法隆寺のカラス

緊急事態宣言が解除されて、いままでの日曜日に、よくやっていて、久しぶりにやってみたいコトのひとつ、スーパー銭湯に行ってみた。お風呂。特に、露天風呂はエエとして、サウナに入っても大丈夫なのかどうか。ちょっと不安。流石に席が入れ子に配列されて、肌が触れ合うコトがなかったが、密閉なので、エエのかどうか。この熱気と湿気がウィルスを死滅させるのか?どうなのぉ?、それより何より、ワタシのメンタルが敏感に反応したのが、サウナの中で、友達と一緒に来て、会話をするひと。ずーっと喋っているヒトがいて、いま、この状況下で、サウナで、大きな声で会話せんでもエエやろぉ!っと、心の中で呟いている現象が、いかにもコロナ影響下での、摩訶不思議な心境。

そうそう、先週、久しぶりに自転車に乗ってみて、今週になっても尾を引いている現象が二つあって。ひとつは、法隆寺で見た、お寺の尖塔にいたカラス。カラスの持つスピリチュアルメッセージ。なんていうのをググってみると「日本では古くからカラスは神聖な生物と信じられ、崇められていました。カラスは正しい道に導いてくれる神の使いと考えられていたのです。予兆や予言をもたらす。プラスのエネルギーを持っている。神の化身である。などなど…..」なんてコトに、メンタルが微動するのが、いかにもコロナ影響下のセンシティブでセンチメンタルな気分の反映なんだろうが、ま、でも、会社も家庭もワタシも、エエ、エネルギーに導かれたいのは確か。

もうひとつは、自転車のディレイラーのアルテグラのクランクが折れたので、自転車屋さんに持っていって、ついでに自転車を総点検してもらうと、なんとトップチューブのカーボンに損傷があるといわれ、このまま自転車に乗るのはお勧め出来ない…..といわれた。この自転車で、転倒したことないのに、カーボンという素材は、繊細で丁寧な扱いが必須なのだ。と、少々、荒っぽい扱いだった、ワタシの、モノとの付き合い方を反省しながら、さてどうしようかと途方にくれてしまった。

いつぞや、「モノほしさ」というブログ書いた時に、なんとなく、このカーボンフレームの自転車に違和感を感じて、それなりの予兆を察知していたのかもしれない。なので、あの時の、ほしいモノとしての、クロモリでフロントホークがカーボンの自転車なら、価格もそんなに高くないし、フレームの購入だけなら、まだ出費は少なくてすむので、この際、それに乗り換えてみようと、自転車屋さんに電話し、とりあえず、このフレームのパーツを新しいフレームに移設してもらうように依頼した。

久しぶりの朝風呂と朝サウナが快適だったので、いや、法隆寺のカラスの影響か、気分がポジティブになっていたのだろう。買い換える発言をしてみて、あのカーボンの自転車に乗れない、モノとお別れする寂しさと、新しいモノに出会える嬉しさに、出費に対するメンタルとのせめぎ合いの、数時間を楽しんでいると、また、自転車屋さんから電話があって、それが、前輪のカーボンホィールにブレーキの熱による変形があるのと、後部ホィールのスポーク1本が折れているのを発見したので、これ、このまま使うのは、問題ありで、スポークは直せても、変形はどうにも直せないし、このまま乗るといつか事故に繋がりますよ。という進言があった。ホィールも買い換える必要があるのかぁ….という、ショックで、暫く考えてみますと、元気ない返事をした。

それが、フルクラムのレーシングゼロナイトというちょと有名なホィールがあって、次の自転車用に狙っていた。このコロナ自粛の間に、ウィグルで、超破格値になっていた。同級生とLINEでその話をしていると、その同級生がこのチャンスに買った!という。1週間後、1万円値上がりし、元の値段に戻っていた。チャンスを逃したワタシ。で、いま、そのサイトを見ると、売り切れになっていた。土地でも家でも、微妙な迷いと躊躇によって、未来のための、チャンスを逃すって、あるあるだなぁ。

法隆寺のカラスの予言なのかどうか。このまま、あの自転車に乗り続けて、大きな事故にならなくて良かった。正しい道に導いてくれた。と感謝申し上げるべきなのだろう。

さまざま印象を食す。

大阪は、緊急事態宣言区域から解除があって、初めての日曜日。早朝から自転車に乗ってみることにした。奥方はスーパー銭湯に行くという。走り出してみると、空気が新鮮だ。いや、「印象が食物」である。という話を読んだコトがあるが、まさしく、五感で感じる印象を食べまくっているような気分。

