まちのえんがわ は「生野区持続可能なまちづくり活動支援事業」に認定されました。

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建築家 矢部達也ワークショップ2018

建築家の矢部さんのワークショップも無事に終わり、今年のイベントはすべて終了しました。お越しいただいた参加者のみなさま、関わっていただいたすべての方に心から感謝します。ありがとうございました!

恒例の矢部さんによるレクチャー。子供さんにはちょっと難しいかもしれませんが、みんな真剣に聞き入っておられました。

今回この椅子(通称BB3)に使用する材料は「ドルフィンコート」と呼ばれる表面がミドリ色の合板です。服装にもミドリを取り入れて来られたのかなと思いましたが、たまたまだったようです笑

今回、泣く泣く参加をあきらめた方もいらっしゃったので、ここに紹介させて頂きます。

Uさんは毎年欠かさず矢部さんのワークショップに参加されていたのですが、今年はどうしても都合がつかず、お家の写真と共にメッセージを送って下さいました。

”我が家のコレクションです。矢部さんによろしくお伝えください” (手前2脚がBB1、奥がBB2)

Tさんからはこんな熱いメッセージをいただきました。

”急遽外せない予定が入ってしまい行けなくなってしまいました。すみません。 来年テレビの取材をうけることが決まってステキな椅子が欲しいと思っていたやさきに、イベントの告知を見て行くしかないっ!って思っていたのですが。。。 残念すぎです。。 BB 1の椅子の大ファンなんです!笑”

このBB1が誕生したのが7年前。まさかの台風接近で矢部さんは「嵐を呼ぶ男」となりました。

電動ドライバーの音が暴風の音もかき消してくれました笑

そしてBB1とBB2の時代にはまだ生まれていなかったシャチョウの孫のイッケイくん。

1年目

2年目

3年目( 来年も加工場で遊んでくれるかな…)

話は戻りまして。今回の色分けは見本の通りでなくてもいいよという寛大な返答をいただいたので、参加者の中には自分好みに製作する方もいらっしゃいました。

右が公式デザイン

「誰にでも、最高の完成度で、つくれる椅子」これが矢部さんの考案したケンチク椅子の定義です。意外と難しいBB3も平星大工と森大工のサポートのおかげで参加者全員が笑顔で終えることができました。長丁場お疲れさまでした!

そして夜はおなじみえんがわバーがオープン!SNSで知って飛び込んで下さった勇気のある方や久しぶりの方もいらっしゃって楽しい夜となりました。ご来店ありがとうございました。そして矢部さん、長丁場お疲れさまでした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイルワークショップ2018

遡ること2ヶ月前。大きな台風が接近するということで泣く泣く中止を余儀なくされたのがこの「タイルワークショップ」でした。

↑2ヶ月前、黙々とトレイ製作に励む半袖姿の森大工
↑とってもきれいに仕上げてくれました!

参加者の中には小学生の息子さんがずっと楽しみにされていたそうで、数日置きにタイルまであと何日?と聞いていたそうです。当初は振替日を設けていなかったので来年に持ち越しかなと考えていましたが、何とか今回の日程で都合をつけることができました。とはいえ、当初参加を予定されていたみなさまにはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした…

開催当日はストーブを出そうか悩むくらいの穏やかないいお天気でした。

↑久しぶりの川田珈琲店

いつもより3時間半早いスタートでしたが、まだ少し眠そうなスタッフとは対照的に、目の前に並ぶ色とりどりのタイルにみなさん目を輝かされていました。

↑えんがわでもてあましていた平袋がタイル入れに変身!

タイルを貼って木部をしっかり保護したら、あとは乾くまで休憩です。

↑久しぶりのサヤカリー
↑”鶏とセロリの味噌キーマ” 500円
↑”とんちゃん大学芋” 200円

午後からはいよいよ目地入れです。職人さんのコテをお借りして万遍なくタイルとタイルの間の隙間を埋めていきます。

↑講師のアルディートさん(左)とトレイをデザインしてくれたさっちー(右)
↑余分な目地剤をスポンジで拭き取ります

目地が乾いたら完成です!長丁場お疲れさまでした!!

後日、2件のうれしいお便りが届きました。

1件目はトレイにミカンを置いていたら気になっていた目地剤による木部の黒ずみが薄くなったというのです。たしかにクエン酸にはそのような働きがあるそうなので、えんがわでも試しています。ありがとうございました!

2件目はトレイで食事をされている一家団らんの風景とクリスマス仕様にアレンジされた写真です。こういうのを見せてもらうと開催してよかったなぁとつくづく思います。ありがとうございました!

