるだけ削らないようにと細かく細かく調整して下さり本当に助かりました。ありがとうございました!

そして毎度のことながら、最初の1組から最後の22組までていねいに描き切った谷口さんのものづくりの姿勢には頭が下がります。本当にお疲れさまでした!そしてお父さんの仕事をいつも良い子で見守るりんのすけくんとつきのちゃんといっけいくん(おまけ笑)もお疲れさまでした!ふたりともお父さんといっしょ、絵が上手ですね☆☆☆

珈琲ワークショップ2018

講師のルプラ珈琲さんは1974年創業の喫茶店「純喫茶ルプラ」と2014年設立の焙煎工房「ルプラ珈琲」を営んでおられます。実はまちのえんがわによく立ち寄ってくれていた学生さんが紹介してくれたのがきっかけでした。それ以来いろんなワークショップに参加してもらって、おうちまでリフォームさせてもらって、去年とうとうワークショップの講師として参加してもらったというわけです。ただ、いつものように「ものづくり」というわけにはいかず、参加者はちょっと少なめでした。そして今年、1年間企画練って待ってました!というだけあっておねだん以上の内容で挑んで下さいました。さらにいいタイミングでテレビに出演され珈琲愛をたっぷり語って下さったおかげで久しぶりに「キャンセル待ち」が出るほどの人気となりました。本当によかったですね西峯さん。

開催前日、いつものようにてったいの松本さんと堂西さんが中心となって設営を(実はいつもより大変でした・・)そして講師の西峯さんも自作の屋台の設営を。いつもにこにこですね笑

開催当日はあたたかくて良いお天気でした。イッケイ君も手伝ってくれて準備万端です。

総勢40名近い方が参加してくださいました。

まずはネルドリッパーを作るところから。作業台より地ベタのほうがやりやすいということになり・・笑

特設コの字カウンターではおいしい珈琲の淹れ方教室が同時進行で行われました。一方バーカウンターでは奥さんがみなさんの好みを聞きながら豆を配合していきます。なんと2台のうち1台のミルが故障するというアクシデントに見舞われ、奥さんもだんだん壊れていく様子がおもしろかったです(ごめんなさい笑)

そしてみんなで飲み比べ。わきあいあいの様子でした。

そして忘れてならないのがイッケイ君のお母さんの手作りパン。自家製酵母で作るそうで、ちゃんと膨らむか緊張して夜中に何度も目が覚めたそうです。こちらも大好評で完売しました!ありがとうございました!!

そして誰もいなくなった加工場には西峯さんのトンカチ3本とコートと帽子が・・完全燃焼で消えてしまったのかと思いました笑

お越し頂いたみなさま本当にありがとうございました!西峯さんと美咲さんもお疲れさま&ありがとうございました!!

板金ワークショップ2018

今年は第1回目と同じ「板金レリーフ製作」でした。ネタが尽きたわけではなく(笑)、職人さんからの「ぜひもう一度やらせてほしい」という熱い思いを受けての開催でした。これまでは実用的なもの、ちりとり、ゴミ箱、傘立て、照明などを製作してきました。それらは本格的な道具を使って、ほとんど地ベタで作業しなければならず、必然的に大人向けとなってしまいます。職人さんからすれば、もっと小さなお子さんにも楽しみながら板金の世界にふれてほしいという思いがずっとあったのでしょうね・・でも蓋を開けてみると参加者7組のうち子どもさんはたった1組でした。同じことをするなら、同じことを言ってもダメなんだと反省しています・・とはいえ、参加頂いたみなさんのおかげで有意義な時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました!そして「参加者が何人でも僕らは精一杯頑張りますので」と逆に励ましてくれた東成ブリキ職人さんたちに心から感謝します!

そしてこちらは参加者の方の投稿写真を拝借

銅板レリーフワークショップで作った『耳』。壁に耳あり。近所の井戸端会議で陰口叩かれてないか聞き耳立てております。

だそうです(笑)

建築家 石井良平ワークショップ「ドミノワゴン01」

木村工務店とは長いお付き合いの建築家 石井良平さん。約2年越しの思いが実りワークショップ開催となりました。参加者はちょっと少なめでしたけど、だからこそ生まれる連帯感。最近めっきりワークショップの参加者が減ってきて10組超えないことのほうが多くなってきました。でも終わってみると、これくらいの人数がちょうどいいよねと実感しています。ほんとに笑

建築家ル・コルビュジエは言いました。”住宅は住むための機械である”と。船、飛行機、車など工業製品と同じように建築も量産されるものであると。そして安価な住宅を大量に生産するアイデアとして、鉄筋コンクリートによるスラブ(床構造)、柱、階段を基本とする「ドミノ・システム」が誕生しました。重厚な壁に囲まれたこれまでの建築とは異なり、開放的で明るく自由な住まいの象徴となりました。

このワゴンは良平さんによるコルビュジエの「ドミノシステム」住宅へのオマージュ作品です。一体どんなレクチャーが始まるんだろう・・プロジェクターに映し出されたタイトルは【建築から家具へ、家具から建築へ】

過去の施工事例(特に豊中文化幼稚園は印象的でした)をもとに、建築そして家具について丁寧に説明して下さいました(おそらく最長記録更新です笑)

後日、参加者の方がすてきな写真を投稿されていたのでお借りします。

”コーナーが開いてて通れるのでサンローラン君はえらく気に入っているみたいです” とのこと笑

ワークショップが終わると、良平さんが一夜限りのバーのマスターになってお客さまをおもてなし。こちらも参加者は少なめでしたけど、これはこれでよかったのかな・・でも来年はもうちょっと来てほしいですね、良平さん。遅くなりましたが、参加者のみなさま、そして良平さん、ありがとうございました。