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木村家本舗2013の三日間

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||||||| 木村家本舗 BOOK in RESIDENCE 2013 ||||||||

10月の週末のオープンホームと古本屋
10月12日(土)・13日(日)・14日(月・祝)の3日間
OPEN : 11:00 - 18:00

下町の長屋をリフォームした木村邸で、オープンハウスと古本屋をやってみようということではじまった「木村家本舗」も、回を重ねて、今年が第4回になります。

去年は"5day 5party and many love"ということで8人のゲストをお呼びして、それはそれでたくさんの人たちにお越しいただいて、すごく楽しい集まりだったんですが、なにがなんでも成長させなければいけないという考え方そのものがすこし窮屈になってきたように思えてきて、今年は原点にもどって、「10月の週末のオープンホームと古本屋」というシンプルなカタチでもういちどやってみようということになりました。

ひと言でいうと、"Laid - Back!"

木村家の心地良い空間と本のある風景の中で、文字どおり"のんびりと"寛いでいただきたいという想いです。できるだけふわっと肩の力を抜いて(でも真剣に)、まずわれわれがあたりまえのいい時間がおくれるような、そして来てくれた人たちがいい時間を過ごせるような場をつくれたらいいなあと思っています。

「集う、繋がる、広がる」、そして「宴会至上主義」。
このメッセージは今年も変わりません。

静かな川面に小石を投げ入れたときのように、少しずつ、ゆっくりでいいから、この移動祝祭日の波紋が、みんなにひろがっていけばいいなと思っています。

みなさまお誘い合わせの上お越しいただければ幸いです。
木村家本舗/まちのえんがわ


||||||| Activity List(催しのいろいろ)|||||||

■Atmosphere 10/12 - 14 / 11:00 - 18:00
・写真展 FACADE VERTICAL - ノモトヒロヒトの写真 / 木村家全域
・絵画展 コトバトエ - 玉村ヘビオの小さな個展 / 木村工務店 3Froom
・写真展 小路百景 - 多田ユウコとワークショッパーたち(仮) / まちの
えんがわ

■ Shop and Amenity 10/12 - 14
・古本屋 BOOKS+コトバノイエ annex / 11:00 - 18:00
・園芸店 terra-cotta - 家谷植景研究所 / 11:00 - 18:00
・雑貨店 えんがわ青木商店 - まちのえんがわ / 11:00 - 18:00
・珈琲店 川田珈琲店 - 川田亮一 / 12:00 - 21:00
・洋酒店 スナック 微笑みがえし - 青木麻純 / 17:00 - 21:00

■ Party at 木村家ガーデン
・10/12 庭的晩餐 by ニワプラス / 夕暮れ - 21:00 (予約制) 21時前よりフリーに移行予定。
・10/13 鶏ピロ by ノモトヒロヒト / 夕暮れ - 21:00
・10/14 ほたる食堂with出座何小酒店 by ほたる+矢部達也建築設計事務所 / 13:00 -
・10/14 クロージング by 小路美魔女団 / 夕暮れ - 21:00

お問い合わせは、
[email protected] / 0120-06-4414
木村工務店 参川まで

 


木村家本舗プロデューサー
 加藤 博久

真剣に遊ぶ。

「なにもしない」がテーマで、表だけを見ると一見何もしてないように見えるけど、じつは「なにもしない」ためには、「いろいろやる」以上にいろいろやらなあかん的な。

お時間あれば、ぜひ Laid Back しにきてください。

laid-back :【l醇@id-b醇@ck / 'led 'b遵`k】[形容詞]
1 のんきな, のんびりした.
2 〈ロック音楽が〉リラックスした, レイドバックの.
3 酔った.

木村家本舗2013 10月12日土曜日オープン1日目

2013年10月12日土曜日の木村家本舗は秋晴れの快晴!
本日の夜は、若手の庭集団である「庭プラス」による「庭的晩餐」という22人による晩餐会が予定されていて、その会場準備のために、朝から、庭プラスのメンバーが、木村家のガーデンを「庭的しつらえ」をするために、タープを設置したりテーブルをクロスや活け花、ローソク台などなど、ゆったりとした作業を進められていました。

なーんとなく、ガーデンの準備が出来たのが午前11時で、木村家本舗2013が静かにオープンしって、暫く訪問者もいない静かな木村家本舗の中で、スタッフメンバー皆で、昼食をしたり、語らい合ったりと、秋晴れの心地良い天気のもとで、静かな時間が流れていきました・・・・

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↑ 今年は、ガーデンの木戸をオープンして、「まちのえんがわ」との動線を良くしました・・・。
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↑ オープン直前のガーデン。
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↑ 写真の奥に「川田珈琲店」がオープンし、スタッフメンバーで、珈琲とパンで寛ぐ。


↓木村家本舗正面玄関を入ったところにあるコトバノイエの古本。
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↑ メインの本棚
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↑ 奥の正面には、ノモトヒロヒトさんによる写真が・・・。

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↑ 座敷はコトバノイエの店主カトウさんの席。
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↑ 座敷のこんなところにも本棚を設置。
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↑ 座敷前の庭には家谷植景研究所のイエタニさんによる素焼きの器

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暫くして、ボチボチと訪問者がお見えになって、
Yチェアーに座ってゆったり本を読んだり・・・・。

 

 

 

 

 

 


2階のリビングには写真家ノモトヒロヒトさんによる写真と
家谷植景研究所のイエタニさんによる観葉植物が。
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↑ 右の板張りの壁に貼ってあるのが写真家ノモトヒロヒトさんによる「Vertical」で、東北の震災の写真を正面から捉えた写真
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↑ 家谷植景研究所のイエタニさんの目利きによる観葉植物。とにかく超破格値。


