ステイホームウィーク
それでも、庭のハナミズキが咲いて、小鳥たちも庭にやってくる季節になり、春の陽気なのだが、自然界が淡々と春を謳歌する姿とは裏腹に、人間界は、新型コロナウィルスの件で、妙な心の緊張感が漂う春で、状況を理解出来ないマゴ達が、無邪気に遊ぶ姿が、心の緊張と緩和でもある。木村工務店の今年のGWは、暦通りの予定だったが、緊急事態宣言を考慮して、4月29日から5月6日まで、「ゴールデンウィーク休暇」を「ステイホームウィーク休暇」として休業することにした。
今週も在宅勤務を極力推奨していたが、現場があるので、社員はなんだかんだ会社に出勤していた。仕事をするにおいては、家より会社の環境の方が良いのだろうと、エエように考えてみるものの、外出自粛のこの時期、工務店としての対応に苦慮する日々。今週はONLINE打ち合わせが4つほどあり、スタッフが、現場チェックをONLINEでやってくれたり、お引き渡しの時に、ONLINEでお施主さんと挨拶したりで、それはそれで「ONLINE」の可能性が広がった感じ。
土曜日は、休業として職人さんの仕事は休んだが、それでもやはり、現場打ち合わせとONLINE設計打ち合わせがあって、リフォームの相談にお越しになった突然の来客もあり、「まちのえんがわ」のアオキさん以外、スタッフが不在の状況なので、ワタシが対応したが、こういう特別な状況下でも、というか、こんな時期だからこそ、「家」や「ライフスタイル」と真摯に向き合って考え直す人が多いのかもしれないとおもった。土曜日中、ONLINE「まちのえんがわ」をオープンしていると、建築家の秋山さんや文ちゃんが遊びに来てくれて、少しの時間、とりとめもない話で過ごした。繋がるだけで、気分がとってもエエ時がある。
そうそう、フェースブック上で、しまなみ海道の生口島にある輪空Linkという自転車乗りが集まる宿を経由して、自転車友達の米子の清水ドクターから「プッシュアップリレー」とやらが回って来た。なんでも腕立て伏せして、新型コロナウィルスに対応している医療従事者の方々への感謝をこめて繋いでいくらしい。とりあえず「ノリ」で参加し、さまざまな分野の友人にバトンを渡したが、奥方にビデオ撮影してもらうのに、Take3でようやくこんな映像になって、合計25回も腕立て伏せをし、久しぶりの運動だったなぁ…..。普段、フェースブックに書き込むことが少ないので、この反響に対応するのに、バタバタした土曜日と日曜日だった。
「ステイホームウィーク」をどう過ごすのか。奥方は、毎日、食べ物のコトばかり考えてるわ!という。「食欲と献立とスーパー」で、ステイホームウィークに備えようとしている。ワタシは、先週、ホットサンドメーカーを買ったが、今週は、バーベキュー用の厚い鉄板を買い、珈琲道具も買った。「物欲とモノとAmazon」でステイホームウィークに備えるイメージだ。そうそう、この新型コロナウィルスは、「ヒト→モノ→ヒト」へと感染が拡大していくらしい。「ヒト」と「モノ」の関係性も見つめ直す時だな。