五月雨の「まちのえんがわ」

梅雨がやってきたかも…と感じさせられた週。

朝から激しい雨が降って、朝は、会社に対峙して建つ自邸の庭の掃除をするのが、ルーティンのようなものだが、流石に、この雨ではどうしようもなく、社屋の町角に面する路面店としての「まちのえんがわ」に避難して、しっとりとした気分で、激しく降る雨を眺める。時としてタープの下で過ごす雨のキャンプがエエ時があって、土の上に叩きつけられる雨の跳ね返り。タープの上に降る雨音。タープの縁から落ちる雨雫。雨の香り。そんなのを五感で感じながら、珈琲を飲んだり、本を読んだり、そんな何でも無い時間が記憶に残ったりする。

「まちのえんがわ」に座って、切り取られた、雨のまちを眺める。こんなに激しく雨が降るのに、ママチャリで行き交う人が、そこそこいる。ワタシ、ロードバイクが好きで、愛用しているが、雨の日のロードバイクは辛い。もちろん雨でも乗るぞぉ感の決心が強いときは、レインウエアで走るのが気持ち良い時もあるし、泥よけカバーのないタイヤから跳びはねる雨が、カッコ良く感じるときもある。とはいうものの雨の日のママチャリのほうが好だな。まち乗りで、こんな便利な自転車はないとおもうし、10kmぐらい走るのならママチャリのほうが、まちを眺めながら走れて、楽しい。それに、雨の日に「さすべえ」を付けたママチャリで、雨のなかを走るのは、案外楽しいが、道路交通法違反になるギリギリのようだ。大阪府の条例を調べてみると…..

自転車のハンドル等に傘スタンドを固定して傘をさして運転したらどうなるの?

傘スタンドを使用しての傘さし運転について

傘スタンドを使用しての傘さし運転について傘スタンドを使用しての運転は片手運転にはなりませんが、次のような違反になる可能性があります。

  • 道路交通法 第55条第2項
    (乗車又は積載の方法)
    運転者の視野を妨げ、あるいは車両の安定を害するような積載等をして車両を運転してはならない。
  • 道路交通法 第70条
    (安全運転の義務)
    通行人に傘が接触し、他人に危害を及ぼした場合(交通事故)等は、危険行為の対象となる可能性があります。
  • 大阪府道路交通規則 第11条第4号
    (軽車両の乗車又は積載の制限)
    「傘スタンド」に傘を積載した場合に、傘の幅及び高さの制限は、

    • 幅:0.3メートル
    • 高さ:2メートル

で、超えた場合は違反になります。

傘さし時の自転車運転者の正面視野

傘が妨げになり、周りの状況が見えません!

【参考】片手で傘をさして運転することについて

道路交通法 第71条第6号大阪府道路交通規則第13条第2号の違反になります。
傘スタンドを使用した自転車の運転は、風を受けた際に安定を失うおそれや周囲の状況が見えなくなりますので、危険です!
大阪府警察

激しく降る雨なのに、子供たちが、楽しそうに傘をさして、学校に通う姿を眺める。ワタシもそんな時があったのだな、と、なんだか懐かしく想う。ま、それはそれとして、いまここに座っている「まちのえんがわ」では、この6月から、金曜日と土曜日のお昼に、この場所で「サヤカリー」の営業を始めた。よろしければ、お気軽に食べにお越しください。そうそう、それと、7月6日と7日は隣の加工場で「まちのえんがわGallery&Bar」をやります。【電子工作球体写真家】「平地えり」さんによる「接続世界」です。

昨年の暮れに、清見原神社で、しめ縄造りのワークショップがあって、そこで、平地えりさんに出会う。なんでも、「電子工作女子」で、電子工作をアートにしているという。ウィスキーも好きだというので、後日、生野区にある「秘密基地ソケット」というBarにお誘いして、お話しを聞いて、Gallery&Barの開催が決まった。ウイスキーのボトルの上に載っけてあるのが、その時、持ってきてもらった作品のひとつ。「接続世界」という不思議なスピーカーで、iphoneを音源にして鳴らすと、音に合わせて、球体が光るし、電子部品とその配線が露出されて、今流の言い方では、「エモい」

平地さんによる自己紹介には…..

私は大阪で生まれ育ち、突然の出会いでアート作品を作ることになり現在に至る。
平地 エリ(ヒラチ エリ) 「電子工作球体写真家」という現代アーティストとして活動しております。

 

どんな作品を作っているのか? 写真と電子工作の融合作品を制作しています。
しかし近年の電子工作は、プログラミングで制御したりなどの世界になってきましたので。
私はプログラミングなしでの電子工作なので、電気工作のほうが伝わるかと思います。

 

写真は一眼カメラではなく360度カメラメインで撮り、写真を球体に水圧転写という転写技法。
電気工作では基板の上だけに拘らず空中配線という電気部品とリード線を繋げ、電気回路を構成する配線技法。
それらを合体させた不思議な物体が私の作品です。

 

主に国内外のアートフェアに作品を出展していますが、主にイタリアやスペインといったヨーロッパ諸国。
写真展示は国内、東京のみでしかありません。
なので今回大好きで住み慣れた大阪! そして生野区で展示ができるということが何よりも嬉しいことです。

 

テーマは「接続世界」
電気を通さないと動作しない作品を制作しているなかで感じる「接続、繋がり」とは?
機械は電気を断つと動きません。

人、環境、社会、あらゆるものとの繋がりや接続を断ってしまうとどうなるでしょうか?
この世界に溢れてるものは、人も含め儚くもとても脆い。
私が空中配線にこだわる理由は、脆さにもあります。
どこか人に似ているという点で制作しながら考えることが多いです。
目に見えないものも含め色々なものと繋がり、接続され、そして世界は機能し、此処に私たちが存在している。

 

面白いですよね。 アートには正解も不正解もありません。
私は古典アートではなく現代アートという、理解しにくく、よくわからないところに属しています。

 

皆様が私の作品を見て どんな感覚になるのか?
ゆったりした時間の中、色々なお話をし、作品に触れてみてください!
アートは気難しいものではありません。
気軽なものだと考えてもらえると嬉しいです!

ワタシ、中学2年生の時にアマチュア無線の免許を取得して、それ以来、電子部品が好きになって、日本橋の、無線機屋さん、オーディオショップ、ジャンクショップに通うようになった。大学生になると、すっかりその熱が冷めたが、働くようになって、パソコンブームになりだし、息子を連れて日本橋に遊びにいくようになった。また電子部品熱がでてきて、共立電子とか、部品やキットを買ったりしながら半田付けをして、電子工作したり、無線機を造ったり、スピーカーを造ったりして、楽しんだ。なので、「電子部品」による「接続世界」に興味あり。なのだ。ちなみに「球体」は、かつてワークショップでやった水圧転写という技術を使っています。

よろしければ、7月6日と7日の「まちのえんがわGallery&Bar【接続世界】」に遊びにお越しください。