天候も良かったので、結果100kmほど走ったが、体ガクガク、何度か筋肉がつった。今まではこの距離ぐらいならって感じだったが、筋肉が自転車を走る筋肉になっていないことに気付く、そういや、Netflixのマイケルジョーダンのドキュメンタリーを視聴したが、一時、バスケからプロ野球選手になって、またバスケに戻るときに、野球の筋肉になっていたのをバスケの筋肉に戻すために、猛烈なトレーニングをしたという。全くレベル違うのに、走りながらその映像が浮かんだ。筋肉というヤツは、その時の自分のライフスタイルに適した筋肉になってしまうのだな…..。

十三峠から平群抜けて法隆寺に行く。なんとなく法隆寺を見たかったのだ。ブラタモリの影響があるのだろう。まだ余裕があったので、ぐるぐる自転車で回りながら、さまざまな土塀を見る。木造建築としての魅力以上に土壁が気になる。歴史を積み重ねる土壁の経年変化の魅力は、こういう寺院の方がより相応しのだろう。あらためていろんなバリエーションの土壁に気付く。裏に回ると、新しい木造建築の大宝蔵院の、朝日を浴びて輝く金色のてっぺんにカラスが一羽。なぜか印象的。これが八咫烏(やたがらす)やったら、エエなぁ。

   

安堵町の集落のなかを抜けて飛鳥川沿いから今井町を経て明日香へ。法隆寺から明日香に向かう道筋と集落と田畑とそれを取り囲む山々の光景が、とっても奈良を感じる。というか大和を感じる。かつての大和の集落は豊かだな。瓦屋根と漆喰。白い蔵がにょきっとあって。堀もあったりし。特に今井から明日香に向かう雰囲気は、毎回、独特のテンションになる。今井町で珈琲飲んで休憩。長い年月かけて、ゆっくりと、ちょっとづつ集落が改修されていく持続性がエエのだろう。それにしても随所で写真を撮ろうとおもうが、なんか、うまく自転車を停止できない。きっとiPhoneに頼っているからだな。こんな感じで自転車に乗る時は、一眼レフカメラを持ち歩いた方が良いような気がする。なんとなく。しらんけど。

 

  

明日香で「石」と「棚田」と「古墳」をみる。明日香で気になるいつもの同じパターン。御所を経由し、たまたま空いてたお店でカレーを食べた。万年筆の製造工場をカフェバーに改装したそうだ。なんとなくマスターに、うちの生野区小路の近くにあって、リフォーム工事にも携わっていた、手造り万年筆のカトウ製作所カンパニーの話をしたら、いまや貴重だから大切に置いてくださいねって。そういえば、応接室にあって、契約の時に使ってもらっていたのに、最近見当たらない…..。

御所から竹ノ内峠を越え竹之内街道を下り家に辿り着こうとした、1.5km手前で、アルテグラのクランクが折れた。こんなコトある? 手で押したり片足で漕いだりしながら、無事辿り着いた。どうやら一体成形でなく接着らしい。おそらく、自転車漕ぎ終わって、飛び散る汗を丁寧に拭き取らないのが、原因かもしれない。予兆はあって、昨年あたりから、時どき異音はして、特にこのライド後半はヘンな音が右のクランクから鳴っていた。建築でも一緒だな。微妙な変化は、何かの予兆なのだ。でもなんとなく、そのままにするコトが多い。

想定以上に疲労困憊で、ウチの生活に慣れきった心身だったが、やっぱりソトはソトでエエですね。さまざまな印象と遭遇し、その印象で満腹になった、緊急事態宣言解除の日曜日。なのだ。

日常感覚

徐々に「日常」が戻ってきているような感じ。フツウな感覚が戻ってきた。外出時、ついついマスクを忘れてしまいそうになって、玄関出て、気付いて、戻って、マスクして、外出する。そんな所作を2、3度繰り返した。夕食時、それはそれで、家に居て、良いゴールデンウィークだったね。って奥方が、ぼそっと呟いた。

家庭では、掃除とか、片付けとか、当たり前のようなことが、当たり前に出来ない、これまでの日常だったりしていたが、外出が制限され、家で過ごす時間が増え、ソトからウチへの時間的比重が高まるにつれて、心の比重もソトからウチにシフトし、家への思いやりみたいなものが増してきたのだろう、掃除とか、片付けとか、ちょっとした食事を一緒に手伝うとか、そんな、なんでもないことを、それぞれがそれぞれなりに模索したのだろう。案外、そういう、なんでもないことを、楽しんで出来るときが、ささやかな幸せを再認識する良い機会なのかもしれない。ささやかに、いまとここを、楽しむ感覚。というのだろうか。普段、幼稚園や習い事に追われるマゴたちも、朝、自ら、やらしてぇ!っと訴えて、草木に水をやっていた。こんなことが、こころのどこかに、想い出として残ってくれれば嬉しい。