次回は今年最後のワークショップ「ケンチク椅子製作」です。開催は12月16日(日)13:30-16:30の予定です。まもなく募集開始しますので、ぜひ予定を空けておいて下さいね!

【 The night of voice 02 at 箕面の森 】へ行ってきました。

先週の日曜日

コトバノイエの加藤さんからお誘いいただき箕面の音羽山荘へ行ってきました。この「The night of voice」は、詩だけでなく小説の一節や歌詞などを、加藤さんとつながりのある素敵な人たちが詠むというポエトリーリーディングのイベントです。

まずは2階へ案内され、音羽鮨の板前さんが握る上品で美味しいお寿司をいただきました。

そして階段を下りて中庭へ。なんだかこちらも緊張してきましたが、去年同様、最前列の席へ座ってしまいました笑

中川和彦(スタンダード・ブックストア) 告白より/告白/町田康
蓮池亜紀(設計事務所はすいけ) 消えゆくトーテムポールの森で/森と氷河と鯨/星野道夫
石崎嵩人(バックパッカーズジャパン) コカコーラ・レッスン/コカコーラ・レッスン/谷川俊太郎
鈴木晴香(歌人) シンジケート/シンジケート/穂村弘
      紫陽花にふれる/カミーユ/大森静佳
      夜にあやまってくれ/夜にあやまってくれ/鈴木晴香
 田中元子(喫茶ランドリー) さよならだけが人生ならば/さよならの城/寺山修司
 川瀬慈(映像人類学者) 光のモノガタリ/ベネッセアートサイト「TOPOS」/川瀬慈
高橋マキ( 文筆家) 目であるく/目であるく、かたちをきく、さわってみる。/マーシャ・ブラウン
室千草(映像作家) 植物の沈黙/シンボルスカ詩集/ヴィスワヴァ・シンボルスカ
橋本健二(建築家) 哀場/続 橋本健二/used living/橋本健二

”風のざわめき、虫の声、そして蝋燭の灯り。

古色豊かな庭園の夕暮れから夜にかけてのしっとりとした雰囲気の中で、きっとふだんあまり耳にすることがない「人の声の響き」を、五感で感じていただけるのではないかと思っています。”

加藤さんのこのことばの通り、9人それぞれの声の響きをしっかり感じることができました。「ポエム」と聞くとちょっとこそばゆい感じでしたが、貴重な経験をさせてもらいました。ありがとうございました。

そしてこの音羽山荘では「美・感・結・味」をテーマに作られたコトバノイエの本棚「森のライブラリー」が誕生しました。一般の方には開放されないスペースなので、もしこの音羽山荘を利用されることがあれば是非是非ご覧下さい。

最後に豊能町のカフェEmma Coffeeさんのスペシャルティコーヒーをいただいてシャチョウと現実の世界へ帰りましたとさ笑

本にふれる

不定期ですが、ときどき本棚のレイアウトを変えています。事前にプランがあるわけではなく、その時の気分で始めるので毎回大変です。笑

まずはいったん棚の中と頭の中を空っぽにします。

そして入り口の一番いい場所(目線の高さ)に今一番手にとってほしい本を置きます。あとはひたすら残りの本を並べて行くのみです。

そしてovest designの雑貨も今では欠かせない存在です。

新入社員のハヤカワ君はとっても本好きで、月2回しかオープンしないコトバノイエにすでに2回も行ったそうです。「本棚が変わると、見落としていた本が結構あることに気づきます」とハヤカワ君。そうなんです、同じ本なのに場所や向きを変えるだけで雰囲気もガラっと変わり、新鮮な気持ちになれるのです。本を読むのは苦手なのですが、本にふれるのは好きなんです。笑

きのうのお昼休みはインターンの学生くんも交え建築談義に花が咲いていました。3人とも同じ大学出身ということもあってか興味の対象は今和次郎でした。

コトバノイエの本は他にもさまざまなお店でふれること(もちろん買うことも)ができます。北浜にある美容室Lajiは設計部ササオさんの行きつけで、わたしと総務のとんちゃんの娘さんも通うようになりました。定期的に本の入れ替えをされているので、毎回楽しみにしています。合間に出してくれる特製ドリンクも最高においしいんです!

