木村家本舗2012 その三
木村家本舗3日目。本日のメインも二つ。
■秋ノ午後ニナニ想ウ -香- 第1部「自分の香りを発見する」より
こちらは、生活に自然の香りを取り入れて心身をリラックスさせる、自分自身の健康や美容のためのエッセンシャルオイル(精油)を調合するワークショップ。参加者は若い女性中心だったので、ギャラリーのおじさまたちが静かに見守る姿が印象的でした。
■秋ノ午後ニナニ想ウ -香- 第2部「1300年前のフジバカマ」より
こちらは、アンフルラージュという、古くからフランスに伝わる植物の香りを抽出する方法で、ポマード(香脂 = 精油の原料)を造るワークショップです。
今回はほとんど絶滅に近いという原種の「藤袴(フジバカマ)」によるアンフルラージュでした。私はこちらのワークショップに参加させていただきました!
アサギマダラという美しい蝶々がいて、その蝶々は何千キロメートルも飛翔することで有名なのですが、そのフジバカマが大好きで、その臭いを嗅ぎ分けて、やってくるそうです。私は見ることができませんでしたが、1匹飛んできたそうです♪ワークショップ開催中も、数匹の蝶々がフジバカマに集まってきたので、ちょっと感動しました。。
■秋ノ午後ニナニ想ウ -香 「:by sense of smell 」より
香りのワークショップにちなんで、cafe百花の河上さんによる立体作品「:by sense of smell 」が展示されました。一刻ごとに変化する香りを利き分けて時を知る 。視覚ではなく嗅覚で時の流れを感じてみるという試みです。 — 11:00~ 水仙 narcissus 11:30~ 薄荷 Japanese mint 12:00~ 茉莉花 jasmine 12:30~ 白檀 sandalwood 13:00~ 藤 wisteria 13:30~ 沈香 aloeswood 14:00~ 蓬 mugwort 14:30~ 金木犀 osmanths 15:00~ 麝香 musk 15:30~ 大茴香 staranise 16:00~ 石榴 pomegranat
e 16:30~ 伽羅 eaglewood —
この説明を聞いたお客さんが「鳥肌たった」とつぶやいていました。
■BAR 橋本工務点 reprise より
2000年度 JCDデザイン大賞受賞 をした伝説のバー「BAR 橋本工務点」のカウンターを、木村家本舗の加工場ギャラリーで再構築。もちろんバーテンダーは建築家橋本健二さんご本人。70 x 5000mm のスタイリッシュなカウンターで、大人な宴会が静かに始まり、静かに終わるのでした。
また会場内では、橋本さんが今年4月のミラノ・サローネで発表された空間作品「骨格の中の骨格(structure in structure)」 も展示されました!この作品のフルスケールでの再現は、日本ではこれが初めてとのこと。
さぁ、次回いよいよ伝説のふぉとぐらふぁーが登場します!お楽しみにっ!!! byアオキ