現場では、このコロナ自粛期間中に木造2階建て住宅の上棟をしたが、上棟式が出来ないままだった。それで、この土曜日、もう既に、外壁下地のモイスもサッシュも取り付けた状況だったが、上棟式を執り行った。御幣を室内に設置し、お施主さんと設計担当者と現場監督と大工さんとで、二礼二拍手一礼で御幣に感謝を申し上げ、建物室内の4角に洗い米とお塩と御神酒を撒いて、御神酒で乾杯をした。流石に、上棟の祝宴はできなかったが、それでも、地鎮祭と上棟式という儀式は、人と建築と環境に感謝する機会として、日本という歴史と伝統をあらためて意識し、いったい、何が、こんな儀式を継続させているのか、あらためて考える機会として、好きだなぁ…..。

社内では、まだ、ONLINE打ち合わせと、Real打ち合わせとが、混在する状況だが、Realな設計打ち合わせが徐々に戻ってきそうな気配が嬉しい。「マスクと手洗いとソーシャルディスタンスと換気」が「新しい生活様式」として定着するのか、このまま、ついつい忘れてしまうのか、微妙な状況下だが、建築においては、「新しい設計打ち合わせ様式」を模索する時代であることは確か。

木村工務店でも、さまざまなスタイルを模索しながら、設計と施工の打ち合わせをすすめていきたいとおもう。

「新しい生活様式」

ステイホーム休暇、後半の4日5日6日と、いま思い返すと、あっという間に過ぎ去った感じがする。7日の出勤日、社員それぞれに休暇中の様子を聞いたが、今までとは違う、それなりに良い休暇だったようだ。なかには、もっと休みが欲しかったというひともいて、確かに、ときには、家でゆったり過ごす長期休暇が必要なのかもしれない。十年に一度ぐらい「外出制限がある長期休暇」も良さそうだ。ワタシを見つめ直して、ワタシの「気づき」のなさに気付く良い機会になるのかもしれない。

      

フェィスブック上の、7DAYS BOOK COVER CHALLANGEという遊びと関わったお陰で、久しぶりに本を読む機会を得た。午前中はデッキで珈琲飲みながら本を読む時間を持つことになったが、今まで読んだ本をもう一度ちらちらと読み返してみると、すっかり忘れてしまっているワタシに驚くばかりだった。平行して新しい本も読んだが、ipadのKindleで読むコトにした。本屋さんにいけないので、丁度良い機会だった。昨年末にiPadproを手に入れてから、とっても本が読みやすくなって、なによりも4種類の色でLINEマーカーを引けるのが嬉しい。ただ本棚に並べられないのが、ちょっと寂しい。本棚の本の装丁(book cover)が、時々ワタシの視覚を刺激して、内容の幾ばくかを、脳内のどこかに定着させ、それをなんとなく想起させてくれる、そんな役目があるとおもうのだ….。

 

家でどんな食事をするのかが、メインイベントのひとつになるのが、今回のステイホーム休暇だったとおもう。うちの社員のトミマスくんは、家族のために全食、自分が作ったそうだ。それは凄い。ワタシは、食事を作るのが、まったく得意でないが、なので、いろいろ、楽しく食べるための道具を買って、皆に提供することにした。そういえば、小学生の頃、カブスカウトやボーイスカウトに入隊していた時のことを思い返して、トランギアーのメスティンを買って、エスビットで加熱し、自分のお昼ご飯だけは自分でつくることにしたら、意外に、マゴ達が気にいててくれて、一緒にそのご飯を分け合って食べたのが、良き想い出。

  

ナポリピザの日本人チャンピオンのひとが、ピザ生地の作り方から教えているYouTube動画をみて、いつか生地から作ろうと、カプート社のピザ生地粉を、昨年に買っていた。こんな高かぁ~い粉買ってどうすんのぉ!と、奥方から大顰蹙(ひんしゅく)をくらったうえに、もはや賞味期限は過ぎていたが、5日、YouTubeを見ながら生地から練ってピザを作ってみた。長男夫婦やマゴ達がそれぞれトッピングして、食べてみると、上手い。料理下手のワタシにしては上出来で、想い出の食事になったが、よくよく考えてみれば、ワークショップで、近くの「あそび菜」のイワオさんと、ピザワークショップを何回か開催した経験のお陰だな。

