まちのえんがわ は「生野区持続可能なまちづくり活動支援事業」に認定されました。

8月 2020

包丁研ぎワークショップ特別編

平日の昼下がり

包丁研ぎ職人の村上さんを再びお招きして「包丁研ぎワークショップ特別編」を開催させていただきました。場所は木村家本舗、シャチョウの自邸です。

前回参加出来なかったあるお二人のための「特別編」だったのですが、内々に伝わり気がつけば6名に増えていました笑

平日なのでキムコーは通常営業。よって、シャチョウ不在のままいきなりスタートです。講師の村上さんは慣れたようすで淡々と進行してくれて助かりました。村上さんは京都亀岡にある天然砥石館で講師もされています。

持参のパソコンとモバイル顕微鏡で刃先のチェックやbefore →afterまで見せてくれるので、とても分かりやすいし説得力があります。

シャチョウも戻ってきたところでみんなでおやつタイム。スイーツを食べながらも、包丁と砥石への思いはとまりません笑

前回一番盛り上がった野菜の味比べをふたたび。包丁と研いだ砥石の種類の違いで、切った野菜の味が変わるんです。嘘みたいな本当の話です。

このあと実際に研ぎたての自分の包丁で、かぼちゃやとうもろこしを切ってもらいました。「先生、こうですか?」「だから、そうじゃなくてこう!」「分かりました。フンッ(気張る)」「だから、力任せにしないの。トウモロコシに負けています。」

まるで漫才の掛け合いのような先生と生徒さんのやりとりがとてもおもしろかったです笑

木村家本舗でのイベントは久しぶりで、加工場とここのそれぞれの魅力が再発見できて感慨深い一日になりました。参加頂いたみなさま、村上さん、ありがとうございました。

【 まちのえんがわ初登場!水圧転写ワークショップ 】のご案内

生野区はものづくりの町。生野区のHPに「生野ものづくり百景」というコーナーがあり、今回お世話になる水圧転写のビッグワンズさんも紹介されています。不定期に開催される「ものづくりセッション」でこのビッグワンズさんと繋がることができました。

↓ものづくりセッション

「水圧転写」とは特殊フィルムに印刷された絵柄を、水圧を利用して素材の表面に転写する技術です。独自に開発した特殊フィルムと薬液を使って、これまで難しいとされてきた曲面への転写も可能となり、小ロットでの対応もできるようになったので個人から企業まで需要の幅も広がったそうです。また使用済みの水に溶けたフィルムはそのまま流せる環境にも配慮されたものなんだそうです。

家族経営でとても忙しい中、先週ようやくお会いすることができました!

↓シャチョウを前にちょっと緊張気味のビッグワンズのマツイさん笑

さすがに専用の大きな水槽を加工場まで運ぶことはできないので、いくつかの工程を省いて簡単な水圧転写の体験ができるよう、いろいろと考えてきてくれていたのですが・・「せっかくやから工場見学兼ねて電車で行こ!」というシャチョウの一声で方向がぐるんと変わりました笑

何に転写するのか、どんな絵柄を転写するのか、そこでまたシャチョウの一声「そうや!サッチー呼ぼ!」

↓近所に住むデザイナーのサッチーに自己紹介をする緊張気味のビッグワンズのマツイさん笑

というわけで、サッチーも巻き込んでの水圧転写ワークショップは年内に開催できればいいな~と思っています。コロナのことや、みんなの本業の忙しさもあるので、まだはっきりした日程はお伝えできませんが、どこにもないワクワクな体験ができると思いますので気長にお待ちいただければうれしいです。また進捗をこのブログで報告したいと思います。それでは!

【 コーヒーワークショップ 】今後の予定

春に開催予定だったルプラ珈琲さんの「コーヒーワークショップ」は趣向を変えて、自分で手回し焙煎機を作ってみよう!という新たな企画で10月に開催を考えていました。が、初めての挑戦でコロナのこともあり、少しずつ進んではいるものの、やはり10月の開催は難しそうです・・楽しみにして下さっていたみなさまには申し訳ありませんが、ベストなタイミングが来ましたら自信を持ってお知らせしたいと思いますので、どうかもうしばらくお待ち下さい。ただし、もともと予定していた企画を年内に開催できればとも思っていますので、まずはこちらを楽しみにお待ちいただければうれしいです。

↓今年の春に開催予定だった企画は写真のポットが付いたおいしい珈琲の淹れ方を学んでもらう内容でした。ポットはいらないよ~という方には珈琲豆150gのお土産付きです。

手回し焙煎機製作についてはおなじみ東成ブリキ職人のマツクラさんを巻き込んで試行錯誤の日々です。先週末、全員での顔合わせがようやく実現できました!

↓試作品第1号を囲んで

写真の試作品はルプラ珈琲ニシミネさんのイラストだけを頼りにマツクラさんが作ってくれたものです。その完成度の高さにニシミネさんも私たちも驚きました。現在板金屋さんは大忙しで、雨の日にしか時間がとれない中頑張ってくれています。また進捗をこのブログで報告したいと思います。それでは!