夏の熱帯夜の電飾

パリ、オリンピックが始まって、心配で見てられない。なんて気分になるのが、オリンピックメンタリティーなんだろう。バレーのドイツ戦は第三セットのデュースになって、接戦の末に負けたところまでみたが、もぉ見るのをやめた。バスケットのドイツ戦も第三セットの途中まで見て、今日はシュート決まらん日やなっとおもって、心配で見るのをやめた。サッカーはマリに勝ったのを知って、再放送を、ビール飲みながら、家プールの監視員しながら、楽しんだ。柔道の男子が「おちた」シーンは、あ然としてみた。女子の巴投げって、あんなに決まるものかと驚いたが、国旗を見て涙するシーンにグッときた。柔道女子の、UTAコールのなかで、大声で泣き叫ぶシーンに「人生」という喜びと悲しみのドラマをプロデュースする神の悪戯を感じた。そのあと一二三の気合いの背負い投げにほっとした。

お洒落にライトアップされたエッフェル塔を背景にした開会式のシーンを録画でみたが、今日の夕方に、BSでエッフェル塔の歴史の放映があって、万博のための建設当時は、伝統的な石造りでない、鉄骨造で、パリの恥だと叩かれていたという。何度も解体される可能性を乗り越え、100年経過し、パリの象徴になっているのが凄いことだな。北斎の富嶽三十六景の富士山のように、エッフェル塔がパリのまちを見守っているというBSのテレビシーンがあって、日本人にとっての富士山のような存在を、建築として新たに創造されたのが、また凄いコトだな。これをきっかけにして、競技場を使わない、オリンピック開会式になっていくのだろうか…..

magosの親たちが、東京に所用で出掛け、1泊2日のお預かりになった土日でもあった。滅多にないことなので、花火&ナイトプールを催すことにした。折角なので、Amazonで、わざわざ電飾を買って、気分を盛り上げることにしのは、小さい頃、祖父母に連れられて旅館に泊まった時、夜のプールにワクワクした想い出があるし、中学生の頃、当時の天王寺にあった、水中エアーステーションがある、あべのプールに、夜に連れてもらったことがあって、その時のワクワク感が残っているからだとおもう。それに、熱帯夜が続くここ数日、夜のプールには丁度エエ気温だし、あと、両親がいない寂しい夜を、疲れさせて、ぐっすり眠れる夜にする「作戦」でもあった。

パリオリンピックのエッフェル塔の電飾とは、雲泥の差だが、夏の熱帯夜の電飾は、案外、気分が盛りあがるのだ。