庭に、長男夫婦が所有するテントサウナを建てて、家の水風呂に飛び込で、庭のデッキで寛ぐ。なんていうスタイルを二日間やってみた。けっこう楽しい。政府が推奨する「新しい生活様式」には組み込まれないよね。

そうそう、住宅相談会がある日曜日だった。ここ2ヶ月ほど、外出制限の影響で、新しいお客さんの、相談会への躊躇が目立ち、自粛的傾向が強い。4月はゼロ。たしかに、初めてのひとどうしが、部屋の中で、顔と顔をつきあわせて一緒に相談できる世の中のムードではなかった。連休が終わり、なんとなく、終息ムード感が漂ってきて、政府から「新しい生活様式」とやらも発表され、マスクと手洗いとソーシャルディスタンスと換気を守れば、顔をあわせた相談会も可能になってきたので、ONLINEでも可能だったが、近くに住むひと組のご夫妻が、お越しになって相談会を実施した。「生」で顔をあわせると、お互いの微妙な空気感を共有できて、やっぱり、久しぶりの、「生」フェースtoフェースはエエですね。

7Days BOOK COVER CHALLANGE

4月29日から5月6日までの、ステイホーム休暇が始まってみると、それなりに嬉しい気分と共に、こんなコトで、これから先、現場は大丈夫なのだろうか、会社は、経済は大丈夫なのだろうか….という不安が時折押し寄せてくるが、29日、30日、1日、2日と、とっても良い春の天気で、庭の木々が、まさに新緑だったので、なんとなく、のんびりした時間が過ぎていった。

「家で過ごす時間が最良だという家造り」を心がけているものの、いざ、外出することに制限がかかると、ほんとにエエ時間を過ごせる家なのかどうか、あらためて考えてみる機会になった。うちの家は、昨年2019年の春に、リフォーム工事が完成したものの、ステイホームを想定した家でないので、それなりの改善点を、いろいろ模索する休暇として、家で過ごしてみようとおもう。

祖父の代からの敷地を引き継いでいるので、生野区という密集市街地のなかにも関わらず、少し広い目の庭がある。家族が増えるに従って、祖父が、小さくても「広場」が必要だと主張して、長屋を2棟分ほど解体し、最小限の木々の庭とスペースを作った。ここに木を植えたらアカン、遊べる場所として残しとけ。と云っていた。そのお陰で、このコロナストレスを解放するために、時としてマゴ達が遊ぶ。ワタシもこのスペースのお陰で、気分が解放されるのだと、今回、あらためておもったが、その庭を維持するために、ほぼ毎日掃除が必要で、それが面倒くさいコトでもあり、それなりの負担でもあって、「家と庭と人」との良き関係性を築いていくためには、なんらかの負担や努力のようなものがそれなりに必要なのだと、あらためておもう。

こんなに長時間、家で過ごす必要性に迫られると、少しでも庭があるにこしたことないが、せめてベランダのようなソト空間がないと、なんとなく息苦しくなって、どうしても外出したくなる。この5日間、朝、昼、夜と、かなりの時間、デッキで過ごした。珈琲飲んだり、本読んだり、SNSで繋がったり、食事をしたり。このコロナステイホームウィークは、家造りとしての「ウチとソトとヒト」の良き関係性を考えるきっかけでもありそうだ。

長時間、家で一緒に過ごすと、ひとりになれる居場所と、一緒に集まれる居場所の、その両方がバランスよく必要だと、あらためておもう。狭いスペースを工夫した空間の方が、茶室的な心の広がりがうまれそうなので、一畳ほどのパーソナルスペースで充分だけど、それぞれがひとりになれるスペースが、より良い関係性を築くのに必要なのだろう。うちも、食事以外は、夫婦それぞれ、お互いの居場所を移動しながら、ひとりの時間を過ごしている。

そうそう、フェースブック上で、7Days BOOK COVER CHALLANGE なるものが、コトバノイエのカトウさんから回って来た。どうやってこの8日間を過ごそうかとおもっていたので、毎晩これを遊んでみることにした。

 

 

 

それはそうと、こんな感じで毎日の食事を工夫しながら過ごしている。

 
  
  
    

 

ワタシの5日間はこんな感じだったが、このとっても特別なゴールデンウィーク、皆さん、どんな工夫しながらお過ごしですか…。

 

