「新しい生活様式」

ステイホーム休暇、後半の4日5日6日と、いま思い返すと、あっという間に過ぎ去った感じがする。7日の出勤日、社員それぞれに休暇中の様子を聞いたが、今までとは違う、それなりに良い休暇だったようだ。なかには、もっと休みが欲しかったというひともいて、確かに、ときには、家でゆったり過ごす長期休暇が必要なのかもしれない。十年に一度ぐらい「外出制限がある長期休暇」も良さそうだ。ワタシを見つめ直して、ワタシの「気づき」のなさに気付く良い機会になるのかもしれない。

      

フェィスブック上の、7DAYS BOOK COVER CHALLANGEという遊びと関わったお陰で、久しぶりに本を読む機会を得た。午前中はデッキで珈琲飲みながら本を読む時間を持つことになったが、今まで読んだ本をもう一度ちらちらと読み返してみると、すっかり忘れてしまっているワタシに驚くばかりだった。平行して新しい本も読んだが、ipadのKindleで読むコトにした。本屋さんにいけないので、丁度良い機会だった。昨年末にiPadproを手に入れてから、とっても本が読みやすくなって、なによりも4種類の色でLINEマーカーを引けるのが嬉しい。ただ本棚に並べられないのが、ちょっと寂しい。本棚の本の装丁(book cover)が、時々ワタシの視覚を刺激して、内容の幾ばくかを、脳内のどこかに定着させ、それをなんとなく想起させてくれる、そんな役目があるとおもうのだ….。

 

家でどんな食事をするのかが、メインイベントのひとつになるのが、今回のステイホーム休暇だったとおもう。うちの社員のトミマスくんは、家族のために全食、自分が作ったそうだ。それは凄い。ワタシは、食事を作るのが、まったく得意でないが、なので、いろいろ、楽しく食べるための道具を買って、皆に提供することにした。そういえば、小学生の頃、カブスカウトやボーイスカウトに入隊していた時のことを思い返して、トランギアーのメスティンを買って、エスビットで加熱し、自分のお昼ご飯だけは自分でつくることにしたら、意外に、マゴ達が気にいててくれて、一緒にそのご飯を分け合って食べたのが、良き想い出。

  

ナポリピザの日本人チャンピオンのひとが、ピザ生地の作り方から教えているYouTube動画をみて、いつか生地から作ろうと、カプート社のピザ生地粉を、昨年に買っていた。こんな高かぁ~い粉買ってどうすんのぉ!と、奥方から大顰蹙(ひんしゅく)をくらったうえに、もはや賞味期限は過ぎていたが、5日、YouTubeを見ながら生地から練ってピザを作ってみた。長男夫婦やマゴ達がそれぞれトッピングして、食べてみると、上手い。料理下手のワタシにしては上出来で、想い出の食事になったが、よくよく考えてみれば、ワークショップで、近くの「あそび菜」のイワオさんと、ピザワークショップを何回か開催した経験のお陰だな。

庭に、長男夫婦が所有するテントサウナを建てて、家の水風呂に飛び込で、庭のデッキで寛ぐ。なんていうスタイルを二日間やってみた。けっこう楽しい。政府が推奨する「新しい生活様式」には組み込まれないよね。

そうそう、住宅相談会がある日曜日だった。ここ2ヶ月ほど、外出制限の影響で、新しいお客さんの、相談会への躊躇が目立ち、自粛的傾向が強い。4月はゼロ。たしかに、初めてのひとどうしが、部屋の中で、顔と顔をつきあわせて一緒に相談できる世の中のムードではなかった。連休が終わり、なんとなく、終息ムード感が漂ってきて、政府から「新しい生活様式」とやらも発表され、マスクと手洗いとソーシャルディスタンスと換気を守れば、顔をあわせた相談会も可能になってきたので、ONLINEでも可能だったが、近くに住むひと組のご夫妻が、お越しになって相談会を実施した。「生」で顔をあわせると、お互いの微妙な空気感を共有できて、やっぱり、久しぶりの、「生」フェースtoフェースはエエですね。