まちのえんがわ は「生野区持続可能なまちづくり活動支援事業」に認定されました。

2月 2020

包丁研ぎという仕事

4月26日(日)開催予定の「包丁研ぎワークショップ」に向けて打合せを行いました。講師の村上さんは生野区で研ぎ屋むらかみという天然砥石での手研ぎを専門とする刃物研ぎ職人会社を経営されています。遠くは北海道から依頼があるそうですが、残念ながら大阪では需要が少ないそうです。依頼方法は包丁を送って見積を出してもらってお願いするという流れ。これも敷居を高くしている理由のひとつなのかなと思います。かと言ってお店として経営するには割が合わないそうで・・それなら、まずは村上さんのこのすごい技を知ってもらって、包丁という毎日つかう道具を見つめ直してもらう機会をワークショップを通して設けてみようということで、えんがわ初の「包丁研ぎワークショップ」を開催させていただくことになりました。加工場ではちょうどベッショ大工とヒラボシ大工(大ちゃん)が墨付けと刻みを行っていたので、休憩中の二人を呼んでいっしょに見学しました。

村上さんの研いだ包丁は分厚く丸めた新聞紙もすぱーんと切れちゃいます。ふつうはこの後は切れにくくなるものですが、切れ味はそのまま。

大ちゃんも試しにすぱーんと笑

砥石は村上さん自身が発掘されています。砥石を見るときの村上さんはまるで我が子を見るような笑

いよいよ研ぎのデモンストレーション!刃の位置によって砥石との角度を変えながら研ぐのだそうです。難しいのは両刃の反対側を研ぐとき。右手と同じように左手で研ぐのは至難の業です。聞いているだけで頭が混乱しました笑

そしてシャチョウも挑戦!動画はおもしろかったのですが、静止画は職人のようです笑

開催はまだまだ先ですが、すでに仮申し込みして下さっている方がいらっしゃいます。下記ご覧頂き、もし興味のある方はご連絡ください。当日はさまざまな食材を切って食べ比べを行う予定です。ふぐの薄造りも候補に上がっているので楽しみで仕方ありません!

\   ワークショップ参加ご希望の方へ   /

・和包丁か洋包丁でレクチャーの内容が異なります。確認のため、お持ちいただく包丁の画像をお送り下さい。

・砥石をお持ちの方は持参ください。ご希望の方はこちらで準備させていただきます。参加費に別途かかりますので、詳細決まりましたらお知らせ致します。

 

まちのえんがわイベントスケジュール2020

今年のイベントのお知らせです。

1月お餅つき」は盛況に終わりました。ありがとうございました!

2月のイベントはございません。すみません・・

3月29日(日)ルプラ珈琲さんの「コーヒーワークショップ」

4月11日(土)は「絵本作家谷口智則ワークショップ」

4月26日(日)は初登場「包丁研ぎワークショップ」

生野区に住む、その道40年の研ぎ屋村上さんを講師に迎えて本物の技を見て頂こうと思います。ご自宅の包丁を持参ください。詳細は追ってまた・・

5月17日(日)は「造園家家谷由起ワークショップ」

6月14日(日)は「左官ワークショップ」

講師は木村工務店の協力業者さん(有)左官山本組さんです。

7月12日(日)は初登場「水圧転写ワークショップ」

生野区のビッグワンズさんを講師に迎えて水圧転写体験を計画中です。夏休みも近いですし、お子さんの自由研究にもよさそうですね!

8月29日(土)は「流しそうめんとまちのえんにち」

9月27日(日)は「デザインワークショップ」

建築家林敬一さんを講師に迎えデザインを学べる”何か”を製作する予定です。

10月18日(日)建築家秋山東一さんによる「メルクリン&メカノ」

11月15日(日)は初登場「木工作家賀來寿史ワークショップ」

知り合って早8年・・3年前に無印良品でドリップスタンドを作るワークショップを開催していただいたことはあるのですが、えんがわでは初となります。まだまだ先ではありますが、今からとても楽しみです!

12月13日(日)は「まちのえんがわ大忘年会」を開催します。何をするかは全く決まっていませんが、これまでに参加いただいた講師を囲んでわいわいできたらな~と思っています。

実はこのほかにもいろいろ計画中なんですが、その中には「デザイナーツタイミカワークショップ」や「彫刻家中村潤ワークショップ」など素晴らしい作家さんたちが控えております!どうぞお楽しみに!!

お餅つきワークショップ2020

いつも静かなえんがわですが、1週間前は過去最高ではないかと思うくらいの人・人・人でした。そう、毎年恒例の「お餅つきワークショップ」です。つきたてのお餅がおいしいことはもちろんですが、お餅をつくときのあの一体感が気分を盛り上げてくれるのでしょう。他のイベントがだんだんと静かになっても、このお餅つきだけは永遠に不滅ですね。とは言っても新しいネタもいろいろ仕込んでいますので、お餅つきだけでなく他のワークショップにも興味を持ってもらえるとうれしいです。改めまして本年もよろしくお願いします。

まずは準備のようすから。手伝いのまっちゃん&どうにしさんがていねいに混ぜているのはふるまい用のぜんざいです。

こちらはあんこむすめ三姉妹。

こちらではもち米を蒸すための薪を準備中。現場監督の娘さんがいつもお父さんのそばで手伝ってくれます。

最初につくのはもちろんシャチョウです。孫が見守る中ふらふらになりながら頑張ってくれました笑

シャチョウの奥さん特製のおでんは外せません。今年もあっという間に売り切れてしまいましたが、出汁を使って即席ラーメンを。これがまたすごくおいしかったです。

開始時刻の30分前からぽつぽつとお客さんが来られ、1時間でこの賑わいとなりました。

急きょテーブルと椅子を設置して加工場食堂がオープン!

なんと45キロのもち米を全部ついちゃいましたとさ笑

おもちまるめ隊のみなさまもお疲れさまでした。

翌日お餅を届けにコトバノイエへ。ストーブで焼くお餅もまた格別ですね。また来年をお楽しみに!