ステイホームウィーク

それでも、庭のハナミズキが咲いて、小鳥たちも庭にやってくる季節になり、春の陽気なのだが、自然界が淡々と春を謳歌する姿とは裏腹に、人間界は、新型コロナウィルスの件で、妙な心の緊張感が漂う春で、状況を理解出来ないマゴ達が、無邪気に遊ぶ姿が、心の緊張と緩和でもある。木村工務店の今年のGWは、暦通りの予定だったが、緊急事態宣言を考慮して、4月29日から5月6日まで、「ゴールデンウィーク休暇」を「ステイホームウィーク休暇」として休業することにした。

今週も在宅勤務を極力推奨していたが、現場があるので、社員はなんだかんだ会社に出勤していた。仕事をするにおいては、家より会社の環境の方が良いのだろうと、エエように考えてみるものの、外出自粛のこの時期、工務店としての対応に苦慮する日々。今週はONLINE打ち合わせが4つほどあり、スタッフが、現場チェックをONLINEでやってくれたり、お引き渡しの時に、ONLINEでお施主さんと挨拶したりで、それはそれで「ONLINE」の可能性が広がった感じ。

土曜日は、休業として職人さんの仕事は休んだが、それでもやはり、現場打ち合わせとONLINE設計打ち合わせがあって、リフォームの相談にお越しになった突然の来客もあり、「まちのえんがわ」のアオキさん以外、スタッフが不在の状況なので、ワタシが対応したが、こういう特別な状況下でも、というか、こんな時期だからこそ、「家」や「ライフスタイル」と真摯に向き合って考え直す人が多いのかもしれないとおもった。土曜日中、ONLINE「まちのえんがわ」をオープンしていると、建築家の秋山さんや文ちゃんが遊びに来てくれて、少しの時間、とりとめもない話で過ごした。繋がるだけで、気分がとってもエエ時がある。

 

そうそう、フェースブック上で、しまなみ海道の生口島にある輪空Linkという自転車乗りが集まる宿を経由して、自転車友達の米子の清水ドクターから「プッシュアップリレー」とやらが回って来た。なんでも腕立て伏せして、新型コロナウィルスに対応している医療従事者の方々への感謝をこめて繋いでいくらしい。とりあえず「ノリ」で参加し、さまざまな分野の友人にバトンを渡したが、奥方にビデオ撮影してもらうのに、Take3でようやくこんな映像になって、合計25回も腕立て伏せをし、久しぶりの運動だったなぁ…..。普段、フェースブックに書き込むことが少ないので、この反響に対応するのに、バタバタした土曜日と日曜日だった。

「ステイホームウィーク」をどう過ごすのか。奥方は、毎日、食べ物のコトばかり考えてるわ!という。「食欲と献立とスーパー」で、ステイホームウィークに備えようとしている。ワタシは、先週、ホットサンドメーカーを買ったが、今週は、バーベキュー用の厚い鉄板を買い、珈琲道具も買った。「物欲とモノとAmazon」でステイホームウィークに備えるイメージだ。そうそう、この新型コロナウィルスは、「ヒト→モノ→ヒト」へと感染が拡大していくらしい。「ヒト」と「モノ」の関係性も見つめ直す時だな。

床屋に行くのに勇気がいる「いま」

もはや、どうやって、新型コロナ長期戦を乗り越えていくのか、精神的にも肉体的にも経営的にも、考慮と実行を迫られる日々。社員の出勤とテレワークのせめぎ合い、職人さんの仕事と感染のせめぎ合い、お客さんとの打ち合わせをRealでするのかONLINEでするのかのせめぎ合い。フツウの経済活動のあの日々が懐かしく感じる昨今。

奈良古道の太子道に面する旧家のリフォーム工事の現調に同行する。うちの長男が中学生の時にお世話になった方なので、その感謝もあって、お伺いした。長屋門をくぐる前に、アルコール消毒して、マスクして、大きなお屋敷なので、うちのスタッフ4人が、二人ペアーの二組に分かれて、ソーシャルディスタンスを保ちながら現調するその姿が、特殊な状況下の異様な光景でもあるが、でも、なんか、神社の特別な儀式みたいで、これはこれで、清潔感があって、建物と室内に敬意を表してるかのようにもおもえて、こういうマスクと手洗いスタイルの現調も厳かで良い。

土曜日は現場全面休業の予定だったが、いくつかの現場は引き渡し直前であったり、新築現場の職人さんの都合があったり、少々稼働していた。社内でも3週間ほど前から打ち合わせ予定のお客さんが、ONLINEではなく、こちらまでお越しになるというので、午前中だけ打ち合わせがあった。会社に来てもらうのに、とっても気を使う。さて来週の土曜日は完全休業できるのだろうか。

