住宅相談会と空き家カフェな日曜日
「住宅相談会」と「空き家カフェ」が重なった日曜日。朝10時から「住宅相談会」が始まるが、とってもエエ天気の朝だったので、早朝から自転車に乗ってみようかとおもったものの、朝一の、起きて着替えるタイミングを、ダラッとして、逃してしまい、それで、気持ちを切り替えて、奥方と朝風呂に出かけてみたら、男湯はいっぱいだった。
中高年のオトコの楽しみ日曜日の朝風呂。なんていうキャッチフレーズが頭の中で舞っていたが、サウナに入ったあと、水風呂入って、暫くすると、体の周りに、体温と水温の中間温度の膜が出来て、ちょうどエエ感じになってきた時に、誰かがドボ~ンと水風呂に入って、水をかき乱し、そのエエ感じの膜も掻き乱れて、体に冷たい水温が押し寄せてきた時、お願い!静かにそっと入ってぇ!と心の中で訴えている水風呂でのワタシが居て、そういう反応を心のどこかで笑っているワタシも居てる。という構図を、何度か繰り返し体験するのが、オモシロいが、温熱環境における空気の移動による熱の移動。隙間風による熱の散逸と同じやなぁ。なんて心の中で呟いて、この状況を楽しんでみようと、どうでもエエような努力をする朝風呂のワタシ。
午前中のAさん親子は、東成区で長屋住まいで、同じ東成区で新居を考えておられて、日住サービスのホシさんにも参加してもらいながら、グーグル上で、土地探しをやってみたが、予算の中で、小さな土地に小さな新築にするのか、長屋を購入してリフォームするのか、中古の建て売り三階建てを購入してリフォームにするのか、どれかにターゲットを絞るのが、とっても悩ましい状況で、それなら、縁があった案件に依存して、その案件に最適なプランとコストのバランスを提案することが、私たちの任務のようなもので、密集市街地の人気のある地域で、住まいを探すのは、とってもムツカシイが、それなりのオモシロさもある。
お昼からのBさんとCさんとの「住宅相談会」は、設計のタナカくんとタカノリに任せて、「生野区空き家カフェ」に参加する。本日は、生野まち歩きを主催する、同じ名字の木村さん、通称キムラーさんが、午後1時より、JR寺田町駅から生野区の空き家を巡るまち歩きで、最終目的地の生野区中川東にある、荒岡長屋にて、空き家カフェのミーティングをする。という予定だったが、40人もの参加者に恵まれて、ワイワイガヤガヤ、ちょっとした団体が生野のまちを練り歩いた。
日曜日だったこともあり、参加者には、東成区長と生野区長が、プライベート参加してくださり、ミーティングでは、コメントも頂戴して、まちの抱える高齢化問題。子育て世代が参入しにくい長屋という密集市街地のまちのイメージ。耐震という建築的重要性の問題提起による長屋の空き家率の上昇。近隣の音の問題。などなどネガティブな問題も多いが。顔見知りと一緒に住むコミュニティーとしての良さもあるわけで、建築として良いまちだけでなく、住人というヒトがオモシロイまちとして、「人が集まるまち」になる余地もあって、生野区空き家カフェは、そんな可能性を模索しているのだろうし、「空き家」という、ある種の「オープンスペース」が、興味の対象となっている参加者それぞれの意見をシェア-することで、コミュニティーのようなものが発生しているところに、空き家カフェのオモシロさがあるのかもしれない。
朝のお風呂屋さん、会社応接間、生野のまち、空き家、長屋、それぞれの居場所で、それぞれのいまとここを楽しむ、多様でユニークな人達と、一緒に過ごした、とっても気候の良い天気の日曜日だった。