まちのえんがわ は「生野区持続可能なまちづくり活動支援事業」に認定されました。

サッチーありがとう!

先月、ご近所さんでとてもお世話になっていたイラストレーターの吉川祥世さんがお亡くなりになりました。彼女にはまちのえんがわのワークショップにさまざまなカタチで関わってもらったので、彼女がいなければ生まれなかったものがたくさんあります。今までの感謝の気持ちを込めて、ここに少しだけご紹介できればと思います。

彼女に初めて出会ったのは2012年の冬、コトバノイエでした。店主の加藤さんに「紹介するわ、バリバリのキャリアーウーマンのサッチーです」のような感じで紹介されたと思います笑

サッチーは商業施設や博物館などの内装デザインの仕事をしていて、年は一回り以上離れているのに、とても大人っぽくて、でもいっしょに鍋を囲んだときはすっかり女の子でした笑

この頃はまだご近所さんではなかったけれど、はるばる自転車で遊びに来てくれることもありました。時間があれば常にどこかに向かっていて、本当に「元気な子」がサッチーの印象でした。

東京に転勤になって2年。久しぶりのメッセージは小路に引っ越してくるといううれしいサプライズ報告でした笑

毎週暇だったえんがわもサッチーがちょこちょこ顔を出してくれるようになって楽しませてくれました。ワークショップやイベントにも友達と参加してくれたり・・

あるとき、シャチョウが「ワークショップでサッチーにデザイン頼まれへんかな~」と。それはいい!と思いすぐにサッチーに相談したら快く引き受けてくれました。そして最初に生まれたのが【 タイルワークショップ 】のこのトレイです。もちろんワークショップは盛況に終えることができました。

【 造園家家谷さんのワークショップ 】では実用的な組み立て式の植木鉢置きのデザインを。鉢とセットでかわいくペイントまでしてくれました。

 

【 水圧転写ワークショップ 】では転写するミニテーブルと転写する柄のデザインを。ミニテーブルは合理的、柄は女の子らしいけれどかわいすぎない絶妙な感じがさすがだなと思いました。

そして記憶に新しい【 まちのえんげい店 】のイラストはまだ開店していない段階でサッチーに妄想して描いてもらったものです。

本当はこれから予定しているワークショップのイラストもお願いしていたところだったので、直接お別れに行ってきたものの、いまだに信じがたいです。でも今思えば、ずっと前からサッチーは現実を受け止めて一日一日をしっかりと生きていたんだなと思いました。

吉川祥世 作品展 【 おいしい日々 】より

あたりまえのように傍にあるものを、あらためて手に取って観察する。

絵日記には、記憶や味が思い出として詰まっています。

何気ない毎日の中にあるよろこびを、絵日記として今日も描き続けます。

サッチーありがとう!

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