夕方、床屋に行く決心をする。大げさだけど、床屋に行くのに勇気がいる「いま」。いつも通っている近所の予約制の床屋に行くと、まずアルコールで手洗い。シートに座って、ワタシはマスクをつけたまま散髪するのかとおもいきや、マスクは取りますねって。シャンプーで頭洗って、散髪して、顔そりがなんとなく心配な感じだが、いや、もちろん、床屋さんは、マスクをしっかりしているが、顔に石けんをいっぱいつけて、これって、顔全体のアルコール消毒みたいなものやね。カミソリで鬚剃って、意外と、床屋って清潔なのかも。いつものようにマスターが喋りかけてくるのだけれど、今日だけは会話をしたくない気分になるのが、いとおかし。帰りにアルコールで手洗いして、お互いにとっても気を使い合う散髪だった。

毎月19日は「生野の日」で「空き家カフェ」を継続開催していたが、密室空間に20名ほど集まり会話をするイベントなので3月19日は中止にした。今日の4月19日日曜日は当然の事としてイベントは中止なのだが、zoomミーティングが流行っているので、「空き家カフェzoomミーティング」を開催するコトにした。9名ほどのこぢんまりしたミーティングとして2時間ほど、あーだこーだと今後のことを話し合った。いままでの参加者と生野区空き家プロジェクト運営委員会を作って、新たに「空き家バンク」を運営し、毎月19日の「空き家カフェ」で、その空き家バンクの大家さんと、生野区に住みたい人のRealな出合いの場を演出していこうと、ONLINE上で確認しあった。「いま」を共有し、「ここ」はそれぞれ別々の場所でも、ONLINEで、それなりの打ち合わせはできるが、「いまとここ」を共有できる、ありがたさが、大いにあるわけで、そんな「いまとここ」を皆で一緒に共有出来る感覚を再び味わいたいものだなぁ…..なんて感じるZOOMミーティングだった。

主婦達が毎日の食事を考えるのに苦慮しているらしい。特にお昼がタイヘンなのだとか。噂によると、飲食店に納材していた高級黒毛和牛とかウニとかイクラが余っているらしい。それなら、一般市場に、卸売り価格で出回って、普段家で食べられない、白いご飯にたっぷりとかけた赤いウニ丼やイクラ丼を皆で食べたいものだな。黒毛和牛のステーキを食べて喜ぶ子供達の姿を想像してみた。あれぇ、これって牛肉券のコト? イエ食の日々が続くと、それぞれの10万円はあっという間に食費に消えるのだろう….。それにしても、あのアベノマスクもアベノYouTubeもある意味印象深い出来事。

 

うちの奥方も食事のメニューに行き詰まっている。土曜日の夜は、家族集まって庭でバーベキューをした。タコパーとかアヒージョとか餃子とか、いろいろやってみた。アウトドアーで使う、ホットサンドメーカーをAmazonで買って、日曜日のブランチにした。そうそう、日曜日の朝に月に3度ほど通っていた朝風呂朝サウナに行くのにも躊躇していたが、流石にスーパー銭湯も休業になっていた。朝に、ソロライドをする予定もあったが、躊躇した。躊躇する日々なのだ…..。

緊急事態宣言下のカイシャとイエ

雨がしとしと降る「緊急事態宣言」が発令された日曜日。今年の桜は、晴天の満開の桜より、雨が降り、散っていく姿が、とっても心に染みる。

人と出会う縁側である「まちのえんがわ」は、人との距離感を保ち、会話を極力避けるのが、社会的に求められているコトなので、4月7日から5月6日まで臨時休業することにした。4月全てのワークショップも中止にした。それでも土曜日だけはONLINE「まちのえんがわ」を10時から17時までオープンすることにしている。木村工務店では、土曜日の現場は一斉に休むことにして、平日はできるだけ在宅勤務にし、お施主さんとの打ち合わせも可能な限りONLINEで打ち合わせするコトにした。設計の打ち合わせは、ONLINEでも案外エエ感じで出来るので、興味のある方は、遠慮無くお申し付けください。

さて、今日の日曜日は、もう流石に朝からワイドショーを見る気が失せていた。雨も幸いし、テレビを付けずに、静かに過ごす。暫く前から大学が休校になりオンライン授業になっている次男が家に戻っている。一人住まいで食事のためにソトに出るのも気がひけるらしい。ウーバーイーツばかり食べて、バイトも出来ず、金欠に陥って、家に戻ってきた。食事が出てくるのがなによりも嬉しいと。奥方がなんだか張り切っている。ワタシひとりの時より確実に食事の質と量があがって、ついつい食べ過ぎてしまい、株価とは逆に体重は上り調子…..。

