「まちごと体験」

秋分の日の振替休日になった月曜日。前日の雨の日曜日から、うって変わって、とっても心地良い青空! それに自転車で走るのがようやく快適な気候になって、お昼過ぎ、チャリンコで、大坂城に向かう。大坂城の石垣や城を背景にした笑顔の欧米人が、大阪のまちに混在するこの光景も徐々に見慣れてきたが、日本文化を評価されてる感があって、ちょっとうれしい。今日の目的地は、新しくできた大阪駅北ヤードの公園で、大阪のまちなかをウロチョロしながら向かう。中之島公園で、休憩して、喉を潤し、ビルの谷間を自転車で走り抜けながら、到着したら、ビルとビルで囲まれた都会のど真ん中の広大なオープンスペースの芝生広場に、沢山の人が、ただただ座り、水辺で沢山の子供達がはしゃぐ光景に出会って、とってもエエなぁ…..とおもう。

そのオープンスペースに響く子供達の歓声と、芝生で寛ぐひとの騒めきと、ステージ上の音楽が混ざり合って、聞こえる音色が、とっても平和な音だな…..なんておもった。きっと数日前にヒズボラのポケベルが爆発されたレバノンの市場での爆発音と悲鳴の映像を視聴したからだとおもう。大地の延長線のような3D曲線の大屋根も、ソトとウチの繋がりも含めて、エエ雰囲気だし、なによりもあらためて、梅田スカイビルがカッコ良く見える広場だなとおもう。そうそう、イタリアのシエナのカンポ広場の地面に座った日のコトを想い出した。コーナンのGreenの新店舗覗いて、お初天神の「裏参道」で食事して、夜の御堂筋を自転車で走り抜け、家路に向かう。

9月15日(日曜日)から10月20日(日曜日)まで、生野区で開催している「EXPOいくのヒートアッププロジェクト」というのがあって、その「マンスリーヒートアッププロジェクト100」は下の画像をクリックすると詳しくあるのだけれど。そのなかで、まちのえんがわ木村工務店として9月19日「空き家カフェ」と9月28日区役所6階大会議室での「ものづくり体験ブース」に参加した。

  

ものづくり体験ブースの木村工務店では、板金の施工を担当してもらっている松倉商店さんに、「銅板で作る折り鶴」のワークショップをお願いし、参加してもらった。こういう時は、想定以上に沢山の参加者で、バタバタするのが、案外楽しいのだとおもう。で、このプロジェクト全体のコピーライトには…..

ヒト・モノ・コトがオモロいマチ IKUNO。
まちを歩けば、異文化と出会い、人に触れれば面白さに出会う。
ものづくりに触れれば、人は感動し、すべてがオモロいまち。
そんなまちをまちごと体験し、もちかえろう!

とあって、確かに飲食や買い物の商業施設だけに頼ることなく「まちで遊ぶ」遊び場や遊び方を住民自らが提案し、参加して、楽しいコトをシェアする時代になってきたようにおもう。今日は、同じヒートアッププロジェクトの一環で、木村工務店でちょっとしたメンテナンスを担当させて頂いている、生野区の「安泉寺」さんで、「お寺deジャズライブ」というのがあって、参加した。お寺の本堂で、観客の大多数が大阪のおばちゃんの、ジャズライブ体験は初めて。まちのお寺のエエ環境と、気取らないエエ雰囲気の観客と一緒なら、緊張感ビシバシのジャズではなく、リラックスしたジャズでも、とっても楽しめた。こういうのが「まちごと体験」なんだろう。


「まちごと体験」を、あれやこれやと模索してみたいとおもえた、そんな一週間だった。


追伸

10月6日日曜日午前11時から木村工務店加工場で「生野区の銭湯いまむかし」というイベントを開催します。仕掛け人は、銭湯マニアのアルヒトなのですが、これを切っ掛けにして、これから生野区の銭湯で一緒に遊ぼう!生野区を「まちごと体験」しよう!という呼びかけでもあるようです。

よろしければ…..。