2階リビングキッチン
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↑ キッチンでは、「庭的晩餐」の食事の準備が、フードワーカーフナキさんによる仕込みの真っ最中で、お客さんもやってきて、コミュニケーションと作業が入り乱れていました。

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↑ 作業中の舟木さん・・・・


「まちのえんがわ」は、青木店長と苦楽園のkicaの伊藤さんとステンドグラス作家の田中さんによる3日間だけのスピンオフ企画の「スナック微笑みがえし」がオープン。
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↑ 準備中の「まちのえんがわ」の青木店長とステンドグラス作家の田中さん
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↑ スナック微笑みがえしの看板が・・・
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↑ 昭和の場末のスナックをイメージしたお二人のコスプレ。


ガーデンでは庭プラスのメンバーの皆さんが、庭的晩餐の準備中。
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「庭的晩餐」
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↑  ガーデンの木戸の前で待つ訪問者の皆さん
↓  庭的晩餐会・・・
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↓ 深夜まで続いたアフター庭的晩餐
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深夜まで庭的議論も白熱し、木村家本舗2013の第一日目が収束していきました。

木村家本舗2013 10月13日日曜日 オープン2日目

超秋晴れ! とっても心地良い気候の木村家本舗でした。

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お昼から沢山の方々にお越し頂いたのですが、心地良い気候のもとで、皆さんの間を揺らいでいるうちに、写真を撮ることをすかり忘れてしまって・・・・。

 

夜は、写真家ノモトヒロヒトさんを核とした「鶏ピロ宴」があって、キッチンではその準備をしながら、コミュニケーションが。

朝11時から夜の11時まで、木村家本舗に滞在していただいたお客さんも数名・・・・。

 

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「スナック微笑みがえし」がおもいのほか盛況で、夕方より終電までお客さんが絶えることがありませんでした。kikaの伊藤さんの年上の魅力に悩殺された大学院生もいて、終電で、目が覚めたら名張だったそうな。

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身長を比べあうアメリカンとジャパニーズ。

 

リビングでは、音楽のリクエストに応えて、ニールヤングのアフターザゴールドラッシュが流れ、静かに聴きながら、青春時代をアメリカという風土で育ったオトコと日本という風土で育ったオトコが、ここ木村家本舗で遭遇し、不思議な縁を結びました。

 

 

とても多くのひとたちがゆったりと過ごしてくれた「鶏ピロ宴」

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東北の震災の建物を真正面から撮影したノモトヒロヒトさんによる「Facad Vertical」がリビングに貼り付けられていて、その存在感に圧倒されるのですが、そのノモトヒロヒトさんが、焼鳥屋のオヤジのコスチュームで登場し焼き鳥を焼いてくれたのです。あっ、いやいや、ほとんどは、木村工務店のコバヤシさんとオオムラさんが600本の焼き鳥を焼いたのでした。

こうして、二日目の木村家本舗は夜の11時過ぎに収束していったのでした・・・・。

木村家本舗2013 10月14日月曜日祝日 オープン3日目

本日も秋晴れ! 10時過ぎより家族連れでお客さんがお見えになって、実は、晴れていたら、この時間帯がもっとも木々が美しく心地良い時間帯で、川田珈琲店がはじまるまで、お待ち頂いたのですが、来年からはガーデンモーニングをしようかなぁとおもうぐらい・・・。

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DSC05318本日のメインは建築家ヤベさんが主催する「ほたる食堂」で下の写真の右下の通称「ほたる」さんが手づくりするお総菜。朝早く京都から木村家本舗にやってきて準備作業です。

それぞれが、お総菜を持って、木村家本舗の好きな場所で昼食です。初めての試みで、夜の宴会もそれはそれで楽しいのですが、「ランチ」や「モーニング」がとっても心地良くて・・・。


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↑  ほたる食堂のお総菜を食べたあと、木々の下での昼からの生ビールは最高!

↓ 「古本」を見るひとも、けっこう多い・・・

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↓ エンディングパーティーは「小路美魔女宴」

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あちらこちらの場所で小さなグルーブごとのコミュニケーションがあって、その、ささやかなエネルギーのゆらぎが、心地良いエネルギーの渦となって、木村家本舗全体を包んで、なんとなく幸せな気分にしてくれるのでした・・・・。


清見原神社の「だんじり」が、わくわくする鐘と太鼓のリズムと共に木村家本舗の前を通り過ぎていきました。
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今年の木村家本舗は「スナック微笑みがえし」に最後までお客さんがいて、後ろ髪をひかれるおもいでしたが、強引にシャッター降ろして、三日間にわたる木村家本舗2013を終了しました。

木村家本舗2013 - the day after

木村家本舗2013にお越しいただいたみなさん、
どうもありがとうございました。
愉しんでいただけたでしょうか?
今年は「なにもしない」というのがひとつのテーマだったので、このFB以外ほとんどプロモーションもせず、ほんとうに来ていただけるか、正直なところちょっと不安もあったんですが、お天気に恵まれたこともあって、予想以上にたくさんの方々にお越しいただき、とても感謝しています。
みなさんの素敵な笑顔こそが、木村家本舗のエンジンでした。
「集う、繋がる、広がる」
新しい出会いの中で、10月の週末のオープンホームと古本屋が、ほんとうにそんな風になっていったらいいなあと、このちょっと脱力感のある祭の後に、あらためて思っているような次第です。
またお会いできたらいいですね。
加藤 拝