本は読むものですが、読まなくてもいいんです。まずはふれることから。でもふれたその本は運命かもしれないので、とりあえず連れて帰ります。そんなことを繰り返して本は増えていくんです。笑

余談ですが、ブラジルのリオデジャネイロには本にふれることのできない不思議な図書館があるそうです。

LINEトラベルjpより

木工ワークショップ2018

先週の日曜日は2年ぶりの木工作家矢倉さんのワークショップでした。あの殺人的な夏が嘘のように過ごしやすい気候のなか、みなさんゆったりのびやかに製作に没頭されていました。

そうそう、矢倉さんと言えば毎回おもしろいおもちゃを持って来てくれるのがもうひとつの楽しみで、今回はちょっとキモかわいい虫のおもちゃがずらり勢揃い。目やおしりが光ったり、小刻みに動く姿はホンモノのようです。木工だけにとどまらず、廃材でもなんでも使いこなすのが矢倉さんの魅力でもあります。売り物ですので、ほしい方はえんがわまでご連絡くださいね。

さてワークショップの方はというと、予期せぬトラブル(キリが折れてしまった)で矢倉さんがあわわとなっている場面もありましたが、なんとか切り抜けられて無事に終えることができました。夏休み明けということもあってか、5組というちょっと少なめの開催でしたが、矢倉さんにとっては「これくらいがちょうどよかったです・・」と胸をなでおろしておられました笑

参加いただいたみなさま、ありがとうございました!そして矢倉さん、せっかく募集人数分(2種類×15セット)準備いただいたのに、すみませんでした。次は夏休み中に開催したいですね!

流しそうめんとまちのえんにち

先週の暑い暑い日曜日は毎年恒例の「流しそうめん」の日でした。普段のワークショップと違い、休日返上で社員や大工さんもいっしょに盛り上げてくれるので大助かりです。普段から家事を手伝っているのか(手伝わされているのか)てきぱきと動いてくれます笑

すいかも飲み物も冷えたし、あとはお客さんを待つばかり。

12時のオープン前からお客さまもちらほらいらっしゃって、オープンするとあっという間に加工場はいっぱいになりました。

かき氷担当は途中から現場監督にバトンタッチ!初めてとは思えない仕上がり。さすが仕事がていねいです笑

気がつくとすいか割りが始まっていました。

そしてこちらも恒例のナシ割り

奥では出目金魚(おもちゃ)すくいやミニゲームコーナーもありました。

夕方になるとようやく落ち着いて、お客さんといっしょに流しそうめんをいただきました。流しそうめんのそうめんはなんでこんなにおいしいのかと、きっとこの雰囲気がおいしくさせているんだと思っていたのですが、実は本当においしいそうめんを使っているからだと7年目でようやく知りました笑

最後に忘れ物(子供用の赤いキャップ)のご案内です。勝手にかぶってごめんなさい笑

まちのえんがわでお預かりしています。心当たりのある方はご連絡くださいね。

写真ワークショップ2018

去年2週連続の台風に泣かされた写真家 多田ユウコさんのワークショップ。3度目の正直とはなったのですが、季節はすっかり秋深くなり「日光写真」の日光が不足するという事態に・・それでも多田さんのご主人お手製の露光機のおかげで無事に日光写真はできたのでした。

そして今年・・絶対晴れるだろうと信じて真夏の開催にしたのですが、まさかの台風12号の出現(泣)

しかも!どの天気予報士さんも口を揃えて「異例」と言うまさかの進路をたどり、当日の青空を見るまではドキドキしっぱなしでした。実は多田さん、ご実家が神社なのできっと何か持っていると確信しています(笑)

喜んだのもつかの間、曇ったり突然雨が降り出したり気まぐれなお天気は続き、結局今年もあの露光機のお世話になりました(笑)何はともあれ、今年も無事に開催できてよかったですね、多田さん。

そして恒例の「まちのえんがわバー」がオープン!多田さんが一夜限りのおかみとなってお客さまを手料理と日本酒でおもてなし。たまたま通りかかった近所の方が看板だけを頼りに来店されたのには驚きました(笑)「こういうのがいいよね」と多田さん。予想以上のご来店で多田さんもとっても嬉しそうでした。ワークショップに参加頂いたみなさま、バーにご来店いただいた勇気のあるお客さまといつものみなさま、暑い中本当にありがとうございました!

そして多田さん、2年連続の悪天候にもめげず、最後まで頑張ってくれてありがとうございました!