この日曜の朝は、家の中で、それぞれが、それぞれのスペースをみつけて、過ごしていた。一緒に集まるのは、食事をする時だけ、たまに居間でテレビを一緒に見るが、適当な時間だけ一緒に見て、一緒に笑って、適当な時間を見計らって、それぞれのスペースに移る。ネット社会になって、居間の過ごし方も大きく変化してきた。イエの中のあちらこちらの居場所に移動しながら、Ipadproで、設計プラン考えてみたり、新聞読んだり、YouTubeを見たり、Kindleで本読んだり、AmazonやWiggleで買い物したり、Bluetoothヘッドホンで音楽聴いたり。そうそう、これだけイエで過ごす時間が長くなると、皆が集まって、一緒に食事をする時間、食卓のテーブルを囲んで、あれやこれやと会話する時間が一番楽しいが、あれぇ、ひょっとして、いまや家の中でもマスクが必要なのかね。

こんなにイエに居る機会なんてめったにない。イエの居心地を考えるにはまたとないチャンスかもしれない。在宅勤務ができる1畳ほどのマイスペースがあると、茶室なんかも含めて極小の空間が、心の広がりをうみだすので、いまこそ必要な居場所かもしれない。

温熱環境的にも居心地の良さが求められている時代なので、断熱気密の性能値に加えて、換気なんていうのも、クローズアップされてきたようにおもう。ゆるやかな気流の24時間換気も居心地の良い温熱環境には必須だが、いま求められている「密閉空間」を避けるためには、機械換気だけでは不十分で、窓を開けて、室内の空気を入れ換えることが必要だと、日本建築学会などが緊急発表していた。ちょっと矛盾した表現だけど、風通しの良い家を造るためには気密の施工は大切だ。

三密を避けるためにも、居心地の良い家の設えとしても、半屋外の空間、縁側的な空間が必要なのかもしれない。そんな居場所で、寛いだり、食事をしたり、パソコンしたり、そういうウチとソトの繋がりがある建築的な設えも、心の広がりをうみだすのだとおもう。

5月6日のゴールデンウイーク明けまで長期戦だな。それぞれが家での過ごし方を楽しみ、模索しながら、それぞれの個性に応じた、長く過ごせる居心地の良い家を一緒に考えていきたいものだなぁ…..。

オンラインで共有するコト

コロナ戦の緊張感がどんどん増してきた今週。

打ち合わせのために、施主と建築家が、木村工務店に集合することになっていた水曜日の夜だったが、それぞれが地下鉄で移動し、わざわざ弊社まで来てもらうのに、とっても気を使う昨今。それで、木村工務店の見積担当のトミマスと現場担当のシノダとワタシが応接室に集合し、建築家のヤベさんとお施主さんとの3者でオンライン打ち合わせをやってみると、おもった以上にうまくいって、画面を共有するコトもそれなりに快適で、これからは、オンラインでの時間を共有する打ち合で、そこそこやっていけそうな気がした。

土曜日の木村工務店は、大阪府の週末の不要不急の外出自粛要請に従って、在宅勤務としたが、現場や会社での打ち合わせがあった社員数名が出勤する状況だった。かなり昔からサイボウズというシステムを使っているので、スケジュールや現場報告など、オンラインで共有できる仕組みがそれなりにあるので、それを活用した在宅勤務としたが、電話やメールやLINEのやりとりだけでなく、社員皆が顔を合わせて時間を共有するコトも必要な気がして、それで、水曜日のオンライン打ち合わせの経験を活かして、前日にタカノリが whereby で、オンラインミーティングのシステムを構築してくれたので、午前10時と午後3時にオンラインにアクセスするように在宅勤務の社員に呼びかけてみたが、ほんの数名だけしかオンラインに集合しなかった(笑)

午後3時には、女子社員の何人かと、窓を全開にして、うちの家の8分咲きの桜を見ながら、ほんの短いティータイムで過ごした。場所と時間を一緒に共有出来るコトが、とっても有り難く楽しいコトだったのだと、真面目に考えてしまう時代になってきた。そうそう午前中のお施主さんとの打ち合わせでは、木村工務店の事務所に集まった3名と、在宅勤務中の設計担当ハヤカワの自宅をオンラインで繋いで打ち合わせをしてみたが、それなりの情報共有ができたような気がして、これからしばらくは、お施主さんと、オンラインでの設計打ち合わせになっていくような気がする。

