FtoFでModernな打ち合わせStyle
久しぶりに青空を見たような気がする日曜日の朝。ここ60日間に、一度しか自転車に乗っておらず、会社研修旅行や海外研修旅行、ワークショップや相談会、雨など、日曜日と重なって、全く運動をしていなかったので、いまいちな体調管理が続いて、それで、平日の夜にスパー銭湯にあるジムに行って、自転車を漕いでみたら、それなりに、とっても爽快! なので、この勢いで、こんなエエ天気の日曜日の朝は、体を動かしたくなって、早朝に目が、パッと覚めるかとおもいきや、なんだか、ぐっすり寝入ってしまった。微妙な疲れが蓄積したままなんだろうな。いや歳なのか。
本日は、住宅相談会があった日曜日。午前中の若いAさんご夫妻は、SUUMOのWebに掲載された、木村工務店の新築事例を見て、土地探しから相談にお見えになった。最近は、不動産屋さんだけが閲覧できるレインズという土地案件のサイトよりも、スーモの不動産ポータルサイトの方が、エエのではないのか….と不動産屋さんの担当者が、笑いながら語るように、スーモのホームページで、様々な条件を設定し、土地情報を検索して、その場所をグーグル上で探し出し、ストリートビューで表示し、大画面のモニターを、フェースtoフェースで一緒に眺めながらコミュニケーションをすると、お客様の望んでいる地域や土地や家やライフスタイルが、少しずつ理解出来て、それに、土地の見方や、その土地でどんな家や、どんな予算がかかるかも、なんとなく、お話し出来るので、次第にお互いの感覚が調整されていくのが面白く、そんなのを1時間30分ほど続けると、お客さん自身で、そういう土地探しの検索ができるようになるので、家で、探してもらいながら、また後日、会社にお越し頂いて、フェースtoフェースでバーチャルな土地探しをする予定。
午後からのBさんは、鉄骨ALC3階建て住宅のリフォーム工事をする予定で、先月のプラン打ち合わせ後の、概算見積を提示する日となっていた。概算といっても、50ページほどある、それなりに詳細な見積書になっているので、その見積内容をもとに、総予算をふまえながら、減額案を検討するために、現況のまま残す部分を考えたり、平面プランの変更を検討したり、仕様を見直したり、外壁や屋根の工事内容を再検討したりと、フェースtoフェースで、予算とプランのバランスを、3Dモデルを液晶大画面で眺めたりしながら検討することが、エエ家造りのためには、とっても大切な作業なんだとおもう。
午後からの若いCさんカップルは、先月の相談会で、今日のAさんと全く同じように、土地探しのレクチャーをし、それから、奥さんが、家で、かなりの時間を費やして、バーチャル上の土地探しを繰り返し、気になる案件を、実際に、現地で、リアルな土地や中古住宅を見たそうで、その結果をふまえて、相談にお越しになった。最初は、大阪の南部方面だったのに、いろいろ検索し、総予算と土地の大きさや周辺環境の雰囲気とのバランスを検討して、気にいった場所が、兵庫県の宝塚近辺になっていたのには、少々驚いたが、確かにその土地を、グーグール上で確認すると、良い土地で、私たちが、エエ土地ですね。っと云うと、Cさんにとっては、比較対象の経験値が少ないために、きょとんとされていたが、その土地を購入し、望むような家を建てるためには、総予算を大きく上げる必要性があって、自分達の身の丈にあったものなのか、そんな予算を費やしても、これからのライフスタイルは大丈夫なのか。そんなのを、フェースtoフェースで、悩みを共有することが、問題解決の糸口になることがあって、こういう過程を経て、この案件を購入するのか、他の案件を検討するのか、家造りの決断力が育まれていくように思う。
夜には、建築家のヤベさんの事務所で、以前、ヤベさんが設計し、木村工務店でリフォーム工事の施工した、Dさんの店舗を、結婚を機に建て替える計画があって、その計画案のプレゼンを兼ねた打ち合わせに、Dさん夫妻と共に、参加した。ちょっと大きい丸いテーブルで、食事をしながらの打ち合わせは、ヤベさん独特のスタイルで、テーブルには、模型も置かれ、食事は、ヤベさんの奥さんも手伝いながら、おもにヤベさんがサーブするわけで、そんなプランの打ち合わせと食事を、フェースtoフェースで、緩やかに時間を共有つつ、お互いの感覚を調整していくスタイルは、とってもユニークで、面白かった。
土地探しのスタイル。プラン検討のスタイル。予算検討のスタイル。バーチャルというか、仮想化された土地やプランや3Dや模型や見積書を、大きな液晶テレビで表示し、フェースtoフェースで、珈琲を飲みながら、時には食事でもしながら、感覚を共有しつつ検討を重ねる、そういうちょっと、F to FでModernな打ち合わせStyleが、エエ家造りに繋がる時代なのかもしれない…。