「ステンドグラスワークショップ」とスナック「微笑がえし」2018

6月24日(日)は7年目のステンドグラスワークショップでした。これほどネタの尽きないワークショップは他にないのではないでしょうか(笑)

ステンドグラス作家の田中共子さんには、これまで本当にさまざまな作品を作っていただきました。あるときは板金職人さんとのコラボレーションで生まれた「テラリウム(銅板の箱にステンドグラスを組合わせた)」を、あるときは植木鉢に飾る「鯉のぼり」を。鯉が鯉に見えないと揶揄され(笑)、何度も試作を重ねてくれました。一番インパクトがあったのは造園家の家谷さんとのコラボレーションで生まれた「蚊遣り」ではないでしょうか・・またあるときはえんがわの掘りごたつで開催したため膝をついての作業を余儀なくされ、終わる頃には疲れ果てていたのを鮮明に覚えています(笑)

そして今回作ってもらったのがこちら「さかなのモビール」です。ゆらゆらゆらゆら癒されます。

最近ではシャチョウの孫のイッケイ君が自然とワークショップに仲間入り。将来のレクチャー担当決定です(笑)

今回はサカナ2匹分(いつもの2倍)の作業量なので、ガラスを切る作業は省略させていただきましたが、ガラスのパーツの配置を考えて、そのガラスのパーツひとつひとつに銅のテープを巻いてから半田付けをするので、わりと大変だったと思います。でも実際はみなさんとても早くキレイに仕上げられました。参加者のみなさま、暑い中お疲れさまでした!そしてありがとうございました!!

そしてお待ちかね?のスナック「微笑がえし」がオープン!生野区出身のDJrocknrollrecord(ツカ3)による昭和歌謡と木村家長男のお嫁さん特製「スパイシーサヤカリー」でみなさんの心もお腹も満たされたのではないでしょうか。ご来店いただいたみなさま、ありがとうございました-!!!

最後に、わざわざ苦楽園から同伴出勤してくれたやっちゃん、どうもありがとう!写真、これ(昭和歌謡を熱唱している)しか無かったです(笑)

 

左官ワークショップ2018

6月10日の日曜日はおなじみ「光る泥団子作り」ワークショップでした。いつもと同じことをしてもさすがにお客さんには来てもらえないだろうと、今回は原料をこねるところから始めようと考えていました。が、実際試してみるとこれがなかなか時間内にはできないということが分かり、色粉を使って自分流にアレンジしてもらおうということになりました。そしてある日曜日の朝、西宮からはるばる職人の坂井くんが試作のためにえんがわへ。この日はどしゃぶりの雨でした・・

試作なのでいろいろ試しました。なぞのブラシで模様を入れてみたり、彫って色粉をすり込んでみたり・・

即興で筆を指で弾いてしぶき模様を試みましたが、これは周りの人に害が及ぶので却下しました笑

総務のとんちゃんや木村家長男のお嫁さんのさやちゃんも交えていろいろ試した結果、今回は誰でも扱いやすい筆で色を塗ってもらうことにしました。でも、あともうちょっと特別感がほしいな・・ということで、まちのえんがわのブックエンド用に置いていた材料を使って、大工さんに泥団子台を作ってもらいました。

そして迎えた当日はそれほど暑くもなく、清々しいお天気でした。お昼はとんちゃん特製カレーで職人さんたちをおもてなし。あとは参加者を待つのみです。

飛び入り参加もあって32個の個性あふれるピカピカの泥団子ができました。参加者のみなさまありがとうございました!そして初の進行係をみごとにこなした坂井くんをはじめ、職人さんのみなさまありがとうございました!!

 

植栽ワークショップ2018

きっかけは何気ない会話から始まりました。まちのえんがわ常連さんのデザイナーさっちーがこのワークショップをすごく楽しみにしているというので、それならば一緒に何かできるかもと思い今回のコラボレーションが実現しました。最初の打合せは加工場で。いつものふんわりさっちーがキャリアウーマンの顔に変わるところを目の当たりにしました笑

翌週には準備万端で試作製作に励むさっちー。家谷さんはどこへやら・・笑

このプランタースタンドはビスを使わず足をはめ込むだけの簡単なもの。その足の高さを自由に決めることができるので、みなさん思い思いの高さで製作されました。しかもプランターと合わせて自分でデザインできるので特別感は一層増しますね。開催当日はこのワークショップにふさわしい快晴で迎えることができました。参加者は6組とこじんまりとしていましたが、広い加工場でのびのびと製作に没頭できたようです。参加者のみなさまありがとうございました!そしてさっちーと家谷さん、お疲れさまでした !

 

夜は久しぶりの「まちのえんがわバー」がオープン。家谷さんの声かけでなんと80人もの方が来てくれたそうです。しかもBarソケットのマスターがバーテンダーとして参戦。フルーツをふんだんに使ったオリジナルカクテルは大人気でした。ちゃんとご挨拶もできないまま終わってしまった方もたくさんいらっしゃいますが、これに懲りずにまた来てもらえればうれしいです。お越し頂いたみなさま、ありがとうございました。