日曜日の「まちのえんがわ」は臨時休業としたが、この機会に、オンライン「まちのえんがわ」をオープンすることにした。知り合いの三人ほどが、遊びに来てくれて、なんとなく、どんな感じにすれば良いのか実験中で、ま、それなりの可能性と楽しさがあるとおもうので、 https://whereby.com/matinoengawa として土曜と日曜日の11時から18時までオープンしています。ワタシもその日は、オンライン「まちのえんがわ」周辺をブラブラしているので、よろしければ、ふらりと「オンライン縁側」に遊びに来て下さい。

 

それにしても、徐々に徐々に自分がコロナウイルスに感染している気分に陥るわけで、それゆえに、他のひとに移さないよう配慮するのがソーシャルディスタンスなんだろう。忘れかけていた忍耐なんていうコトバがますます現実味をおびてきたコロナな今週で、コロナウイルスの終息を祈りたい。

長期戦とWEB相談会

ますます不安感が増すコロナウイルスの状況。28日土曜日の木村工務店は、工事中のお客さんや、設計中のお客さんの打ち合わせがあり、大阪府や東京都が要請する不要不急の外出を控える状況に応える事が出来ず、これを必要な打ち合わせと解釈すれば良いのかどうかと、そんなのに皆が気遣う現況で、それぞれが必要な現場や会社での仕事が終われば、在宅勤務に切り替えてください!と社内アナウンスする土曜日だった。

今日の日曜日は、「まちのえんがわ」も臨時休業し、朝からイエでテレビを見るだけの休日で、今までほとんど日曜日の朝のテレビを見るコトがなかったが、流石に今日はじっくり視聴した。東京の街の様子や世界の都市の姿を見ると、自由に街を歩けるコトが、世界を自由に行き来出来るコトが、自由な経済活動を出来るコトが、それだけでとっても幸せなコトなのだとあらためて感じさせられる日曜日の朝だった。

隣に住むマゴたちはエネルギーを持てあまして早朝から枕元にやってきたりし、長男世帯が住む隣の家で動き回る歓声とざわめきが伝わってきたが、今日からテレビ番組が始まるキラメイジャーというスーパー戦隊シリーズが始まると急に静かになったので、どんな番組かとちょとだけ視聴してみたら、仮面ライダシリーズやゴレンジャーシリーズの延長線なのだろうが、最近のロボのデザインがどんどんきらびやかになって、こんなデザインでエエのだろうかねぇ…最近のトヨタ車もこんな感じのデザインだしな…これからの子供達が喜ぶデザインって、こんな感じなのだろうかね…..と。それにしても子供向けテレビも、ひょっとすれば、コロナウイルス後の世界観は、今までと違う世界観になって、番組もデザインも大きく変化するのかもね。

さてさて「まちのえんがわ」と「木村工務店」の4月に予定しているさまざまなイベントは中止か延期せざるおえない状況で、新人の歓迎も兼ねる、木村家の庭での恒例のお花見は、中止にするのが、もはや当たり前の世論だと、社員の誰もが同意する状況になっている今週末だった。4月の協力業者と100回ほど続くゴルフコンペも、協力業者の集まりの精親会役員自ら私に電話があって、臨時役員会を開いて、楽しく遊んで懇親する世の中の雰囲気でないことを確認しあって中止を決定し、5月31日6月1日に予定していた、社員と精親会の研修旅行も大型バスで移動するコトもあって、これから事態が好転する可能性があったとしても、いま現在の参加者への気遣いも考慮すると、今から中止の決定をせざる終えないのが、その場のメンタリティーだった。8畳ほどの応接室に8人ほどが密閉密集密接する打ち合わせなので、アルコール消毒をしマスクをし換気扇と扉を開け放して話し合いをするのが、コロナ状況下の打ち合わせスタイルで、長期的にこんな状況が続きそうなムードになってきた。

そうそう、毎月の第一日曜日は住宅相談会を実施していて、4月4日日曜日も住宅相談会を開催予定で、打ち合わせ環境には、換気とともに、アルコール消毒もし、それなりの準備態勢で臨む予定でしたが、来社頂くのに、さまざまな不安がある状況なので、木村工務店事務所とそれぞれのお客様のお宅のパソコンとをインターネットで繋ぐ「WEB相談会」を準備しています。それぞれの居場所で「時間を共有」する住宅相談会を試みようかとおもいますので、ご希望の方がいらっしゃれば、是非。

イエで静かに過ごすのも大好きだが、テレビが伝える情報を見聞きすると、肉体的不安感とともに経済的不安感で心穏やかにあらずの日曜日の昼下がりだった。コロナウイルスとの長期戦を受け入れるのに葛藤している状況だよね。

1 2 3 4 16